2019年6月25日火曜日

野生?動物



防風林を歩いていると、
鳥以外にも生き物に出会うことがある。
今日はふっと気がつくと、暗がりから
キタキツネが光溜まりに入ってきて
鮮やかな黄金色がまぶしかった。

キツネはこちらに気づくこと無く
鼻をクンクンさせ、
一生懸命に地べたを探る。


それでもジッとしていると
さすがにコッチに気がつき
慌てて身を低くする。
いやっもうバレてるし。

野生動物が給餌とかに真剣になっていると
コッチに気がつかなくて
自然の姿を見せてくれると嬉しい。
エゾリスやエゾユキウサギ、 タヌキやエゾクロテンなんかも
たまに出会うけど、
のっそりゆったり動く姿を見ると
コッチも嬉しくなる。


あと、野生じゃないけど
ネコにもよく会う。
林縁を歩いていると、
防風林からのそ〜って出てくる。
今日は2匹いた。
コイツらは飼い猫でもなく捨て猫でもなく
いわゆる農家の寄生ネコ。
納屋に住み着いてるだけで
たぶん餌はもらってない。
だから防風林で食物を探す必要がある。

コッチが動かないでいると、
くつろいでペランペラン始めたりする。
お腹いっぱいになったのかな?


概ね近所の半野生ネコは把握してるが
こいつはあまり見かけないヤツ。
大きな川の大きな河原で出会ったから
近所に家も無く、半野生で警戒心も強く
でもそこはネコだから、
ちょっとフェイントをかけたら
近寄れた。
耳が大きく模様がきれい。
最近近所でクマが出たって大騒ぎしてるけど、そりゃこの辺りは出るよ。普通だよ。熊が出たから集団下校とか、遠ざけるのはどうかと思う。そんな対策は危険を見えにくくするだけで、安全とは言わないよ。危険回避とは違う、出た時どう対処するかだよ。
いつも講習で使っている所も、熊が出たって大騒ぎして、会場として使えなくなる所だった。居るよ普通に。っていうか通り過ぎるだけかもしれないし、人間の社会って言ってる場所は、ただイメージ貧困な役人だけじゃなく、人だって動物だって居て当然でじゃないんだから。熊だって居て当然なんだから、
ヒトが野生っぽく振舞っても野生じゃないし、社会として適合できないヒトも野生じゃないし、でも社会に適合したくないヒトが野生っぽく生きることもある。野生って何だろうね?生きることに正直になると、どうしても野生っぽくなる気がする。ぽいだけだけど。
巧くやろうゼ!

2019年6月22日土曜日

ノッチ/ジェットステップ

もはや2019年ベストバイって感じなんですが、
ハーケンニンジャ!
その存在を知ったのは、もう1年以上前にあるサイトで、何かやたら大っきなフットアセンダーがあると、しかも後だし二番煎じ的な道具をより安くってメーカーの位置づけだったノッチだった。
周りでも使ってる人がいなくて、ちょっと??だったが、ソコのグリーンのヤツだった。
Notch JetStep
そんなに使い良いのか?って疑問だったが、ソレとほぼ同じ感じでハーケンから出たので飛びついたんだが、、、



色々疑問があったし、
えいや!ってコレも入手した。

Notch JetStep

う〜ん、マニュアルまで
ほぼ同じ。
ハーケンがOEMなのか?
ノッチがOEMなのか?
判らん


形や機能も一緒やんけ。
で、プロダクトよくよく見ると
ハーケンインダストリーが
先だったようだ。
でも手に入れたノッチの方が
製造年月は古い。
まあどっちでも良いんだけどね。


背側のロゴが違う。
そんなことどうでも良い。

どういう事情でこうなったかは判らんが
ハーケンブランドでは、
今イチ販路が思わしくなかったからか?
ノッチが先にプロモーションしたからか?
いずれにしても、そんなことどうでも良い。

そうして、やはり、PPEじゃ無いから
ロックテリクスのクイックバックル加工。
左右両足に使えるんで、
どっちがどっちでも良いし、
講座の関係で2つあってもイイし。

そして2つあったらやってみたいことが...


2つ使いや〜!
両足に付けたら、
コレは塩梅がイイんじゃないか?

ってな訳で、両足でトライ!

