2021年9月11日土曜日

誰に対して最悪?

最悪のシナリオと呼ばれる、トップカット。
これは不確定要素が多過ぎて、それしか方法が見つからない時にしょうがなく行なう手法だから、最悪のシナリオって言われる。
ゆえにパラメータをしつこく検討してできるだけ予測可能な動きにする必要がある、だから時間がかかって危険でワーカーにもメリットがない。ってこと判ってるのかなぁ?

自分のセーフティを理解してない人間や、
手っ取り速く結果を得るための、
最も稚拙でアイデア無しの手法だ。
他のアイデアを知らないから、
直にスパーを履きたがる。

完全に伐倒するような時でも、
できるだけダイナミックにならないように
上に引ければ落ちないし、
他にアンカーが在れば使う。
ただ登って伐りたいから
スパーを履くんじゃないんだよな。
樹木に対してのリスペクトも、
自分のアイデアが貧困な奴らが
思いつく最もチンケな方法で、
それしか思いつかない奴らが、
考える安直な方法だ。
クリエイティブのカケラも無い。
王様かチームを信用しない可哀想な輩。

最悪のシナリオって、情けなく危険に向う、セーフティを意識しない伐る本人が一番ヤバくなる方法だと思っていたが、もちろんそういう側面が主要因だけど、生きている命を奪う意味でも最悪のシナリオって言われるみたい。

枯損木で、その木が生活する人間にとって支障があり、それしか方法が見つからない場合に、仕方なくスパーでトッピングする。
樹木を活かす、ツリーケアワーカーはそんな方法は最終手段で、滅多に使わない。
リギングの基本はスタティックでしょ。
スパーを使ったってスタティックリギング出来ると思うが、何か皆ドスンバタンッてやりたがる人間はどうかしてると思う。

前に知り合いが、失敗や危険を共有するためにYouTubeで紹介する。これは失敗のケーススタディだ!って言ってた人が居る。危険なコトを面白おかしく「こんなバカな事をしたよ」っていう動画を出すんだって。
ヒヤリハットみたいな方が動画としてダイナミックだからキャッチーなんだろうな。
それを「コウやれば良い」みたいに見ちゃうアホな日本人がいるから、ヤンチャ仕事をアップするのは良く無いんじゃないか?って話をしたら「何を言ってるんだ!」と言われた。
アメリカでは意識として失敗を共有するのは当たり前で、失敗を共有すること自体が自分をセーフティにする!らしい。
日本のように失敗を隠して無かったすることが安全って言ってる人には判らないんだろうな。

失敗から学ぶコトの方が多いから、敢えて共有する。
自分がどれだけ凄いかを自慢するのって、カッコ悪いっていう意識があるんだな。

生きてる木を自分のエゴでドスンバタン倒す奴らが、自然にやさしいとか、森に携わる仕事とか言わないで欲しい。そんな奴らただの害虫だ。マツクイムシと一緒だ。

それをだ、これから木に登る作業を始めようとする人間に対して、いきなり体験と称してスパークライミングを教えて、モノを売りつける講習が在る。信じられない。

スパークライミング以前に習得すべき知識が沢山あるのに、スパーの前に覚えるとそんな方法選択に至らないツリーケアも、全部スパーでやっちゃうようになるんじゃないの?

自然の摂理に対しても、人間の危険に対しても、ソレが最悪のシナリオだって知らない初心者に対して、ヤバい指導する事が、森を守り自然を愛する事には繋がらないと思う。

もちろん木こりの全てがそういうアホな考えだとは思わない。
でもツリーワーカーは全て生産林業ではない。
木に登って手入れする人が全て伐採業者じゃない。

その「手入れ」と「伐採」は即ちイコールではない。

最悪のシナリオは、樹木にとっても息の根を止められる最悪のシナリオだ。
人にとっても、最も危険でピーク力の予想がしづらい、最悪のシナリオだ。
植林されたスギやヒノキだって、スパー使わなくたってイイ方法が多分いくらでもあるよ。
アイデアを使って創意工夫しながら、商品価値を高める生産林業だって在る。

時間がかかっても、よりセーフティで、樹や本人にとっても最悪にならない方法を選択出来るのが、樹木を守るアーボリストじゃないのか?樹を切り倒す道具を売って商売するのが樹護士じゃないだろう。サムライ士族ではないと思う。

スパーが一番難しい方法だから、ソレを覚えたら一流だとか思ってるんじゃないの?
見た目に派手だから、そして高い道具が売れるから、まずスパーを勧めるんじゃないの?参加者の要望かもしれないけど、そうじゃ無いんだよって伝えるのが講習の役割じゃないのか?チンケな方法で金儲けする奴らに騙されちゃいけないよ。

それからチェンソーの自慢とか、幾つ持ってるとか、投げるのがヘタクソな奴に限ってビッグショットとかランチャーとかキャプテンフックとかに走る。自然にやさしいとか森を守るとか言ってる奴が沢山いるけど、自分のセーフティを蔑ろにして、自然に対しても最悪なんじゃないか?

冷静に考えてみてくださいよ。

2021年9月8日水曜日

脱皮カニ

プロトス被って、モーション履いて、レンチで、ハスク持ってても、スパー持ってても、外側だけ立派に武装した甲羅のカニみたい。中身がスカスカで旨くない。

プロトス被ってモーションでレンチでハスクな素晴らしいタスクをこなすツリーケアワーカーの外側だけ真似しても、良い仕事が出来るはずが無い。



「自然を愛してる」って声高にアピールする生産林業の木こりは、特に怪しい。
森を守ってるとか言っても、自然を食い物にして私腹を肥やすだけじゃないの?
木を伐るだけが、アーボリストでもツリーワーカーでもない。

もっと根源的な自然に対する畏敬の念がなければただのデストロイヤーだよ破壊者だよ。

アーボリストは樹木を守る人だからね。
自然をぶっ壊す人じゃない。

カニだってぶっ壊す生き物じゃない。
伐倒する凄い技術を持っていても、大きなチェンソー持ってても、それは人間の都合だけで自然を破壊する奴らの事じゃない。
自然に関わる仕事って言っても、破壊者は自然を排除する人間だろうよ。
コンクリートで固める事が理想何じゃないの?

皆伐して、新たに自分の都合の良い木を植えるのは、それは違うと思うよ。
「管理」と呼ばれていても、それはエゴだよ。虐待だよ。

戦後無茶苦茶な植林したから地震で崩壊しちゃった山林。再生するまで50〜100年かかるらしい。
50〜100年で再生するなら放っておいて自然に期待できないの?
むき出しになった斜面を見ると辛いという理由で、とりあえず同一樹種植林やったら、また同じじゃないの?行政や開発局が一時的に体裁を整えるため地元のステークホルダーに発注しても、また同じ轍を踏むことになるんじゃないの?
伐採した山肌がみっともないってグリーンのペンキで塗っちゃうチャイナと同じ考えじゃないの?
c 一代限りで今の土建屋が儲かるだけじゃないの?
そうやって補助金目当てに継続する事業がSDGsってやつか?

そして「木に登る人」がアーボリストだと思ってる人が多いけど、
「木に登る人」はクライミングワーカーで、アーボリストでなくても良いのさ。
それより現場を把握するグランドワーカーが「アーボリスト」であるべきなんだよ。

いろんな書見を訳してると「クライマーとアーボリストは..」って言葉が良く出てくる。この意味が良く判らなかったんだけど、よくよく読んでると、登る人はオペレータとかクライマーと呼ばれて、地上に居る有能な人がグランドワーカーやグランドアーボリストとか呼ばれてる。
日本では、命知らずの漢儀あふれる登る人間をアーボリストと呼ぶ傾向があって、地上の人間を作業員とか人工と呼ぶ傾向がある。あるアホ会社では、登る方が危険なんだから、登る人間のギャラが高いのは当然!というヤツが居る。全くアホで、登る人間が全てを司ってる気になっている。キミを助けに行けるのは地上のワーカーなんだよ。

地上に居る人が、現場を把握し、自然の理に逆らわず、良好な作業を目指すアーボリストなんだよ。登れるバカをアーボリストと呼ぶ訳ではない。

ツリーワーク作業に従事する人間全てがアーボリストでは無く、機器に精通して機器をちゃんと管理できて、スタッフに指示を出せて、生き物としての樹木にも精通していて、出来る限り殺さないで、万が一に対応出来る人が、アーボリストと呼ばれる有能な人だ。

最近林業で注目されているアーボリストの世界は、生産林業の木こりではない。
学びもせず、チェンソー持ってればアーボリストではない。

プロトス被って、モーション履いて、レンチで、ハスク持ってても、スパー持ってても、外側だけ立派に武装した輩だけど、アーボリストではない。
そんな事言ったら、カネがあればアーボリストになれるみたいだよ。

私もアーボリストに成るプラクティスは繰り返しているが、まだまだ自分でアーボリストとは言えない。ただのツリーワーカーだ。
そういう事実を知って、アーボリストって言うのを憚っている。

まあ誰が自分でアーボリストだ!って名乗っても良いんだけどね。
まだまだ自分ではそのレベルではないと思っている。

俺はアーボリストだ!って言ってる木こりは恥ずかしくないのかね?
日本で唯一認められた団体に、称号貰えばアーボリストだって思ってる人も、そんなの樹木医と一緒だよ。何のアレも無い。経験や実績でアーボリストになれる訳でもない。
アーボリストは、一生勉強だからね。

ましてや1回偶然に上手い手本を見ただけで、認定書貰っただけで成れるはずが無い。

2021年9月7日火曜日

すぐ折れる

マンションの駐車場にドングリが落ちてきて困る、この邪魔な樹木を伐ってしまえ!っていう苦情で(ドングリが落ちるのは当たり前で、ドングリが落ちるところに建物を建てて住んでるんだから仕方がないダロ!)と思うが、まあ緑地から越境しているらしく、担当者もそれほど難易度が高くないと言うことだったんで下見に行かなかった。

そして作業当日現場に入ったら、確かにマンションに隣接してる緑地だったけど、土地を削って平場を作ってマンションを建てたようで、木が立っている崖の上まで15mほど高くなっていて、しかも造成仕様に無理があったようで崖の上は斜地でソコには平場が幅4mくらいしかない。越境してなくてもこれは風が吹いたらドングリは飛んでくるな。
それほどシビアな木じゃなかったけど、胸高直径80cmくらいの強者。何せ下まで40mを超えている。ヘタに降ろして駐車場まで跳ねたら厄介だ。




ドングリって言うからよく確認しなかった。
どういう戦略でやろうかと言うことばかり
気を取られて、ミズナラのテイで作業開始。
基本は自由落下でいいけど、
下まで跳ねたらとっても厄介な事故になる。
シンクカットで受けを薄く、状態を見ながら
追いながら梢を下げて地面についたら
離れるくらいのゆっくりダイナミック。
万が一のことやその後の片付けを考えて、
バットをリギングリングでブロッキング。
って思ってたら、、、
追い始めたら、すぐに下がり始め
メキメキ折れて外れた。

ミズナラは硬いし粘るし安定してるから、
経験上戦略の組み立ても難しくなく、
軽く考えていた。ところが簡単に外れる。
コナラだった。


バットをブロッキングしておいてよかった。
植生も生長いい状態で、ただ現場固有の
リスクのためだったが、樹木の特性が違う。
コナラなら追いはきっかけ程度でよく、
自重で外れる。
降りてきた葉っぱを見てゾッとしたわ。

葉柄が長く、葉も冬芽も小さく、
ドングリはとんがってるし、
見るからにコナラだった。どうして
そんなことに気がつかなかったんだろう。
イカンね。この辺りにあまりコナラは無く
ちゃんと確認していなかったからダロウで、
経験則で、ドングリってことで、
自然に接してはいけない。
こんなこと言ってはいけないが、登って葉っぱの近くに行くクライマーも気が付くべきだねぇ。当たり前だと思ってたことは、単に自分の思い込みで、現場の条件や状態で変わってくるし、第一樹種を読み間違ったなんてシャレにもならない。


受けは浅く広く薄く、必ずカフ入れて、バックカットはきっかけ程度。やり方が解れば操作方法だって変わってくる。バックカットは手ノコで十分だから、その分安定した体位や逃げのポジションも取りやすい。グラウンドの操作もフィックスでいい。
硬くしっかりしてるんで単純な2系統でいいが、コナラならアンカーが崩壊する可能性もあるから、アクセスラインとASAPが一番いい。角度がついてもシステムの2系統より操作が簡単だし、セーフティをあまり意識しないで登れる。その分効率が上がり早いし安定するし、樹上ではフリップラインとランヤードでいつものやり方で良い。
上で何かあったら一発ですぐに降りて来れないけど、何も自分でロープだらけになり手間をかけなくても、そして地上まで続く長いロープで作業が複雑になったり、重い作業をしなくていい。レスキュアーが必要なタスクになれば必ず別系統の下降ロープ持ってけるもんね。第一アクセスラインがあるんだから、レスキュアーのすぐに行動できる。


