2017年9月28日木曜日

ツリーリギング [ アドバンステクニック1 ]
[理想的な方法の選択のために]

第三弾

2017年9月25日月曜日

Slaice?

私の大好きなロープのひとつにTeufelbergerのタキオンがある。そして最近アイ加工された製品を買うと(っていうか買ってないので、買ったものを見せてもらうと)何だか頼りない感じのスプライスが施されている。
さらに最近Bealから出ているツリー用のロープ(Biloba)を持っている人がいて、そのロープもアイ加工されていて、同じ感じでこれって外皮だけのアイのような気がするがなぁ?最近はこういうのが主流なのか?って、、、
まあCEでEN1891 typeAだし、メーカーが作ってるんだから間違いない!って言う風に妄信することが出来ない性格もんで、いろいろ調べていた。
(Bealはツリー用のはペチャっとしたアイなのに、その他はマシニングでがっちり縫製した、いわゆるファクトリースプライスなのだ)

海外のコミュニティサイトで話題になっていることも多く、Teufelbergerの[slaice]®のページを見て拙い英語力を駆使しても良く判らず、おそらくターミネーション限定的な事を書いているので、人ひとりでぶら下がる分にはOKという事?ただフィックスの単独アンカーとか落下を想定できる箇所には使わないでねってことでslaiceは存在している感じ?そしたらそういうこと知らずに単に、スプライス=ロープ強度を100%近く使えると思ってるとヤバいのかなぁ?

調べれば調べるほどどんどんグレーになってしまい、悶々するなぁ、、、っと思っていた所、本当タイムリーな感じでtreemagineersのblogで「Full body load on slaice? YES!」っ記事が書かれた!

* * * * * *

分解したこと無いのですが、Teufelbergerのタキオンなどにはアイを通過してステッチされてるダイニーマテープが入っている、これによって堅牢で弾力性のあるターミネーションになってる、らしい。

EN1891 typeAでは、15kN/3minで、Z133では終端強度要件は定義されておらず、構成強度を考慮する必要があるとされている。
またZ133では製造者の仕様に従ったスプライスじゃないといかんよ。
欧州規格ではハーネスの必要要件が15kNのMBSで、ターミネーションは25kNというちょっとチグハグな規格で、まあ何れにしてもこの位の負荷がかかった場合「先に身体がぶっ壊れる」ということ、らしい。まあドレッシングされてないフィギュアエイトオンアバイトより良いだろ。的な。

そして、判っていてこういうのが好きならば良いけど、そうじゃなかったら使わない方が良いヨってなこと。
* * * * * * *

これで少しはスッキリした。

昨日まではあの外皮だけのアイってどうよ?オレはどうも信用できないって思っていたけど、なるほど理にかなってるコトが納得できたので、あとは好き嫌いで良し! ヒッチコードのレッグは徐々に硬くなる方が好きだけど、クライミングラインのターミネーションはフニャとした柔い方がプーリーもスムーズに通過するし、リングセーバーやシンブルもスルッと行く。イイなぁ。


例えば、ブーリンは古くさい結びなんで危なくて使えない(って言うアルパインの人が多く存在します)とか、言う割に、誰それが使ってるから間違いない!って言う人も沢山居て、根拠を誰かに押し付けて、見よう見マネでパクっても自分のモノにはなっていないと思うがな〜。
ガースヒッチは危ない!とか言う前に、必要に応じて自分がどうなるかをイメージできて、ここならイイか!って道理が通るなら判断し使うのは良いだろう。
私もちょっと前まではガースは極端な強度低下を起すので使わない!って鼻息荒く言ってたけど、最近はマイロンはさんでハイストレングス的にガースするのが好きです。

重要なのはやっぱり自分でいろいろ確かめて、納得して、自分のモノにして、危険度のランク付けした引き出しとしてストック知識とすれば良いってことだな。

それでもまだシツコク、[slaice]®の中身がどうなってるか見てみたいので、ちょっと短くなるけど、コトの後Class1で元に戻すから、誰か[slaice]®のロープ買って私に分解させてください。自分で買ってヤレってか。

2017年9月21日木曜日

作戦の基本 バットタイ

ツリーリギング [ バットタイ ]
[理想的な方法の選択のために]

第二弾

2017年9月20日水曜日

作戦の基本 チップタイ

ツリーリギング [ チップタイ ]
[理想的な方法の選択のために]

単独では理解しにくいし一人歩きしたらコワイんだけど、
講習の中で使っているネタや本を作るためにせっかくイラストを3Dで起したんで、
怪しい作戦が横行する中、こういうのもアリかなぁと、ムービーを作って見ました。
本と併せて観ていただけたら、より深化できると期待しています。
そしてこれから、バットタイやアドバンスもアップしていきます。


2017年9月19日火曜日

新しい本を作りました。



◆ツリーリギング 作戦の基本
[理想的な方法の選択のために]

「吊って・伐って・降ろす」
ベーシックを理解し、
現場で即実践ではなく、
最も適した方法の
選択のための解説です。
よろしかったらドウゾ

satoc books

*ローポリゴンの3Dで
仮想化しています。

2017年9月18日月曜日

ライトテーブル的な

以前広告デザインをよくやってた時代には必須アイテムで、
ポジフィルムを見るためによく使っていたライトテーブル。
今はイラストを起す前のトレースにしか使っていなかったが、ぶっ壊れた!



