2011年3月29日火曜日

オジロワシ


確認はしていないが、
タカは営巣に入っただろうか?
過去にオオタカの営巣抱卵巣立ち
実績があるし、同じ巣を数年使う
ようなのでこれからが楽しみだ。

上空をオジロワシがゆったりと
通過していった

カワラヒワ


庭にカワラヒワが戻ってきた。
いよいよ春が近づいている。
いつもの防風林の入り口で
ハイタカかオオタカが盛んに
鳴き交わしているため、
防風林パトロールは暫く控える。
普段聴き慣れないけたたましい
その鳴き声もおそらく愛の声。
庭に来ていた猟の下手くそな
ハイタカだろうか?

美登位でT-1講座+


予定していた会場がキャンセルとなり、
急遽いつもの美登位で講座を行った。
参加者の2名は共にスキルが高く
どんどん吸収しどんどん実践できるので
非常に内容が濃く、いろんなオプションが
トライできて、エキサイティングだった。
必要が「なぜ」を生み、解決へと近づく。
自分で危機感を持っている人はどこか違い、
理解することが動けることの第一歩だった。
ありがとうございます。

カワアイサ


この鳥は見つけるとどうしても
見入ってしまう。
結構恐い顔をしているが
優雅で美しいコントラスト。
大抵カップルなところもイイね。

美登位で体験会

3/16日に日本中が災害で揺れる中だけど
以前より予定していた体験イベントをやった。
某アウトドアメーカーのスタッフだけあって
体幹バランスが素晴らしく、スイスイ登る。
春待ちでまだ雪が多く残る森でゆったりと
普段の感覚では味わえない浮遊感や達成感を
たっぷり堪能した。
登ること自体を楽しむことも、
登ることで変わる視野を楽しむことも、
樹冠へ行って何かしようとすることも、
傍目にはそう変わりはないようだが、
見ているとその人の目的が見えてくる。

2011年3月15日火曜日

フリクションヒッチ考

フリクションコードのノットって、かなりいろいろな種類がある。
間違って使っていても、「これ効いてるじゃん」的な生い立ちのノットもあるし、
正直言って何故こんな種類があるのか、その必要があるのか、
あまり考えたことがなかった。
そして、好みだったり、覚えやすさだったり、結びやすさだったり....
何処かで紹介されているから、根拠なく勝手な理由で「コレ」って決めて
いつもそのノットのみを使っていたりしませんか?

私は恥ずかしながら..ある部分そうなってました。
「なぜ?」はあったものの、簡単に考えすぎていました。
ここにもあったバカの壁です。
(カミングアウト中)

自前の使用資器材が限られているので仕方ない部分も多いですが、
メインロープ[1]に対し、フリクションコード[A]を使う場合、
ノット[い]が一番しっくりくる。
フリクションコード[B]を使う場合は、ノット[い]はどうも滑りすぎ、
なのでノット[ろ]を使うようにしている。
自分でスプライスするので、自分の使いやすいサイズに長さも変えられる。
コレってベストじゃん!って思ってました。

なので、市販のアイスプライスしているフリクションコードは
「なんだ、使いにくいだけだな」って切り捨てていました。
それがどうして存在し、市販されているか、気になってはいましたが、
オレには関係ない、使えるからコレでイイって思っていました。

しか〜し、去年の秋に手に入れたメインロープ[2]に換えると、
フリクションコード[A]はノット[い]ではアンバイが悪く、
変だな?...なんて考えるくらいで、しっかり頭が固まっていて、
そしてせっかく手に入れた新ロープを作業中にキズつけてしまいました。
フリクションがきつかったことも一つの要因だったような気がしてます。

何となく「ノットはきつめが安心」なんて思っている人も多いと思います。
限界値が高いほど、しっかりした感じがあります。
でも限界値を超えると、とたんに滑り出したり効かなかったり。
シガーオペレーション(たばこを指で挟むように)で操作するのが
フリクションヒッチの基本なのですが、
握ってコントロールしている人も多いと思います。

