2017年11月14日火曜日

ダブルブリッジ化

私のハーネスはセコイヤSRTです。それはアジャストブリッジを使えるから。これ一点。(これで荷重乗せたまま調整が出来たら最高なんだけど)
どうも、何とかモーションを欲しがる人が多いけど、図体のデカい外人じゃないし、ワンサイズなのでウエストの細い日本人向けじゃない。ウエストを目一杯締めてサイドのアタッチが身体の前に来てたり、ブリッジが長すぎてシステムのストロークが取れないなんてカッコワリィ(そういう人いるよね)モーションもセンターターネーションがあってフルボディ化できて、ブリッジが調節できて、小さめサイズがあればサイコーなんだが、結局フィット感がなければ七五三みたいで滑稽なフォルムになる。
自分的には最近はフルボディが良いなぁと、アーボリストもフルボディを使うべき!って思っている。なんかすげー高額なデバイス買ってストローク短く不自由そうにSRTやってるオタンチンを見ると悲しくなる。チェストクロールでフロッグの方が数段早いだろうしスマート。樹上で動く際にブリッジにチェンジして使い分けるって発想しないのかな?そしてこのアジャストブリッジはなかなか使えるヤツなんだが、製品を買うと予め付いているブリッジがある。今まで外していたんだが、敢えてこのブリッジも付けてみて、ダブルブリッジ化した。


講習で樹上に長時間ぶら下がってて、
アレコレ言ったりやったりするときは、
コイツにシステム2本組んで、
ダブルクロッチすると
結構安定して疲れないし、
レグループが楽になる。
まあ、動けないんだけどね。
動く必要がないときは楽だなぁ。
さらにチェストクロールで
体勢起したりするともっと楽!
向きを変えたりするのは
ブリッジなんで案外ラク。


以前は講習時には
自分のハーネスを貸す
ことがあったから
ギアのポジションがなかなか
決まらず試行錯誤していたが、
今は基本的にこのハーネスは
自分のものと決めて
ギア付けっぱなしなんで、
なんやかんや、やたら
付けたくなって重い。
ギアの量と仕事の速さは比例する。ので、これはこれでイカンな。

2017年11月13日月曜日

オムニブロック1.1

先日知り合いが持っていたオムニブロック1.1に若干の違和感を感じ(違和感と言っても、シーブやスイベルにガタがあるとか、サイドプレートに遊びがあるとか、そういったことじゃなく、どこ無く違いを感じただけ)MEETS NFPAだっけな?アレッと思い自分のヤツを出してきて比べてみた。

自分のはロックエキゾチカで、
もう一方はCMCだ。

すると、
MBSが違うでないの!びっくり!

こんなことってあるのかなぁ?

最近はロット毎の規格検査だから
変わったのかな?と調べてみたら
ロックエキゾチカは以前から23kNだし
CMCは以前から22kNだった。

シャーどうしよう、知らなかった。

なんかモヤモヤが残り、でも調べきれないし、どうしたものかと思っていたんで、師匠に会う機会に聞いてみた。
そしてら、もちろんロット毎のサンプル試験もあるが、メーカー独自の製品テストを行ってる場合もあるし、一応の規格の定義があるので、わざわざそれ以上の表記をする必要がないと判断するメーカーもある、差をつけてる訳じゃないよ、らしい。
ロックエキゾチカは自分の所の製品試験のデータから決めていて、CMCはNFPA規格の範囲内で過剰に表記する必要がないと判断したようだ。そういうコトってあるのね。製品に違いがある訳ではないので一安心だ。
最近はロープのMBSも年々データが変わるし、プロダクト年月ですら変わってる場合があるので、一概にこの〇〇のロープは強度が△△だよって、言えなくなってきている。講習なんかでも「そのロープ強度は幾つよ?」なんて聞いて墓穴を掘る場合があるので気をつけないと。クワバラクワバラ。

sleeve Sleeker



普通はフォルスクロッチで登ることが多いが
高さや角度で一度スリーブで登ってから
リングセーバーにリセットすることが多い。
北海道は雪害があるからかクロッチが狭くて
ロープスリーブが通り難いことがままある。
両端の口金にはツバがあり、
引く方向や無理に力をかけると
コイツが樹皮に食い込んで邪魔をする。
自分のヤツはグラインダーでここを鞣して
スムーズに通りやすくしているのだが、
それでも引っ掛かることがある。