良いアンカーのアクセスとセーフティで、
垂直移動で一気に登ってから、
ランヤードで確保しつつ、アクセスラインに
ASAP付けて、危ういと思われる作業位置に
フリップラインでシステム組んで、
部分的に3系統で危うい作業位置側に移動。
ヤバい側に近づいてら、追加のランヤで
確保しつつ作業すればいいだけだよ。
ヤバいなぁってビクビクしながら、
恐る恐る作業したら、遅くなるし、
視野も狭くなるから、現場固有のリスクに
対応できなくなる可能性も増える。
ちっともイイことないよ。
気合と根性でエイッて男らしい命がけの
作業するくらいなら、
セーフティに手間をかける方がイイよ。
結局早いしね。
よく最初からMRTでエッチラおっちら登ってる人を見るけど、あれは効率悪いんじゃないか?早く楽に登れそう!ってデバイスにこだわったりするのは、肉喰ってる外人がプロモーションのために一気に登ってる動画見て、素早く降りる姿見て、早く楽に登れる!って感じちゃうのは楽天家だね。YouTubeの悪影響でしかない。楽に登るならSRTでしょ。そしてSRTで登っても、長〜いMRTシステム持って登るでしょ。
どうせ使う部分は末端から10m程度。だったらフリップラインでいい。どうしても下まで降りれるロープにこだわるのは仕事が遅い証拠だよ。命がけで仕事する割りに自分のシステムに自信が無いんだね「ロープの短さと仕事の早さは比例する」ってニュージーランドの誰かが言っていたなぁ。

なんのことはないシンプルな現場だと思ってたけど、実際動き出したらそうじゃ無くたって、自分の唯一の成功を当てはめて、無理したり、返って難しくして、危険にビクビクしながら、時間がかかって結果より危険な方に向いてしまうヤツが多いと思う。
現場に合わせて少しだけ改良できる知識を経験で持つと、全体的には意外に早くセーフティにコトが運ぶ事が多い。コナラの特性を承知すればシステムだって変わってくる。
登り方だって、ポジショニングだって、伐り方だって、降ろし方だって、片付け方だって、変わってくるのさ!ただ登れる方法を知ってるだけで作業にはならないのさ。

現場に合わせて戦略を組み替えたり、実際に動いてから予測しにくいパラメータのために、技術でなんとかするんじゃなく、知識で他の考えを提示できないとイイ仕事にはならない。
最初は過剰とも言えるセーフティから始めて、徐々にタスクオブユジュアリーで、早く効率よく手順を省いたり、現場に合わせた修正やタスクそれぞれに合わせた省略するのが、効率を上げる。ただし必ずセーフティを見て行動するってことよ。

2021年9月1日水曜日

双眼鏡

私は鳥を観るのが好きで、ソレ切っ掛けで遊びで木に登り出し、まあ当初の目的で木に登るととっても楽しく、しかし鳥の営巣後なんかを観察しようと思うとヤバい木に登る必要があり、どうやったらラクにしかもセーフティに登れるかな?って考えるようになった。
色々判ってくると、日本で唯一とか、なんとか認定とか証明とか、ソレらしく見える看板を掲げて初心者を騙すただの儲け主義の商売が横行してる。そしてソレが近道で王道でプロの仕事だ!職人技だ!みたいな輩がとても多い事に愕然とした。

確かに素晴らしい成功例かもしれないが、相手が自然なんだから、どんな状況にも当てはまって必ず良好な結果をもたらすハズがない。


双眼鏡も同じで高性能高倍率の優れた道具が
即ちいい結果をもたらす訳ではない。
幾ら良い道具でも結果が役に立たなければ
全く無用の長物。

どういうことかって言うと、
鳥を観察するために双眼鏡を使うのに、
高倍率過ぎて見つけられない。
肉眼との比較差が大きすぎて探し難い。
見えてる高倍率の映像は
即座に脳ミソが反応できない。

光学機器マニアってわけじゃなく、必要な状況に合わせて条件を選ぶとこれくらいの数がいる。少しはまともなものも欲しいけど、状態を考えると全部安物でいい。
私の脳ミソが反応しやすいのは8倍くらい。視野が広く、明るいレンズ。散歩の途中で鳥を見つけて観察するなら軽くてレスポンス良く手頃な方が良い。

まだ小さい頃に双眼鏡が実家にもあった。
もっともその頃はまだ戦争の影が色濃く残り、双眼鏡って言ったら、水平線のシルエットを自国か敵国かを判断さえできれば良いという目的の、大きく重く高倍率の軍隊が使うような双眼鏡だった。何も知らないガキがイイ振りこいて「う~ん見える見える」っていうモノは素晴らしい双眼鏡かもしれないが、見ることが目的ではなく、双眼鏡を持ってるオレが見られることがメインのもの。ガキだった。お粗末っていうか、情けないっていうか、カッコ悪い奴がカッコつけてるだけ。
形を把握するだけの高倍率なら色やコントラストなんて関係ない、鳥の繊細な色や風切りの位置とかバランスとかで同定するには倍率より精細な明るさやケラレや広い視界だと思う。

双眼鏡を使って鳥を観察するっていう目的を持ってから、ソレを引っ張り出してもなかなか使えない。当時はひとみ径や倍率や被写界深度や明るさやケラレなんて知ってるはずもなく、ただ高倍率なモノは優れてるみたいな認識しか無かった。6倍のレンズより60倍のレンズの方が良いに決まってると思っていた。
だいたい使い方も知らずに持ってるだけだから、そんなの良い結果を生むはずが無い。
ウェブや新聞の広告とかでも倍率だけを唱って拡大写真を載せて「こんなに高倍率」みたいな双眼鏡が宣伝されている。ケラレも明るさも関係なく高倍率が良い結果を生むようなニュアンスで、バカな奴らが飛びつきそうな唱い文句を掲げてる。

肉眼で探してから、ちゃんと正面で立って視線をずらさず肉眼で見ている頭の位置に双眼鏡を持ってくるっていう基本が無けりゃ、見れるはずが無い。
そんな基本すら知らず、双眼鏡を掲げて眼に当てて覗いてからグルグル動かす人が居るけど、そんなんで観察できるはずが無い。
そして最近はズームやオートフォーカスなんてのもある。
まあ返って映像が安定しなく暗いから全然良くない。
見たいモノ以外にフォーカスしちゃえば、ピント調節が出来ないだけだから。
やっぱり固定焦点の8倍くらいが丁度良い。
そしてプリズムやレンズ枚数の少ない明るいのがイイ。ツァイスやスワロフスキーが高価なのは、明るいレンズでムラの無い大口径だから優れているのだよ。

写真を撮るだけが目的のカメラ人も2000ミリ程の大口径を手持ちでぶら下げてるけど、アレは見つけられないだろうな。だから実績のあるスポットに群がるんだろうな。

そういうテクノロジーだけを自慢しても結果がへなちょこならしょうがないな。
ハスクやファナーやモーションなんてのも、全く同じだな。そういうテクノロジーだけを自慢しても結果がへなちょこならしょうがないな。そういうテクノロジーだけを自慢しても結果がへなちょこならしょうがないな。

幾ら良い道具を持っていても、自分の目的に合っていなかったら、邪魔で鈍重になるだけだな。ましてウエアラブルなら自分の身体と脳ミソに合ってなかったら、仕事が遅くなるだけだな。だからセーフティを疎かにして、結果を急ぐんだろうな。

仕事だって良好な結果を生む為に、面倒臭いけど知っておいた方が絶対に役に立つベーシックを伝えている。マヤカシの看板でワーカーの身は守られない。素晴らしい道具を売りつける為に私腹を肥やす為に道具を売るコトが、セーフティな作業になる、そんな訳無いって思って、更に色々経験や実績を重ねてるうちに、賛同してくれる方も多くなり、ワークショップで検討会をしたりして、ソレ用のテキストっていうか、口じゃ説明できない部分を本にして、ソレがことのほか評判が良く今に至っている。

2021年8月27日金曜日

T-3

先日ツリーイングT-3講座を観に行った。 自分的にはチンチクリンの小デブのジジィだけど、対局にあると言っていい軽量で手足が長い身体的特徴を持ってる若い参加者がいて、目的を全うする手段が全く異なるなぁと改めて実感した。


一応コウやればいいって言う感じで
アドバイスはするものの、
そんな必要ないとばかり簡単にヒョイと
目的のタスクをこなす。

一手も二手もショートカットして
次のタスクに移行できる。悔しい。

こと枝を動く、樹間で姿勢を制御する、
って言うことがそれほどスムーズに行える
身体的特徴ってこれほど顕著に違うんだなぁ
と思い知らされた。
彼のような人が知識を手に入れて
セーフティを意識した辻褄が合う動きを
できるようになれば凄い武器になる、
悔しいけど身体的特徴ってハンパねぇぜ!
投げたランヤードの末端が取れないから投げ方を工夫して…とか、足を交差させて…とか、一旦支えて体勢を作ってから…とか、枝が揺れるからバックタイを採って…とか、全く必要なく手が届いたり、軽いから枝の揺れが少なくいいポジションを直ぐ採れたり、こうとにかくこちらの思惑なんて関係なく動けちゃう。

でもまだ知識の一つ一つの整合性がなかったり、無駄な手順があったり、自分のシステムをまだ信頼しきってないから、逆に効率が悪かったり、始めたばかりだからしょうがないが、真摯な姿勢も好感が持てるし、吸収も早いし、納得しながら取り組むし、経験を積んで理屈をちゃんと理解したら善きクライマーになること間違いない。
今はまだいっぱいイッパイだから稚拙でやんちゃな部分もあるけど、こう言う人が知識と技術を照らし合わせて怪我しない程度にやばい危険な経験を積んで、ちゃんと修正して、自分がやれる自分のスタイルを構築できれば、私なんて足元にも及ばない。
あの身体欲しい。

ツリーイングT-1は、こうやりなさいって言う、失敗しないBe Safetyな考え方と方向性を提示して、いわゆる成功の事例を検定で1回だけ踏襲できればばOKだ。
最初の一歩としては全く難しくなく、インストラクターが自然の状態を見極めて、ココに架けてくださいっていうアンカーを採れて、あとは子供でもできるロープクライミングの方法を手順を追って行けば良い。国家試験のようなダサい成功体験が一度できればいい。
ツリーイングでは、自分の目的の為の自然の見方とか、その人個人の身体的特徴に合わせながら、セーフティを構築していけば失敗することはない。それはインストラクターが危険要因を排除しているからであって、技術的には非常に簡単に捉えられる。
技術的には誰でもできそうなイージーな遊びをこなせれば良いけど、でもその実T-1はイントラが事前に行なっているファクターの見極めを自分で行う必要があり、それがとても重要なソフトウェアの講座になる。
自然で遊ぶためには、一定の危険がある自然を理解するという気持ちが大切だ。

そしてT-2に進むと、唯一の正しい方法が唯一ではなくなり、いろんな方法があって自分に合わせてシステムを構築できなければ、ちっとも効率よく登れない。T-1で行ったBe Safetyをベースに他の危険に対してマネジメントする必要がある。
T-1で1回成功できればライセンスを貰えて、そこの段階で自然の危険要因を意識して居ない人はまず合格できない。インストラクターが言ったことを繰り返せれば合格っていうわけじゃなくなる。自分で考える必要があるし、他の真似をしても自分には合わないことが多い。器具を使えればいいってもんじゃないのだ。器具が自分に合っているかを見極め、自分で判断できないと、ちっとも効率よくならない。
私はT-1では120人中3人くらいしか脱落者を出していない。
不合格の3人は自分のモチベーションが尽きた人だ。
しかしT-2では、40人中5人も脱落者を出している。それは自分で考えない人だから。
そして最も楽しいT-3に進んでほしくない。

私はツリーイングの真骨頂はT-3にあると思う。自分のリスクマネジメントができて樹間を自由に移動できるようになるために、いろんな考えを知り、自分で工夫して自分のスタイルを見つけることである。使う道具がそれほど増えるわけじゃないし、しかし自分に合わせたシステム構成は星の数ほどある。それを見つける必要がある。
T-2までに1つのスタイルしか持っていない人は、自分で樹上を楽しんでいない人は、危険を感じていない人は、悲しい結果になるから、T-2までに他の樹木の経験や、違うシステムを経験してないと、いくらイントラを目指していてもT-3を勧めたりしない。
T-3講座でホストロープもヒッチコードも結びも1種類しか試さない人は、いくらインストラクターを目指していても、イントラ講習で落とす。検定を合格できれば誰でもイントラになれると思っている奴も落とす。自然を相手にしてプライマリプランしかない奴はインストラクターにはさせたくない。だからできればT-1,2,3と、別な場所で別な樹木を使ってそれぞれ行いたい。

これはあくまで私の考えだけど、楽しい樹上の世界を、ネズミーランド的なアクティビティにしてほしくない。自分が登って楽しいんじゃなく、誰かを登らせて楽しむ人にはツリーイングインストラクターにはなってほしくない。

そういった意味で、そして自分が頭に立っていない講座を体験できたことは、とっても有意義だった。今まで見えていなかったことが色々見えてくることもある。
ツリーイングって楽しいな。
ツリーイングインストラクターを目指す場合、一定のリスクマネジメントだけで十分って考えないで欲しいな。巧く登れる事より、登れない場合どうするかを考えてほしい。

ツリーイングに限らず、木に登れることより登れない場合のセカンダリプランがとっても重要なんで、巧く登れそうな道具でなんとかしようとするような人には向かないし、そういうベーシックを理解した人の方が、色々対処もできる。

今回のT-3で今後どういう方向に進むか判らないが、その考え方の武器を最大限活用して私が出来なかった領域に到達してほしい。

2021年8月26日木曜日

ラジオハーネス

この前、ヘルメットのアジャスターが飛んでFOX40を無くしてしまい、それを機に何かいい方法はないか考えていた。

前にレスキュー大会でサポートジャッジをやった時に、コンテラのラジオハーネスはめっちゃ使いやすく疲れないし蒸れないし、素晴らしいこと判っていたけど、これが果たして無線機を余り使わないオレにとって、有効かどうかが判断できないのに、いきなり2万円近くの出費は厳しい。
そこで使い勝手や汎用性を吟味してたら、こういう奴でイイってモノが、アマゾンで1,500円くらいで在るでないの!