原因がどこにあったのか?
戒めのためもあり、泣く泣く新ロープをカットし、ランヤード仕様にして、
試しにノット[は]を使うと、コレがまたしっくりくることに気づき、
でもフリクションコード[A]では長さが不満で、
市販のアイ加工したモノを使うと、「おおっ、こういうことか!」って

文字にすると、何を言っているのか判らないなコリャ....
でも、相当数のウロコが目から飛び出しまくって、
今までの自分の危うさとか、脳天気さが恥ずかしくなりました。

そうなると、いろいろ何でもやってみたくなり、
他の高性能プルージックコードは、どうなの?って
できるかな?落ちるかな?滑るかな?って、やりたくてウズウズになり、
ロープも含め必要なモノを手に入れて、いろいろ試してみました。手に入れて。
オートブロックとかマッシャー系とかフレンチプルージックとか
アルパインな方がカタカナに変換した時点で意味が変わってしまったものの
アーボなフリクションヒッチとして代表的な4種類。

今、私が持っているもので、私が感じる
タキオンでベターなコードとノットの関係。
ガッツリ荷重したあと、写真を撮るため
ノットの位置を揃えたので、
現状では荷重が載っていない。
面白いのが、ランニングエンド側のよれ。
今まで意識しなかったが、
結構うねっている。これがフリクションの
ミソなのかなぁ?

それぞれ使用資器材で換わってきますし
一概にコレでイイということではないので、
自分でウロコを落とすといいです。


私の使い方ではオーシャンなんかシュワビッシュしか受け付けないようだ。
なんだかなぁ。
ツリーマジナーズはオーシャンをお勧めしているようだけど、、、
あとで気が付いたけどヒッチクライマーのセットビデオで
シュワビッシュを使ってました。
ひょっとして正解?なんて考えると、またバカの壁が迫ってくるので、
あくまで私感なフリクションヒッチ備忘録です。

そして、バルドタン。
以前はV.T.とバルドタンの違いにすら気が付かなかったけど、
コレが奥深いというか、やっかいで、いつも言っているドレッシングだけでは
どうにもならない部分があり、
どれが正解かも判然としない部分も残っている。
まあ、どれも正解なんだろうけど、自分のベターはどれだという確証がなかった。
良い機会だし、他のコードでの反応を確かめてみた。

以前、コレが一番簡単なんだよ!って、
「ぐるぐる巻いてビナ止めてから、より戻せばいい」って説明してた人がいた。
まあ確かに間違いじゃないけど、コードが太いテネックスだし、
ドレッシング出来てねぇし、効くには効くけど、メッチャ硬いだろう。
しかも、硬いからって6巻きにしていた。それ、おっかなくない?

確かに、フィドルとかで引くときはかなり有効だけど、
それで自身か下降するのはイヤだな。

同じ資器材でバルドタン系をまとめてみた。
どれも一緒のようで、全部違う。

バルドタンは、ヒッチクライムでは
使わない方が良いようだ。

V.T.は効きもいいし扱いやすい。
しかし、V.T.の正解といわれる形は
写真のコードでは効きにくい。

私は個人的にアレンジして、最後の編みを
逆に併せたU.T.V.T.が好きですね。
そんな言い方はしないのだが。



太さも長さも硬さも、
材質も機能も耐熱性も、
そしてメインロープとの相性も、
千差万別だし、好みもあるし、
組み合わせはうんざりするほど。
メーカーはどんどん新しい
ものを出してくるし。

でも、いくつかはベターコンビネーションを見つけておかないと
疲れて非効率な部分が出てくるし、チームで動くとき不都合が出てくる。

資器材的にも限界があるので、全部やってみろよっ!とは言わないけど、
都合のいい一つだけ取り出して、これがベストと思っている人も多いと思う。
そういう短絡が、非効率で危険だったりする。
今までママチャリに乗っていて充分と思っていたけど、
自分の体にぴったり合った自転車に乗った時に感じる
オソロシク快適な世界があるんだけどなぁ。

