2018年4月7日土曜日

ROOPE!



Teufelbergerのスポーツ系というか
同じグループのブランド違いなのか
Maxim Climbing Ropesってのがあり、
そこにROOP!てのがある。
ダイニーマのループスリングなんだけど
EN 566だから登山用のスリング扱いで
7mmと6mmがあり、MBSが22kN。

でもこれ、通常よく見られる
重ねて縫い付けたヤツじゃなく
スプライスしてつなげてる、
っつうか、スプライス的でもあり
明らかに通常のやり方ではない。
end for endなんだけど、
不思議な感じ。


目に見える範囲で、ループの末端的な所は
クロスオーバーしてるんだけど、
そのちょうど反対の箇所が妙に膨らんでて
ステッチしてある。.....面白いゾ!

さらに ROOPE! XPSについては、
カラビナの操作性を向上させるため平滑に
縫い付けてる?ってことらしいです。

根拠はいま忘失したが、
マニファクチャーサプライの強度は
85%と試算するらしいとして
6と7mmでも要件を満たしてるんで
相当強いのかな?
ROOPE! の方は7mmで
ROPPE! XPSの方は6mm。


実は、とある機会に恵まれ、
このROOPE!が手に入ったワケで、
2012年製のダイニーマだし、
実際タイトに使うことはできないんで
せっかくだから、
ほぐしてスプライスを覗いてみよう!

ってことで、早速
このXPSって部分をバラす。
バイトにして縫合してる部分を
リッパーで切ってみる。

分解、大〜好き!


本当はXPSの部分だけ切って
ただのROOPE!にするつもりが
調子こいて切ってると
ステッチの部分まで切ってしまって
まあ分解するつもりだったから良いけど。
XPSの部分とステッチの部分では
つかってるツィルが違うようだ。

上のボサボサ切ったのがXPSで
こっちはリッパーで簡単に切れる。
下のステッチの糸は
おそらくダイニーマなのかな?
リッパーでもなかなか切れない。

そして早速クロスオーバーの所を
抜きにかかる。

.....あれれ、簡単に抜ける。

何となくの予想で、
シースはクロスオーバー部分で
コアが半周ずらしてるんじゃないのか?
って勝手にダブルブレイドだと
思っていたが、全然違う!

そしてXPSをバラしただけでは
6mmなので強度を満たさない?かな
このままでは使えない。
まあルーピーとかも引っ張られる
ヒステリシスで強度を出してるから...
こんな単純で良いのか?


確かにマニュアルにもダイニーマだよって
書いてあったんだけど、
モノ凄く単純な、ホローブレイドで
片側半周+の末端をそれぞれ入れ込んで、
実際のサイズの倍+の長さで
両末端を重ねてステッチングしていた。

重ねてステッティングしてる部分は、
まあ、切っちゃったんだけど、
いわゆるミシン縫いで、
片側から入れたバイトに下糸が通っている
感じの縫い方で、一カ所切れると
スルスル解ける。
それを90°ずらしダブルで十字にしてる。
この写真はXPSじゃない方の
ステッチが判りやすい方。


元々のサイズは、公称14cmだったけど
(モノを測ったら約15cmあったけど...)
バラして末端から末端まで72cmだった。

だから6mmのスリングとしていても
全周ダブルで入ってて6mmで、
バラしてシングルのホローブレイド
として考えると、3〜4mmの
ダイニーマホローブレイドという事。

コアで末端が重なってる所は約10cm
ループだから全周で約30cmとして
その倍だと約60cm、
プラス重なりが両側で約20cm


末端をバラして見ると
16strandのホローブレイド。

Teufelbergerは、
ごく一般的な末端縫い合わせの
ダイニーマスリングも作ってる。
このROOPE!は何の為?

確かにスリングは縫い合わせの所が硬く
ゴツくなって、あまり短いものは作れない。
このROOPE!は、9cm/14cm/29cmの
ラインナップで、平テープのスリングで
カバーしにくい短めサイズを供給する
と言う事だろうか?

確かに9cmのヌンチャクは無いな。


カラビナをちょい延長したいときや
クイックドローとしては良いもしれない。
まあいずれにしても、面白いものを作るなぁと

本当はコイツをランヤードの途中に
プルージックで巻いて
アンカーにしたかったのだが、
XPSだと3ラップしかできないし
ちょっと使いにくそうで、
XPSじゃない7mmの方は
60cm/120cmしかない。
だからXPSをバラして..と思ったけど
ダメだね。

モノにはモノの理由がある、のだ。

摩耗サイクルにさらされると、最高5倍の性能を発揮し、定義されたエッジを越えて落下すると約10倍の強度を発揮するらしい。

何の事か良く判らない。

ダイニーマの製品って、ロープ単体であまり手に入らないし、
ツルシのサイズじゃ、どうも塩梅良くない。みたいなときに何かと使えるかなぁと
思ったけど、巧くいかないね。

