2009年7月31日金曜日

シナノキ


オオバボダイジュが咲いたので、シナノキは...と思いきや、まだ蕾だった。もうすぐ咲き始めるだろう。子供たちの夏休みが始まったというのに、梅雨前線の影響で雨が降ったり病んだり。スキッとカラッとした北海道の初夏はどこへ行ってしまったのやら。シナノキもとまどっているだろう。

オオバボダイジュ

ホオジロ


そばに巣があるのか、つがいで見通しのよいヤマハンノキの幼木のトップからなかなか離れようとしない。しかも青虫を咥えたままだ。どのくらいで逃げるかな、と近づいてみたが一向に逃げる気配はなく警戒音を発している。ゴメンナサイ。雛が巣立ったら巣を探してみよう

美唄ツリーイング

すっかり遅くなってしまったが、先週末美唄でツリーイングイベントを行ってきた。生憎の小雨混じりのなかセッティングだったが、イベント開始と同時に雨も上がり無事体験してもらえた。小学校低学年の子が多かったが皆慣れてくるとスイスイ登っていた。スタッフも含めて40名ほどに体験してもらった。そしてイベント終了と同時にザーッと雨が降ってきた。一緒にスタッフをしていた中に強運の晴れ男がいて助かった。


会場となったのは美唄林業試験場で中庭のシラカバに12本ほど掛けた。敷地内にはまだまだ良い樹がいっぱいあるだろうが、初めてだし人目を引く場所ということで、樹木としてはあまり魅力がなかったが皆で楽しめた。
林業試験場の夏休みグリーンフェスティバルというイベントの一環だったが、天候のせいもあり、人手もパラパラででも返ってその方がゆっくり体験してもらえたと思う。会場内にはよくあるプログラムとはちょっと違った面白そうな催しがいっぱいあった。間伐枝を使ったエンピツ等の工作系、水生昆虫観察や珍しい果実で作ったジャムの試食、木の葉などから抽出した香りの体験(奇人的にはこれが一番)など一日楽しめるような内容で、できれば客として訪れたいほど興味をそそられた。

2009年7月24日金曜日

ノビタキ


コサメビタキも増えたが、まだまだノビタキもいる。今年はどうも天候やタイミングが悪くあれだけフォトジェニックな鳥なのに写真がなかなか撮れなかった。この個体は近くに巣があるのか、つがいで警戒鳴きをして離れなかった。ゴメンゴメン。

タラノキ

藪こぎで相当やっかいなヤツにタラノキがある。そばに大きめのタラノキがあると必ず下草に被われた中に小さなヤツも沢山ある。
タラノキはこれから開花だが、今まで気に留めていなかった花の芽吹き。濃いグリーンの中から、淡いクリームグリーンといった花芽が出てきている。春先下草も少ない時期には芽を美味しく戴くが、ヤブでは会いたくない。憎ったらしいやら旨いやらキレイやらいろんな感情を抱かせてくれる。

2009年7月22日水曜日

オオタカ


先日から猛禽の幼鳥っぽいピェーピェーという声が頻繁に聞こえてた。どうもいつも聞こえてくる方向が一緒だし、そろそろ大きくなった頃だから探しに行ってみた。トドマツの途中に巣がかかっていて、そのそばから離れない幼鳥がいました。最初トビかと思っていたが、足が黄色いし、たぶんオオタカだと思う。

エゾニワトコ

ニワトコの実が真っ赤になってきた。いつもはニワトコが赤くなる頃といったら、もう暑い夏真っ盛りという感じだが、今年はどうしちゃったのか、寒い。夏らしくなって欲しいなぁ。

コサメビタキ


家の近所の防風林にもコサメビタキがチョロチョロしだした。ノビタキの抱卵が終わりあまり姿が見えなくなると、コサメビタキが現れる。クリンと大きな瞳がかわいい。あまり警戒しないのか、枝から枝に渡って後をつけてくるようだ。

コサメビタキを見ていたら不意に現れたアカハラ。ピンがこなかったが何かおもしろい写真。

2009年7月14日火曜日

阿蘇公園ツリーイング


大学生相手の体験会で阿蘇公園のオオハルニレに登った。それにしてもデカイ。天候はよくなかったのが残念だけど、みんなには楽しんでもらえた。最近はコンスタントにハンドスローで20mオーバーできるようになった。最高は22m越えで45mロープでギリギリだ。ツリーモックも15m程の高さに組むと壮観だ。高めのロープを2本使い巨大ブランコでハイジごっこに興じる大学生と一緒に久しぶりに大いに遊んだ。