そこで新調しようと思ったが、
照度や色味のことはさておき、
下から明るい光が当れば良い訳で、
こんなもん作った方が良いと
調べてみると、、、
車の装飾でUSB電源のテープ状の
LEDがアルでないの!890円!


早速手に入れて、家に転がってた
合板と乳白アクリルで箱を作った。
なんとかPadみたいだなっと思い、
白のステッカーを貼ったら
あまりにもパクリっぽいので、
虹色リンゴのステッカーにした。


本当はもっと均一な光が良くて
いまいちな感じだけど、
LEDはハンダで延長できるし、
RGBのギミックも使える。
必要無いが。。。
ムラがあるけど充分使えるじゃん!

2017年9月16日土曜日

アーボなケーススタディ



先日縁あって、トレーニングとデモを兼ねて
興味のある方々とみんなでやっつけた。

空き地に伸びてしまったドロノキで
隣家と電線までそれなりに距離があり
降ろせて処理する場所はあるが
でもウカウカしてると絡んでしまう。
適度に難しく危険が少ない
良い感じの現場だった。


オペレーション前に危険の可能性を
一通り説明して、
クライマーとグランドでプランを修正して
何とかなる程度で、いろんな方法を...
っと思っていたけど、
プランはもちろんだけど
ノットひとつとっても確認と修正が必要で
思いのほかいちいち時間がかかり、
なかなか難しいなぁ、ってのが実感だった。
危険が無い程度に、というか
ケガしない程度に適度に危険なことは
すごく勉強になる。
経験値が上がるってことでなく
基本が大事だよって判ってもらえた、かな?
登っての作業は、地上で理解していても
簡単じゃないよね。


やっぱりベーシックな所を
しっかりとチームで共有して
最も適切な方法を選択する重要性を
改めて気づかされた。

登って、吊って、伐る。
力の方向と動く方向と重力方向のことは
ある程度理解しているが、
それにしても一緒にやられた方の
自分が持っていない正確な伐倒技術は
素晴らしかった。
まだ全然判らないことが沢山あり
楽しかった〜!

夏のツリーイング



ツリーイングの可能性ってすごいと思う。
エクストリームで挑戦的なコトから
何〜ンにも考えずにプラ〜っとぶら下がる。
そしてそのお手伝いやもしものサポート。
やれ登れそれ登れ!と嗾けるような
ゲスな真似はしたくなく。
登ってもらっている時に、
どうしたら喜んでもらえるだろう?
こうしたら自分なら嬉しいな!って
絶えず考えている。
そして何かトラブルがあって、
どうやったら降ろせるかな?
とかもいつも考えている。


余り特別と考えずに
樹上に行ってみたい人のサポートをする。
気持ちがあれば、それを叶えるお手伝い。

どうも、車椅子ごと引き上げるのは
単純な荷揚げみたいで好きじゃなので、
一度自分で登ってください。と
フローティングアンカーで
3倍力を組んで少しだけサポートした。
ハーネスが食い込んで痛かったようで
2度目は、自分のシステムを
上げてもらいつつ、椅子ごと上げてみた。

喜んでもらえたのが何よりです。


今年の夏は、旭川を中心に
たくさんイベントをやった気がする。
この右側の高い木を登っていた子が
17mくらいの所でカエルを発見した。
何か踏んでしまいそうで
これ以上登れな〜いって。
こういう楽しみって
登ってみないと判んないよなぁ。
高〜いミズナラにかけて
ツリーモックやグラグラや
ビョンビョンやシャーを作って
ツリーイングの魅力を伝えられるよう
いろんなコトを考えて
今も考え続けていて
これからもロープを使った森遊びの
可能性を追求したい。

2017年9月8日金曜日

ノビタキの幼鳥



気がつけばもう9月。びっくり。
あまり野に出かけていなかった。 それでも近所のパトロールはいつも通り。
幼鳥まつりも一段落して
少しずつ巣立った鳥たちがバラけてる。
最近では毎日クマゲラの幼鳥が
通勤してくるようになったが、
何か鳴き方もぎこちなく声も小さい。
このノビタキは目の前に飛んできた
トンボをパクリ。
捕まえてしまってどうしていいか
悩んでいるようだった。


今年はアカハラはあまり鳴かず、
ホオアカもあまり繁殖していない。
ちょっと変な感じだけど、何かな?
それでもノビタキは沢山居る。

ノビタキの幼鳥って
いろんな模様や色でカワイイ。
雌雄でも違うし
成長の度合いでもいろいろ。






ウミウ



いつもの用水路にウミウの若鳥が来た。
カルガモやマガモはよく見るのだが
ウは初めて。
身体が半分以上水に沈んでいて
頭だけですごく小さく見えて
カイツブリかなんかかなぁ?って
初めは何だか判らなかったが
首が白っぽく見えて
横向いた時に嘴が特徴的だった。
もっと近くでみられれば良かったが、
近づいたら、逃げられた。残念!