2016年12月26日月曜日

モモの塒だったキハダ


以前はエゾモモンガの塒があって
去年からクマゲラがガスガスやり
大穴が空いてモモは居なくなった
大きなキハダがある。
そのキハダに近寄り眺めていたら
裏側から、くるくるっと回って
目の前で姿を現した。
コイツらは警戒しないのかね?

transPorter / rock exotica


transPorter / rock exotica

絶対に必要ではないけど、
あったらいいなぁって思っていた
ロックエキゾチかのトランスポーターを
手に入れた。

DMMのVaultとよく比較されるけど、
どっちが良いんでしょうかね?
何れにしても、絶対落としたくないものには
とても良いと思う。


知り合いがVaultを手に入れて、色々いじって益々判らなくなったけど、それじゃぁ私はtransPorterっつうわけで、これから使ってみて色々判ってくるんだろうけど、まあ、マニアとしては、EXPERT USE ONLY ってバーンと見えるヤツが良いと思った。

いわゆる、ハーネスに道具を下げるキャリツールの様なものだけど、プラスティックのキャリツールは、あまり重いものは下げられない。ひん曲がる。ハーネスにしっかり固定も出来ないし、枝の間をミチミチ登っていると、枝に引っ掛かって、ひん曲がってゲートが壊れる。 ワイヤーだと、よく引っ掛かって欲しくないときに引っ掛かって、ハーネスが引っ張られたり、モノを落とすんだよなぁ。
それに重いものは下げられないので、チェンソーは無理だし、ハーネスが引っ張られて痛い。しっかりとハーネスに固定できるのがイイね。まあ、そういう事情で製品化されたんだろうけど、同時期に発売されたので、明らかに対向意識だろう。

DMMのVaultは、ロックゲートとワイヤーゲートがある。このロックゲートが、最初は使い方が判らなかった。慣れるとどうってことないだろうが、とっさには難しい。一方トランスポーターはボールロックというか、上下のスライドでロックできる。

Vaultの方がスマートで、取り付けも容易だし、色っぽいフォルムも素敵。ツリーモーションにはコッチですね。だけどセコイヤのギアラックをかけるベルトのループは大きく開いているので、Vaultだとしっかり固定できない。フニャフニャ動いてアンバイが悪い。そこでトランスポーターだと思う。


transPorterは
4本のボルトで固定するので
開いたベルトにもしっかり着く。
グラグラしない。
たったそれだけのことだけどね。
これでチェンソーも安心だ。
でもこれだけでも重いんです。
う〜ん、やっぱり道具は
一長一短だよなぁ。

2016年12月24日土曜日

rehash or mimic????


先日韓国でREの代理店をしている方から、
アーボリストなら使うじゃないのって感じで
ハイドラを貰った。
トリプルアタッチメントスイベルプーリー
興味はあったが使いたいモノか?どうか
疑問だったし、でも良い機会だったので、
早速イメージできる項目を検証した。

自分なりのヒッチシステムや
ランヤードとしての結論は、??です。

webに紹介されてるように、恐らくの想定は
ヒッチクライマー的な使い方なのだろうけど
ちっともメリットを見いだせない。
折角得意なサイドプレートオープンに
何故しなかったのだろう?

とりあえずヒッチシステムに
使う用なんだろうとやってみると
プーリー自体がクローズなので
末端から突っ込まないと使えない。
スペースがタイトなので
アイ加工してたら入れられない。
プーリーとしてはその方が良いが
逆末端から延々と入れ替える。
その時点でウンザリです。

穴からのスパンが長いから、
ヒッチのブレイドから角度ができ
フェアリードには都合が悪い。
スムーズに上がらない。というか
折れ角が大きく抵抗になるし、
ブレイドを崩す傾向にある。
穴からプーリーまでの距離って
スゴく重要なんだと再認識した。
スイベルの意味が判らない?
フェアリードならブレイドと一緒の向き以外に動く必要を感じないし、逆に動くとブレイドを崩しがち。というか引っ張る向きに合わせて動くので、真っ直ぐに上げないと更に抵抗を生み上げにくい。
という訳で、ヒッチシステムには到底使いたくないシロモノだった。

