2011年6月28日火曜日

キビタキ


目の前の防風林では今年は
キビタキが多い。
良く通る澄んだ声で鳴いている。
ニワトコやヤチダモも
繁茂してきたので
なかなか探しにくいが
声も綺麗だし姿も美しい。

青葉公園ツリーイング


毎年やっている木登り体験会。
みんないい顔をしている。
今は仕切りが違うけど
自分で始めた木登りイベントで
今年で早くも6年目。
最初に体験した子はもう
中学生になっている。


ロープを使って木登りをさせることが目的に
なっている親や主催者が多いが、
僕は樹上の空間まで自力でたどり着くことが
大きな目的だと思っている。
だから高さは関係ない。
今年は小学校の低学年の子が多かったので
小さい子は「怖さ」を感じて欲しかった。
その怖さに打ち勝ってやってくる
高揚感が新たな何かのキーになって欲しい。
子供たちに感想を書いてもらうと、
シャボン玉や楽器で達成感を味わった子や
自分の殻をブレイクスルーした子の
その怖さと気持ちよさがよく伝わってくる。


イベントでは仕切りのオトナが「ちゃんとお礼を言いなさい」とか
あらかじめ登る前にお礼の言葉を考えていたり、
心が伝わってこない形骸化した言葉をもらうことが多い。
そんなの子どもだって気恥ずかしいだろうし、
こっち何も感じないことが多い。
そういう点で、木の葉の感想は本当に伝わる生の声が聴ける。
自分では大きく構えあまり出しゃばらないでいると、
スタッフに直接お礼を言ってくる子もいる。
そうやって小さなファンが増えると結構こっちも気持ちがイイし、
スタッフもやる気になるだろうなぁ。


ハクウンボクの清楚な花が
今が盛りと咲き誇っていた。

オオタカの営巣

一昨年営巣したオオタカの巣。
去年は来ず今年はどうかと
期待していたが時季がはずれ
もう来ないかと思っていたが、
ひっそりと抱卵していたようだ。
この巣から巣だった子たちか?
もう生まれてるのかな?
こんな場所で無事に育つかな?
これからが楽しみだ。

2011年6月24日金曜日

アオジの赤ちゃん

クロツグミの美しい声に誘われて防風林の隙でジッと探す。
なかなか姿が見えないが時間があったので腰を据えしゃがんで待機。
移動せずじっくり構えると林は動き出す。
今まで見えなかったモノや聞こえなかった声も聴き取れるようになる。
盛んにアオジが鳴きだした。

すると足元の草が揺れ始め、
どんどん近づいてくる。
ついに直ぐそこの草陰から
アオジの子が飛び出してきた。
まったく警戒する様子はなく
??な顔でこっちを見ている。


親アオジがチッチチッチ
警戒しながら周りを飛び回るが
幼鳥はお構いなしに睨めっこ。
まだ飛べないらしく、
よちよち歩いている。
しばらく見ていたが、
砂利道を渡って逆の草むらへ。

普段見えない物との突然の出会いに興奮したが
こらえてジッとしていると良いこともある。
ブユやヤブ蚊にやられるけどね。

人との間は難しい。
ゲンがつかないヒトの方が至極シンプルで納得がいく。
嫌なことがあっても生きているもの同士、虫にやられル方がよっぽどイイ。


用水路ではカルガモ一家も
子育ても真っ最中。
カラスにやられないように。
とは言っても日に日に
減っていくんだよな。
まあしょうがないか。

アカハラの巣材集め


最近毎日アカハラが庭に来る。
巣材を集めているのか、
添え木を結んだポリテープを
割いて咥えて飛び去る。
あまり美しくないが
巣材としては強力なのだろう。

2011年6月23日木曜日

シジュウカラの子育て


朝に庭がやたらと騒がしい。
シジュウカラが幼鳥を連れて
来ているようだ。
盛んに虫を咥えて運んでいる。
運んでいる先には...
3羽の幼鳥。



まだ巧く飛べないようで、
飛ぶというか跳ね回っている。
そして危険も知らない
ウブいやつなので、
まったく警戒心がない。
洗濯物干しで激しく餌をねだる。



嘴の黄色いヤツ。
初心(うぶ)っていう言葉は
ジュブナイル[juvenile]
から来ているのではないだろうか
勝手な妄想。

オニグルミ


家のそばではオニグルミが
花を咲かせ始めた。
ピンクの雌花と下垂する雄花。
風に頼って受粉するため、
雌花はネバネバだ。




女は色っぽくピンクなのか
怪しい妖艶な色の雌花。

2011年6月16日木曜日

シウリザクラ


近所ではないがこの時期に
よく向かうところに
シウリザクラがある。
去年は花期を逃したが
今年はイイ感じの時に
会うことが出来た。



このモコモコした花の固まり
風にワサワサとそよぎ
なんとも麗しい花ですね〜。
大好きな花。



そばではミズキも咲き始め
清々しい匂いを醸し出している
近所よりちょっと時期が早い。
それに家の周りのミズキは
今年も毛虫が大発生で
とんでもないことになっている。