そこで塩ビ管の径違いをジョイントする
継ぎ手を見つけ、ちょっと手を加えてみた所
これがなんと塩梅がいいい!
いちいち通し直さなくても後からでも
サクッとはめられる。


通常のセットアップを試みて
やっては見たものの上手くアンカーに
入らない。って時はコイツの出番。
タイイングしたスローラインも
この中に突っ込むように
そしてスリーブの口もギリギリで
つなぐようにすると、
見事に通ってくれる。

そしてスリーブを乗っけた後
コイツだけ回収できる。

まあ見たまんまだと都合が悪いので
秘策を施して工夫しないと
意外に使いにくいし
マネしてもダメだと思うよ。


最近お試しに戴いた径の太いヤツ。
アイ加工したロープもスルッと入って
フレキシブル部分も柔軟性があって
これはこれで使いやすいんだが、
これも御多分に漏れず引っ掛かりやすく
コイツをなんとかしたいなあと
思っていた所なので、
本当にちょっとしたことだけど
けっこう役に立っている。

この如何にも塩ビな感じがダサイけど
名前だけでもいにもカッコ良く
スリーブスリーカーと呼ぼう!

最近の鳥見とか



ガスっガスっと突くヤツが居て
ストロークがどうも長い感じがするので
探していたら、、オオアカゲラ
こいつに会うとなんか嬉しい。


電線に停まるノスリ。
風が強かったので、
フラフラガクガクして
何もここに留らなくたって
良いのに、微妙なバランスで
ずっと停まっていた。
今時期ツミやチュウヒを
多く見かけるが、
相変わらずノスリも多い。


どういう状況か判らないが
木の結構高い位置の枝に
ネズミが引っ掛かって
死んでいた。
猛禽が猟って喰ってる途中で
落としたか?頭だけ無い。


近所の河川茂みに
エノキを狙いにいったら
点在する三日月湖のひとつに
ハクチョウが溜まっていた。
奥の方にはチュウサギや
ヒドリガモ・コガモ
オナガガモ・カルガモ
カイツブリなんかも居た。


そしてこんな感じのヤツを
少し戴いてきた。
やっぱりエノキが好き!


河原にカモメが集まっていて
なんか漂ってるだけじゃなく
しきりにダイブしている。
さすがに潜ったりしないが
上流を向いて、ピョコンピョコンと
頭だけ水面に突っ込んでいる。
カモメがこんな動きを
してるのを見たことないので
不思議に思って見ていた。


どうも気になり橋のある所まで戻って
川を覗いてみたら、、、
こういうことだったんですね!

シャケが遡っていた。
結構おびただしい量で
よく見たら周りにもホッチャレてるのが
かなり上がっていて
そいつらを突いているヤツもいる。
カモメが沸騰していた。


いつもの年は数日ですぐに居なくなる
カシラダカ。
ここいらでは貴重な鳥見。
渡りの時期にしか会えないので
機を逃さないよう11月は足しげく探すが
今年はどうしたことか
10月の中旬からまだ残っている。
ふわぁっと冠羽を立たせる姿は
何度見ても飽きない。
また今年もホオジロ系の当たり年か?

2017年10月5日木曜日

ネネツ



ナショジオの今月号の特集は「ネネツ」
ホッとするというか懐かしいというか、
ずっとず〜っと昔つながりがあったような、
何か凄く親近感がある民族で、
何時だったかネネツを知った時に
「あっ、きっとルーツは近いもんがあるゾ」
っと思っていた。

彼らは、トナカイのなめし革でヒモを作り
編んでロープとして使う。
そしてシベリアンヒッチの使い手だ。
発想が飛ぶというか、
あまり一般的とは言えないが、
好きな結びのことを思い出した。



Halter Hitch ミュール?