チゴハヤブサが神社林と公園を行ったり来たりしていて、野生生物を専攻している学生達はそっちにも興味津々。望遠を持っていなかったのではっきりとは撮れなかったが、2羽の個体が住み着いているようだ。

シンジュ


結実していた。花が一番いい時を見逃してしまった。また来年。

アカハラ


生活するにも林に入るにもありがたいことだが、先月末に防風林の下草刈りが入った。それと同時期にやっとエゾセンニュウやアカハラが来て、ヘタクソながらもイイ声で鳴き始めたばかりだった。刈り払い機の音や人影が多くなり、しかも隠れる藪が無くなると彼らは何処かに行ってしまう。夜、風呂に入りながら彼らの声を聴くのが楽しみだったが暫くは風の音だけだ。
でも近所には居るようでよく見かける。繁殖が盛んでよく追い駆けっこをしている。今日は神社で4羽が入り乱れていた。

シナノキ

いい感じで芽が上がってきた。もうこうなるとシナノキにしか見えない。どうしてカンバだと思っていたのだろう。ある時ブレイクスルーするともうそうにしか見えない。

2009年7月10日金曜日

コサメビタキ

木の葉が鬱そうとしてきて、日が照っているときでも薄暗く感じられるようになってきた。でも日差しが強いと葉を通してチンダル現象が薄緑のシャワーのように降りそそぐ。キレイですねぇ。そういうときには決まってコイツを見かけるのだが、光量が足りなく、いつもうまく撮れない。今日は足下の藪から不意に飛び出し、枝に止まってくれたが遠かった。

ツリバナ

ツリバナの花が終わり、いつのまにかあの素敵な形になっていた。何とも魅力的な形。手を放すと水が止まるフェリーの洗面所の蛇口のよう。

2009年7月8日水曜日

洞爺湖カヌーキャンプでツリーイング


毎年恒例となっている、秀岳荘の洞爺湖カヌーキャンプでのツリーイング。小学校低学年ながら度々経験している子が多くスイスイ登っていく。去年は上手く登れなく悔しい思いをした子も、一年経てば体力も経験値も上がり樹上で歓声を上げていた。ファンになってくれている子もいて「おじさん!久しぶり!」と嬉しい声もかかる。慣れた頃が危ない頃でもあり、気がつくとセルフビレイで降りてきそうになる子もいるので危険だ。慣れてもなーなーにはならずにビシっと決めるのは難しい。

2009年7月2日木曜日

サワシバ

近所にはあまりないと思っていたが、気がつくようになると結構見つけられる。あのカサカサした花が目につくようになった。サビタのように一冬越えたドライフラワーのように感じるが今年の花だ。

シナノキ

近所の公園、というか公園の敷地内ではなくその脇の谷の斜面にいろんな樹巣があり、最近ここに注目している。

よく観察せずに、葉の色つやも形も大きさもすっかりカンバ系だと思っていた幼木があった。そのそばに注目していたシナノキがあり、それがまだやっと芽が上がってきて胞が延びてきたかなくらいで、もう少し時間がいるなと思っていた。
しかし、ふっと気がつくとその幼木は、葉の上に芽が伸びている。カンバなのに今頃...しかも変な延び方をしている。何か違う種類のカンバだ!っとおもいこんでしまった。樹木図鑑を見てもそれらしい種類のカンバはないし、これはいったい何だろう?
次の日もう一度落ち着いて観察しに行ってみたら、なんとシナでした。特徴的な胞もしっかりある。見ているつもりでも、ちゃんと見えてない。そばにあるシナとはまったく違う雰囲気だったので、カンバだと思いこんでいる、だけだった。
ちゃんと見ないとね。

シンジュ

シンジュが咲き始めてきた。

つい3日前までブドウのような、まあるいプチプチだったのに、薄ピンクでかわいい。

葉を巻き込む感じで幼虫がいた。たぶんキアシドクガの蛹みたいだ。う〜ん素敵な模様と色合いに見とれてしまう。シンジュにつくシンジュサンも見てみたいものだ。