それじゃ次はランヤード的なのはどうだろうとヤッてみたが、まあ、システムと一緒だった。
サイドオープンじゃないので、ペケットを使えればピント的な使い方もできたろうが、このつなぎ目はペケットとして使えないんだなコレが。
マニュアルでもXになってる。
(CEランヤードの最大のメリットは、このペケットとシンブルループだ思うが、CEランヤがイイ!っていう人に限ってあまり使ってない感じだよなぁ。使ってないならソレ頂戴な。もの凄く欲しい)


う〜ん、困った。
ちっともメリットを見いだせない。
唯一イイかな?っと思ったのが、
穴の内側に滑り止めのゴムがあり
そう簡単にカラビナが回らない
ようになっている。
これはメリットかもしれないが
システムには邪魔なだけかも?

そしてこの穴がHCより小さい。
元々rock'Oを使う前提だろうが
rock'Dだとめっちゃ入れにくい。
他のメーカーのものは使うな!
ってことだろうけど、例えば
UltraOだとかなり入れにくい。
更にゾディアックだと、
スパイン側にセットするのは
不可能ではないがムリって感じ。

これじゃ、いやはやなんとも。
とても好きなメーカーだし、愛してやまない製品も沢山あるんだけど、、、イラネ〜!ガッカリだぜ!

まあいろんなメーカーがアーボリスト用ってのを打ち出して、今後益々切磋琢磨して、どんどんイイモノが登場するのはありがたい。
しかし、商品開発にアーボリストが関わっているのか?っていうようなダサイR&Dを行ってほしくなかったな。こういう二番煎じというか、形ありきのモノマネにもなっていないようなシロモノとは思わなかった。モノマネというよりモノボケ?
購入する側の問題でもあるけど、誰かスゲー名の知れたアーボリストが使ってるの見て、新製品に直ぐ飛びつくヤツらや、環境や手持ちの道具の整合性を考えず自分の作業に大して必要もないモノをこれ見よがしに取り入れ、最先端!って雰囲気出してるヤツらも居るから、そういう人には是非手に入れてもらいたい。

ってここまで、底知れない悪態を突いたけど、
じつはとっても素敵なハイドラの側面もあると思う。
アンカーだ。
これはアーボリストにとっても使えるスーパープロダクトだと思っている。 ツーポイントのアンカーにはとってもメリットがあると思う。
クライミングのアンカーにツーポイントアンカーを使う人はあまり居ないし、ニッチなシチュエーションだけど、引き出しとして持っていればかなり強力な武器になる。それはヒッチクライマーにも出来ない素晴らしい使い方だと思う。


例えば心もとないアンカーのバックアップや
方向によって追従するイコライジングなど、
そして最大のメリットは架け替えだ。

まあ条件が色々あるが
1本の長めのアンカーロープがあって、
細かい枝を次々に処理する時などは、
ヒョイヒョイ移動できるので
これはイイゼ!

下からのセッティングはまだ??だけど
とりあえずスリーブでも何でも登ってしまい
ポジショニングしてアンカーを再構築します。

切りたい枝にアンカーを採る場合などは
もう片側をバックアップにして作業する。


終わったら、切った側のアンカーを解除して
架け替えるんだけど、
その時にスイベルの威力を発揮できる。
クルッと回しちゃえば、
すぐに次のアンカーに設置できるぜ。
システムが裏返しになることもなく、
位置や向きや高さが違ってもいい位置で
そのままで都合のいい枝に架ければ良し!


