2014年4月23日水曜日

この時期嬉しいもの

この時期嬉しいもの


オオカメノキ
この春らしいというか、
躍動感があるフォルムが昂らせてくれる。
どうしても観に行きたくなる形。




風に揺れるハンノキの雄花。
小枝が揺れる揺れ方と違う、
遅れて揺れる、ファッサユッサと揺れる、
なんとも重みのある揺れ方。
雌花もしっかりおがってる。
がんばれ~って感じ。




キラキラ白銀に輝くネコヤナギ。
プリンッとはじけた
ハリと艶のあるケブケブ。
もう触らずにはいられない。
近くでよく観ると、
花穂の軟らかく輝いている先から
ちょっと濃いグレーの芯の方までの
シルバーグラデーションが
光を溜め込んでるよう。




雁の渡り。
数年前から近所でもよく観られるマガン。
連なって、カギになりサオになり
渡ってゆく姿は、ゆったりと時間が流れる。
お腹の模様が素敵。
低い所を飛んだときは
まるでストロボ写真のようだ。




エゾモモンガもうっとりこっくり。




それでままだ朝夕は冷え込む。
道ばたの水たまりもしっかり凍る。
こういうのを見つけると
割って手に取らないときがすまない。
近くでよく観ると、
模様が信じられない複雑さで出来ている。
この不思議な造形も、すぐに解けてなくなる。


2014年4月21日月曜日

ノットパス



クライミングラインは毛羽立ったぐらいが
丁度フリクションが効いて良いのでけど、
ナチュラルクロッチを多用すると
気になる所が出てくるので、切ってしまう。
14mとか9mとかの中途半端なロープが
どんどん出来てしまう。
クライミングラインは消耗品なので、
過荷重とかでダメになったら即破棄だけど、
まだ日も浅く、使用に耐えるモノだったら
ランヤードやアンカーに使ったり、
スプライスの練習にしたりする。
でも、短いクライミングラインだって使える。
「ロープの長さは能力を反映する」って
ツリーツールで誰かが言ってたな。




枝の上であちこち移動する場合は、
ランニングエンドは短い方が
取り回しがよくって良いに決まっているが、
短いと一度に登れないという弱点がある。

でも最近はソレを逆手に、
短いロープをつなげて登ることも多い。

15mのアンカーの場合、通常は30m強の
ラインが必要だけど、
14mと16mの2本をつなげて登る。
スプリットテイルは枝をパスしながら
登れるので、それでノットパスすれば良い。




片方のロープがアンカーまでの高さプラス
ちょっとあれば、後は何本つないでも
理屈上はイケる。
ワーキング側フライで16m、
ランニング側タキオンで14mのパターン。
この場合のフリクションマネジメントは
ロープスリーブを使っているが、
リングセーバーでも出来る。

タキオンを登って行っていくと、
アンカーからの長さ7m程のところで
ノットにぶつかる。そこで二次確保する。
これが出来ないと無理なのだけど、
枝が込んでるような場所なら割りと
容易くできる。




そして今登ってきたシステムと別に
ノットの上に新たにシステムを組む。
加重を受け渡せばノットパッシングになる。
ランニングエンドのロープを開放すれば
樹上移動の邪魔にならないし、
下のシステムごとラインを残しても良い。

ただ、下のシステムはレッグの短いモノで
上のシステムは長めのVTとかの方が、
システムを乗り換える時にあんばいが良い。




それほど実用的ではないかもしれないが
考えようによっては、便利に使えるし、
半端な長さのラインでも使えるものは使う。
高いから長いロープと考えずに
汎用性の高いアイテムを臨機応変に
スマートに使う方がイイですね。
アイデアの引き出しとして持っていても
ソンは無い。
とにかく、樹上であっちコッチと動く場合
スタンディングエンドは短い方が良い。


2014年4月15日火曜日

ミヤマホオジロだろうか?カシラダカかな?



この10日余り、庭に来ていた鳥が
気になってしょうがない。
夕方には殆ど定着していて、いつ観てもいる。
光があまり無く、色彩が微妙な時間なので
なかなか確証がないまま
いつも眺めていた。
目の上が黄色く見えるっちゃ、見えるのだけど
なにせ色が薄いのか、判りにくい。
多分、ミヤマホオジロの雌。




盛んに冬の間溜まったヒバの実殻や
ヒマワリの殼を突っついてるんだけど、
羽根を閉じてチョンチョン跳ねて動くので
腰の辺りの色と模様が見えない。
胸の赤褐色の帯も有るような、無いような
小雨覆の色は赤褐色っぽいけど、
顎線はほとんど無いように感じる。
胸の羽根の奥に黒っぽい斑が
有るような、無いような。
換羽の時期だろうし、決定打に欠ける。
カシラダカの雄だろうか?




別に同定することが目的ではないので
微笑ましく眺めているだけなのだが、
気になってしょうがない。

前に観たミヤマホオジロは
もう決定的にミヤマホオジロだったけど、
コイツははっきりしない。
何かむずむずして、ず~っと眺めている。
いかん、仕事しなきゃ。


2014年4月9日水曜日

ベニヒワ



今日のベニヒワは単独行動。
一羽で、ず~っと庭を彷徨いている。
この頃ベニヒワは天候が悪い時に
よく会うので、なんか薄汚れて見えてた。
遠くて光が当たらないと紅色がはっきり見えず
マヒワかな~?ベニヒワかな~?って
悩むけど、日当りの良い所に出ると
ピカーって輝いて見える。素敵!



どうも草原で会うことが多いベニヒワを
こんな間近でよく観られて嬉しいぜ!


