2016年8月30日火曜日

CE?ランヤード

先日知り合いが「CEランヤード作ったんスよっ」って自慢げに、見せてきた。
すげ〜個人で使うための道具でEN規格を取得したのか!
そんなことはあり得ないと思ったが、

まあ案の定、マネしてあるものを組み合わせただけだった。
ロープがシリウスじゃないし、
ヒッチコードがシンギングロックのE2Eで、
シンブルループもついてないし、
カラビナはプーリー側のカラビナはトリプルアクションじゃない。
フック側のカラビナはHMSって、どうよ。
CEどころかこれじゃ全てがチグハグで、
まあ、ピントプーリーを買っただけで、
ロープ径とヒッチコードの相性でディステルの巻き数を変更するべきとか、
カーンマントルロープなのでアイスプライスしてないし、ノット可笑しいし、
キモとなる所が全くどこかで見た「マネ」でね
鼻息荒く「CEランヤード」と言っている。
根本的な整合性が取れてないのに、
CEとTeufelbergerに謝れ!

大体にしてランヤードでCE取ったからといって、何だというのだろう?
恐らくTeufelbergerが頑張ってシステムでもCE取れんダゾって息巻いた物なだけで、
ソレがスゴくいいかというと、使いづらいし、がさばって邪魔だし、渋いし、
私は意味を見いだせない。

まあ個人の使い方なんだけど、CEランヤードだぞッてカッコつけてるだけで
まあ、これ見よがしに使っている人は大体にして、ランヤード自体要らなくね
って感じの使い方しかしてないことが多いし、
末端にもう一個システム作った方が良くないか?
「でもTeufelbergerが作ってるし、いろんな人がイイって言ってるし」だって。
自分の使い方で、必要を感じたときに手に入れれば良いものを、
真似して作って満足して、使い難くてもCEだからって、
全く何考えてるのか判らない。
自分の持ってる道具で、システム組んでランヤードとして試してから
揃えれば良いのに、ピントプーリーじゃなきゃダメらしい。
恐らくTeufelbergerだって、ここにはもっとコンパクトなヤツを付けたかったろうが、
「そこにあるから付けた」ぐらいじゃないのか?
ペケット使うとDdRTっぽくって、まあそんな使い方わざわざしなくても、
ヒッチクライマーでイイじゃん。
ヒッチクライマーだとコスト的にアップになるからか?
ここにピントは長くてデカくて邪魔!


ランヤードは厳しい条件下で
レスポンス良く
動いてくれないとイヤだ。
自分では、11.2mmのロープに
ART Positioner2が
もうサイコーで
今のところコレ以外考えられない。

2016年8月28日日曜日

秀岳荘がスゴい

最近の秀岳荘が凄いことになっている。
今までも充分スゴかったのだけど、アーボなアレやコレがひしめいている。
どう考えてもピンポイントでソレ用のものだから、ソレ系の人が買うのだろう。
話しを聞くと、木に登って伐採するには何を買ったら良いか?的な輩が多いらしく、
販売する側も知識が無いと....ということで、先日スタッフには講習を行ったんだけど、
まあ買う人がどれほどのことをどうやるかは計り知れない。ある意味怖い。
登って作業するための知識や技術に整合性が無く、
クライミングや林業やロープアクセスや造園がゴッタになって
それに疑問を感じていない、もしくは知ってても儲からないし面倒だからということで、
都合の良いパッチワークで命がけの作業をしてるから恐ろしい。
道具が数多く存在するのは、そこに存在する理由がある。ことを知った方が良い。
キラキラピカピカした道具だけのスーパーマンは滑稽そのものだ。

作業上でシステマチックに危険を回避する道具と
楽に登れるとか、便利な道具というものは根本的に違うと思う。
楽に便利というのは、苦しく不便を感じてこそだし、
重力・力・方向の3要素すら意識せず、無理矢理登ってるから苦しい、
自分の登り方がトンチンカンなのに、道具でカバーしようとしても無理ですよ。
エンジン付きのラプターとかにすれば良い。


ヒッチクライマーをはじめ
マルチアンカーやリグプーリー
ユニセンダーやジグザグ
フリクションマネジメント系
スローラインやウェイト
シルキーのアーボソーも各種
ファナーのウェアや
ブリッジハーネスも各種
ロープもタクヨンやオーシャンが
切り売りされている。
あっ、本もある。

これだけあればとりあえずデキる
と思えてしまう所がヤバい。

現場でちょっと困ったことになった時、直に手に入れることが出来るのは、
大変ありがたいし、実際手に取って確認できるのも本当に嬉しい。
でも、最低限の知識や自分のやり方に合ったモノを選んで欲しい。
ソレには勉強ですよ!勉強!