そんな作業する人は居ないかもしれないが
ツーポイントアンカーはGOOD!
システムアンカーが力のかかる方向に
向いてくれるのでストレスがない。
素晴らしい!
大きな対象には使えないが、
ちょいちょい登りながらサクサク切るときは
セカンダリがある安心感が作業を円滑にする。


ここで吼えてるコトはあくまで個人の感想です。それに自分のイメージが足りないだけかもしれない。そしてとんでもない間違いがあるかもしれない。
ハイドラは、俺はシステムには使わない。
とか言っちゃうことで、新しい考えや討論が生まれるのだと思う。海外ではそうやってトンネルビジョン野郎が知恵者と対等に意見の交換が行われている。「君きみそれは間違ってるよ」って教えてくれる人がいる。スゲー先生にアホな質問してもちゃんと応えてくれる。ハナクソ意見にも、ちゃんと応えてくれる環境がある。(でも英語力が無いから、ちょっと通じなかったりするんだけど...)日本人はそういう環境に馴染みないので、狭い範囲で自分のシンパに、彼奴の言うことは信用できない。とか言っちゃうみたいだもんな。
誰かの意見を鵜呑みにしたり、静観して一方的にダメ出ししたり。そして誰かがコウ言ってたモン!とか、自分自身に根拠が無いのってアブナイぜ。まだまだ発展途上の技術なんで、完璧な正解は無いと思って自分の考えを言う方がイイ。バカにされても良いじゃないか人間だもの。人間は間違う生き物だよ。

現にYouTubeなんかで、ギア変態がとんでもない使い方を紹介しているものが沢山あり、そういうの見て相談を受けることが多くなりました。そしてそういう人に直接質問したら、返答もないままいきなり削除しちゃったり、何の回答もなかったり、でもなんか映像になればそれが正解みたいな節があります。じゃなくてちゃんと煮詰めて行こうぜ!よ

お互いに発展できない業界はダサイ。老い先短い身にとっては、なんとかしたいと思っている。そういう環境を作りたいと思っている。


自分の言いたいことを言わないで、
表面上良い子を装ってても何も面白くない。
裏付けがなくたって、誰かが補完すれば良い。
軽々しいことを言えなくなるくらいなら、
罵倒された方がよっぽどマシだ。

四つ穴の肉球プーリーなんてどうよ。

2016年11月29日火曜日

エナガ


昨日辺りから庭にエナガが大群で
やって来ている。
ケヤキの幹を盛んに突いている。
近所の雪虫はヤチダモじゃなく
こいつに着いてるみたいで、
トドマツから飛んでくるのだろう。
それにしてもやっぱり
エナガっちは可愛いなぁ。

Tombstone Safety

先日のイベントで本当にイヤな思いをした。
ツリーイングを子供たちにやらせたいという要望で、1回30分で4セットやりたいという。まあその本人がツリーイングをやったことが無いもんだから魅力や危険を全く理解していない。時間や場所の問題をトクトクと説明したが、まるでこっちの意向は気にもかけず、理解しようともしないで、なぜ何をヤラせたいのだろう?不思議でしょうがない。

この木でやりたいという先方の要望もあったので、下見に行くと、確かに太い木だけど、あまり元気のいい木じゃなく、枯れ枝・掛かり枝が沢山ある。
危険性や難しさを説明して、できれば別の木をお勧めすると、、、どうしてもこの木でやりたいと言う。いや、危ないからコレはやめよう!と言ってるんだけど、意図を理解したテイで自分の拙いイメージをゴリ押しする。そして何かあったときに、責任の所在をうやむやに出来るようにコトを進めようとする。
しょうがないので、イベント当日前にもう一度来て、危険因子の撤去作業をやらなきゃならなくなった。
参ったなぁ。
こういう状況は、小さなミスやトラブルが大きな事故に繋がる危険を大きく孕んでいる。とことんリスクを除去してかからないと、コッチの足元がすくわれる。

