2012年8月3日金曜日

オオタカ巣立ち


オオタカの幼鳥は
軽く飛べるようになって、
アッチコッチ枝を移動している。
数日前までは、親がそばに寄ってくると
こっちが見ていることもお構いなしに
ピーエーピーエーっと餌くれコールしながら
バタバタ羽を動かしていた。
数日前、親がこっちに気づかなければ
給餌も見られたのだが、
今日はもう、侵入者に気が付くと
鳴き止むし、一定距離をおいて
頭を回して様子を伺っている。
もう一人前の猛禽だ。

個体差がよく解らないし、
巣から離れているので
何羽育ったのか分からない。

巣のそばの地上には
たくさんの糞があり、
その量でお気に入りの枝がよく解る。
その枝が遠くからでもよく見通せる
位置を見つけられれば
いいショットが狙える、が、
光量や陽向でなかなか巧くは行かない。

岩尾内湖水まつり

先週末に道北の岩尾内湖水まつりで
ツリーイング体験を行った。

初めての場所なのでフィールド整備を含めて前乗りし、
枯れ枝の撤去や折れて尖った箇所の整備をしつつ、
カヌーや釣りやたき火でキャンプを楽しみました。


この地域では初めての体験だったし、
ポスターにも大々的に扱われていて、
朝からセッティングを始めると
物珍しさで開始前から人が集まり出した。
ギャラリーがいるとスローラインも緊張する。
20mほどのレスキュー用のアンカーをとり、
クラウンが広がっていないものの
どっしりと大きな木だったので10本の
ラインを掛けて準備を終える頃には
予約の人数が埋まった。

今回は子供ばかりでなく
大人にもいっぱい体験してもらえた。
大人が楽しそうにしていれば
子供だって興味を持ってくれる。
子供そっちのけで登る大人って
子供っぽくて大好き。
最高齢は73歳のおばあちゃん。
なんだかんだ言っていたが
15mほどの高いアンカーの
てっぺんまで登って歓声を上げていた。
元気な歓声が上がる中、
1年生の子がゆっくりと楽しみながら
スリップノットもしっかり覚え
静かにしかし確実に進み
最後にはてっぺんまで
登りきったのが印象的だった。

小さな子にヘルメットをかぶせても
斜になったり脱落してしまうことが多いが
今回新調したマムートのEl Capは
アジャスターも両側についているので
斜めになりにくいし、小振りなフォルムで
頭が小さい子でも実にフィット感が良い。
ハーネスもBDのウィズキッズが
少しずつ進化していて、
レッグループのアジャスターがシンプルになり
バックストラップのバックルが無くなり
縫製となったことで脱落を防止できる。
キッズAポッドも価格は安くて良いが
本格派のスケールダウンだけあって
レッグループが横吊りで足の可動域が広く
アグレッシブに岩を登るには良いが
荷重が足に載らないため
腰掛ける体制になるツリーイングには適さない。
レッグをしっかり閉め込まないと
子供でも痛くてしょうがない。かわいそうだ。

好評のインブレッション看板は
いつもは色紙を葉の形に切って
感想を書いてもらっているが
今回登ったミズナラの葉を予め押し葉にして
本物の葉っぱに書いてもらった。
一見地味だけどなかなか感じが良い。
登り終わった子に「楽しかった?」と
聞くのは野暮でイヤなので、
「どうだった?」と言うようにしている。
ツリーイングは誰でも簡単に登れるが
それはコツが解った人の考えかも知れない。
この葉っぱ作戦は、意外に
怖かった、ドキドキした、腹減った、
などリアルに端的に本音が見えるので嬉しい。

札幌から駆けつけてくれた方
近所の地元で活躍中の若者。
お手伝いしてくれた方々本当のありがとう。
この場所やこの近隣にツリーイングの輪が
広がることを期待しています。
時間を空けずにまた行かねば!