2021年4月22日木曜日

日常

12.1.1 Climbers must receive training that ensures they can select the correct PPE for the circumstances and know how to use, maintain, transport and store it. 
12.1.1 クライマーは、状況に応じて正しいPPEを選択し、その使用・保守・輸送・保管の方法を知っていることを確認するトレーニングを受ける必要があります。


道具は日々使ってると当然ヤレて来る。
自分では道具達の劣化に気づかない事が
他人に指摘される事もある。

もちろんログブックで確認もするし、
ロープバッグにしまう時、手で触って
おやっ?と思ったら確認するし、
振ったり、揉んだり、ピンチテストするし、
雨に当たって汚れたら洗濯するし、
しまう時にキンクしないように確認するし、
金属製品が機能を果たさない場合もあり、
開け閉めでヒンジの部分を確認するし、
アルマイトが煤けた部分を触診するし、
ホツレやメクレを確認するし、
使い終わったら次ぎ使うときの事を考え、
大事にしていればこそ、
チェックは欠かせない。
ある人間が、バッグからロープを引き出したら、、全てのロープに結び目が出来ていた。ランラードの落とし止めワイヤーが千切れて紛失していた。
アクセサリーコードで、耐荷重を受け持とうとしていた。

あれっ?おかしいな?いつもは大丈夫なのにな?どうしてこうなってるんだろう?
そんなこたぁどうでも良い。全ての道具を使う前に確認するのは当たり前じゃないのか? 他人に借りたものでも確認しないで使っていたら、自分が壊したのか、壊されたのか、判らなくならないのか?だからログブックじゃないのか?

そもそも使い方以前に、その道具がPPEとして大丈夫なのか?という疑問を持っていないと、何をやるにも出来ないと思うのだが。
昨日出来ていても、今出来なかったら終わりじゃないのか?
特にレスキュー使用を考えている道具が、何もチェックされていないって、それでタスクをこなせると思ってるのか?誰か他の第三者を救えるのか?形骸的にレスキューキットを持っていれば良い事では無いだろ!
整合性の無いコンビネーションだったり、目的に合っていなかったり、自分の都合の良いようにある部分だけ抽出して、その道具がさも実行可能なデバイスであるかのように振舞うのは、自分がケガするのはもちろんだけど、他人を怪我させるかもしれないんだゼ!そういうコトが恐ろしくないのかね?

俺はイヤだから、自分で確かめておくね。のっぴきならない状況で「あれっ?」とか思うのはイヤだね。自分が出来ることはとことん危険に向かないようにしておきたいね。道具の事は地上で出来るもんね。ヤバい条件以外の、平時にチェックできるもんね。

ギアチェックしてると、いろんなコトが判るよ。

デバイスの煤け具合で、何処に負荷がかかってるか判るし、
どんな使い方した時にこういう変化が出来るとか、
あの時に泥喰っちゃったもんなとか、
いろんな事が判るよ。

そこで自分の使い方の悪い点が見つかり、改善点や不具合を修正できるよ。
破棄基準も判るよ。
とりあえずコウしよう!と思った事でも後からそういう障害に気付いたら、改善策も検討できるよ。

YouTubeみて手に入れて、マニュアルも確認せず適当に使って、その他の整合性も確かめず、全く自分の都合だけで、GRCSのベース曲げちゃった人間知ってるよ。

ケガしなければ良いけど、それは今日かもしれないぜ。明日かもしれないぜ。
特にPPEは今日ケガしなかったコトは、ただの偶然かもしれないぜ。
たまたま上手く行っただけかもしれないぜ。
明日同じ事が出来ないかもしれないぜ。

クライマーは状況に応じて正しいPPEを選択し、その使用・保守・輸送・保管の方法を知っていることを確認するトレーニングを受ける必要があります。

日常的にチェックして、プラクティスで気づきがあり、整合性を確かめていれば、おおかたのミスを先送りできるよ。

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