そして、イベント当日だ。
先方から指定された時間からイベントを始められるように、
セッティング含めて2時間前に到着し、万全の準備で望んだが、時間になっても現れない。どうなってるんだ!
当日の朝は、まあ初雪が降ったりしたので遅れたんだろうけど、そんなもん前日にわかってることだろう。それを見越してコッチは用意してるんだけど、まあまあ考えがアマアマなんだろうな。結局1時間半遅れてスタート。 どうなってるんだ?っと文句を言ったら平謝りで「二度と今回のようなことがないように気を引き締める」らしい。自分が気を引き締めてどうにかなると思ってる。ツームストーンセーフティとはこのことだ。
子供たちには何にも罪はないし、楽しんでもらえたと思うんだけど、もうちょっと強く気丈に否定する対応ができなかった自分が悪い。しかしもう金輪際二度と一切アソコの団体とは関わらない決意を固めた。

2016年11月24日木曜日

黒い巨体


散歩途中にキョロキョロって
目の前のポプラに飛んできて、
止まってからコッチに気がついたか、
慌てて裏側に回り込んで、
それでも逃げようとない。
おかまいなしにガスガス突いて
アリンコを探している。
近くで見るとやはり迫力がある。

老人力

ふと気がつくと、9.10月と一切更新していなかった。それもこれも、Picasaを利用してBloggerで表示していたけど、そのやり方はもう使えなくなってしまい、どうも新しいやり方に馴染めず遠のいていた。
何事も、それまで不便を感じていなかっただけに
従来の方法が否定されると、どうも億劫になる。
色々あちこち忙しかったのもあるけれど、どうも億劫になる。
ちょっと書きたいことがあってやろうとしても、どうも億劫になる。
そんなことじゃイカン!っと思いつつ、ダラダラしてしまう。2年前に赤瀬川原平氏が亡くなったとき、そんなことは思ってもみなかったが、もうすっかり老人力が身に着いてしまったようだ。これからはポジティブに老人力を楽しもう。

2016年8月30日火曜日

CE?ランヤード

先日知り合いが「CEランヤード作ったんスよっ」って自慢げに、見せてきた。
すげ〜個人で使うための道具でEN規格を取得したのか!
そんなことはあり得ないと思ったが、

まあ案の定、マネしてあるものを組み合わせただけだった。
ロープがシリウスじゃないし、
ヒッチコードがシンギングロックのE2Eで、
シンブルループもついてないし、
カラビナはプーリー側のカラビナはトリプルアクションじゃない。
フック側のカラビナはHMSって、どうよ。
CEどころかこれじゃ全てがチグハグで、
まあ、ピントプーリーを買っただけで、
ロープ径とヒッチコードの相性でディステルの巻き数を変更するべきとか、
カーンマントルロープなのでアイスプライスしてないし、ノット可笑しいし、
キモとなる所が全くどこかで見た「マネ」でね
鼻息荒く「CEランヤード」と言っている。
根本的な整合性が取れてないのに、
CEとTeufelbergerに謝れ!

大体にしてランヤードでCE取ったからといって、何だというのだろう?
恐らくTeufelbergerが頑張ってシステムでもCE取れんダゾって息巻いた物なだけで、
ソレがスゴくいいかというと、使いづらいし、がさばって邪魔だし、渋いし、
私は意味を見いだせない。

まあ個人の使い方なんだけど、CEランヤードだぞッてカッコつけてるだけで
まあ、これ見よがしに使っている人は大体にして、ランヤード自体要らなくね
って感じの使い方しかしてないことが多いし、
末端にもう一個システム作った方が良くないか?
「でもTeufelbergerが作ってるし、いろんな人がイイって言ってるし」だって。
自分の使い方で、必要を感じたときに手に入れれば良いものを、
真似して作って満足して、使い難くてもCEだからって、
全く何考えてるのか判らない。
自分の持ってる道具で、システム組んでランヤードとして試してから
揃えれば良いのに、ピントプーリーじゃなきゃダメらしい。
恐らくTeufelbergerだって、ここにはもっとコンパクトなヤツを付けたかったろうが、
「そこにあるから付けた」ぐらいじゃないのか?
ペケット使うとDdRTっぽくって、まあそんな使い方わざわざしなくても、
ヒッチクライマーでイイじゃん。
ヒッチクライマーだとコスト的にアップになるからか?
ここにピントは長くてデカくて邪魔!