まあ本家の1/10の価格で手に入るなら、
コレで試用してみて自分の使い方に適してる
なら本家を買えば良いとばかりポチッた。

FOX40と、レーザーポインタと、
ロープグリッパーと、レザーマンと、
無線機と、リトリーバーと、携帯電話
くらいが直に取り出せればイイ。
ピンオンリールで繫いでおけば、
最近(管理が甘くて)とても多くなった
置き忘れで紛失することも無くなる。

安いワリには収納力があってイイ。
ちゃっちぃショルダーベルトは、
どんな感じか判らないが、
そもそも軽いイイ加減なナイロンで、
コレで胸の所が蒸れなきゃ申し分ない。


必要な時に無線機を携行しやすいし、でも
どちらかと言うと、ラジオハーネスってより
老人力が身に付いた備忘ハーネスで良いし、
指示や共有に便利な方が良い。

ポータラッパーで、クライマーと重量に対して
巻き数を相談したり、倍力でリフトしたり、
笛咥えながら、ロープ掴んで、イザの対応も
両手がフルに使えて、良い体勢が取れて、
負担にならない為だから、とても便利。

そして置き忘れの紛失も避けられるなら
とっても良いでないの!

灰皿とライターとタバコも持てる!

こういうの、ツリーワーク用の管理者やオペレータにオプティマイズされたモノを開発したら、イイんじゃないか?

2021年8月22日日曜日

高山蝶と秋の逮捕

高山蝶と秋の逮捕って、疑問が生じて確認する文献に度々登場する。
チェックしたい資料は全部英語なので、必然的にGoogle翻訳頼みになると、


An alpine butterfly is on the safety line and fall arrest with the cow's tail.
安全線に高山蝶を配し牛の尻尾で秋の逮捕します。

もうホントに意味が判らない。

高山蝶や秋の逮捕で意図が通じる人は、
翻訳あるあるを経験している人だと思う。
ある程度やってると、ただ読み替えればいい。
高山蝶=アルパインバタフライで、
秋の逮捕=フォールアレストだ。
いわゆるセーフティラインにカウズテールで
取り付けるバックアップだけど、
その翻訳の読み替えを知っていなければ
何のこっちゃ!
写真はセーフティライン上のバックアップデバイス一般的にASAPだけど、キャッチでもいい。そして何にもなかったら、セーフティラインにノットパスよろしくアルパインバタフライを組んで、そこにカウズテールを接続する。もちろんアサップソーバーもキャッチなんかの道具がなくたって、落下係数を考えて整合性のある長さのダイナミックロープのカウズテールがあれば、それがバックアップだ。道具に依存するメソッド以前に、考え方のロジック方が超重要で、わかっていれば汎用性の高い、リスクに備えた引き出しになる。

Google翻訳だけでは信頼できないんで、論文や説明や専門性の高いワードに合わせて、WeblioやDeepLやExciteなどその筋で強い無料翻訳ソフトを複合的に使い分け、なるべく意図に近いと思われる「日本語」にしていく。

あと、文節を細かく刻んで、刻み方を変えて、読んだ文章を納得できる範囲で日本語化するんだけど、それでも充分じゃないので、原文の文字面を何度も口に出して読んで、何となくこの文章の人は、どういうヒトだろうと想像しながら、感じるようにしている。

だいたい英語を日本語化しても、日本語にした時点で、本来のニュアンスは失われるし、コイツがラテン系なのかゲルマン系なのかでも変わってくる。おそらく母国語で考え意見が出てくるだろうけど、特に論文は「英語」でなければ認められ難いから、英語圏じゃ無い人は母国語を一旦英語化して発表してると思う。その英語を日本語化してるんだから本筋と大きく逸れることだってある。

いくら高い翻訳ソフトでも、ネイティブの翻訳家に依頼したとしても、翻訳では彼らの意図が即ち彼の考えではない。

洋楽が好きなんだけど、レコード会社が変わると、付いてくる訳詞が全然違うパターンがある。ソリャそうだ。ミミコピだから、それの詩を原文で文字越しして訳してるんだから、訳者によって違うニュアンスになるのは当然。それが詩だと思う。
詩じゃなくても、マニュアルやガイドだって書く人やメーカーによって統一はない。だからEN365で一部は統一しようゼって決めてるんだと思う。
しかしそれを判断するのは個人の問題だけど、間違いが起こらないよう意図が伝わらない事はマカリナランから、日本では甲が乙がって面倒臭い文章になる。根本的に文字で意図が伝わらないことなど無いと思ってる象形文字の人種と、文字ではニュアンスを伝えられないと思ってる、コミュニケーションの人種は、文字は表音だから、文字を重視しない。

SNSやYouTubeだって、一瞬の「音」的なニュアンスのコミュニケーションだから、表音の人種と、文字になってる正しい事実みたいな象形の人では、捉え方が違う。SNSやYouTubeは、そういう人も居るのね、ハハハ。って感じる表音人と、これが唯一の正しい事実だって感じる象形人がいる。その根拠としてこの人は偉いとか有名な看板を掲げてるってことで判断しちゃうんじゃないの?

また「Aさんはコウ言ってる」ってことは事実だけど、Bさんは違う視点で考えてる。CさんもDさんも視点が違うから、この4人の考えを標準化するのは、もう無理!
都合の良い部分を適当にかい摘むか、インディビディアルに1人の考えを師事して、今までの言ってたことをすっかり捨てて否定して、親方を乗り換えるしかない。

だから誰それさんはコウ言ってる!ってことを、さも自分の考えのようにアピールするのは結局自分の考えじゃなく、責任を誰かに擦り付けて、逃げてるんじゃない?
自分の不都合な事実を隠してるんじゃない?どこかでベクトルがネジ曲がってるんじゃない?誰かの都合を、自分に都合良く利用して、責任を回避してるんじゃない?

ABCD+自分で、足して5で割るみたいな、自分がそれをどう判断するか?どう考えるか?を標準化して、自分の意見とするのが良いかなって思っている。だから絶対に「Aさんはコウ言ってる!これが正論!他はカスだ!」みたいなことは言いたくない。
面倒臭いけど、AさんBさんCさんDさんはそれぞれ違って、私はこのタスクの場合はBさんが言ってることが「好き」だ。って言うようにしている。

義務教育時代の同級生が、天才的なカンニングセンスで、座った周囲の全員から情報を得て、それを総合的に判断し、クラスて最高点を取る一般的に秀才だった。
学校の成績など、生徒の評価ではなく、数字に置き換えた判断でしょ。って言っていた。先生は生徒を数字にしか見ていないから、数字で置き換えられる事実なんてクソだ!俺はカンニングの腕を磨く!って言っていた。カッコいい!
身に付かなくても、世の中は点数で判断し、数字が取れるなら、その方が自然だと思う。 義務教育はカンニングを防止する対処だけど、そんなこと幾らでも搔い潜る施策があり、それを巧く利用して社会の秀才になれるなら、そっちの方が生きやすい。

総合的に私の考えにする必要があって、そのケツは私が持つ!みたいな意思表示の方が重要だと思う。過去にどれだけ凄い事実があっても、立派な勲章や看板があっても、彼らの意図が即ち一部の翻訳ではない。
私はコウ思う、コレが好き、っていう覚悟を主張し、真摯に捉て伝える事を重要視している。

だからアイツの言ってることは信用ならない!と思われてもイイ。
逆に信用なら無いと思う事実が誰かの意図ではなく自分のモノであればイイ。

ただそこで「誰々さんはコウ言ってる!」ってことをひけらかすのはおかしいと思うよ。タスクオブユージュアリーなんだから、出来れば危険でも良いと考える人と、とにかく速い方が良いと言う人と、まずはセーフティでしょって考える人は、現時点では統一も標準化も出来ないと思う。
信用ならない人が言ってることなんか聞く必要も無い。ただ都合の良い部分だけツギハギで利用するのは止めた方が良い。
YouTubeや日本で唯一とか成功の秘訣、みたいなことを言ってる奴は信用ならないと私は思い、面倒臭いけどまずはセーフティでしょ、セーフティを基本に捉えてタスクを組立てた方が、仕事は間違いないし、その基本さえ出来れば、結局仕事が速くなると思うよ。

2021年8月21日土曜日

アルファベットだよ

インターネットで Arborist で調べていると、アルファベットばかりの厄介な文献や事故報告が数多く引っ掛かる。ALARPやEAPやMEWPなんて略語や、あまり聞き慣れない語句が出てくると、調べるんだけど実態として常識化した語句はなかなか探しきれない。そしてシャレ的な慣用句というか言い回しが登場して、幾つかの文献を総合して予想するが、その中にもキーワードが隠されていて、そのキーワードを更に調べて、、、ってやってるとキリがない。どんどん深みにハマる。


でもシツコイから、詰めていくと、ジワジワと本質に近づける。そしてある時、長い深い森を彷徨っていたのが、霧が晴れるが如くパァッと明るく広がって、積算した不思議が解消されたりする。これが実に気持ちイイ。芋づる式に悩みが晴れたりすることもある。
私はウェブ検索を殆どアルファベットで行なうようにしている。

アーボリスト、じゃなく、
Arborist、ね。
それは日本語で検索すると、訳の解らない特殊伐採屋や国際的な資格を持った日本人アーボリストなんかが引っ掛かる。こういうちゃんとした人間もいるんだ!って思ってページを見てると、ん?コレは何だ?大方のこういう輩は、何か資格を持ってるとか、日本の規格に準拠してるとか、過去の優良事例を紹介してる。
過去の優良事例を見ると、1系統でスパーでへっぴり腰で木に張り付いている。システム掴んで片手でチェンソー操作している。ピーク力なんて考えてないめちゃめちゃお粗末なシステム。立派なウィンチや道具ばかり強調してたり、コイツらバカか?疑いたくなるような「優良」ばかり出てきて気持ちが萎える。イヤな感じと危険な匂いしかしない。
そういうマヤカシ見ちゃうから、オレは毒を吐き続けるんだけどね。

日本語でアーボリストって検索すると、セカンドワードに〈特殊伐採〉とか〈資格〉が飛び出す。それ自体もう怪しい。そういう輩が「日本語のアーボリスト」なのかも知れないが、まあエラそうに国内で唯一とか、樹木のスペシャリストとか、安全な特殊伐採とか、〇〇の第一人者とか、国際資格が必要とか、世界の品質を実践するとか、凄技とか、もう分けが判んない。
日本語のアーボリストは特殊伐採や空師かもしれないが、Arborist は特殊伐採でも空師でも木を伐る人でも無いからね。木を守る人だからね。
賢明な人はそんなの打算の売名行為としてしか見てないからね。
なんでチャンとしてるように見せたがるかね?
チャンとしてる人は、チャンとしてるって主張しないよ。

日本語のアーボリストでは知りたい情報は期待できないから、Arboristで検索するけど、こういうマヤカシに引っ掛かるのは無駄だし、逆に遠回りだよ。
一度はマヤカシに引っ掛かっても、ん?って気が付く人がいるからイイけど、ずぅ~と気が付かないでマヤカシに洗脳されて、フワフワしてる人は、命だけは大事にしてね。

例えばドイツとかのArboristが居る林業屋さんとかを見ると、自分たちのポリシーとして セーフティチップスや、どういうセーフティ対策を行なってるとか、プラクティスの事例やダメ工事が挙がってる。経営者がコミットメントしてる。信用できる。

ちゃんとしてるテイだけで、第一人者とか、一流とか、資格に騙されないでほしい。
入口は良いかもしれないが、資格貰っても直には何もできないからね。
その後のプラクティスでマヤカシに気が付いてね。

運動会で一等賞取る人間は、運動会のレギュレーションの範囲でしか一等賞取れないし、手っ取り速く一等賞取る人間のマネしても仕事にならないからね。

だから検索するなら「アーボリスト」じゃなく「Arborist」の方が良いよ。
直ぐにマヤカシに気が付くよ。

見た目に派手な、一部分だけ切り取った動画が、業界をダメにしてると思わないのかね? ウカレた動画じゃなく、文献読んだ方が良いよ。
英語だからとおよび腰にならず、今は簡単に翻訳できて、アンポンタンな日本語になったとしても、アンポンタンな動画を見るよりよほど参考になるよ。

2021年8月20日金曜日

メソッドステーツメントもしくはコミットメント



あるアメリカの知り合いが「コッチに遊びに来るついでに自宅の木を切って」みたいなことを言ってて、面白そうだから話を進めていると、自宅の木であろうと勝手に自然に手を付けてはいけないらしい。どうやら自治体の許可がいるらしい。

その業者がちゃんと手入れ出来る業者なのか?のチェックが入るらしい。

話を聞くと、経験とか実績では無く、意識としてアーボリカルチャーを理解しているか?っていう調査っていうか、メソッドステーツメントを提出する必要がある。


自治体が施工計画書を要求し、その計画には予備の現場評価やサイトのパラメータを予め評価が必要で、なぜその施工方法を選択したかの明確な理由が必要になる。ってことは、下見に行く必要がある。その上で「コイツは大丈夫」と言う証拠が必要で、企業体の責任者のサインが要る。
それかインディビディアルなコミットメントがいるらしい。
何ぁんにも問題ないが、如何せん言葉が通じない。
しかも他所の国から労働力を招くには、それなりのESTAの申請が要る。

面倒臭い。ただ面白がって行って伐ることは出来ない。

これは国の方針と思っていたら、そうじゃなくニュージャージーの話だ。
合衆国だからかも知れないが、地方自治は完全に独立していて、どっちかって言うと、国の方針より地元の考えが優先される。