2018年4月6日金曜日

春近し



この辺りは随分雪解けも進み
いよいよ春だなぁって感じになってきて
今年はハクチョウは来てるけど
マガン達が見当たらない。
ルートから外れたかな?って心配になる。


心配になって、ちょっと北の
沼を目指して走っていみると
雪が落ちた田んぼの、
靄の中に居ました。
よかった。


いつもキンクロハジロが溜まっている
沼には、キンクロちゃんも居たけど
ミコアイサがいっぱい溜まっていた。
繁殖ディスプレィなのか?
反対側の岸寄りにメス6羽の集団が居て
そこにオスがけたたましく
水面すれすれに羽ばたいて近寄る。
バシャバシャ、メスを蹴散らすが、
また直にちょっと離れて集まって、
そこにまたオスがバシャバシャ
を繰り返している。
カップルになった?2羽なのか
手前の岸を悠々と流れて行く。


この季節は1日と空けると
全然様子が変わって、
うかうかしてられない。

ヤナギの花も開いて、
もうすぐだな。

2018年4月1日日曜日

春の渡り



自宅の上空をマガンの群れが
北に向かって移動している。
こういうのを見ちゃうと
そろそろ良い季節ですね。

そわそわして、
近所を探りに行くんだけど
今年は雪解けは早いけど
雪が落ちた田んぼや湿地に
マガンはあまり羽を休めず
もう美唄方面に行ったか?

でもハクチョウたちは
いっぱい来ている。
大と小の差が
良く判らなくって
いつも悩んでいるが
これはコハクチョウのようだ。
初めはちょっと
首短くて太うないかい?
って見ていたんだが
顔を上げた瞬間、
他とちょっと違うぜ
嘴の黒い部分が基部まで
つながっている。


雪代が溜まって
沼になるところでは
ヒドリガモが集まっていた。


不意にデカいヤツが現れ
ジャポンっと水中に潜る。
カワウはこの時期
頭の白さが増す気がする。


全然近くに来てくれないが
奥の方でミコアイサ夫妻が
悠々と移動している。


カモたちがピュィーって
一際声が甲高くなって
上空を見ると猛禽
良く判らなかったけど
足黄色かったし
オジロワシの若いヤツ
だったかな?


移動中上空をつながって
飛びさる一団がいて
待望のマガンかな?って
見ていると、どうも違って
胸の模様が無い。
嘴も黒く、白い所もない。
はっきりしないけど、
ヒシクイ?


宮島沼でバツーカ砲で見ると
個体がギリギリ判る感じで
マガンに混ざって居るので
こんな一団で見たことないし、
並んで飛んでるのも初めて。

旋回して沼に降りたので
追いかけて近づいてみると...


ヒシクイの姿は
確認できなかったが
オナガガモの楽園だった。
ここは夏になっても消えない
沼地なんだけど
夏場は背丈の高い葦原で
なかなか行けないけど
今時分は入っていける。


オナガガモ・ヨシガモ・ヒドリガモ・
ミコアイサ・カワアイサ・カイツブリ・
コガモ・キンクロハジロ・ハクチョウ
なんかが集まる。
初めは少し離れて行ったけど、
夕方近くなってきてドンドン集まってきて
ジッと動かずに居ると
結構近くの水際まで埋まってきた。
しばし、あ〜って眺めていた。
羽を休めるにはイイ場所なんだろう。


オナガガモはデカくて
綺麗で優雅で
カッコいいなぁ。

2018年3月30日金曜日

左利き!



スカイロテックという
ドイツのメーカーのカラビナ。

スクリュー/トライロック/ツイストの
3種だが、これはトリプルロック(TRI)
革新的な180˚スプリングで、
ゲートを開ける動きが、
左右両方向に回転する。
両手を使ったり左利きの人に特に有効。
使いやすい=リスクが高い(!)って
思ってるんでどうか?という考えはあるが、
今までなかった感じだし、
マイノリティとしての左利き用っつうのが、
左利きに取っては嬉しいゾ。


SKYLOTEC _Double-O-TRI
ART NO. : H-176-TRI
TYPE : DOUBLE-O TRI
STANDARDS : EN 362:2004;
EN 12275-H:2013
CE0123
CE0321
UIAA 121
SIZE : 109 x 58mm
MAX GATE OPENING : 21mm
WEIGHT : 90g
MAJOR AXIS(MBS) : 24kN
MINOR AXIS(MBS) : 7kN
GATE OPEN(MBS) : 8kN
MODEL : TRI (Tri Lock)
MATERIAL : Aluminium alloy