ランヤードは厳しい条件下で
レスポンス良く
動いてくれないとイヤだ。
自分では、11.2mmのロープに
ART Positioner2が
もうサイコーで
今のところコレ以外考えられない。

2016年8月28日日曜日

秀岳荘がスゴい

最近の秀岳荘が凄いことになっている。
今までも充分スゴかったのだけど、アーボなアレやコレがひしめいている。
どう考えてもピンポイントでソレ用のものだから、ソレ系の人が買うのだろう。
話しを聞くと、木に登って伐採するには何を買ったら良いか?的な輩が多いらしく、
販売する側も知識が無いと....ということで、先日スタッフには講習を行ったんだけど、
まあ買う人がどれほどのことをどうやるかは計り知れない。ある意味怖い。
登って作業するための知識や技術に整合性が無く、
クライミングや林業やロープアクセスや造園がゴッタになって
それに疑問を感じていない、もしくは知ってても儲からないし面倒だからということで、
都合の良いパッチワークで命がけの作業をしてるから恐ろしい。
道具が数多く存在するのは、そこに存在する理由がある。ことを知った方が良い。
キラキラピカピカした道具だけのスーパーマンは滑稽そのものだ。

作業上でシステマチックに危険を回避する道具と
楽に登れるとか、便利な道具というものは根本的に違うと思う。
楽に便利というのは、苦しく不便を感じてこそだし、
重力・力・方向の3要素すら意識せず、無理矢理登ってるから苦しい、
自分の登り方がトンチンカンなのに、道具でカバーしようとしても無理ですよ。
エンジン付きのラプターとかにすれば良い。


ヒッチクライマーをはじめ
マルチアンカーやリグプーリー
ユニセンダーやジグザグ
フリクションマネジメント系
スローラインやウェイト
シルキーのアーボソーも各種
ファナーのウェアや
ブリッジハーネスも各種
ロープもタクヨンやオーシャンが
切り売りされている。
あっ、本もある。

これだけあればとりあえずデキる
と思えてしまう所がヤバい。

現場でちょっと困ったことになった時、直に手に入れることが出来るのは、
大変ありがたいし、実際手に取って確認できるのも本当に嬉しい。
でも、最低限の知識や自分のやり方に合ったモノを選んで欲しい。
ソレには勉強ですよ!勉強!

それにしてもキャプテンフックとか4個も売れたそうだけど、ちゃんと使えてるのかな?
どこぞの動画見て、マネしようとしても根本の理屈が破綻してたらアブネェな。

2016年8月10日水曜日

本を作りました


以前作ったツリーイングのロープワーク本が数年前に
完売になり、iBooksやAppも作っていたが、
様々な理由で(一番はコストの方が大きくなり)
一旦中止していました。

そこでいろいろ模索している中、比較的リスクが
減る冊子印刷に出会い、試しで何度か作ってみたが、
そこそこのクォリティだったし、以前の本は、
ちょっと仕様にこだわり過ぎでリスクに見合った
コストではなかったし、内容的にも不満な所が
出てきたので、この仕様で新たに作ることにしました。

内容は、倍増142ページで、文庫本サイズです。
T.D.S.に着目して、持ち方などが判りやすいように
3Dソフトで起したイラストを掲載しています。
●オーバーハンド系 9種
●フィギュアエイト系 9種
●ブーリン系 11種
●ベンド系 7種
●ヒッチ系 11種
●フリクションヒッチ系 9種
◆コンビメーション編 7種
◆アンカー編 11種
◆倍力効果と分力合力 など

KnotCraft and Rope Advace
機能するノット Tie Dress Set
上製本/フルカラー/A6サイズ/142ページ
送料込み 3,000円
※防水紙ではありません。
* * * * * * * * * * *