それにしてもキャプテンフックとか4個も売れたそうだけど、ちゃんと使えてるのかな?
どこぞの動画見て、マネしようとしても根本の理屈が破綻してたらアブネェな。

2016年8月10日水曜日

本を作りました


以前作ったツリーイングのロープワーク本が数年前に
完売になり、iBooksやAppも作っていたが、
様々な理由で(一番はコストの方が大きくなり)
一旦中止していました。

そこでいろいろ模索している中、比較的リスクが
減る冊子印刷に出会い、試しで何度か作ってみたが、
そこそこのクォリティだったし、以前の本は、
ちょっと仕様にこだわり過ぎでリスクに見合った
コストではなかったし、内容的にも不満な所が
出てきたので、この仕様で新たに作ることにしました。

内容は、倍増142ページで、文庫本サイズです。
T.D.S.に着目して、持ち方などが判りやすいように
3Dソフトで起したイラストを掲載しています。
●オーバーハンド系 9種
●フィギュアエイト系 9種
●ブーリン系 11種
●ベンド系 7種
●ヒッチ系 11種
●フリクションヒッチ系 9種
◆コンビメーション編 7種
◆アンカー編 11種
◆倍力効果と分力合力 など

KnotCraft and Rope Advace
機能するノット Tie Dress Set
上製本/フルカラー/A6サイズ/142ページ
送料込み 3,000円
※防水紙ではありません。
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さらに、
以前、樹上アンカーの架設をテーマに、
細かくて伝わり難いスリックトリックを実践する
ワークショップを行いました。
その際に作ったテキストが評判良く、
是非欲しいという方が多かったので、販売します。

マニアックな内容ですが、
トラブルの回避や善後処理のために
有効な技術を掲載しています。
●タイインポイント、スローイング
 アンカーの架設、トラブルシューティング
●ウォーキングウェイト、ストラミング
 フリップスティック
●ステップウェイト、ミッドラインウェイト
 ミッドラインアタッチ
●リピートスロー、セントバーナード
●2フォー1、フォローミー
●スリックトリック、ループトリック
 スイングショット など

ThrowLine Advace
スローライン・アドバンス
アンカー架設のキモとコツ
上製本/フルカラー/A5サイズ/30ページ
送料込み 2,500円
※防水紙ではありません。
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購入希望は、以下のページから、
注文フォームに必要事項を記入の上申し込んで、
代金をご送金ください。
誤配送を避けるため、
送付先氏名と送金者氏名は同一でお願いいたします。
入金確認後の発送になります。
発送は、しまうまプリントという印刷所より
直接発送されます。
到着までは約1週間ほど時間をいただいています。
ご了承ください。

ここをクリック

2016年8月7日日曜日

REDIRECT ANCHOR RETRIEVE

何かピカサが無くなって
巧いことやる方法は無いかと
試行錯誤中
軽い小ネタです。

リディレクトはよく使うんだけど、回収が、ね。
いろんなモノを持って行かなきゃダメだったり、
面倒臭いので、自分の中で最も道具が少なく
シンプルに回収できちゃうやり方の紹介です。
自分のランニングエンドを使うので
充分なロープの長さや、リトリーブに使う道具を
どう留めるかなど、色々条件があります。