SKYLOTECは、戦後まもなく設立し鉱山用のバスケットなどを開発。その後産業用落下防止器具や遠心式ブレーキ下降器、登山分野でも様々な商品を開発。スポーツ/産業分野の衝突安全システムに対する個人用保護機器の大手メーカーの1つで、主要な救助組織のメンバーであり(DGUV 312-906・GWO・FISAT・IRATA)定期的な教育・トレーニングを行っている。ドイツ、ハンガリー、スロベニアに独自の生産拠点がある。

2018年3月18日日曜日

ゴジュウカラの春



ゴジュウカラも春の鳴き方で
フィーフィー鳴いていて、
そして巣作りに急がしそう。
これ、GIFアニメにしたら面白そう!
ってことで早速やってみた。
イイ感じ。

キクイタダキ



だんだん寒さも緩んできて天気も良く
じっくりと防風林を歩いた。
カラやゲラたちも何か騒がしく
春を感じさせる鳴き方で右往左往してる。
キクイタダキもいつもにも増し
ピチピチッチチチチって
忙しく動き回っていたので、
ちょっと移動方向を先回りして
ここに留るだろうなぁってポイントで
待ち伏せしてると、...


期待通り現れてくれた。
しかもかなり至近距離で焦点も合わせ
だんだん声が近づいてきて、
見事にフレームイン!
後頭のオレンジ色もはっきり。
期待に応えてくれるコイツらが大好きだ。

2018年2月11日日曜日

トンチンカンチン

先日ある方から相談を受け話しを聞いていると、どうもおかしな部分があり不思議に思ってしまったんだけど、ローラー付きのカラビナをトップアンカーにしているということなのだ。私も良くない所があって、サイドオープンのプーリーは、フォルスクロッチのフリクションセーバーにもってこいだぜ!とか言ってるから、同じ感じでオープンして使えるから良いんでないの?ってな感じだと思う。大体トンチンカンチン自作って、画像をみてマニュアルや説明も読まず、その人の使い方や条件も鑑みず勢いで声高に言っちゃったら、アンポンタンがマネしちゃうよ。

それはダメでしょ!って言ったら「でも売ってた」ってことで、それをマネして作った!って、よくよく聞いてみると海外のあるショップで確かにあり、でも、それはリディレクト用のシステムとしてモノだった。
それをトップアンカーで使っていて、ロープの流れがスムーズで抵抗も少なくて調子がいい!なんて、すごいチャレンジャーだなぁと恐ろしくなった。
さらにエーデルリッドでは、同じようなリングにローラーが付いたフリクションセーバーがあるし...って、それは全然別物でしょ!それ用に開発されたモノだからEN 795 B 通ってるし何の問題もないけど、ただ見た目が近い(本当に近いか?)モノだから、マネして作ったって鼻高々に、これは良いとか、自分で検証したからOKって、まさにミソもクソも一緒で、クソ汁飲んで旨い!って言ってるようなものじゃないのかな?

ローラー付きカラビナは、スゲェ便利な良いモノだけど、メーカーでも表示されてるように、倍力装置やロープの流れを整えたりするためのモノで、カラビナ自体の正荷重破断強度は24kNくらいだけど、ローラー部分の強度は両側合わせて11kN程度で、チロリアンブリッジとかトップロープでは使用できない、って書いてあるぜ。(にしても、11kNってチャッチく見えるローラーも意外に強度高いんだな)
ゴリゴリ使ってたらそのうちベアリングがイカれて、しかも足滑らして1mくらい動荷重になったら....

皆大好き黄色いメーカーにも同じタイプのローラー付きカラビナがあり、そっちはカラビナの正荷重破断強度自体が20kNで、ローラーは両側合わせて4kN程度。これは逆にPPEに使用できないように、敢えて22kN以下に想定しているとも考えられる。

勿論トップアンカーとして使えないし、アンカーの規格EN 795も通っていない。

EN 795は、高さからの落下に対する保護・アンカー装置で、EN 795 Bは運搬可能な一時的アンカー装置という要件。(100kgのウェイトを、落下係数1.2で2,500mm落とした動的試験で、概ね22kN以上の保持が必要)



オープンスリング
なんかもそうだけど、
パーソナルユースで
PPEとして使用するのは
大体22kN以上の
破断強度だよね。

作業を便利に
効率よくするギアは、
使い方を知っていれば
凄い武器になるけど、
安易に流用すると
甚大な
ウィークポイントになる。
怖いゼ。
話しは変わるが、黄色いメーカーのカタログで、ローラー付きカラビナをハーネスのブリッジに取り付け、そこに皆大好きなメカプルージックのデバイスを付けて登ってる写真があったけど、これってコネクタ自体の正荷重破断強度が20kNなのって、良いのか?
???