さらに、
以前、樹上アンカーの架設をテーマに、
細かくて伝わり難いスリックトリックを実践する
ワークショップを行いました。
その際に作ったテキストが評判良く、
是非欲しいという方が多かったので、販売します。

マニアックな内容ですが、
トラブルの回避や善後処理のために
有効な技術を掲載しています。
●タイインポイント、スローイング
 アンカーの架設、トラブルシューティング
●ウォーキングウェイト、ストラミング
 フリップスティック
●ステップウェイト、ミッドラインウェイト
 ミッドラインアタッチ
●リピートスロー、セントバーナード
●2フォー1、フォローミー
●スリックトリック、ループトリック
 スイングショット など

ThrowLine Advace
スローライン・アドバンス
アンカー架設のキモとコツ
上製本/フルカラー/A5サイズ/30ページ
送料込み 2,500円
※防水紙ではありません。
* * * * * * * * * * *

購入希望は、以下のページから、
注文フォームに必要事項を記入の上申し込んで、
代金をご送金ください。
誤配送を避けるため、
送付先氏名と送金者氏名は同一でお願いいたします。
入金確認後の発送になります。
発送は、しまうまプリントという印刷所より
直接発送されます。
到着までは約1週間ほど時間をいただいています。
ご了承ください。

ここをクリック

2016年8月7日日曜日

REDIRECT ANCHOR RETRIEVE

何かピカサが無くなって
巧いことやる方法は無いかと
試行錯誤中
軽い小ネタです。

リディレクトはよく使うんだけど、回収が、ね。
いろんなモノを持って行かなきゃダメだったり、
面倒臭いので、自分の中で最も道具が少なく
シンプルに回収できちゃうやり方の紹介です。
自分のランニングエンドを使うので
充分なロープの長さや、リトリーブに使う道具を
どう留めるかなど、色々条件があります。


リディレクトで降りちゃって
下でアンカーを回収するやり方。
そしてこれがメインアンカー。


ここにリディレクトしようと思う。
ランヤードで突っ張って無理矢理
ポジショニングできる程度。
そしてリディレクト後は
ランヤでぶら下がりながらの作業


アンカーにする枝に
ランニングエンドを
バイトで通す。


ワーキング側をバイトにして
先ほどの枝通しのバイトに通す。


出来たワーキング側のバイトに
更にエンド側をバイトで通す。
ワーキング側を引いてチョーク。


出来たランニング側のバイトに
更にワーキング側をバイトで通して
ランニング側を引いてチョーク。

1.ワーキング側バイト
2.ランニング側バイト
3.ワーキング側バイト
と、交互にチェーンノットする。


そして、元の枝巻きバイトに
カラビナを掛けて


自分のメインシステムを
カラビナに掛けちゃいます。
この辺からもう空中作業なので
ピントが鈍い。

そして、
自分のターミネーション側に
ランニングエンドのマイロンを通す。


そのまま降りちゃいます。
あ〜しんど。


回収するポイントについたら、
システム側を引いて
自分のターミネーションを上げる。
3つ目に作った
ワーキング側のバイトを抜く。
(さっきのアンカーから延びてる
自分のランニングエンド側を引く)
そして、更にシステム側を引くと
さっきのマイロンにロックした
エンド側が引かれて、
ガチョ〜ンとアンカーが外れるザマス。

これ非常に判りづらいね。

昆虫採集+グチ

最近は近所野に行けてなかったので
久々に鳥見でもと思ったが
時間もアレだし、殆ど異なかった。
ホオアカやノビタキは見られたが
その他はさっぱり。
そこで昆虫採取。
といっても写真を撮るだけ。
もうアキアカネなんかが飛んでる。


スッゲー綺麗な
コガネムシの仲間?
何か地べたでモソモソやっていた。


これは、ヒョウモン系のヤツ?
オオハンゴンソウの蜜を
ゆっくり羽根を動かしながら
吸っていた。
羽根を動かすとポンプのように
すえるのかな?