家のそばのミズキは
こんな感じ。
羽化後に再起するが
なんともみすぼらしく
可哀想になってくる。



ミズキ以外にも
今年も虫が多いようだ。
このくらいのサイズだと
非常にカワイイし
頑張っている感じがするが
巨大になるとどうも
許し難くなる。

2011年6月10日金曜日

アリスイ夫婦

どうも気になるアリスイ。
今日は二羽が林縁を忙しく
追い駆けっこしていた。
おそらくつがいだろう。
盛んに動いているときは
あの独特のヌメッとした
イメージはなくかわいい。

ノビタキ

うかうかしていると辺りは
すっかり夏鳥達ばかりになった。
もうちょっと春の鳥たちに
会いたかったが、
今年は外すことが多かった。
ノビタキも例年より
数が少ないようだ。

コヨシキリ

コヨシキリ

草原ではコヨシキリが現れ
けたたましく鳴き出した。
まだアイドリング状態なのか
あまり長くは鳴かないが
イイ声を響かせている。


エゾセンニュウも鳴きだしているが、こちらも上手く鳴けないようだ。
「トッピンカケタカ」の前半部分だけを繰り返すので、
「コッペパン」っと聞こえる。
家の周りによく居るカッコウも後半うわずってしまい、
優雅な余裕を感じられない。
あまり焦っているとイイ相手を捕まえられないゾっと思うのは
人間の勝手な見解だ。

2011年6月9日木曜日

リングセーバー

バッキンガムのリングセーバーに若干のほつれを発見していて
使うたびに気をつけて見ていたのだが、ファイバーの切れが目立ってきた。
ほつれがキレになって裂け目になるまでは直ぐだった。

直接幹に巻くことが多いし、身体を振って枝移動とかをすると擦れが多い。
樹皮が硬く裂け目があるような木の場合、
荷重方向がずれて繊維に刺さることもあるのだと思う。
そしてさらに動くとそこがキズになり切れ目になる。
もちろんしっかり荷重している場所なので、刺さると直ぐ切れるのだろうか?
ベルトタイプはフリクションも高いし安心感があるがこれは恐い。

けっこう高い道具なので、痛いなぁ、と思いつつ破棄することにしたが、
両リングをリユースしようとナイロンウェビングに刃を入れてみると...
恐ろしくあっさりと切れた。

荷重しているロープに刃を
あてると即座に破断するが
荷重していないロープは
なかなか切れない
イメージがあった。
このナイロンスリングは
信じられないほどあっさり、
ケーキを切るように切れた。

3σMBS5,000lbs.といえども、
隣の枝に飛び移る場合は静荷重にはならないし、
荷重が載った状態で擦れた時の繊維のもろさを考えるとゾッとした。
これは荷重が載っているときならどうなるのだろう?
ロープやウェビングと違い、編んでも撚ってもいないのでそうなのか、
繊維を硬く縫製してあるから大丈夫なのか?謎がまたひとつ。

枝を飛び移ったり上で掛け替えるときは、携行性の良さや汎用性の高さで
3ストランドのツリーマスターを自作したセーバーを使うことが多い。
しかしトッピングカットの時はなんとなく漠然とした安心感で
ファクトリーメイドのバッキンガムのリングせーバーを使うことが多かった。
何かあの肉厚のナイロンスリングの方が
フリクションも効きやすくホールド感が安心できていた。
ひょっとしたら、あの安心感も、無知から来る幻想だったのか?
崩壊したら元も子もないアンカーに使う部分だし、
トップアンカーだから紫外線による劣化も大いに考えられる。
いずれにしても、少しのキズでも、もう使いたくないな。

ランヤードも若干荷重が載っている状態で幹に擦れると痛みが激しい。
自作のツリーマスターのセーバーなら痛んだらすぐ交換するし、
簡単に作れるので多用することが多い。
手荒に扱って言い訳ではないが、過剰に擦れを気にしてもしょうがない。
紫外線劣化がでる前に交換するのがイイと思う。
しかしグリオンの包茎チューブのようなものがある方が痛みを軽減できる。
消防ホースを巻いて使ったりすることもあるが、
どうも滑りが悪いし塩梅が良くない。
シェリルで売っているツリーマスターのフリクションセーバーも
チューブが入っているし、
何かで代用出来たり、あの熱に強そうなチューブだけ売っているところ無いのかなぁ。
誰か知りませんかねぇ?

