2013年6月26日水曜日

RescYou2検証

Mammut RescYou
マムートのレスクユーを木登りのレスキューに使えるか?の検証。

SRTではロープの末端側を登り、アンカー側は降ろすだけのロープの余長を見込み、ディセンディングデバイスをセットする。もし要救護状態になっても、何の問題も無くグランダーがすぐさま降ろせるシステムが自分の中でセオリーになっている。
仮に、末端側をアンカーに固定してSRT上でビクティムになった場合は、ロープを延長し、ノットパッシングが必要になる。そうすると荷重の受け渡しがマストになる。
実はこれが厄介でなかなか難しい。
簡易的に抜重する武器としてRescYouはイイんじゃないかな?と思い、やってみた。



SRTのビクティムを
SRTのボトムアンカーでレスキュー
アクセスラインにSRTを使い、登攀途中に何かの障害が起きる事を想定。




ムンター+ミュールを使わず直接フィギュアエイトオンアバイトでボトムアンカーを採る。
本来はこんなコトはしないが、RescYouを使って降ろすことが前提なので
あえてガッツリアンカーにした。


RescYouをセットし荷重を抜く。
ここまではもの凄く早くできる。

しかしロープクランプを
ノットパッシングするために
長さの加減が非常に難しい。


荷重が載っていないノットは
いくらキレイにドレスしても
ロープの伸びがあるし、
太さも関係するようだ。
どの程度たるみを採れば
スムーズに荷重が移ってくれるかが
なかなか判らず、
リセットを何度もくり返した。
これはトレーニングで何とかなるが
実際、急な現場では実用性に無理があると思う。



本来はセルフレスキューで
ロープを登って行くためのものなので
それを逆に降りるような動きには
あまり向かないのかもしれない。

もしカラビナ側のロープクランプを使わなくて
いいのであれば、かなり素早く抜重できる。




今後の課題として、一時的にアンカーの
カラビナが外せる程度に抜重した時に、
タンデムプルージックとかでバックアップし、
カラビナ側のロープクランプを使わない
方法もアリかな?っと思うが、
事実上、フレンチブレードで
ブリッツアンカーの延長の方が速やかに出来る。




ビクティムのシステムを使わずに
SRTのアクセスラインを使いピックオフレスキュー



これはかなり使える!

SRTはチョイ昇り降りが楽なリグを使い
アセッションで登って行く。
ビクティムよりちょっと上で
ヌンチャクで確保。


ヌンチャクが効く程度までさらに登り、
自分のアセッションの上に
RescYouをセットして
ビクティムを抜重する。

引ききる前にビクティムのシステムが開放できる程
抜重できる。


ビクティムのシステムを開放し
RescYouのブルー側の機械式戻り防止ストッパーを
動かすとスルスルとヌンチャクに荷重が移る。
(ただこのギリギリ音が妙に気持ち悪い)

あとは、下降器で降りるだけ。
でも、リグの下降は1人で使用するものだが
最大運用荷重が150kgなので、
確保したのち、グランダーにボトムアンカーで
降ろしてもらうのが良いと思う。
I'Dならそのまま降りてもOK。

この検証の場合、レスキュアーとビクティムの
荷重方向がほぼ一緒の場合なので、
離れていたらどんなモンかまだ検証が必要。


実際に人をぶら下げてヤル前に
ロジックを整理しいろいろテストしていた。
ロープバッグ程度の荷重でいろいろやっている時は
何の問題も無かったが
実際に人をぶら下げてやってみると、、、

2回でこんな感じにすり切れました。
1回使うと、ロープは交換が必要になりそう。
ただ、万が一の時に素早く使えるのは
かなりの武器になる感じです。

2013年6月24日月曜日

レスキューアプリシリーズ第二弾

Art of riggingのアプリシリーズ第二弾
Technical Rope Rescue --System Version--
テクニカルロープレスキューシステム編を発売しました。
これは、基本となる上げ降ろしシステムの手順と、
ピックオフレスキューを詳しく図解したアプリです。