こいつはタテハチョウの仲間?
羽根がボロボロっぽく見える。
あと、クジャクチョウとか、
セセリチョウやジャノメもいた。


シオヤトンボ。
こいつは判断がつく。
以前シオカラトンボだと思ってた。
っていうか白いヤツはみんな
シオカラだと思っていた。


そしてこれが多分
シオヤトンボのメス。
背中の明るいスジが特徴的。
違うかな?


なんか新しいやり方で作ってみたが
一般的で良いのかもしれないけど、作業工程が増えた。
今までのようにhtmlを書いて一発でドンという
作り方じゃなくなったんで、かえって煩わしい。
改善のために、古きをどんどん切り捨てる。
これはこれで良いと思う。
従来のやり方を踏襲しつつ、、、なんてやっててもキリがない。
未だに一太郎でデータもらっても困ってしまうので、
そういうヤツらは切り捨てた方が良い。
そんなもんに伝統もクソもない。

そのうち自分も切り捨てられる。これは喜ばしいことだと思う。

変わった

なんかここを作るとき使っていた
Picasaが今までのように
使えなくなり、どうしたもんか
使い方が判らない。
なので一度テスト。
これでいいのかな?

2016年8月4日木曜日

西興部ワイルドライフ教室



毎年恒例になっている
西興部村ワイルドライフ教室。
この大きなカツラは本当に良い樹なんだけど
山の保水力が非常に高いため
セッティングにはいつも苦労する。
一応今年も、ウェイトを投げてみるが、、、
やっぱり降りてこない。
きっちり股に入っているし、
ウェイトも見えているのに、
ストラミングでもビクともしない。


とにかく、枝の上には苔が密集していて
水をたっぷり含んでいて、まるでスポンジ。
枝の上をラインがスムーズに通っていても
その抵抗で全然降りてこない。

まあいつものことなんだけど、
下の方の比較的乾燥した開いた枝に架けて
ランヤードだけでワシワシ登るしかない。
枝も密なんで、ランヤードがなくても
素登りでも行けちゃうんだが。


ひっそりとした森の中、
子供たちが真剣な表情で、真剣に遊ぶ。
雨上がりのセイもあり、登ると甘い香り。
カツラは本当に甘い匂いがする。

写真ではすごく感じ良いんだけど、
まあ、人が集まると
ヌカカやブユやアブが大挙して襲ってくる。
それだけ健全な森なんだけど、
ちょっと、カユつらい。


いつ来ても本当に楽しい木だし
この森の底力をもっともっと探検したい。
もっともっと奥の方にもトライしてみたい。

2016年7月29日金曜日

Yale/Kernmaster

以前ある方に、YaleCordageのKernmaster はHandspliceできるんだけど、どう?っと聞かれていた。最近メカニカルプルージックを使う人が増えているけど、これはもう、アーボリストロープである必要が無いんじゃないか?ローストレッチのカーンマントルロープの方がメリットが大きいんじゃないか?でもしかし、アイ加工できないと都合が悪いし、、って思っていたところにこんなロープの存在を知った。

既存のアーボリストギアメーカー以外に、色々色気を出したクライミングやロープアクセスのメーカーからも続々といろんな製品が登場するし、敢えてキリがないので暫く新しいものをシャットアウトしようとカタログも見ていなかったが、需要があるという所にちゃんと対応するんだなぁと感心してしまった、基本カーンマントルだけど、コアを編んでいるロープ、ということはスプライスが出来るようだ。基本SRT向けだろうけどDdRTもイケるよって。