日本みたく、末端の田舎は市町村の方針に従い、市町村は都道府県の方針に従い、都道府県は国の方針に従うみたいな構図がない。
国や県がどう言おうと、我々は我々の考えが有るって、たとえそれが国や県の方針と整合性が無くても、この村は俺たちが頑張って守るんだっている意識が強いみたい。

国立公園や公共施設の敷地じゃなく、一般の民間の樹木に対しても、細かい方針がある。 元々東海岸はそれほど豊かな土地ではないし、ヨーロッパからの移民が入植してきた土地柄、砂漠や不毛な土地に、自分が育った地方の樹の種を植えて森が始まっている。
日本みたくその辺に勝手に育つ樹は無い。樹は人が手を入れて育てるモノらしい。
人間が手を入れるために明確な指針が在り、ヘンなことをすると他所から訴えられる危険もある。面倒臭いけどそれだけ自然や社会が成熟している。

日本の政府や自治体も、人間や社会のエゴだけで、木を伐ること=生産林業ではないし、伐ってしまえ!って動くことが、将来どういうことに繋がるかを考え始めるべきだよ。いつまでも豊かな暮らしが出来ると思わない方が良いよ。
自分の任期中に不祥事が起こらなければ良いという眼先のことだけで、行動して欲しくない。眼先のことだけじゃなく、7世代先くらいのことを考えて行動するべきだよ。

樹は伐ったら無くなるんだよ。日照や風向きや人間以外の他の生物のバイオセキュリティを意識するべきだよ。
最近多い災害だって、天災のように扱われてるけど、人災じゃないか?
虫が嫌い、気持ち悪いから、殺虫剤を撒くのだって、コロす事だよ。

熊が人を襲うとかカラスが人を襲うとか、だから熊やカラスを排除するのじゃなく、熊やカラスや虫の生活域に人間が入り込んでることを意識してワイズユースを考えるべきだよ。虫が居なくなってコンクリートだらけになった都会は、人が棲む場所じゃないよ。 反社会的勢力って言い方もなんだけど「他人に迷惑をかける」ってどういうことかね?誰から見て?他に迷惑をかけない生き方って、もうそもそも社会はならないと思うよ。人間が集まって色んな考えがあるから、そういう所の隙間を狙うのがいわゆる反社って呼ばれる人間で、社会があれば当然排除なんか出来ないんだよ。

人間の社会の不快や害を尽く排除した世の中は、快適にはならないと思う。
誰の快適?って話で、反社に対して擁護する訳じゃないけど、彼らは彼らの快適を純粋に突き詰めてるんじゃないの?熊だってカラスだって虫だってそれと同じだと思う。
不快や害と上手くつき合って行く方法を考えた方が自然だと思う。
土を踏まないで生活できる場所は、社会という人工物で隔離された場所でヒトらしい生活は出来ないんだから、熊やカラスや虫と上手くつき合う方法を考えた方が自然だと思う。

行政の上層部はおそらく現場のコトなんて関係なく、自分の保身のために過去事例以外のことをやりたく無い。ヘタこいたら運がなかったくらいのことしか思わないのだろう。そもそも想定できてないから、直ぐ不測とか想定外とか言っちゃうのはイメージ出来てない証拠だよね。自分にコミットメントする必要があるし、施工計画を状況と状態を意識できる他の誰か承認してもらう方がいいよ。名刺の肩書きなんてなんのコミットメントにならない。

2021年8月16日月曜日

河原の放置原野

近くの河原には、数年前に水防訓練と称してブルが入り、一部は舗装まで敷いてちゃんと整備され、原っぱは刈り払われボウズの土むき出しになって、ほんのピンポイントに一週間くらいスーツを着た人間が集まって使われた。何をやってるんだか知らないけど、開発された。しかしその後一切使われず、道を作った残骸が残り、何も無いけど徐々に自然は着実に元の姿に戻りつつある。


この枯れ木は原っぱ縁のなんてこと無い木の
そんなに見通しが良い訳じゃなく
そばが良い餌場でもなく、
どうしてなのか?野鳥がよく停まってる。

この原っぱは外周をグルッと廻れるんだけど
一周してくると、必ずと言っていいほど
何か停まってる。
近づくと何処かに飛んで行ってしまうが、
ヤナギの陰で待ってると、
直ぐ戻ってくる。

オオジュリン


この枯れ木の下に茂っているヤナギの中に
何か飛んできたと思ったら、
ノゴマ

喉の羽毛が鮮烈に赤い。
コイツを見つけると得した気分になる。


見えないけど、けたたましい鳴き声で
気が狂ったように鳴いている
コヨシキリ
草原のジャズシンガーというが
複数羽がそばに寄ってくると
あまりにもフリーすぎるジャズ。

もちろん奴らも繁殖の為に必死だけど、
良い感じのセッションというよりは、
これはもう狂気の沙汰で、
坂田と山下の奪い合うような音。


そこにやってきたのは、ノビタキ

コイツはのんびりとしたリズムと
やさしい美しい声が染み渡る。

コヨシキリと比較するモンじゃないが
実に気持ちがイイ。


ノビの幼鳥もやってきた。
この辺りは虫も多く外敵も少ないので
多くが繁殖する。子育てにもってこいだ。

ノビタキの幼鳥は、色が判然としないが、
なんとなく辿々しくソレらしい飛び方だし
見ていても微笑ましい。
人間が一時手をつけて、何だか判らない利用をして、そのまま放置していれば、自然は確実に戻ってくる。何世代か先のことを考えて施された事業では無いだろうけど、ほんの数年で元に戻る。要らない舗装道路を除けば元の河原になる。しかし舗装道路を作ってしまったことで車が容易に入って来れるようになり、不法投棄がハンパなく増え、ゴミを捨てられるのはイヤなので立入禁止にして、そんなもんロープ張ったって看板掲げたって入ってくるヤツは入ってくる。
何だか判らない行政のやり方も数年放置されれば元の自然になる日本はいいなぁ。

2021年8月13日金曜日

誰かの評価

展覧会を観に行く人は、その人の画が好きだったり、エモーショナルな何かを感じたり、実際に観ないと感動できないから、行くんだと思う。
コンサートも、そのアーティストを生で感じたいから、観に行くんだと思う。

自分では作者のパッションに触れて今後の自分の何かを変えたいからだと思う。



コビッド−19の影響があまりに大きく、
行きたくても行けない日々が続いてるが、
去年どうしようもなくなって、
ピータードイグを新国立に観に行った。
超マイナーな、周りの人でも殆ど知らない
ほぼ同年代のイギリス人画家で、
でも彼の画を何かで見た瞬間、
とてつもないシンパシィを感じ、
これを観なければ、恐らく自分の人生に
多大な後悔が押し寄せる。
しかも全く有名じゃないから、
今現物を観ておかないと、
二度と現物に近づけないだろうと思い、
ウィルス蔓延の最中東京に行った。

明らかに自分の中の何かが変わった。
会場は、現代アーティストならではの、写真をとっても良い仕様だった。超巨大だった。震えた。入場制限もあり(制限していなくてもスカスカだったが)かなり空いていたので、自分の好きなだけゆっくり巨大な画に対峙できて、同じ時間にお互いが共有する空間認識の意味。こういう出会いが在るから、ライブはヤメられない。

この人は現代作家なんで、ライブも在るが、もう亡くなってるアーティストの、遺族や財団などのプロモーターが行なう場合もある。
オマージュだったり、リデュースで行なわれる会は本人以外の誰かの思惑で動いている。

そして誰か有名な人に一旦評価されると、その評価を自分で出来ない輩が「凄い」とか「素晴らしい」ってなってしまうのだと思う。
前にバーンズコレクションを観たくって態々東京に行ったことが有る。
長蛇の列が上野公園からはみ出していた。そして美術館の中に入っても好きな絵の前で停まることすら出来ないらしく、ベルトコンベアに載ってるごとく展示物の前を通り過ぎるだけ、と言われた瞬間にもう観る気が無くなった。自分が何かを感じたいが為に向った展覧会でも、自分の想い通りに観覧できないなら、一層の事観ない方がイイと思った。
そして会場から出てきたババァどもが、図録やグッズを抱えて口々に「素晴らしい」って言っていた。それも観る気が失せた原因だった。
有名なアーティストの何かを「見た」っていう証拠が欲しいだけに思われた。

有名な何かを、誰かの評価を、マルッと信じる恐ろしさを知った。

アーティスト本人は(コレはただのコレクターだったけど)そんなつもり無くても、プロモーターが動いて、何かの形を作る場合は、コムロとかジャ◯ーズとかABC48とか、もうそのアーティストの領域では無い。商売である。実際に魅力無くたって構わないし、ソレに魅力を感じる人がいて群がる奴らを対象に金儲けできればよい。金の匂いがする方に群がる蟲だ。
グッズを販売できればインターネットでさえ良い。

自分では、そういう誰かの都合で「素晴らしい」とされる何かを、マルッと鵜呑みして、受け入れて動きたくない。マルッと鵜呑みにする方がラクだし間違いないかもしれないが こと自分の危険なら「安全」って言われてマルッと鵜呑みにしたくない。

「バカ志功」と呼ばれ、地元の多くで穀潰しとしてその才能を認められず、卑下されていた人でも、一旦一流の評論家や有名な誰かの高い評価を受けたら、みんなコロッと態度を変えて、郷土の誇りとか、青森のゴッホとか言われた棟方志功は、多分本人は自分の情熱で表現したかっただけだから、他人の評価など何も気にしなかったと思う。しかしバカにしていた人たちの事は多分好きにはならなかっただろう。
晩年有名になってからゲージュツの都に招待されたか如何かでヨーロッパに行っている。その時のサンマルコ広場とかグリニッジビレッジとかの作品があるが、全然つまんない。世界で評価されて、期待に応えようとしたか、欲が出たか、自分の方向性がどうして良いか判らなくなってる感じ。満たされたことによって表現がお粗末になっている。狙いに行ったらダメだぜ。評価が作者をダメにしたパターンだ。ガッカリだぜ。
自分で持っているパッションを上手く表現できてなくても、世界の評価に追従するような、棟方志功の作品だから「素晴らしい」って言う人たちに潰されたと思う。誰かの評価なんて関係ないのに。

志功記念館に行ったとき、上げ膳据え膳でくっ付いてくるボランティアがいて、とにかく誉め称え素晴らしいを連呼してウンザリした。帰りに是非グッズを買ってくださいって言うし、コイツ本当はバカ志功って言ってた奴らの一派だろって思ってしまった。
その足で寺山修司記念館に行ったけど、こちらは地元評価が非常に低く、未だに変人扱いされてるから、スゴく快適だった。グッズ販売も無かった。

下北と東通と津軽と青森と弘前と八戸と南部。あの狭い地域に、他を寄せ付けない何かが存在する。7地区が互いに啀み合ってる。県内でも他を認めていないし、表向きみんな青森県人って言ってるけど、腹の底では互いに罵り合ってる。信じられない。痛々しい。全部が全部そうと思いたくないが、もうこの地域では自己の嗜好なんて無いんだろうな。誰かが言った正解は、その発言者の存在が大きければ大きい程、パーマネントで揺るぎない正解になってるんだろうな。ホロコーストが起きるとしたらこういう所だな。

ただ有名な何かに触れている自分がカッコイイとか、好きでもない何かでも他人の多くが評価するものなら間違いないとばかり、自分の思考を停止させて飛びつく全体主義的な嗜好は採りたくない。あくまで自分で考えて自分で受け入れて咀嚼して行動を採りたい。

超絶精巧な技術の写真的な絵は、それはそれで技術として評価されても、芸術とはちょっと違うと思う。誰か感じた芸術的要素をマルっと、さも自分が感じていることのように「素晴らしい」と言っちゃうのは痛々しい。
自分が判断できない芸術は、誰かの評価を自分のモノとして取り入れちゃう、ダサさ。

誰かの評価じゃなく、自分自身の評価が、自分を助けてくれる。
誰かの評価では、自分に適切じゃないし、誰かに危険に晒されることになるよ。

2021年8月3日火曜日

イノベーション

新機軸


一般には新しい技術という意味に誤認されることが多い。もちろんそういう一面もあるが、本当はそれだけでなく、新しい発想や取組みが社会的意義のある新たな価値を創造したり、社会的に大きな変化をもたらす「考え」の方だと思う。

それまでのモノ・仕組みに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて、全く新たな価値を生み出すことだろう。

刷新される革新とは、それまでとは異なる「基軸」で、生産手段や労働力などを新しい「機軸」で捉えることがまさにイノベーションだと思う。
そういう新機軸を見つけ出し、自分で集めた情報を自分で判断して、多くの人にアダプトしたい。それを行なうイノベーターであり続けたい.
イノベーターって言うと、スウェーデンの「カッコいい家具」を思い出す。でもそれは「家具」って言うより、北欧のライフスタイル的な考え方がモテはやされたのだと思う。

昔、機動力が欲しい人はウマを飼って、1馬力のエンジンで人やモノを運んだり、農耕したり、馬は家畜として優秀なエンジンだった。
飼い主も馬は宝物(神)で、死んだら馬頭観音になって自分の敷地に供養した。

まだ道路もそんなに舗装されていなくって、ジャリ道で馬車が多かった。馬はクソがしたくなったら立ち止まって、ボソボソたれていた。神の行いを否定する人など居なかった。 まぁ馬の糞は、ほぼ草なんで、そんなに気にならなかった。