ホルターヒッチは、対象にターンしたロープ
を巻き込んだスリップノットと言え、いわゆ
るミュールノットと同じ結びで、どうもその
ままチョークした場合はホルター、結束後ロ
ープを動かす必要があるための仮固定でバッ
クアップして使う場合にはミュールと呼ばれ
ることが多いようだ。

語源は判らないが、ホルターの意味は牛馬の
頭の上からクツワに結びつける引き綱で端綱
のことだし、ミュールはラバとか頑固者って
意味。近い。



Siberian hitch エイトのミュール?

そのホルターヒッチのループをさらに半ひね
りしてエイトノットにして、バイトを通すと
シベリアンヒッチになる。
極寒の手がかじかむ環境でグローブをしたま
ま結べる簡単な固定用ヒッチで、ネネツが使
用していたことでシベリアンヒッチと呼ばれ
るようになったらしい。

だから「結び好き」の血が騒ぐのかなぁ。

サモエド系北方シベリアのウラル語族
ガス田開発や、過遊牧のなどもあり
環境破壊が深刻化しているらしい。



Farrimond friction hitch

またそれらの近親のノットで、プルージック
やトートラインにも近く、しかもクイックリ
リース出来る結びにファリモンドフリクショ
ンヒッチがある。ちゃんとドレッシングされ
るとテンションがかかったままでも調節が容
易で、リリースも容易なフリクションヒッチ
と言える比較的新しい結び。
荷重する前に適切に長さ調節をするとスゲー
良い結びなんだけど、調節しようと荷重を抜
くと滑り出す。今イチ使いどこが難しい。

何かいろいろ関係がありそうで、
有ること無いこと思索してしまう。
そういうのが楽しいなぁ。


マエストロ

Petzl Maestro S まだ Not for Sale だけど、巨匠って言う割に、
みんなMPDに似たモノって言ってる時点でどうかと思う。
パクリとリスペクトと二番煎じとパロディは全部別物だけど、
何れに当たるかな?

そして、2018年カタログ入りするらしいが、極端な状態での使用に
問題がありで、12ヶ月ほど実販売は遅れる、らしい。
極端な状態で止められなかったら...ちょっと怖い。

2017年10月2日月曜日

ツリーリギング [ アドバンステクニック2 ]
[理想的な方法の選択のために]

第四弾

ツリーリギング 作戦の基本に掲載している方法を
4つのムービーに分けてアップしました。
一応これで全部なんだけど
これからもいろいろ作っていこうと思います。


2017年9月28日木曜日

ツリーリギング [ アドバンステクニック1 ]
[理想的な方法の選択のために]

第三弾

2017年9月25日月曜日

Slaice?

私の大好きなロープのひとつにTeufelbergerのタキオンがある。そして最近アイ加工された製品を買うと(っていうか買ってないので、買ったものを見せてもらうと)何だか頼りない感じのスプライスが施されている。
さらに最近Bealから出ているツリー用のロープ(Biloba)を持っている人がいて、そのロープもアイ加工されていて、同じ感じでこれって外皮だけのアイのような気がするがなぁ?最近はこういうのが主流なのか?って、、、
まあCEでEN1891 typeAだし、メーカーが作ってるんだから間違いない!って言う風に妄信することが出来ない性格もんで、いろいろ調べていた。
(Bealはツリー用のはペチャっとしたアイなのに、その他はマシニングでがっちり縫製した、いわゆるファクトリースプライスなのだ)

海外のコミュニティサイトで話題になっていることも多く、Teufelbergerの[slaice]®のページを見て拙い英語力を駆使しても良く判らず、おそらくターミネーション限定的な事を書いているので、人ひとりでぶら下がる分にはOKという事?ただフィックスの単独アンカーとか落下を想定できる箇所には使わないでねってことでslaiceは存在している感じ?そしたらそういうこと知らずに単に、スプライス=ロープ強度を100%近く使えると思ってるとヤバいのかなぁ?

調べれば調べるほどどんどんグレーになってしまい、悶々するなぁ、、、っと思っていた所、本当タイムリーな感じでtreemagineersのblogで「Full body load on slaice? YES!」っ記事が書かれた!