まあ、何とかレンチとか、何とかハイカーとか、何とかランナーとか、色々あるし、ジグゾブとか地球に引っ張られてる方向ではイイけどアーボリストはどうなのヨとか、何とかジャックはチョイ怖いし日本向けじゃないなと思ってるし。100-0のメカニカルは落はできても楽できないし、コンポン的にSRTはラクじゃないっと思ってるションないクライマーなんで、でもキンクが少なくカーンマントルでもDdRTできるユニセンダーだけはイイなぁって思ってる。 今のところ、そんな1gでも軽く、少しでもメンテの手間や効率的に登りたいヤワな野郎はYaleCordage/Kernmasterはイイかも?って思っていた。

でも、モノもないし、調べてもアルよってだけで、情報が少なすぎた。 そこで、海外から来日する友だちに、ちょっと切れ端でイイから買ってきてってお願いして、YaleCordage/Kernmasterを10mほど手に入れた。ほんとはグリーン/オレンジが良かったけどね。

YaleCordage/Kernmasterは他のカーンマントルよりしなやかでノットもイイ感じにタイできる。確かに他のカーンマントルとは違って24st.的な使い方が可能なようだ。 見た目はカーンマントルそのもので、シースが薄くコアで荷重を受け持ってる感じで、ダメだなこりゃって思っていたけど、ちょっとバラしてみると、こりゃ行けるかも知んない!?とトライしてみました。 シースは2本束の24編みでローストレッチのカーンマントルそのもの。コアは2本束の8編みナイロンで、これはちょっとシゴくとちょっと扁平するし、断面が丸になりずらいのかなあと思ってしまった。

まあ、一度フツーにやってみたが、コアシースの割合が違いすぎるし、ダメだった。(そりゃそーだ) んで、コア・シースの関係と引き込みの割合や位置を調整して幾度となくトライしてみて、以外とイケるじゃん!ってとこまでもっていけた。


メーカーに問い合わせても
なしのツブテなんで、
崩壊や断絶は無いにしろ、
何の根拠も無いスプライス。
ランヤードで実証実験って感じ。
どうでしょう?乞うご期待

怒濤の7月


今月頭からクルクル動き回って
やっとひと心地。
長野で出張ATSをやったり、
アルプスあづみの公園で
恒例のボルダー壁の画を描いたり、
岩尾内でイベントをやったり、
キトウシでも木登りイベント、
伊達でキワドイ伐採やったりと、
中1日くらいで忙しかった。


今年の壁画は枚数が多いため
下絵をしっかり描いて行った。
故に何かちょっとアートっぽく
良かったのか悪かったのか?


小川と木陰をイメージ。


樹木と風をイメージ。


水のイメージ。
HIPGNOSIS/
George Hardieオマージュ。


森の霧中の生き物。


途中でATSの講座を行った。始めは
訝しく思われていた節があったが
最初の説明を裏打ちするように
だから、コレだめですね!とか
言っていた意味が判りました!
と、好感触の反応に
とても楽しくエキサイティングに
必要としている知識と技術を
伝えられたようで良かった。


そして戻ってすぐに岩尾内。
恒例のイベントだが
若い人たちに巻かせたので
私はスタッフで遊びにいった感じ。
セッティング含めて無理の無い
イイ感じの進め方で気持ちが和む
今は旭川が熱い!
道北で盛り上げて欲しい。


そして翌日はキトウシで
あさひかわツリーイングクラブ
主催のイベント。
天候や日程の関係で
あまり人は集まらなかったが
こうやって定期的にヤルことって
ものすごく意味がある。
ここに来ればツリーイングできると
広まってもらえれば
こんな嬉しいことはない。
本当は俺がやろうとしていたのって
こういう感じだよなぁって。


そしてすぐに伊達での作業。
これは色々紆余曲折あって
聞いてた話しと違う!ってのが
本当は問題なんだけど、
お手伝いいただいた方が居て
本当に心強かった。
仕事もこうやって
広がってくればイイなぁ。


日常ではない日常。
サルの親子が目の前を通り過ぎる。
ケとハレが渾然一体となって
怒濤の勢いで過ぎ去っていた。
また明日から、かんばろ!