あまり良くない、
どうして?
なんかイズイ(北海道弁)


そして足の上下を変えてみた。

やっぱりイズイ。
ダメだわ〜

コレはやっぱり、
ロープロケットとの併用がイイ。

残念だわ〜

両足に付けるとおちゃらけだ感じになり
その筋にはウケそうだけど、
アホっぽいな。
でも武器になることは間違いないし
ノッチでもハーケンでもどっちでも良い。


これからカム式ダブルのフットアセンダーは
私のギアバッグに、2個入ることになる。

余談になるけど、
ギアバッグっていうか、ゴールドウィンの
GWM X-OVERリアバッグ35
本来リアシートに付けるツーリングバッグ。
コイツがスコブル調子がいい。
背負えるし、型くずれしないし、
開口部デカイし、横も開くし、
ツーリングバッグとしてモノ凄く優秀で
ギアバッグとしてもスコブル優秀!

カンケー無いか。

最近のフィールド



この辺りで十年前はあまり見かけなかった
オオヨシキリ。
最近はこの辺の河原とかでよく見かける。
分布が少しずつ北上している感じ。
以前、函館でオオヨシキリ見たって
喜んだことがあるので、よく覚えてる。

コヨシキリがジャズシンガーなら
オオヨシキリはさしずめ講談師のようで
アクセントが力強く、センテンスが短く
ビートがいちいち見得を切ってるようだ。


ビートと言えば、こちらも強烈
オオジシギ。
今年もいつもの放置草地に現れた。
今回はディスプレィは見せてもらえず
農業用のパレットの上でジ〜ェップ。
ココでいつもライバルと激しいバトルを
行うんだが、
農家のパレットの山積みで
今年は1羽っきりで、なんか淋しそう。
ジ〜ェップ、ジ〜ェップ言ってるが
あまり反応が無い。
メスも居ないのかな。


今年はキビタキが多い気がする。
キビタキの声を聴くとどうしても
探しちゃうんだなぁ。

林間に冴え渡る鮮やかな歌声。
姿も美しいし、見つけると清々する。


そして林間を探っていると
たまにこういうのを見つける。
2〜3日前の強風で巣ごと落ちてしまったか
落ちて穴が空いてしまっていた。
長径22mm短径14mm
この辺りだとアオジとかカワラヒワとか?
何だろう?
かわいそうだけど、仕方がない。
こうなったら高タンパクハイカロリー
他の動物の餌になって欲しい。


カワラヒワは、ケヤキの虫コブを突いてる。
家のケヤキは虫コブだらけなんだが、
ケヤキヒトスジワタムシ?
トドノネオオワタムシ?
虫コブを割っても中身は何もないことが多く
良く判らないんだけど、
ユキムシはヤチダモとトドマツを移動する。
両方の樹が近所には沢山あるので
そいつらがケヤキに着いているのだと
荒っぽく予想している。

でもカワラヒワがコイツらを喰ってくれる。


アカゲラも子育てに忙しい。

子は、どうしてあんなに鳴くんだろう?
ココに居るゼってアピールしているようだ。
親が餌を運んで来た時以外
ず〜〜〜〜〜っと鳴いている。
だからカラスやカメラマンが寄ってくる。

そして外敵が近づいてきたら、
親はちょっと離れた所で、キョッキョッ
威嚇とも偽傷ともとれる鳴き方で
巣から注意を引き離そうとしてるのに
子はおかまい無しに鳴き続ける。


アカゲラの子は、ちょっと気持ち悪い。
気持ち悪いって言っても、らしく無いからで
親とは色の配分や位置が違う。
嘴の付根から頭頂全体が赤い。
そして目の直上が白く、これが漫画っぽい。
何か白目むいてるイメージで
申し訳ないが、気持ち悪い。
少なからず巣立つ前の小鳥は
気持ち悪いことが多く、
なんか爬虫類と言うか恐竜っぽい。

元気に育て!


そして近所では、
クワの木が
いっぱい実をつけている。
まだ赤くて喰えないけど、
今年は大漁になりそう。
身体も心もムズムズする。


クワと言えば、こちらも気になるコクワ。
サルナシって言うよりもヤッパリコクワ。

むっちゃ花が咲いている!
って思ったら、よく観ると雄花だった。
甘い匂いの花がいっぱいだから
う〜ぉお〜!ってなったけど、雄花。
コレには実が成らん。


そしてこちらが、両性花。
この徳利状のプクッて所が美味しくなる。
周りについてるオシベ?的な黒いヤツが
実の中のプチプチになるのか?
でも外側だしな。
やっぱりさきっちょのフワフワの所に
受粉してタネになるんだろう?か。
今の時点で、花の大きさもさまざまで
この徳利状がそのまま実の大きさに
なるんだろうか?
だとしたら相当デカいゼ!
近所のジジィと壮絶な争いになるだろう。
熟前にさっさとジジィが採るから
私はロープで登って上のごどでかいヤツを
完熟状態で戴く。棲み分けができてる。

2019年6月19日水曜日

札幌大通公園でツリーイング!