* * * * * *

分解したこと無いのですが、Teufelbergerのタキオンなどにはアイを通過してステッチされてるダイニーマテープが入っている、これによって堅牢で弾力性のあるターミネーションになってる、らしい。

EN1891 typeAでは、15kN/3minで、Z133では終端強度要件は定義されておらず、構成強度を考慮する必要があるとされている。
またZ133では製造者の仕様に従ったスプライスじゃないといかんよ。
欧州規格ではハーネスの必要要件が15kNのMBSで、ターミネーションは25kNというちょっとチグハグな規格で、まあ何れにしてもこの位の負荷がかかった場合「先に身体がぶっ壊れる」ということ、らしい。まあドレッシングされてないフィギュアエイトオンアバイトより良いだろ。的な。

そして、判っていてこういうのが好きならば良いけど、そうじゃなかったら使わない方が良いヨってなこと。
* * * * * * *

これで少しはスッキリした。

昨日まではあの外皮だけのアイってどうよ?オレはどうも信用できないって思っていたけど、なるほど理にかなってるコトが納得できたので、あとは好き嫌いで良し! ヒッチコードのレッグは徐々に硬くなる方が好きだけど、クライミングラインのターミネーションはフニャとした柔い方がプーリーもスムーズに通過するし、リングセーバーやシンブルもスルッと行く。イイなぁ。


例えば、ブーリンは古くさい結びなんで危なくて使えない(って言うアルパインの人が多く存在します)とか、言う割に、誰それが使ってるから間違いない!って言う人も沢山居て、根拠を誰かに押し付けて、見よう見マネでパクっても自分のモノにはなっていないと思うがな〜。
ガースヒッチは危ない!とか言う前に、必要に応じて自分がどうなるかをイメージできて、ここならイイか!って道理が通るなら判断し使うのは良いだろう。
私もちょっと前まではガースは極端な強度低下を起すので使わない!って鼻息荒く言ってたけど、最近はマイロンはさんでハイストレングス的にガースするのが好きです。

重要なのはやっぱり自分でいろいろ確かめて、納得して、自分のモノにして、危険度のランク付けした引き出しとしてストック知識とすれば良いってことだな。

それでもまだシツコク、[slaice]®の中身がどうなってるか見てみたいので、ちょっと短くなるけど、コトの後Class1で元に戻すから、誰か[slaice]®のロープ買って私に分解させてください。自分で買ってヤレってか。

2017年9月21日木曜日

作戦の基本 バットタイ

ツリーリギング [ バットタイ ]
[理想的な方法の選択のために]

第二弾

2017年9月20日水曜日

作戦の基本 チップタイ

ツリーリギング [ チップタイ ]
[理想的な方法の選択のために]

単独では理解しにくいし一人歩きしたらコワイんだけど、
講習の中で使っているネタや本を作るためにせっかくイラストを3Dで起したんで、
怪しい作戦が横行する中、こういうのもアリかなぁと、ムービーを作って見ました。
本と併せて観ていただけたら、より深化できると期待しています。
そしてこれから、バットタイやアドバンスもアップしていきます。


2017年9月19日火曜日

新しい本を作りました。



◆ツリーリギング 作戦の基本
[理想的な方法の選択のために]

「吊って・伐って・降ろす」
ベーシックを理解し、
現場で即実践ではなく、
最も適した方法の
選択のための解説です。
よろしかったらドウゾ

satoc books

*ローポリゴンの3Dで
仮想化しています。

2017年9月18日月曜日

ライトテーブル的な

以前広告デザインをよくやってた時代には必須アイテムで、
ポジフィルムを見るためによく使っていたライトテーブル。
今はイラストを起す前のトレースにしか使っていなかったが、ぶっ壊れた!



そこで新調しようと思ったが、
照度や色味のことはさておき、
下から明るい光が当れば良い訳で、
こんなもん作った方が良いと
調べてみると、、、
車の装飾でUSB電源のテープ状の
LEDがアルでないの!890円!