時代は変わり札幌に出てきた時にはまだ、大通公園を観光馬車が闊歩してたし、でも飼い主は立ち止まった馬の糞を回収していた。
ジャリ道の頃は、そんなのジャリの隙間に馴染んだし、乾燥して何処かに飛んでったし、でも何処から苦情が出たか?舗装道路はそうもいかない。

犬の散歩でも犬の糞を持ち帰る人など居なかった。もっとも愛玩動物ぢゃなく防犯のための家畜だったから、散歩なんてさせていなかったんだよねぁ。

今は愛玩動物なんで、公衆に連れ出したら、糞を回収する人が多い。

ジャリ道→神様の馬→糞をするのは当たり前
舗装道路→愛玩動物→糞を回収するのが当たり前、
っていうマジョリティの変化が、まさにイノベーションで、馬の変わりに大きな排気量のトラックやトラクターが誕生したことで、それまでの神が一気に必要が無くなった。社会も熟成していなかったけど、快適な暮らしを求め、舗装道路になり、快適に暮らしを営むには、糞を回収するって言う方向性になっていったんだろう。

社会のトレンドとしては、排気ガスより馬の糞の方がエコだと思うが。

今更そんな事どうでもイイけど、この変化中にはどういう社会の変化があったのだろう? 糞を回収するって言う事がマジョリティとなる直前には、キャズムがあったと思うが、あまり意識したことがないな。
神様の馬は、舗装道路は脚に良くないし、爪割れるし、勝手に舗装道路にすんなよ!って、糞を回収することに抵抗していた人も多かったと思うが、でもいつかは人間社会に適合しなければ暮らし難くなっちゃうんだろうな。

新機軸として生まれたイノベーションは、新しいベーシック(基軸)の元で、有効かつ適正に利用されなくては目的を果たせないと思う。
チェンソーが誕生しても、鉞や斧の基軸はベーシックにならない。
チェンソーにはチェンソーの基軸がある。そのベーシックを知らなければ、ただの凶悪な道具だよ。地べたで鉞担いで木を伐っていた人や、ハシゴで地下足袋で木に登ってた人が ロープを使って木に登って伐ることは出来ないよ。
ロープを使って木に登りたいなら、ロープを使って木に登ること自体のイノベーションを理解しないと。

安全とセーフティの違いが判らなければ、イノベーションにならないよ。

ロープを使って木に登る基軸を、何処に置くか?で効率もセーフティも変わってくるよ。 道にクソ撒き散らしてたら、嫌われるよ。

いまはそのキャズム期なのかな?

私がアホアホランチャーと呼ぶモンがある。もちろんとても有効な手段だけど、ウェイトを投げることがヘタだから、ビッグショットなんかのランチャーに、手を出す人が多い。パチンコは引くための力でプルプルして目標が定まらないから、圧搾空気で飛ばす道具。 その道具はイノベーションだけど、使う人間のヘタクソをカバーすることは、イノベーションとは呼ばないんじゃないか?

先日ツリーワーカーのグループで「ロープランナーを買ったけど、動画のように巧く登れない、みんなどうしてるの?」という投稿が在った。

回答は、セッティングした?ロープ径は?種類は?チェスト使ってる?クライマーの重さは?機械装置を使う理由は?ガイド読んだ?など矢継ぎ早に質問され、
当然デバイス使うなら、まず使う理由と、持ってるロープとの相性や自分とのファインチューニングしないと、そんなに楽に登れないよ。と言う結論になった。
当人は、登るの大変だから、楽に登ってる人が使ってるデバイスだからイイと思った、らしい。そして当人が回答するたびに、多分友だちになれないから自分で考えてとか、整合性を無視して仕事をするのは話にならないとか、サンデークライマーが持つべきモノではないとか、売るなら安く買うよとかモノ凄く呆れられていた。

モノにはイノベーションがあるかもしれないが、
そのイノベーションを引き出すのは、使う本人だ。
モノを持ってるだけでは、イノベータには成れないゼ!

2021年7月30日金曜日

ラフテレーンクレーン

ラフターって言うけど、略称なのか?本当はラフテレーンクレーン。クレーンと走行が一緒に出来るし、比較的高速な公道自走式だからセッティングも早いし、不整地にも対応するから、レンタル料金も安価。
スペースがあって、タスクが限定的な解体で、最もセーフティな方法なら、選択しない手はない。その方が安いし、早いからね。


結構大きな株立ちした木で、登って伐ったらアーボリスト4人で片交誘導や片付けで6人、2〜3日で3〜40人工。高所作業車2台と契約リフトのオペ込みラフターで解体作業は半日。その後じわじわ4人で片付けても1日で終わる。
ジャストな位置にアンカー取れるし、伐り方もシンプルカット。動かず危険も少ないから伐り手もオペレータも次々にタスクをこなす。



パラメータが少ないから、計画した段取りが正確に行え、皆んなやるべき事を承知して、有効なコミュニケーションで適材適所で1つの戦略をワーカー全員が動いてるから早い。
不測の事態が起きた時のことだけ考えて、次の状態を予想して、レスキューギアを選んだり持っていったり、殆どが必要にならないコトだけど、側から見たらみんな一生懸命作業してるのに、アイツだけ右往左往して何にもやってない!って見えちゃうよな。
でもそれが有るから皆んな安心して自分のタスクに没頭できる。

ラフターのオペレータは揺らさないし、正確にホイスト動かすし、伐り手も高所の動きも地面の作業もちゃんと見てるから、動きに無駄が無い。カッコいい!



今まさにTG:4と5に取り掛かっていて、これはクレーンとMEWP(Mobile Elevated Work Platform、移動式昇降作業床:いわゆる高所作業車)のセーフティな利用についてで、一時 は非常に高価なレンタルだったけど、最近はこれもレンタル業者が増えてどんどん安くなっている。しかしツリーワークと同じくモノがあれば作業ができるって思っちゃってるアホが結構ヤバいことをやってる。
チェンソー買ったって立木が伐れる訳でも無く、アーボリストになれるわけでもないから、とっても危険なテキトーな使い方をしてるんで、ますます事故を誘発してるし、知識がないからいい加減な伐り方になるし、伐られた木が今後どう言う生長をするか?なんかを考えて作業していないから、レンタル業者から簡単に借りられる高所作業車はとっても厄介。
あれはエネルギーインフラの電柱の作業する人が使う車両だから、高所樹上作業に向いてる訳でもなく、いい加減な使い方で色んなリスクをカバーできる訳がない。

高所樹上作業ではソレに見あった考え方があるからね。
法改正なんかで最近にわかに注目を集めるフルハーネスは、樹上作業で使えないからね。ワークレストレインと、ワークポジショニングやフォールアレストは、全く考え方が違う。侵入制限であって落下を助けるものじゃないから。日本の電柱作業にスリ寄っても、自分の命は守れないからね。


伐りたい箇所にのみ注目してたら、そこに到達するまでに他の枝がブームがぶつかったり、外れた後に枝がゴンドラやブームにぶつかったり、落下のエネルギーを賄えるほど強くないから、落下物を想定していない電柱屋とは違うからね。
そしてワークレストレインではカーゴから体を乗り出したりできないし、対象まで届かないから片手チェンソーで使う作業をしてはダメなのだよ。
ラフターはレンタルも高いから、高所作業車だけでヤロう!なんてのも、MEWPだけなら通常の吊り下ろしにしないと結局ダイナミックな予測不可能なピーク力を発生させることになる。ってことは、ラフターと併用するのが最も簡単で危険少なくタスクに相応しい構成になる。


ラフターで吊ってるからこそパラメータが予測出来るし、スタティックなリギングになる。
籠からだけの視点で自由落下は出来ないと思うよ。やっちゃいけないよ。

まあ街路樹剪定なんかを見てると、バンバン伐って落として、地べたのおっさんがすぐに回収しに行って、その間も伐ってるから見ていて恐ろしい。
一般市民が心地よく景観を感じるために、適切に選定する必要があろうと、今後その木がどういう生長をするか?なんてお構いなしに、伐る人は伐るだけ、片付ける人は片付けるだけ。とにかく早く仕事を終わらせることしか考えていないようだ。イヤになっちゃう。


俺も経験が少ないから、色々勉強するためにもラフター作業は興味深い。覚えることがいっぱいある。その時どうなったら、どうやって救おうとか、風や当日の条件が刻々と変わるから考えることがいっぱいある。力使った作業をしていなくても、脳みその疲労がハンパない。
でもこういう作業はちょっと次元の違うセーフティが求められるからやってみるとわかることも有る。面白いね。
現場固有の条件と状態を的確に判断すれば登るより有効な場合だってある。クレーンは良いねぇ、完全にセーフティで早く効率的にしかも安く仕上がる。登るだけがアーボリストじゃないからね。

2021年7月27日火曜日

トラディショナルバーティカルスライドライニング(改)

今回は少し面白い事をやってみた。

最近レスキューの世界では、ダルルシートベンドリトレースやブーリンやプルージックを信頼しなくなってきている。
効率や新品時の強度や数値化されたデーターばかり気にしてる傾向に感じる。

私はそんな新品で試験場で行なわれた試験データばっかりじゃなく、多様な環境要因や適切なTDSが結果を生むと思っているので、ダルルシートベンドリトレースやブーリンやプルージックを多用する。
レスキュータスクは基本的にその場で1回上手くいけば良いけど、その1回が全てに当てはまると思っていないから「破断強度よりもドレッシング」を大事にしてる。

試験場で得たデータが即ち現場に対応すると思ってないし、唯一の方法はとても危ういと思っている。アセッサークラスになると、その基本が出来上がっているから、臨機応変に対応出来ると思うけど、初心者が経緯や特性を知らずにプライマリプランだけで、タスクはこなせないと思っている。そして初心者にこれが一番他は認めないと伝えちゃうのは、もっと危険だと思う。
確かに良い結びや方法や道具があっても、現場に活かせないなら、クソだ。 そのために「何でコレがイケナイのか?」を説明して、プライマリと同時にセカンダリも伝える。そして選択してもらう。

確かに結びによって強度低下する実験データがあっても、その結びがダメとは言いたくない。しかも結びは強度があっても直ぐ解けないと適切な結びとは言いたくない。
強くてもホドケなければ仕事にならない。

昔アルパインの経験が有る人間が「アーボリストはそんな前時代的な危険な結びを使ってるのか?」と言われた事が有る。確かに山でブーリンで大きな事故が多発した時代があった。ブーリンの危険性を承知して適材適所に使うなら何の問題もないと思う。
そして我々の仕事は、その結びが都合いいのだ。

タンデムプルージックだって、持ってこいのシチュエーションがある。そこにデバイスを使う方がヤバい場合だってある。
シートベンドはブーリン同様とっても有効でちゃんとしたドレッシングや末端の長さを守っていれば、こんなに有効な結びはない。スリップリィやダブルやリトレースなどシリーズで使い分ければ良いし、荷重が載っても解けやすいのが魅力的。

対象木の成りが垂直じゃなく、明らかに鉛直線より傾いてて、傾いた方向に落下させたいが、しかし落下方向は民地と構造物の間で、自由落下ではハネる危険性もあり、絶対に跳ねさせたくない。地面は下草の土手だし、周囲の木に架かる可能性もあり、落下物の横方向外方向に必要以上にベクトルもフォースをかけたくなく、ポータラップでよりシビアなダンスをコントロールするより、シンプルにバーティカルスライドライニングで良いのではないか?
そこで通常のリギングで処理した枝を敢えて落としたままにして、その上に落下させ地面へのピーク力を減衰させ、その上でバーティカルスライドライニングで吊らずに制御落下させる。っていう手法にした。


でも有名な道具屋のカタログに出てるVertical Slide-liningではなく、そこにタンデムプルージックやダブルシートベンドリトレースを使ったバーティカルスライドライニング(改)にした。Vertical Slide-liningのデメリットのボトムにかかるピーク力が衝撃荷重になる部分を、力の相殺が出来るように伐り方と対象の長さを設定して、伸びないスタティックロープを、動くダイナミックシステムにして、リングにかかる衝撃荷重を巧く抜き、しかも過荷重になった場合も、着地後にブリッヅアンカーで開放できるという我ながら気に入った(改)になった。

フンボルトノッチは確実にノッチで跳ね、重力加速度で増すエネルギーをタンデムプルージックが滑り出す事で相殺し、クライマーの幹に当たらず揺れず、良い感じに落下した。

コイツは条件と状態が適切なら、普通のバットヒッチングやトッピングカットのパラメータをコントロールしにくいクライマーを危険に晒すタスクよりも、よっぽどセーフティで、跳ねて飛ぶから伐り方もそれほどシビアに考えなくても良いし、逆に対象セクションをが跳ねて飛ばして、クライマーが道具も傷め難いし、対象が跳ねて何かを傷つける心配もない。

トラディショナルな、リギング以前の往年の方法でも、条件と状態さえ合えば、そして現在の適切な機器の使用や適材の結びで、とっても有効なタスクになる。



今まで適切な状況がなかったから、あまり使う方法では無かったけど、トラディショナルディスマントリングは、条件と状態さえ整えばとても有効な手段だね。
今回は遊歩道だったので、対象セクションをバラ撒いたり残置できないんで、しかも玉伐って運ぶにしても結構な距離とアップダウンが多く、あまり実用的ではない。大きく落としてポータブルウインチで運び出す方がよほど楽だったから、300kgくらいに大きく刻んだ方が都合が良かった。
リギング(吊り)だけでなく、解体運搬を考えた上の戦略選択が、作業を楽にして余裕も生まれる。最終的にどうしたいか?から戦略の選択が決まって、それに合わせたシステムを組んで、セカンダリも用意して、登り始めないと、効率的な仕事にはならないよ。