かれこれ15年程前に
何時かはココでツリーイングが
出来ればイイなぁって思ってた
念願の場所で木登りが出来た!
札幌大通公園の大ケヤキ
これは下見の時の4月の写真。
奥に薄らテレビ塔が見える。


当日はあいにくの小雨まじり。
長年の夢の場所だったんで、
そんなの関係ねぇ。

大きく広がった枝振りで
見た目、思ったよりも高い。
チーフはベストポジションに
リーダーラインを架けて
SRSで登って行く。


クライマーがSRSで次々に登って、
あっと言う間に16本のセッティング。
高い所で16m程の眺めの良いセット。
今回は1つの枝にリングセイバーを使って
ディアルでロープを垂らす。
親子で登って、親子で楽しんでもらい
そして一番の目的は、お父さんお母さんに
スリップノットのサポートをしてもらう。
そうすればコミュニケーションも有効だし
高い位置に対して、あーだこーだ言わずに
不意の落下対策が出来る、
素晴らしいアイデア!


そして新たな試み、
最初の危険回避と木の話を
フリップ芸で説明する。
コレ、グッと距離を縮めて
みんな聞き入ってくれるんで
なかなか良い考えだった。
ケヤキの特徴やココの歴史や
登り方のポジションまで
一発で伝えられる。


札幌中心部のビル群の中
眺めの良い人通りの多い場所で
みんな次々に登っていく。
そして今回は、ホント贅沢に
1回2時間たっぷりの体験。
登っては降りて登るを繰り返し
それでも時間を持て余さない。
ソコはそれイントラの手腕だな


ディアルで2本ロープを垂らすことで、
おっかなびっくり登る子供たちも
親と一緒なんで、どことなく安心する。
最初のサポートを親にやってもらい
その間にスリップノットも理解できて、
子供たちは次々に違うロープにトライ。
一度覚えたらもう
スリップノットの心配はなく
ちゃんと出来ている。
自分の危険回避は自分でヤラなきゃ
ダメだよね〜


ハンモックに入ったり、
枝に座ったり、ダブルクロッチだったり、
今回はスタッフもいっぱい居たので
てっぺんに常時レスキュアーが居て
いろんなサポートを行う。
のんびりたっぷり2時間だけど、
時間を持て余すことなく、
終わってからも「もっとやりたい」って
言われた時には嬉しかったなぁ。


何やら楽しそうなコトやってるぞって感じで
通行人も興味津々。
さすがに場所柄、観光客や通り縋りが多く、
ちょっとのんびり公園に行こうっていう
方々は居なかったんで、
飛び入り参加の人は少なかったが、
ココでこんなことが出来るっていう
良い宣伝にはなったかな?
あと、天候も今イチだったし
北海道神宮例大祭だったんで
それほど引き合いはなかった。
でもソレが伸び伸びできた要因でもある。


ツリーイングは樹や森に触れてもらうために
森の入口まで手を引いてあげるだけ。
後は自分のアイデア次第で楽しみ方も
目的も千差万別。
今回も一緒に登った子供に
ケヤキの虫コブや鋸歯縁の話をしたら
目を輝かせ面白がる子が居た。

早さや高さや回数を競うのも悪くないが
数字に置き換えられるデータで、
他人と比較して自分の位置を確かめる
イメージ欠乏の単細胞には判んないだろな。
それぞれで良いんだよ。


イベント終わりに直ちに問題は無いが
気になっていた枯れ枝を降ろすことになり、
セットを流用して枝おろしをやった。
難しく考えないで、出来るだけシンプルに
重力・力・方向を巧みに利用しての
リギングセット。
重力を利用し下げながら、ツルが外れたら
カッターから離れて行く方向で、
動荷重にならず、危険が少なく、
チームがシステムを共有し万事巧く、
スゲェ。


色々初めての事も、
理想的な方法のトライも、
なあなあにならない緊張感も、
イイ感じで完結できました
今回は私は、至極満足!
でもこんな感じだと、
儲からないなぁ。
今後のヤリ方に期待しよう。