2017年2月13日月曜日

オジロワシ



先日出会ったオジロワシは
うるさい車通りも気にせず
街路灯に停まっていたので、
思わず戻って近寄って、
よ〜く観察した。
キョロキョロ頭を動かし
落ち着きがない感じの若鳥。


そして今朝見つけたオジロワシは
立派な成鳥だった。
畏怖して近寄らずっという感じで
何か威厳のある佇まい。
カッコいいなぁ。

2017年2月12日日曜日

スライディングD


Edelrid Core Sliding D-KIT
エーデルリッドからツリーケア用に
ハーネスが発売されているが、
そのブリッジが消耗取替用で
発売されていた。
サイドのD環(EN358)が一体で
サイドDがボルトオンで
コレごと取り替えられる。
メーカーも製品も許可してないが、
理屈的にはコレって
他のハーネスもOKじゃねーの?
ってめっちゃ興味がありました。

あくまで当然、自己責任なので
良い子は絶対マネしないでね。
ってことで、シンギングロックのハーネスに
取り付けてみました。
初期型LRシットって、サイドDはハイテン鋼で
溶接の華奢な作りだし、
どうしても気に入らなかった。

結果から言うと
このやり方はお勧めできません。
コレ自体は良いものですが、
あくまでツリーコアの消耗取替用です。
ツリーコアは構造的にオリジナリティー溢れて
とても良いハーネスだと思います。
昔あったペツルの後付けブリッジやツリーモーションなどはリングやレッグをつないでるウェビングがもの凄く消耗するのに、ここは取り替えられず、ハーネス自体が買い替えになってしまう。コレってどうなんだ?っと思っていた。流石カーンマントルロープを開発したメーカー、エーデルリッドはやっぱり革新的だなぁ。
ツリーコアはセンターDが付いていないけど、ここにデルタマイロンなども取り付けられる。もちろんコアトップやチェストアセンダーキットが増設できるし、なんと言っても背中にフォールアレストのアタッチメントがあるコアプラスが増設できる。現在、後付けでフォールアレストのフルボディ化できるのはコレしかないんじゃないの。
そしてレッグパットやスクリューDキット、ブリッジウェビング、ベンチなど別売りで充実しているので、必要に応じてフルボディにできたり、万が一に備えて背中のアタッチでセルフビレイシステムを組めたり、臭くなったらパッドも取り替えられるし、私みたいな使い方をする人に取ってはモノスゴクありがたいハーネスだ。
そんな変態はいないと思うけど、サイドDの取り付けポイントも4カ所あるので、ダブルサイドDなんてのも可能。誰かそういう人いないかな?見てみたい。



そして何より気になっていたのが
「スライディングD」という、
ブリッジの取り付け構成が他のメーカーと
全く違うので、使用感が判らなかった。
両側のサイドDと両レッグから
出てくるウェビングが、
そのスライディングDをダブルで通る。
ブリッジの途中から其々レッグに
固定される従来のものと全く違う。


はじめは両レッグをつなぐウェビングが
短くて稼動域が狭いんじゃ無いの?って
思っていたが、全くそんなことは無い。
個人的には純正より5cmほど長い
オーツン(OCUN)のポリアミドを
付けてみたが、オリジナルでも充分だった。
レッグの稼動域ってそれほど無いんだなぁ。


ツリーワークのポジショニングとして
前後左右に身体を振ることも全く問題ない。
スライディングDは横向きなので
クライミングシステム的にも都合がいい感じ。

そして、一番いいなぁと思ったのが、
荷重したままブリッジの長さを調節できる。
セコイヤのアジャストブリッジなどは
吊り下がったままだと調節は難しいけど
これは、荷重を足側に移すのが容易なので
ぶら下がりながらでも長さを変えられる。


SRTの時などは、ロープに近づきたいし、
ストロークをかせぐため
アタッチメントポイントを短くしたい。
そんなときには一番短くして登って、
上でそのまま伸ばしてポジションできる。
この可変性はもの凄く有利だと思う。
上半身と下半身の荷重バランスを変えて
動くときにも有利になる。
ただ、あくまでも、
ツリーコア用のスライディングDなのです。
コレで益々ツリーコアが欲しくなった。


注意
ここで紹介した
Edelrid Core Sliding D-KITは、
あくまでTreeCore用の消耗部品なので
汎用性のある製品ではありません。
メーカーが許可している訳でもなく、
他のハーネス自体の規格もあるし、
安易に取り付ければOKということではないので、
それによって起きた障害や事故は
何ひとつ保証されるものではありません。
根拠はあくまで自分になるのでご注意を。

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Better be the tail of lions than the head of foxes.
寄らば大樹の陰

どこぞの有象無象が言うことなど信用ならんが、Aさんが言うなら間違いない。
たとえ同じ内容だとしても、信用度が違う。
というのは、根拠をそのAさんに預けているということでしょう。
自分では責任取りたくないし、思考を停止して、まるっとナスリツケル。最悪だね。
AさんとBさんが、理屈は同じでも方法が違うことを言ったとしたら、自分で考えることをしないから、Aさんはコウ言ったから、Bの言うことは違う!なんて言ってしまう。
肩書きの差を見比べる小賢しさはあるんだよな。
そういう人はAさんが「火の中に飛び込め」って言ったら、何も考えずわかりました〜って飛び込むんだろうな。
どうして自分の中で思考を再構築しないのかな?

以前ある人に、どうして日本人は自分で組み立てないんだ?最終判断は自分だろ?
そいうい風に言われて、初めて自分で意識できるようになりました。