価格は3ドル(2.99ドル)
日本円は250円


第二弾の発売に伴い、Rescue Knot Craft レスキューノットクラフトも
5種類のノットを追加しさらに価格変更します。

価格は5ドル(4.99ドル)
日本円は450円


* * * * * * *
当初はいろいろと開発費等必要経費がかかりとりあえず回収しないと、
次のアプリを制作する資本すら心もとない状態でしたが、
今後はお安く提供します。

え~っ!そんな~!
2,600円で買っちゃったょ、なんだかなぁという方は、本当に申し訳ございません。
しかし、救済措置として
前回2,600円で「Rescue Knot Craft レスキューノットクラフト」をご購入の方は、
新しいアプリ「テクニカルロープレスキューシステム編」を
先着30名様に無料で提供します。


---応募方法---
メールで
1.住所
2.氏名
3.前回レスキューノットクラフトを購入くださった日付
をご記入の上、
件名「システム編無料コード」で
下記アドレスまでご一報ください。

-----システム編無料コード申し込みアドレス-----
treeing.satoc●gmail.com (●を@に変更してください)

折り返し
iPhone・iPadに「レスキューノットクラフト」アプリが
インストールされている状態で
iTunes Storeで購入時に1回だけ使える
「テクニカルロープレスキューシステム編」の
無料コードをお送りします。

2013年6月21日金曜日

RescueSystemApp

Art of riggingのアプリシリーズ第二弾
Technical Rope Rescue --System Version--
テクニカルロープレスキューシステム編を
2013年6月24日(月)より発売します。


これは、基本となる上げ降ろしシステムの手順と、
ピックオフレスキューを詳しく図解したアプリです。


6月24日(月)発売
価格は3ドル(2.99ドル)
日本円は250円

2013年6月17日月曜日

チュウヒ



ノビタキを観察していると、
側溝から不意にチュウヒが飛びたしてきた。
ここでは藪の中からギョェッって言って
オオジシギが飛び出すことが多い。
オオジシギも音でがなり驚くが、
音もなく急に姿を現すチュウヒは
かなり驚く。
結構な大きさで猛禽を間近で観るのは
チュウヒの場合が多い。


かっこいいなぁ。

ノビタキの初夏

風が心地良い草原ではノビタキが盛んにさえずりまくっている。
まだカップリングしていないオスは、良く見渡せる草の上で、
さえずっていて、近づくとすぐ逃げるが、
子育てを始めたノビタキは巣のそばから付かず離れずで、
警戒音というかジェッジェッジェッっとホバリングしたり、
逆にこっちに近づいてきて注意を引こうとする。
申し訳ないがそういう時は普段よりよく観察できるので楽しい。

2013年6月13日木曜日

ロープレスキュー本



師匠に本を借りてきた。
最新の情報と今までの集大成的で
お腹いっぱいな感じ。
とりあえず、絵を見て
何か面白そうな事が載っている
コアな部分だけ訳しながら
楽しんでいる。


パねぇボリューム、
システマティックに考えられる
レスキューはスゴイね。

2013年6月12日水曜日

エゾノウワミズザクラ



エゾノウワミズザクラ。
この花は辺りが鬱蒼としてきた頃に
ひっそり咲くし、花期が短いので
けっこう見逃してしまう。
今年は特に遅く咲いた。
独特の清涼感が美しい。

ノジコ?



庭にはいつも鳥達が給餌にくる。
落ち葉がいっぱいの庭は
えさ場として最適。
カラ類ゲラ類は定着しているが
この辺りの主立ったヤツらは
とりあえず顔を出すようだ。
アオジだと思って見ていたけど、
色合いやバランスが違うし
白いアイリングがあった。
ひょっとしたらノジコ?

アズキナシ



アズキナシの花が満開だ。
この辺りは隔年で咲くので
今年がその花の年。
イイ香りを辺りにまき散らし
風にそよそよ揺れている。
美しい!