まずクライマーが俺様で、そして伐って落とせば地上の仕事。みたいにチームで動いてない奴らは、いつまで経っても仕事は早く効率的にならないし、地上と樹上が互いにリスペクトできないから、現場がギクシャクする。そんなのは仕事って言わないね。





2021年7月25日日曜日

パラメータの対応

先日の仕事で、河川緑地と民家の間の狭い間で構造物も民地にも当てず、20m弱のミズナラを処理するタスクがあった。
結構高く育っているので先日の大風で激しく揺れて恐かったらしい。そして枯れ枝も落ちてきて(そりゃ多少は落ちるだろっ)隣接民地の煩方の屋根に枝が落ちて多大な危険と迷惑と被害?を被ったらしい。(スキ好んでこういう土地に暮らしてるんダロ!)
ココに住み見始めたときはそれほど大きな木じゃなかったろうし「緑が多く素敵な所ネ」ってココを選んだと思うが、樹木は人と同じように生きてるんだよ!そして自分と同じく歳月を重ねジジィになり樹も同じく生長し、それを一方的にジャマだから伐れっ!って、どんだけ横柄なんだよ。

緑地の管理行政からの依頼で〈伐倒〉する事になったらしい。その段階で行政に知識があれば、そういう施工にならなかったと思うけど、役人は住人から恫喝されるとすぐに「殺してしまえ」っていう結論を出す。
緑地を管理している行政なら、維持管理のための勉強を積み重ねろよ!って言いたい所だが、まあそんな事言ってもしようがない。
大きく張り出した樹間の枝は完全に民地上だし、そのままいい加減な業者がテキトーにやれば結構な損害賠償になるし、地域のうるさ方らしいから面倒だし、しかし現場はクレーンも高所作業車も入れない。誰も手を上げないから、我々が登って伐るんだけど、発注者ももう少しだけ賢くなったら?いいんでないかい。



まあコッチとしてはシビアなタスクで、
周囲もワーカーもセーフティな戦略で
どんなシステムにしようか?とか
ワクワクしてるんだけど。

並行して作業する木があるから、
まあ最初は通常のバッドリギングで、
屋根に架からないように、
シンクやスピアーやステップカットで
隣の木にホールディングして寄せて返して
スタティックな枝払いで処理する。

最後に残す1本までかえし返しで
最悪のシナリオにならないように
セーフティなツリーワークを目指す。
こういう時にスローラインの深化が伺える。
狭い範囲で確実に仕留めるためにスリックトリックを色々思考する。
投げるのがヘタクソで、ランチャとかに頼る人間の気が知れない。
ランチャは狙いが正確だろうけど、民地に挟まれた狭い土地でちょっと外れて煩いジジイの家の屋根にでも落としたら最悪だ。
素晴らしい道具だって、出来る事を効率良くするなら良いけど、出来ないコトを成し遂げる為に道具に頼ったらオシマイだ。
知り合いに自作ランチャ使っている人が居るけど、彼は投げるのもとても上手い。風を読んだり環境を意識したり、細かいサイト要因を読む。自然に従い己の知識と力量を制御する。素晴らしくコントロールされた使い方をする。でもその彼が紹介してるランチャを、簡単にマネして自作しちゃうオカシナ奴らが後を絶たない。
そういうオカシナ奴らが自慢げに空気圧ランチャとかを見せびらかすからオカシなことになる。だいたい投げるのヘタクソだから道具に頼るって本末転倒だ。

最近良く誘われるチームで、タスクをこなしながら徐々に新しい考えや方法を伝えて行く2~3年でこれほど善きチームに成ると思っていなかった。

出来る出来る安く出来るって虚勢を張って、命を削ってイチかバチか?の男らしい仕事をこなす奴らが滑稽に見える。
何処で虚勢を張ってるんだか?たまたま上手く行った仕事を自慢げに勲章にして営業するような奴らは、勝手にやってください。
このチームは最初は何も出来なくて、ワークショップに来てくれて、その後クラス1の考え方をベーシックな方法で組立てられるように成って、一緒にタスクをこなしながら新しい戦略を解説して、基本がしっかり有るから応用もステップアップもすんなり行く。
ワークショップでも「この最新の方法だけ教えろ」みたいな人が居るけど、教えても基礎が無いから、広がりがない。1つだけ上手く出来る方法を知っても、全てにソレは当てはまらないから、無理矢理になったり、何処かで見ただけの方法を簡単に自分で取り入れようとしたって全然巧くいかないよ。

基本が有るから余裕が生まれ、余裕の時間で新しいコトにもチャレンジできるんだよ。

目一杯で仕事してるから、余裕が無くなって新しいコトも覚えられない。

ひとつ一つがお粗末だから時間ばかりかかる。

時間が迫って手っ取り速く仕上げることばかり考える。

己の危険はを道具の安全率がカバーしてくれてるコトで仕事出来るって。

いつまで経っても進歩しない。残念!


現場でも余裕が有れば、YouTubeでこんなの見たんですけど、コレ行けるんですか?
じゃやってみよう!
ってことになる余裕も生まれ、
実践しても全てに当てはまる訳じゃないという事実を体験してもらい、
条件と状態が適切なら巧く出来る場合もある。ということを理解してもらう。

じゃあこの場合はどうしようか?っている学びとプラクティスが可能になる。

パラメータ(変数)の共有って、そんな難しいことじゃなく、行うオペレーションの目的はチームみんな一緒なので、でもそれは地上で考えてプランを立てたことで、実際その計画で登ってみると、樹上では事前には判らなかった向きや揺れや角度があるため、良好なポジションが変数として出てくる。
クライマーが登っている間、地上では巧く行かなかった場合の他の作戦を予想し、
樹上では計画通り進めても思った通り動けなくなっていたら、
すぐにセカンダリプランを提示してあげるってことだと思う。
地上ではクライマーの状況を確認して、すぐさま違うアイデアを提示してあげられることだと思う。そこで「何やってんだ」とか言っちゃうと、クライマーは余計頑張っちゃうしから「大丈夫?」って聞いたらほとんど「大丈夫!」って答えることが多い。
計画通り進んでないのだから地上で予測出来なかった変数が必ず有るはずである。
チームとして綿密に計画していても、樹上に行ったら巧くいかない状況なんだから、セカンダリプランを提示してあげてクライマーが選択できるようにしてあげる。
ソコを早くしろ!とか言ったらおしまいだ。ますます危ない方向に向かう。
地上では必要になりそうなシステムの準備や、スローラインを投げてセカンダリにスムーズに移行できるように準備することがまさにパラメータの共有だ。

クライマーが何やってるか判らない地上はボーっと眺めてるしかなく、まさにチームで仕事していない。現場で1人しか動いてない。そしてどんどん危険に向かう。
客体的に考え、自分だったらアソコで動けなくなってるんならこうした方が良いんじゃないの?っていうアイデア提示とセカンダリの準備を事前にやっておいて、すぐにシステムを移行できるようにしておけばクライマーは納得しやすい。地上の準備は80%くらいは無駄な作業になるけど、クライマーに余裕が生まれる。

だから地上は片付けの作業員ではなく、一番知識を持ってるクライマーである必要がある。もちろんそれもレスキュー対応も含めてのこと。

タスクのセカンダリに対応する準備と、先を読んで刻々と変わる状況に対応できる必要がある。それが地上が対応するパラメータの対応。



吊り降ろし作業の基本はグラウンドがc
ポータラップでピーク力を相殺して、
クライマーのセーフティを担保する。

伐り方も、樹上と地上で相談して
細かなパラメータを共有し合ってから
オーバースペックでピーク力を見積もって
動きを見ながら指示し合って
オペレーションを開始する。

小さな軽いモノから、基本に忠実に。
グラウンドの指示を100%信じてるから、
クライマーは恐くないから、
時間も効率も段々良くなる。


環境の変化

私が色んな作業をこなしているのは、mid2010のMac mini。
買った時はスノーレパードで、その後、ライオン→マウンテンライオン→マーベリックとアップデートしたが、10.10になるとき、今でもメインに使っているソフトが使えなくなると聞き、それ以降OSをアップデートしていない。というか出来ない。

元々68030で漢字Talk6.0.7で、llciだった。カラー表示のためのグラフィックボードやらフォントやら、なんやかやで200万近かった。その後カラクラ→パフォーマ→クアドラ→キューブ→G3と変遷し、OSもsystem7→MacOS9(ジョブスが幅を利かせていた)この頃までが一番良かったっていうか、今でもこの辺りで充分だ。

その後フォントの問題でOSXにするかどうか?印刷屋やエンドパブリッシングが対応しないならこのままでもイイと思っていたが、そうもいかず、チータ→プーマ→ジャガー→ パンサー→タイガーと頑張った。でもそれ以降PowerPC版クラシック環境は使えなくなるってことで、今のMac miniにして、スノーレパード→ライオン→マーベリックとシステムも進めていたが、今度はイラレがそれ以上に対応しなくなったのでマーベリック止まり。イラレ88から使い出し、今はCS4。もうコレ以上の高機能は必要無い。

新しくソフトを買い直す程デザインにウェイトを置いてないし、デザインは計算機の性能とは関係ないから、バージョンアップするつもりはない。ただでも阿漕なアドビにおもねるのは腹立たしいし、サブスクって何だ!バカバカしい。マイクロメディアFlashやFireWorks好きだったのに、昔からイラレでページ物作ってたからInDesignってのもいただけない。イラレで良いんだ!

データのやり取りは、FTP経由だし、今のシステムの否応無しに対応する必要がある。印刷もウェブ経由で下版することが多い。通信環境は最新になっても、エンドパブリッシングが対応しないので、昔のシステムも必要だし、私がやっている仕事は、もうコレ以上の計算機性能は要らないし、未だにIllustrator 8のデータで入稿する印刷屋もある。

昔作ったデータの改変とかでは、未だにスタンドアローンでキューブを起動させて、修正している。しかし通信環境がマーベリックだと、もうその環境すらサポートしないコトが多く、今はGoogle Workspaceを使うことが多いが、コイツもマーベリックには対応しずらい。1台ではとても対応できない。

今のMac miniが壊れたら、もう廃業と思っていたが、このminiとマーベリックで出来る限り作業を行なうためにも、コイツの負荷を下げてやる必要があって、もう1台通信専用の最新のMac miniを手に入れて..と思ったが、キーボードもマウスもヤレてきてるし、最新のminiにするためには、結局キーボードもマウスも買わなきゃならん。

そこでだ、急浮上してきた考え方で、iPadでイイんじゃね?通信環境が最新ならデータのやり取りも出来るし、Google Workspaceも使える。



と言う訳で、今後通信環境はiPad Airに任せて、miniの一切の通信環境を削除して、書類は外付けSDD経由でやりくりすることにした。

イラレフォトショはスタンドアローンのMac miniで、キーノートやナンバーはiPad Airで完全独立タンデム状態で作業することにした。まだまだ働くことになりそう。

今は、ビッグサーとかモントレーとか言ってるし、心臓もM1になってるし何時まで追いかければ良いんだ?誰か最新の通信環境で動くIllustrator8.0.7を作ってくんねぇかな。フリーウェアで。
アドビも権益だけじゃなく、昔のバージョンをオープンソースで開放して欲しいな。

2021年7月14日水曜日

ヘルス&セーフティ

ジジィどもが、前時代的な産業構造にしがみついて、自分らの権益や名誉を頑に保身して改革を怠り、その結果として業界の効率化が一向に進まず、ただ海外の新しいテクノロジーだけで何とかしようとモガいてるから競争力も生産性も伸びない。

前時代的な知識だけで、今のテクノロジーを操ろうとして、辻褄が合わなくなっていることにすら気づかず、気合と根性で生産性なんて上がらないよ。日本人は「勤勉」で一生懸命働くにも関わらず、ギャラも効率も上がらないという事実を、会社に籍のある働かないジジィどもはしっかり受け止めて、自分たちを否定し、革新的な考えを学ぶ必要がある。基本的に雇用が過剰だから、というか従業員がいくら努力しても、会社に籍のある働かないジジィが吸い上げるだけなら、生産性など上がるわけが無い。

会社を存続させるために、もしくは自分の地位と名誉を守るために、政治におもねって、従業員には法遵守!フンドシをキツく締めろ!なんて言われても響かないよ。

年功序列や旧態依然とした構造のままで、もしくは家族経営でいかんともし難いんでしょ。会社を大きくした事実やそこまでの経緯はリスペクトすべきだけど、仕事は目の前に不具合を解決するだけではなく、創造的に進歩するならスキルアップが必要でしょ。
道具買ってマトモな使い方も判らず無理矢理自分の都合に合わせても巧くいかないよ。
幾ら儲かる公共事業でもマイナスをゼロにするだけの仕事なら、政治力を駆使しても先細りだよ。他だって同じことを考えてるからね。
効率ばかり考えていては、スキルアップなんか出来ない。成長なんて出来ない。
他がやってないこと、自分が出来てることの効率化ではなく、職業訓練プログラムなどで新しく学ばないと、いつまでも薄利多売のスパイラルから抜け出せないよ。
一部では職業訓練で確実に効果が出ている。

企業が生み出した価値を労働力で割ったものが生産性だから、ソレを向上させるために何が必要か?そんなもの「利益を上げる」か「労働力を減らす」しかない。
「利益を上げる」ためには、職業訓練プログラムなどでスキルアップが一番手っ取り早いが、そのためには従来の考えを否定して、海外製の機器を使用するなら、イチから取組む必要がある。今までとは違うパラダイムシフトが求められる。
それがイヤならいつまでもオノ振るってて欲しい。ロープなんて使うな!