早速手に入れて、家に転がってた
合板と乳白アクリルで箱を作った。
なんとかPadみたいだなっと思い、
白のステッカーを貼ったら
あまりにもパクリっぽいので、
虹色リンゴのステッカーにした。


本当はもっと均一な光が良くて
いまいちな感じだけど、
LEDはハンダで延長できるし、
RGBのギミックも使える。
必要無いが。。。
ムラがあるけど充分使えるじゃん!

2017年9月16日土曜日

アーボなケーススタディ



先日縁あって、トレーニングとデモを兼ねて
興味のある方々とみんなでやっつけた。

空き地に伸びてしまったドロノキで
隣家と電線までそれなりに距離があり
降ろせて処理する場所はあるが
でもウカウカしてると絡んでしまう。
適度に難しく危険が少ない
良い感じの現場だった。


オペレーション前に危険の可能性を
一通り説明して、
クライマーとグランドでプランを修正して
何とかなる程度で、いろんな方法を...
っと思っていたけど、
プランはもちろんだけど
ノットひとつとっても確認と修正が必要で
思いのほかいちいち時間がかかり、
なかなか難しいなぁ、ってのが実感だった。
危険が無い程度に、というか
ケガしない程度に適度に危険なことは
すごく勉強になる。
経験値が上がるってことでなく
基本が大事だよって判ってもらえた、かな?
登っての作業は、地上で理解していても
簡単じゃないよね。


やっぱりベーシックな所を
しっかりとチームで共有して
最も適切な方法を選択する重要性を
改めて気づかされた。

登って、吊って、伐る。
力の方向と動く方向と重力方向のことは
ある程度理解しているが、
それにしても一緒にやられた方の
自分が持っていない正確な伐倒技術は
素晴らしかった。
まだ全然判らないことが沢山あり
楽しかった〜!

夏のツリーイング



ツリーイングの可能性ってすごいと思う。
エクストリームで挑戦的なコトから
何〜ンにも考えずにプラ〜っとぶら下がる。
そしてそのお手伝いやもしものサポート。
やれ登れそれ登れ!と嗾けるような
ゲスな真似はしたくなく。
登ってもらっている時に、
どうしたら喜んでもらえるだろう?
こうしたら自分なら嬉しいな!って
絶えず考えている。
そして何かトラブルがあって、
どうやったら降ろせるかな?
とかもいつも考えている。


余り特別と考えずに
樹上に行ってみたい人のサポートをする。
気持ちがあれば、それを叶えるお手伝い。

どうも、車椅子ごと引き上げるのは
単純な荷揚げみたいで好きじゃなので、
一度自分で登ってください。と
フローティングアンカーで
3倍力を組んで少しだけサポートした。
ハーネスが食い込んで痛かったようで
2度目は、自分のシステムを
上げてもらいつつ、椅子ごと上げてみた。

喜んでもらえたのが何よりです。


今年の夏は、旭川を中心に
たくさんイベントをやった気がする。
この右側の高い木を登っていた子が
17mくらいの所でカエルを発見した。
何か踏んでしまいそうで
これ以上登れな〜いって。
こういう楽しみって
登ってみないと判んないよなぁ。
高〜いミズナラにかけて
ツリーモックやグラグラや
ビョンビョンやシャーを作って
ツリーイングの魅力を伝えられるよう
いろんなコトを考えて
今も考え続けていて
これからもロープを使った森遊びの
可能性を追求したい。

2017年9月8日金曜日

ノビタキの幼鳥



気がつけばもう9月。びっくり。
あまり野に出かけていなかった。 それでも近所のパトロールはいつも通り。
幼鳥まつりも一段落して
少しずつ巣立った鳥たちがバラけてる。
最近では毎日クマゲラの幼鳥が
通勤してくるようになったが、
何か鳴き方もぎこちなく声も小さい。
このノビタキは目の前に飛んできた
トンボをパクリ。
捕まえてしまってどうしていいか
悩んでいるようだった。


今年はアカハラはあまり鳴かず、
ホオアカもあまり繁殖していない。
ちょっと変な感じだけど、何かな?
それでもノビタキは沢山居る。

ノビタキの幼鳥って
いろんな模様や色でカワイイ。
雌雄でも違うし
成長の度合いでもいろいろ。






ウミウ



いつもの用水路にウミウの若鳥が来た。
カルガモやマガモはよく見るのだが
ウは初めて。
身体が半分以上水に沈んでいて
頭だけですごく小さく見えて
カイツブリかなんかかなぁ?って
初めは何だか判らなかったが
首が白っぽく見えて
横向いた時に嘴が特徴的だった。
もっと近くでみられれば良かったが、
近づいたら、逃げられた。残念!