東日本大震災

被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
自分でも何かできるのではないかとという思いもありますが、
今の段階では自分が出来ることはほとんどなく、
ただ、ひとつでも不幸が増えないことを願うばかりです。

しかし、メディアは恰も正義のように激しい画を流し続けている。
言葉を失う映像ばかり。
被災された方に必要な情報は届かず。

思慮が足りず短絡した考えとイメージ不足が「想定外」を生む。
深刻な顔をしても状態は変わらないなら、出来るだけ明るくして、
今は、自分の役割を全うするほかない。
そして謙虚でいよう。

2011年3月11日金曜日

ハイタカ


朝飯を食っているときに、
白い大きな影が目の前を横切った。
慌てて窓に近づくと、ハイタカだ。
メシそっちのけでみんなで観察。
サクラに留まってヒバの小鳥を狙う。
デカイ体でヒバの中に突っ込んでいく。
何度か激しい追い駆けっこをして
しばらくとどまっていた。
しかし、猟は失敗に終わり、飛び去った。

眼光鋭くいかにも猛禽って感じで、
カッコイイなぁ。

トガリネズミ?


防風林を歩いていると動く気配。
邪魔するつもりはなかったけど
どうやらエゾクロテンが猟を
していたようだ。
私の物音で逃げてしまった。
そして置き去りにされた
トガリネズミ。申し訳ない。


しばらくしてそこに戻ってみると、トガリネズミは放置されたまま。
あくる日もそのまま雪の上に凍っていた。
動くものに反応して狩りをするのだろうけど、
他の猛禽や動物もこんなに目立つエサを採りに来ないのは何故なんだろう?
紫外線とか赤外線とか人間の見た目だけじゃないんだろうけど、
ちょっと申し訳ない気持ちになった。

モズ


今週の月曜日いつもの用水路を
渡ろうとすると、飛ぶ影が。
もうモズが戻ってきたようだ。
尻尾をくるくると回して
水際の土が出た所に何度か
アプローチしていた。
虫も出てきたのかな?
そういえば啓蟄だしねぇ。

2011年3月7日月曜日

ノスリ


陽も高くなってから
石狩川の河原に遊びに行った。
今年はいつも開けている道も
除雪していないため、
スノーシューでドリルを持って
しばらく歩くこコトになる。
お気楽で怠けた穴釣りで
易々と遊んでくれるわけがない。



釣果もゼロだったけど、
ノスリが近くを飛んでくれた。
なんか尾羽の端に黒い筋があり
ケアシっぽいけど、
解らない。
でも美しい空に白い体が
素敵だった。

カワアイサ


防風林沿いの用水路にときどき
水鳥が来ていたりする。
マガモが多いのだが
今日はカワアイサが来ていた。
そういえばここで
カワアイサを見るのは
初めてかも知れない。

2011年3月2日水曜日

冬の穂別で木登り


遊びたい人、道具を試したい人、
研究に活かしたい人、とにかく登りたい人、
いろんなスタンスの人が集まり穂別で遊んだ。
冬にこの大ミズナラに登ったのは初めて。
モモンガの糞がいっぱいあって、
冬も生き物の拠り所になっているようだ。
フェノールの保護帯が発達していて、
3年前は体ごとすっぽり入れたほどなのに
大きく空いた洞がだんだん閉じてきている。
350年のこの木もしっかりと生きている。


夜には森でコールバック調査をしたり、バカ話しで酒盛りしたり、
話しの発端の方にはお世話になりっぱなしで多人数で1晩泊めていただいた。
本当に本当にありがとう。



目標を作って枝先までの
リムウォーキングのトライアル。
大きい弧のジャンプで
枝から枝へ飛び移ったり。
こういう緩い感じで
得られるモノって大きいよなぁ。