「労働力を減らす」なら文句を言うウルサ方を切って、ギャラの安いイエスマンの使い捨ての人材に変えれば良い。
どこかの林業学校なんて即戦力を唱い文句に、資格ばかりにこだわって、使い捨ての人材を量産しようとしている。即戦力ではなく使い捨ての安い人材を育成している。

どっちが良いんだろう?

大量生産大量消費の時代はもうとっくに終わっている。安い技術を沢山つぎ込んで、数をこなす時代ではない。このお粗末なマインドだってそう長くは続かないし、街路樹のみっともない剪定に気づいている一般市民だっている。良い仕事なら高額でも取引できるマインドだよ。いつまでも「良かった過去」に捕われず、その利益を「利益を上げる」ために使うべきだ。R&Dできない企業は生き残れない。
良い仕事ができれば、高くてもお客が付き、利益が増える。そうすると賃金が増え、好循環が生まれる。生産性を上げることで事業も拡大できる。
行政だって貴方の会社を先の「使い捨ての労働力」として見ているかもしれない。
ヘタこいたら出入り禁止にして、新たな安い企業を使えば良い。

工事現場は、立入禁止にする必要がある。高い塀で覆われ、いわゆるブラックボックスで行なわれる。一般もナニをヤッてるのか判らない。
林業機械も一般的にアブナイから出禁にする。だから、市民権を得られないのだと思う。
ワシらの仕事は、民地や都市部が多いからかもしれないが、本当に危険なドロップゾーンは立入禁止だけど、危険が及ぶ恐れが在るハザードゾーンは片側交互通行みたいに臨機応変に変化する。
だから「営業」に繋がる。静かに和気あいあいと、声や笛やハンドサインでコミュニケーションしてタスクをこなしていると、一般に見られても判りやすく、ハザードが変化する場合だけ「ちょっとすみません」って退いてもらう。
一般の人が見ていても何をやってるのかが伝わりやすく、しかもドスンバタンって動かないから安心できるようで「大したモンだ」と言われ「ウチもやって欲しい」と次の仕事につながっていく。行政におもねってスリスリ手揉みして、談合や内部取引なしに仕事になる方が健全だ。まさにヘルス&セーフティだ。

イギリスの労働者の健全とセーフティを
管理する政府機関、HSE
Health and Safety Executive
このヘルスって、日本語に訳すと
「健康」って言われる事が多いが、
私が感じる意は「健全」だと思う。

もちろん労働者の健康一番だが、
その前に政府も企業体も
健全出なければいけないと思う。

政府は健全であることが当然だけど
日本は、そうは見えないな。
一概にステレオタイプのように健康って
訳しちゃう事がすでに健全さを失ってる。

Healthは健康だけじゃないからね。 

生長と成長

樹木はソコに在り、目には見え難いけど日々続けて生長している。
冬芽が綻び、展葉し、開花し、結実し、紅葉し、落葉し、その生長サイクルを毎日続けている。頑張って貪欲に光を求め成長戦略を淡々と熟している。
人間には気付き難いけど日々生長している。

その命を、成長しない人間の勝手な都合で伐り取るコトは容認出来ない。

「森林作り」「木づかい」「木育」なんて言うお題目は誰の都合だ?
やってる事は生産林業の手先じゃないのか?
植林しても手入れしないヒョロヒョロで密なミズナラは可哀想だよ。
お偉いさんが参加した全国植樹祭だから、この森は伐ってはいけない。とか言ってるアホは本当に森林作りって言うことを考えているのかね?
大風が吹いて共倒れになるようなモヤシ林は、森林作りになるのかね?
耳障りの良い、口当たりの良い、言い訳じゃないのかね?
木づかいや木育なんて言っても、一部の行政の自己正当化手法じゃないのかね?

本当に気持ちのいい林は、適当に枯れ枝があり、高い木低い木色々混じっていて、光が射す所も日陰で育つ植物もコケや地衣類も在り、実に健全だ。
キレイに並んだ同一樹種は気持ちが悪い。見た目がちゃんと切り揃えられたりしてると更に気持ち悪い。自然にやさしいとか言って植樹された林は、生長も一緒で気持ち悪い。多様性がなかったり、人間の管理上と言って何でも手入れされてる公園も、枝先がブツッと切られた可哀想な街路樹と同じみっともなさ。
樹木の管理って、基本生産林業の方向からしか見ていない。
生き物の尊厳とか関係なく、管理しやすいように場を繕う事が管理じゃないだろ!

だいたい森林を管理するって、自然の摂理を愚弄した穿った考えじゃないの?
少なくとも私が見た感じその手入れは、金額ありきの入札になって、質を無視してるとしか思えないんだけど。
ライオンテールになった街路樹は、みっともない事この上無し。
生き物をバカにしてるよ。それが管理というなら、そんな管理は要らないよ。



アスファルトで固められた道路脇に、
樹皮の見た目が良いからモミジバスズカケとか
植樹しちゃうから、落ち葉が増えてたまらない。
落ち葉が迷惑ってことで、
高所作業車でバツっと枝先で伐られて、
手足捥がれてカタワにされた樹木は、
景観を守っているのかね?

Witch broom(魔女のほうき)って呼ばれる
(一般的な多くの人間が考える特殊な
能力が有ったり、少しセンシティブな人が、
魔女って呼ばれてたりする事実は
この際置いといて)
全く魔女のほうきのような剪定方法は
特に欧米ではバカにされ忌み嫌われる。
一部のアジア人以外はその「魔女のほうき」が好ましくない剪定方法だと思っている。卑下する事は良くないかもしれないが、そういう手法を選択された剪定は、世界中で嫌がられている。一方日本人は、伐った枝先を見て「スッキリした」とか言ったりする。
感覚の違いかもしれないが、私はバツって伐り揃えられた枝先を見ると樹木が可哀想、みっともなくて不快だ。
街路樹がその後どういう生長をするか経験で知ってるけど、細い枝が伸びて益々落ち葉が増えたり、菌が侵入し繁殖して、手を入れ難くなるなることが明白なのに、スッキリして良くなったと思う一般も行政も、基本的に成長出来ない人間の勝手な都合じゃないの?

メキシコで自宅の庭の木をソコの主人が脚立で登ってバッツリ伐ってしまった事が有り、隣人から訴えられた。
訴状は「木を伐った事でその人間によって精神的に痛めつけられ、今後毎日不快な想いをして生活しなければならない」という理由。

枝先をカットした木は以前から観察され、今回伐られた箇所まで生長するまで15年かかっていて、また同じ程度に生長するまで15年以上かかるから、その間の精神的苦痛に対しての慰謝料と、今後の生長に伴う理に適った適切な剪定作業を今後15年間アーボリストに依頼する費用と言う事。

そういう裁判で、たとえ自宅の木であっても適切な剪定作業を行なわなかった人間が、虐待された生き物を毎日見せつけられる隣人に対して慰謝料を支払うよう、そして行政もその人間に対して景観を意識して作業を行わなかったことに対して(いわゆるゴミ屋敷等の迷惑条例みたいなもので)罰金を科すように結審した。

ただ自宅の木を伐っただけなのに、多額の賠償金を隣人と行政に支払うことになった。

日本じゃ行政が主導で、こういったみっともない剪定を入札でヤラせている。
まったく考え方の違いだ。
一旦伐ってしまえば、また生長に時間がかかるし、その間ずうっとカッコ悪い状態でも構わないことが、日本の景観を維持管理する行政の役割だ。

オカミを訴えた方が適切な景観なんて日本には山ほどある。
オカミが訴えられない景観の方が少ないだろう。
オカミは景観の意識が欠落していても、成長せず学習しない事を「管理」と呼ぶらしい。 オカミは自分たちが管理しやすいように市民を管理したいんだろう。

意識の違いっていうか、ライオンテールでも魔女のほうきでも、カッコ悪いとも思わない行政って何をやってる公務員だろう?
日本では立入禁止にしたり、管理しやすいように整えるのが公務員の仕事のようだが、市民が快適に暮らすために公僕として働くのが公務員の役目じゃないのか?
前年比とか過去事例を恙無く全うするのが公務員か?
それじゃぁコウム員じゃなくてオウム員だよ。

公務員なんて別に金儲けする必要無いんだから。景観の維持管理くらいまともにやって欲しい。市民が快適に生活するために少しは勉強して欲しい。成長して欲しい。

木だって毎日確実に生長してるのに、行政も管理する人間も一切成長出来ない事実。

2021年7月11日日曜日

カンプジャイロ

カンプジャイロの良い使い所が見つかった。


MRTでリディレクトしたい時に
2本のロープの流れる向きが逆なんで、
1本のカラビナにロープを掛けちゃうと
ロープ同士が干渉して気持ち悪い。
やっぱりカラビナを独立させて、
それぞれにロープが流れるようにしたい。
そうするとスリングに掛けたカラビナが
リディレクトポイントっていうか
カラビナの位置が上下になって
ちょっと気持ち悪い。
カラビナをカラビナで接続すれば良いけど
何だか無駄だなぁって思っていた。

そこでスイベル付きのジャイロ。
荷重性能も申し分無い。
とっても贅沢な使い方だけど
コイツは活ける!

リディレクトアンカーって、アンカーからアンカーポイントの長さっていうか、スリングの長さがとっても重要で、バッチリの位置に組めたとしても、荷重してみると位置的にあまり良くなかったり、スリングで架けただけならズレちゃうし、必要以上にスリングが長いと左右のロープのリディレクトポイントがズレちゃって、何か納まり悪い。
どうも良い解決策が無いものか?探っているけど、リディレクトって、予め地上で予測していれば問題ないけど、殆ど樹上で急に使いたくなるテクニックだから、そこでコネクタを3本消費するのはちょっと気が引ける。
ローラー付きコネクタのリボルバーやロールクリップが最も優れてると思うけど、2つ持ってないし、スリングに架けただけなら下がった作業位置が横方向にズレると、ガチャガチャ気になる音がするし、どうも塩梅が悪かった。

先日そういう状況で、気が付くと腰にジャイロが付いてるじゃないの!

試しに使ってみると、下の枝をブランチウォークしても、2本のロープが離れることも無いし、スイベルだからロープの方向に追従して位置が殆どズレない。
そしてジャイロ自体がコンパクトなんで、2本のロープは干渉せずに良い感じでロープが離れる距離。2本のロープが付かず離れずアンカーポイントも動かない。

これ、予めフリップラインに通しておけば、コネクタも使わないでイケるかな?

とにかく今の所ジャイロの最も自分に必要な使い方が見つかった。

他にジャイロの凄くイイ使い方が有れば教えてちょ。

2021年7月10日土曜日

安全教育受講証明って何だろうね?

自分では自分のセーフティは自分で構築するし、振られてヤバいと思ったり、良好な作業姿勢を目指して追加で一時的な確保やら何やら考えて良い方向や力の向きを考えるんだけど、同じ樹冠でも人が違えば方法だって様々。一様な安全なんて存在しない。

安全教育受講証明は、
安全を教育するんだろうけど、
そしてソレを受講したって言う
証明なんだろうけど、
そんなもの何のために必要なんだろうね。
私の経験上でも
レクリエーションのライセンス認定を、
仕事の根拠にする輩が居るのは事実だし、
そんなのたった1回出来ただけであって、
続けてセーフティに登れる訳無いから、
イヤになるんだけど。

何を教えるか判んねぇけど、
これからクライミングを始めたいけど
何から始めたら良いの?とか、
法規に基づいた特別教育とか、
自己流では心配なのできちんと習いたい。
って1日で何とか成るようなモンかぁ?
そういう商売はまず疑わしいって思っちゃうなぁ。簡単にセーフティにちゃんと出来るならそれでイイけど、おおかたそういう講習を運営することで、自分達の利益率が高い道具を売りつける為には有効なんだろうな。

みんな手っ取り速く習得したいのかもしれないけど、簡単に覚えられる知識は、簡単に忘れるからね。テストの前の一夜漬けでは、これから一生分のセーフティには成らないよ。中学校で習った理科をすっかり全部忘れてるか、最初から覚えてない奴らが登る技術と称してやり方だけ1回出来ても、自分の仕事には活かせないと思うよ。
〇〇大学に行ってたってことを、ジジィになっても自慢する奴と一緒で、ある一時安全講習を受けたって事が、全て今でも安全に行なう証拠になってるみたい。
そういう証拠だけで仕事を発注する判断になってるヤツらもどうかしてるけど。
そういう判断しか出来ない奴が多いからみんな資格とか証明とか欲しがるのかな?
でも相変わらず事故は減ってないね。
安衛則とか言ってなんちゃら特別教育を受けたことが、プロとして判断されるエビデンスになってる世の中はしょうがないとしても、自分の身は自分で守った方が良いよ。

参加者の都合良く状態を組んで、一度だけ体験させて出来た気にさせて、モノを買わせることが、きちんと習う事ではないと思うよ。
イイ気持ちになってモノは沢山売れるかもしれないけど、自分で工夫出来ないと自分のモノには成らないよ。たった一日でその気になっても、安全講習かも知れないけど、仕事がセーフティにできるようになるとは思わない。そしてそういう業者の人間が俺の本を買ってくれるんだけど、ちゃんとセーフティを伝えられてるのかな?そう思えないな。

相手が自然なんだから、二つとして同じものが無いんだから、自分の都合良く1回だけ出来ても何モノにも成らないよ。自然の摂理に従って、自然の力を巧く利用して、自分で再構築出来なければ仕事にならないと思うよ。