2017年8月8日火曜日

新調したロープ

レクリエーションでもアーボでもレスキューなんかも、講習やトレーニング・プラクティスをやっていると、みんな似たような道具を持つことになる。
誰が何れを使おうと勝手だし、皆インディビディアルなンだけど、自分に根拠をおいて使う道具でもどうしても似た感じになる。
だ・か・ら、何か変えたくなっちゃう。他の人と違う「何か」が欲しくなる。それに一応いろんなモノを使っていないと、講座で突っ込まれた時に応えにくい。使っていなくても、情報は入れておいて、使ってる人にリサーチしたり、メーカーに問い合わせたりしている。
今年でもう廃棄限度になった16ストランドロープがあり、今さら16ストランドは要らね〜か、っと思いつつもレクリエーションではまだまだ必要だし、扱いやすいのはエールだけど、サムソンも捨てがたいし、ニューイングランドのセーフィティブルーは使った感じかもの凄く好きだし、どーすっかな〜何にすっかな〜って思ってた所に、ハニーブラザーズのオンライントレードショーのご案内。
そんな私も御多分に漏れずかなりマニアなもんだから、
見たことない模様のロープをポチッてしまいました。


New England 13-55 Rope
New England Tachyon 1155 Rope
1955年から独占販売っつうことで
13と11mmという意味の名前がつく?

13-55は、1/2in.で7,000lbs.
ポリオレフィンコアのセーフィティブルー
耐摩耗性を強化して耐用年数を延長する
特別な処方で処理???

1155は、7/16in.で7,100lbs.
まあコッチはタキオンの色違いでしょう。

並べてみると、カラーパターンが一緒。
遠目で見ると殆どオレンジ見える。


いつものように一週間ほど水に浸けて
しっかりとシリコン成分を出して
数ヶ月使ってみて、、、
あんまし良くない!

何かキンクが強い。
質感・使用感は大変よろしいのだけど
キンクしやすい気がする。
ちょ〜しこいて色や模様に騙されて
失敗した感がある。

やっぱり自分はエールのXTCが良いのかな
タキオンもオーソドックスなのがイイかな
失敗も自分の糧になる。

夏の河原



盛夏になると近所では夏枯れというか
あまり取りの姿を見られなくなる。
本当は見られなくなる訳では無いが
広範囲にエサが豊富なので、
焦点が絞りにくくなって見つけにくくなる。
そんな時は開けた河原に行くと
夏鳥たちがいっぱい飛んでいる。
ノビタキ



そしてその幼鳥。
ノビの幼鳥は目がクリッとして
本当に可愛い。
まだ色がはっきりしなくて
雌雄が解りにくいけど
とにかく可愛い。
興味津々でこっちを見てる。

近所でお馴染みのホオアカも 日差しの強い河原で見ると カッコいいぜ。


ベニマシコも高枝に停まって
ヒッフッ、ヒヒフッって美しく鳴いている。
紅猿子って言うくらいで
サルのお面のような顔と色。


鳴き声だけでは何だか判断つかないが
ハリのある透き通る声で
何か違うかな?って探してみると
この辺りでは盛夏にはあまり見られない
ノゴマもいた。
足が長くフォルムがカッコいいし、
喉の赤が鮮烈!


本当はオオジュリンを見たかったけど
今日は見つけられなかった。
今年はオオジュリンを見ていない気がする。
また探しにこよう!