2014年4月8日火曜日

アトリ



今日は久しぶりにアトリがやってきた。
昨年は観られなくって、残念!だった。
このオレンジ色が好き。
まだ数羽だけど徐々に増えてくるかな?




シメとのツーショット。
庭という環境だからかもしれないが
複数の種が一緒に居ると何か嬉しい。
アトリちゃ~ん、いっぱいやってきて!


ジョウビタキ



外を眺めながら朝飯を食ってたら
見慣れない色のヤツが居た。

ジョウビタキだ!
初めてお会いできました。

僕の一度観てみたい鳥リストの
結構上位に位置している鳥。

何処かに会いにいこうかなって思っていたが、
出会いは突然やってきた。





ロケーションもあまり良くないし
すぐに居なくなってしまったけど、
オレンジ色のぷっくらボディに
ロマンスグレーのオールバック。
なかなかダンディな姿だった。

もっとジックリ観察できたら良かったのにな。

そんなに積極的なウォッチャーじゃないし
いろんな所に出向かずに
身近な自然を観察する方が性に合っている。
それでも一年に数羽のお初に出会える。


2014年4月7日月曜日

イスカ



カワラヒワの群れがやってきて
そんな中に少し大きいヤツが混じっていた。
クチバシが交差しているように見え、
慌てて双眼鏡を覗くと、
イスカだった。

カワラヒワと同じように
ヒバから落ちた実のカスを突いている。



まあ、ロケーションは良くないし、
道路を自動車が通るたびに
ババーッと飛んで行ってしまうので
なかなかジックリ観ることは出来ないが
室内から温々と観察できるのは良い。

あと、窓際で仕事をしているので
鳥がやってくると、仕事が手につかなくなる。
禍福は糾える縄の如し。
プラスもあればマイナスもある。



なかなか観られない鳥に出会うと
嬉しくて、嬉しくて、いつまでも観ている。
でも、メスが2羽だったので
出来ればオスも観たかったなぁと、
つい欲を出してしまう。
限りないもの、それが欲望~って感じ。



背中の黄色がステキ。


カワラヒワ・ベニヒワ・マヒワ



春が少しずつ近づいてきてる。
先週からハクチョウやマガンが渡ってきて
カワラヒワも多く観られるようになってきた。
庭の雪も少しずつ減ってきて、
シーズン分の枯れ枝や実のカスも顔を出す。
ソレを狙ってカワラヒワが多くやってくる。





今日来た群れは多彩で
マヒワやベニヒワも混じっていた。
黄色が素敵なマヒワのオス。
模様が可愛いメス。
ベニヒワは少し薄汚れた感じで
敏感に飛び回っていた。
こんな風に3種類が混じって
群れになっているのを
あまり意識したことが無かった。




チリチリジュィーンって声を聴くと
ああ、カワラヒワだと思って
あまりよく観察したことが
無かったからかもしれない。
一羽一羽違う個体だし
何となくひと包みで観ていた
からかもしれない。

ちゃんと観ると
いろんなことが判るのかも?


2014年4月5日土曜日

海鳥



諸用で日本海側を北上した。
小さな漁港が見えてくると
波間に揺れる黒いツブを
目を凝らしてサーチしてしまう。
波が高く風が強いと
珍しいのが港に入ってることがある。
何となく集まってるのはシノリガモ、
ぽつぽつ散けてるのを見つけると
フラフラと寄ってしまう。



ここでお会いしたのは
ビロードキンクロ。

今まであまり縁がなく
遠くで、ソレかなぁ?っと
思うことはあっても
あまり近くで見たことがない。



水鳥は近寄っても、す~っと
離れてしまうことが多いけど
あまり警戒しないのか
のんびりユラユラ漂っていて
よ~く観察できた。
白い三日月の隈取りが
凶悪そうなイメージだけど
近くで見るとユーモラスな
表情に見えて可愛い。



盛んに潜水を繰り返すヤツも居た。
一度潜るとなかなか現れず
結構離れた所にポコッと出てきて
ターゲットを絞りきれない。
ベタッと水面にへばりつくような
フォルムがウミスズメ系のよう。
動かずに見ていると、
嘴の根元にデッパリがあるし
冠羽やヒゲっぽいのも見える。



予想して所じゃない所に
ポコッと出てきて、すぐまた潜る。
水面に目を凝らし現れるのを待つと
思いのほか近くに出てきて確認。
ウトウだった。

こんな所でウトウに会えるとは
思っていなかったのでびっくり。



港の浅瀬まで寄ってきて
水中に潜る瞬間を見ていたら
まるでペンギンのようだった。
ウトウを見るといつも思うのだが
夏羽の時に嘴の突起があるらしく
冬羽では無い。
無いというのはへっ込むのか?
取れるのか?
キングペンギンの嘴片のような
ものなら、ソレを
是非手に取ってみたいものだ。



遠くで良く判らなかったけど
カイツブリの仲間も居た。
粘って見ていたが、近づいてくれず
判断がつかない。
ハジロカイツブリかなぁ?
1羽は冬羽で1羽は夏羽に換羽中
いつも一緒に並んでいるから
多分ツガイだと思うけど、
雌雄で換羽時期がズレるのかなぁ?



あとウミアイサ。
コイツも遠かった。
胸というか肩の所の
格子状の模様が好きなんだけど
そこまでちゃんと見られる距離に
近づいてくれない。



ウミウも婚姻色になりつつある。
一見地味だけど、
ウミウの羽根はツヤツヤで
光の加減で緑色や紫色がかって
見えるときがあり、素敵。
特に婚姻色の時に目立つようだ。
ケツの白も何か好きだなぁ。
だんだん春になってきて嬉しい。