コサメビタキ


木の股に往復する鳥がいる。
何か咥えて何度も繰り返す。
コサメビタキが巣材のコケを
咥えて運んでいる。
地衣類のフカフカのベッドで
かっこいいんだよな。
子育てが終わったら
登って観察してみよう。

アズキナシ


大好きな花がもうすぐ咲きそう。
去年はあまり咲かなかったので
花芽が上がってくると
ワクワクが膨らみ楽しみだ。
一昨年は運動会の時だったので
やはり今年はずいぶん遅い。

2011年6月3日金曜日

スローライン

先日のT-1講座で道具の手入れを実践したり説明をした時に
「スローラインも洗うんですか?」と聞かれたが
もちろん洗うし、逆にどうして洗わなくて良いと思うのかが不思議でした。
スローラインは一番汚れるものだと思う。
投げた後クルクル回ることが多いのでキンクする。
そして絡んで扱いにくくなる。
いくら腕に自信があっても、
キモのスローラインでトラブルと台無しになる。

スローラインの洗浄でもうちょっと詳しく付け加えたいコトがあり、
私はスローラインを洗うときは
面倒だけどいちいち全て
チェーンノットにする。
何本も一度に洗うので
こうした方が後々助かる。
ちまちまと45m
チェーンノットである。



そしてこれがキモだが、
洗った後、脱水して、影干しする前に延ばす。
適度に荷重をかけながら撚りを直していく。
スローラインは断面がちょっと平べったくなっていて、
それを指でしごきながら撚り戻しして引っぱって延ばす。
これをヨリが感じられなくなるまで数回繰り返す。
本当は屋外で一本にピンと延ばしてしごくのが良いのだが
高い所にプーリーをセットして、折り返して荷重しながら延ばすと良い。
ロープ全てそうだがメモリー効果があるので、
キンクを取り除いた状態で影干しすると良い。

以前に道具が足りなく仲間内から借りてイベントを行い、
イベント後、汚れたので返却する前に洗った。
コレひょっとして一度も洗ったこと無いんじゃない?ってほど
ハイローストコーヒーのような不透明の水に驚いたことがあった。
手入れは身を助く。

エゾノウワミズザクラ


エゾノウワミズザクラ
咲いていた。
というか終わりかけていた。
どうもまた最近天候が不順で、
清々しい青空に
薄クリーム色の花、
というわけにはいかなかった。
でもこの花は大好き。


セイヨウミザクラ
こちらも花盛り。
人の家の土地の木だけど、
下が遊歩道になっているので
借景。
いっぱい実をつけそうだ。

2011年6月1日水曜日

ビーライン

先日知りあいからビーラインを5mほど戴いた。
といっても息子がプレゼントでもらったもので、
(ビーラインをプレゼントしてくれる人ってスゲェ)
それをスプライスしたいので教えてくれと...
セキュアードフットロック用のループとE2Eを作りたいと...

E2Eの手持ちのビーラインは5/16in. なのでコアがブランメル。
ビーラインは何の疑問もなくツルシのE2Eを使ってましたし、
コアをブランメルで編んで...外皮はどうしよう...なんて思っていましたが
フリップさんの記事を読んで、にわかに危機感を抱いたこともアリ、
よく考えると、そのビーラインは3/8in.だった。
危ない、危ない。
そこでダブルブレイドのClass2にトライした。

必要な長さを出して、余った分を使って手本を見せると
Class2を憎ったらしいほどすんなりと作りやがった。


ビーラインはエールのダブルブレイド。
一度やってみたかった
ニューイングランドのガイドにある
core-to-coreにも挑戦。
見た目はなんとも...
それでもちょい短めE2Eができた。


高性能プルージックコードは何となく敷居が高かったけど、
ビーラインは意外に扱いやすく、内芯と外皮の離れも噛みも良いようだ。
まあ、こういうテストケースはそうザラにあるものではないが
いろいろ試してみるのも良いもんですね〜。