2017年6月29日木曜日

ザックリとした力学

物理って聞いただけで耳を塞いでしまう人が多いけど、
計算で正解を求めるんじゃなく、
自然の摂理を知って巧く利用することだと思う。
危険も予見できるしスピーディで効率的になる。

方向・力・重力を体感できると、
ムダな力も使わないしスマートで楽チン。
マニュアル通りの自然は無い訳だし、
一番イイ方法だけを繰り返し訓練して脳ミソが筋肉化しないように、
算数が苦手な自分でも納得できた力学の本作りました。

[ザックリとした力学]

2017年5月26日金曜日

Positioner2_New?



数あるギアの中で
BEST10を選ぶなら必ず入る、
大好きなポジショナー2を
手にする機会があった。
外装がちょっと新しくなっている。

うんうん、
Advanced
Ropeclimbing
Technology
が、ARTのロゴになった。
アーレンキーの位置も変わってる。
ハンドルの所に製造年月が入った。

まあ良し、そして裏は、、、


真ん中の樹木のマークも
(煤けて見えなくなってるが)
ARTのロゴになってる。

Positioner2の文字が
前のだんだん小さくなるヤツ
好きだったんだけど。

そして、
ん? 何?
EN567の表示はそのままだけど、
EN358が消えている。

何と言うことでしょうか!


EN358は、ワークポジショニングランヤード(システムとデバイス)の落下に対するPPEの要件と試験/ベルトおよび ランヤード 構成繊維の同一性/静的強度・動的強度・腐食試験など
EN567は、登山用ロープクランプの要件と試験/落下に対する保護/使用条件/操作方法/強度試験など

EN567はアセッションやクロールなど、ロープグラブやロールンロックやシンチなんかもその適合になる。
EN358が消えてるっつうことは、アタッチメントポイントを2点でポジショニングしなくて良いってことでしょうか?一本吊りもOKっつうことかな?56ページもあるマニュアルにも一切EN358は出てこない。
もはやワークポジショニングランヤードじゃなく、スパイダージャック的な感じ?その違いが益々曖昧になってきた。
やっちゃイケナイことだったけど、ランヤードの長さが足りなかったとき、エイヤッって中間にディレクショナルフィギュアエイトでコネクタ回して片方掛けで移動する(AZTEKのチキン側的な)ことが、許されるということでしょうか?
一度ポジショナ−2で完全にぶら下がったことがあるんだけど、もう握るのが怖くて仕方がなかった。あのカクッて動き出す瞬間、堪らないね。それが1本でやってもイイよ!ってことだろうけど、私は怖くて出来ません。

メーカーの改良によるレギュレーションの変更は、勝手に行われるものだけど、コレ、今までのポジショナーではヤッちゃいけなくって、新しいのはOKよってことになるのでしょうか?


カミナリ族のチキンレース



ジェーップ、ジェーップ聴こえると
空を見上げて探してしまう。

今年も3羽ほどやってきて
盛んに飛び回っている。
ぼーっと見ていると、
目の前の電柱に停まってくれた。


今日はちょっと気合の入り方が違い
3羽とも真剣に鳴き、突っ込んでいた。

見ていると、この草原の上空を
四角く飛び回り、誰かが急降下を始めると
次々に後を追って突っ込んでいる。

地上スレスレまで突っ込んだ方が
メスにアピールできるのか
みんな気合が入っている。


飛びながら、尾羽を開いて
ババババババババッって
すげ〜音を立てる。

カミナリ族の突っ込み上等、チキンレース。

春の鳥



春も盛りを迎え、いつものメンバーが
この辺りにもやってきた。

花札のイメージだと「梅に鶯」だけど
サクラにウグイス。

もうハチ切れんばかりケキョってる。


見つけると幸せな気持ちになる青い鳥。
今年は数が少ないけど、
ちらほら観られる。

でもコルリを見ないんだよな〜
ルリビやコルリはもっと幸せになる。


アオジも頭を膨らませ
力一杯鳴いている。


家の前の防風林にもキビタキがやってきた。
窓を開けてて、
どんどん鳴き声が近づいてくると、
もう仕事そっちのけで探してしまう。
まあ、イイ環境で囀りを聞きながら
仕事できるんだからありがたい。

今年はいつもの草原にノビが少ない。
ホオアカはやってきているが
もっとノビタキの美声を聴きたいなぁ。