リディレクトで降りちゃって
下でアンカーを回収するやり方。
そしてこれがメインアンカー。


ここにリディレクトしようと思う。
ランヤードで突っ張って無理矢理
ポジショニングできる程度。
そしてリディレクト後は
ランヤでぶら下がりながらの作業


アンカーにする枝に
ランニングエンドを
バイトで通す。


ワーキング側をバイトにして
先ほどの枝通しのバイトに通す。


出来たワーキング側のバイトに
更にエンド側をバイトで通す。
ワーキング側を引いてチョーク。


出来たランニング側のバイトに
更にワーキング側をバイトで通して
ランニング側を引いてチョーク。

1.ワーキング側バイト
2.ランニング側バイト
3.ワーキング側バイト
と、交互にチェーンノットする。


そして、元の枝巻きバイトに
カラビナを掛けて


自分のメインシステムを
カラビナに掛けちゃいます。
この辺からもう空中作業なので
ピントが鈍い。

そして、
自分のターミネーション側に
ランニングエンドのマイロンを通す。


そのまま降りちゃいます。
あ〜しんど。


回収するポイントについたら、
システム側を引いて
自分のターミネーションを上げる。
3つ目に作った
ワーキング側のバイトを抜く。
(さっきのアンカーから延びてる
自分のランニングエンド側を引く)
そして、更にシステム側を引くと
さっきのマイロンにロックした
エンド側が引かれて、
ガチョ〜ンとアンカーが外れるザマス。

これ非常に判りづらいね。

昆虫採集+グチ

最近は近所野に行けてなかったので
久々に鳥見でもと思ったが
時間もアレだし、殆ど異なかった。
ホオアカやノビタキは見られたが
その他はさっぱり。
そこで昆虫採取。
といっても写真を撮るだけ。
もうアキアカネなんかが飛んでる。


スッゲー綺麗な
コガネムシの仲間?
何か地べたでモソモソやっていた。


これは、ヒョウモン系のヤツ?
オオハンゴンソウの蜜を
ゆっくり羽根を動かしながら
吸っていた。
羽根を動かすとポンプのように
すえるのかな?


こいつはタテハチョウの仲間?
羽根がボロボロっぽく見える。
あと、クジャクチョウとか、
セセリチョウやジャノメもいた。


シオヤトンボ。
こいつは判断がつく。
以前シオカラトンボだと思ってた。
っていうか白いヤツはみんな
シオカラだと思っていた。


そしてこれが多分
シオヤトンボのメス。
背中の明るいスジが特徴的。
違うかな?


なんか新しいやり方で作ってみたが
一般的で良いのかもしれないけど、作業工程が増えた。
今までのようにhtmlを書いて一発でドンという
作り方じゃなくなったんで、かえって煩わしい。
改善のために、古きをどんどん切り捨てる。
これはこれで良いと思う。
従来のやり方を踏襲しつつ、、、なんてやっててもキリがない。
未だに一太郎でデータもらっても困ってしまうので、
そういうヤツらは切り捨てた方が良い。
そんなもんに伝統もクソもない。

そのうち自分も切り捨てられる。これは喜ばしいことだと思う。

変わった

なんかここを作るとき使っていた
Picasaが今までのように
使えなくなり、どうしたもんか
使い方が判らない。
なので一度テスト。
これでいいのかな?

2016年8月4日木曜日

西興部ワイルドライフ教室



毎年恒例になっている
西興部村ワイルドライフ教室。
この大きなカツラは本当に良い樹なんだけど
山の保水力が非常に高いため
セッティングにはいつも苦労する。
一応今年も、ウェイトを投げてみるが、、、
やっぱり降りてこない。
きっちり股に入っているし、
ウェイトも見えているのに、
ストラミングでもビクともしない。


とにかく、枝の上には苔が密集していて
水をたっぷり含んでいて、まるでスポンジ。
枝の上をラインがスムーズに通っていても
その抵抗で全然降りてこない。

まあいつものことなんだけど、
下の方の比較的乾燥した開いた枝に架けて
ランヤードだけでワシワシ登るしかない。
枝も密なんで、ランヤードがなくても
素登りでも行けちゃうんだが。


ひっそりとした森の中、
子供たちが真剣な表情で、真剣に遊ぶ。
雨上がりのセイもあり、登ると甘い香り。
カツラは本当に甘い匂いがする。

写真ではすごく感じ良いんだけど、
まあ、人が集まると
ヌカカやブユやアブが大挙して襲ってくる。
それだけ健全な森なんだけど、
ちょっと、カユつらい。


いつ来ても本当に楽しい木だし
この森の底力をもっともっと探検したい。
もっともっと奥の方にもトライしてみたい。