「方向・力・重力」を、改めて理解し実践する事が、一番の近道だと思うよ。

方向と力と重力を巧く扱って、自然の摂理に従って作業しないと、すぐに限界が来る。
脳ミソを筋肉にしたって、疲れて自滅するだけだよ。
成功を繰り返して失敗しないようにトレーニングしたって、何の学びも無い。
トレーニングじゃなくてプラクティスしないと、現場で軽い間違いやちょっとしたトラブルにさえ対応出来なくなる。
「アレ?おかしいな?いっつも出来てるのに」って、条件も状態も考えずにトレーニングで行なった成功しかイメージ出来なかったら、現場では使い物にならない。
トレーニングタワーシンドロームってやつだね。
いくら運動会で速く走れても、現場ではその通りに出来るはずが無い。運動会で1等賞を取って立派な看板背負っても、現場に役立たなければクソだ。
鍛えれば何でも出来るって妄信は、マインドコントロールだね。

明日の試合のことだけ考えて、高校野球に打ち込んで、、、相手チームも同じこと考えてるからね。練習の量をもっと増やして、、、とか方向がおかしい。ロングビジョンを見て何かを改善する施策プラクティスじゃないと、たまたまその試合に勝って17歳の栄光だけでその後の人生は過ごせないよ。勝つチームがあるってことは、負けるチームも居るからね。そしてそれは一部の人間相手に勝っただけで、相手が自然だとそうはいかない。
勝負に勝つってことは、絶えず相手が自分と同じ人間だから。自然じゃない。その如何わしい方法論を自然に当てはめようとしても無理だからね。だから人間同士の勝負に興味が無い。私は勝つってことに魅力が無い。

それより、自然をリスペクトしながら、地球の力を巧く使って、危険少なく楽に出来る方がオレは好きだ。
過去にいくら凄い事をやったって、それは過去の事で、今同じ事が出来る保障にはならないし、そんな栄光だけで日々学習してなかったら、安全教育受講証明持ってても何の役にも立たないね。そんな奴らとは絡みたくないね。

腕立て伏せを1,000回繰り返す事が出来る気力や体力を身につけるより、どうして出来ないんだろうって考える事や、どうしたら同じ効果が得られるだろうって、現場で考えるコトの方が役に立つと思うよ。
そういった意味では、左利きでチビで小デブで気力も体力も人並以下で良かったな。
身体的に体力的に恵まれてたら、そうは考えなかっただろうな。
これは負け惜しみだな。

一時の巧くいったやり方を証明されたって、何になるんだろう?

是非!
エラそうなお題目ばかり並べて、こういう証明とかを発行する的な講習を受ける人には、「あの〜、ワークレストレインとワークポジショニングの違いを、日本の法令に照らし合わせて説明戴きますか?」って質問して欲しい。
それで明確な説明があれば、その人の言うことを信用してもイイと思うけど、ウヤムヤにされてハグラかされたり、話をすり替えられたり、俺の言うことが信じられないのか!とか逆切れされたら、もうこの人の言うことは殆ど信用しない方が良いよ。
私はこういった講習で質問攻めにして、明確な応えを貰えなかったんで、その後手を上げても当ててくれなくなって無視され続けた。こんな奴の言うことなんか信用ならないね。

この人の儲けや、紙っぴら貰うより、私は自分のセーフティが大切だからね。

2021年7月8日木曜日

シビリアンコントロール?

シビリアンコントロールて、文民統制だけど、一般を制御するっていう意味もある。
シビックを操作するのもそういうその一部だろう。
原子力は安心安全で、クリーンなエネルギーです。なんて、誰が言ったウソだ!
「危険」ということは、道具が危険な訳じゃなく、使う人間が危険なんだという認識が最も大切だと思う。そして人間は必ずミスをする。
車が悪い訳じゃなく、車を運転する人間が危ない。そして危なくない車を開発しても、事故は減らないんじゃないかい?オートマ限定とか取得しやすい資格を作ったら、事故は増え続けるんじゃないかい?資格を細分化して、簡単便利にしても事故は無くならないんじゃないかい?
道路を規制したって、安全な道にしたって、仕事で鬱積したストレスを酒で誤摩化し運転しちゃう人間が居れば児童の列に突っ込むトラックだっている。
川が氾濫した自然災害って言っても、それは単一樹種のいい加減な植林や所有者を不明瞭に出来る法規や残土の放置や安易な宅地化なんかが絡んでる人災じゃないの?自然に起きたことじゃなく、誰かが手を加えたことで起きてる人災じゃないかい?

日本の法律は、フルハーネスって言ってるけど、ホームセンターで売ってるモノより、なんとなく専門ショップの方が良いかな?って、アウトドアショップに来る人が居るらしい。〇〇電工やアマゾンよりなんとなくチャンとしてるってペツルを買いにきた奴らに、根本的に違うものだと説明できる方が良いに決まってる。

だいたい国家規格に準拠した資格を貰えるアーボリスト講習って、講師陣も本来辻褄が合わないコトを理解してるのかな?自分の商売に繋がれば何でも良いのかな?ソコを伏せて講習なんて出来ないと思うけど、お茶を濁すために講習中寝てても良いとか言うのかな?だからショップで選ぶ前に、根本的に違うものだと知ってる方が良いに決まってる。

世界基準のメイド・イン・​ジャパン品質!とか言ってても、それは国際適合じゃないし、国際適合バージョンは、日本の法規には適合しないってことを、水際で知ってもらうことは、とても素晴らしいことだと思う。

フルハーネス型墜落制止用器具は、フルボディハーネスと違うってことを理解していればそれなりの対応だって出来ると思う。電柱登る人たち向けの日本の規格では樹上作業が出来ないということだけでも、知ってるのと知らないでは大きく違う。少しだけ死亡事故を少なく出来ると思う。

私も色々な人に聞かれたり、相談されたりして、その日本の規格と整合性を取ろうとしたけど、結局根っこの所が違うから、ツリーワーカー向けには日本の規格を推奨できない事実に至った。その筋から、今なら誰でも講師に成れるって、特別教育の講師を打診されても断った。自分が言ってることと辻褄が合わなくなるし、そこをやんわり誤摩化して儲けることは出来ても、自分の根本をやんわり誤摩化す事が精神的に許せない。



良いじゃないか!「国が」とか「業界が」どうであっても、自分の考えて伝えてることをオボロゲでも理解してくれれば、少しだけ事故を少なく出来ると思う。
って自分の歩んだ道筋を提示して、各々がそこから発展させて考えてくれれば、ワークショップをやってる意味がある。
アイツはコウ言ってるけど、オレはこう思うっていう発想になった方が、それこそ単一樹種の林は脆いってのと同じで、正解じゃなくたって良くって、色んな発想があって、その発想を知り、自分が自分の考えに出来た方が強靭化すると思うよ。
正解を提示するだけならそっちの方がやさしいから、資格化するんじゃないの?

何をコウすりゃ安全なんて無いよ。そりゃ切創防止手袋やチェンソーパンツは必要かも知れないが、無くても伐れる条件と状態があると思う。全ての作業に当てはめて、そうやらなきゃダメ!って決りや規則が、危険を増長させる場面だって現場には幾らでも在る。エンピツを削るためにはナイフで軽く指を切ってみる方が良い。善後策や対処できる状態でを用意して軽い失敗から学ぶことの方が多いと思いよ。
許容範囲の失敗はセーフティに繋がるよ。

絶対やってはいけません!って言っちゃうから、事故は大きくなる。
絶対に落ちない道具よりも、落ちたときに自分を守ってくれる道具や、自分でどういう行動を採ったら良いかを考えてそれに備える方が良いと思う。
コレが良いです!とか、これで巧く行きます!とか、コレが速いですとか、誰かが使ってますって、成功だけ見せるのって、見せる方はラクだけど、見せられる方に学びはない。だってそんなんの役に立たないモン。
でもそれは、国家の決まりだし、こうヤレばいいとか必ず役に立つみたいな嘘をついて資格を出す奴らはどうかしてる。

ロープクライミング体験会とか、ロープ高所作業特別教育とか、リギング体験会とか、ウインチ体験会とか、伐木造材特別教育とか、アーボリスト講習とか、エラそうな資格や安全講習受講証明なんて無くてもイイという人向けに、生産林業じゃない森を守るための、自分自身のためのセーフティな活動を続けて行こう。

だいたい「ただ伐って儲ける」生き物を殺す生産林業の人間と、
その木を活かすためにどういう施工をした方が良いかを考える人では根本的に違う。
林業者が特殊伐採と言って木に登るのは止めて欲しい。

特殊伐採も林業も、効率良く儲けるために「機械化」してるんじゃないか?
機械化や道具に頼ることが森を守る事では無いと思う。
それを自然にやさしいみたいなアピールをされると、気持ち悪いよ。
お前らは生き物を殺して儲ける商売だろ!
オレたちは生き物を守るために考えるヒトだよ。

儲けることしか考えてないから、みっともない街路樹剪定になるんだろ。
一般市民に美しい形の樹木が、葉っぱの量を減らすってことをアピールせずに、葉っぱの量を増やして継続的に儲ける施工をすることが景観維持じゃない。
バツッと伐れば、ボファと生えて、葉っぱの量が増えて、益々掃除が大変になるっていう事実を隠してるから、高所作業車で手っ取り早く継続的にカネを手に入れるんだろ。
自分がやってる方法が、街にも木にも自分のセーフティにも景観にも適切じゃない事実を隠してるのかな?世の中が悪くなれば儲かるからかな?
それとも知らないのかな?
機器の適合や条件と状態を鑑みず作業が楽なテクノロジーを利用するすることが、どれほど危険が知らないのかな?
機械化が丁寧な作業を駆逐するとは思わないが「結果」に飛びつく姿勢がこれまで自然を破壊してきたことは明白だ。
少なくとも良好な仕事を知らない林業屋が特殊伐採と言ってることは間違いない。

作業の目的じゃ無く、方法だけのことを言ってるのかな?
でもそういう輩が偉そうな資格に頼って、行政がその資格の権利を握っているのは間違いない。分けも判らずテクノロジーを利用し、テクノロジーに頼っている。
結果だけが全て!と思っている人間が地球を汚してる。
言葉の判らない小さな子供がチェンソー振るのは危険!って思っても、
それが自分と同じだと思わないのかな?
残念!

ライオンテールがみっともないと思う人だっている。
みっともない業者に発注する自治体もみっともない。
ヘタこいて出入禁止になって、別法人が受注してヘタ業者に外注するのがみっともない。
インサイダー取引やカルテルで、皆に気づかれないように受発注するのがみっともない。
そういう構造がみっともない。

みっともない行政や業者はしょうがないけど、市民をオルグるのはやめてほしい。
本来の意味とは違うけど、シビリアンコントロールしないで欲しい。

2021年7月5日月曜日

ワークショップClass1

コビッド-19の影響で、いつもワークショップをやってる会場が休館延長になった。
1,000人以上も来ないし、っていうか講習の間に訪れる人だって殆ど居ないし、密になる事なんて無いのに、道の要請で田舎の地方自治体も右習えで休館にする。こういう融通の利かない世の中になってしまうのか?トータルイタリアニズムっていうか、親方日の丸な体制が、一般市民にどういう変革を齎すのかイメージできない人間に政治体制を任せておくと、田舎はどんどん衰退して、、その方が自然の為にイイか。



何処か他に場所を用意しないと、ってことになり、レスポンスがイイ植木屋さんに相談して、そこが管理しているレスポンスが良い自治体の出先機関にコンタクトすると「どーゾどーゾ使ってください」ってことで、会場を直前になって変更した。
エラそうにしている田舎の役人より、世の中の役に立つコトを行なってると判っていただける、都市の指定管理団体の方が良いな。もう今度からコッパ役人の施設は使わないようになるかも?
今回は、その筋じゃ超有名なアウトドアショップの店員さん向けに、システムやテクニックの考え方を伝えるワークショップ。
商品知識はあっても、実際に適したシステムを組めるか?は、全然別な話だからね。機器は適合性が要だから。一流な人がこれイイよ!って言っても、その人の装備や考え方に適さない場合だってある。そういうコトを理解してる上司が居るから、実際にどう使うか判らない道具を、コレ売れてますよ!って商売するのは忍びないんだろう。
その上司はモノを売る前に、実際に自分で使ってみて、その適正を理解して、好ましい状態の場合に、条件付きでお勧めする。一概にコレが良いなんて機器はない。ことをちゃんと理解している。だから信頼されてるし、信用できる。
一緒にプラクティスするし、使ってみるからこそいろいろ画策できるし、私ももの凄く得るものはあるし、お互い切磋琢磨出来るから楽しいしね。コレは一方的な考えかな?
もっとも売れるモノを売る、という商売の仕方をしていれば、客が熟成すれば売れなくなるのが目に見えてるしね。

特に木登り道具はニッチなモノが多いし、ポータラップなんか、どうやって使うかなんて本当の所は理解されてないことが多いしね。
私も理解してなかったし、見よう見まねでは絶対に良好な使い方なんで出来ないね。

機器の適合性を無視してたら、結局気合と根性で何とかしようとするし、方向・力・重力をザックリとでも知ってないと、危険だしキツいし効率悪く疲れるだけだからね。

そういうコトを理解してる店員さんが居ることで、益々信頼できる所になるよ。

ショップで色々聞いてみる方はイイけど、モノだけ持ってレジに来る、またウェブの一側面の情報だけでこの道具が有れば良いって、知りもしないで俺様は一流だぜ!っていうアンポンタンな特殊伐採の奴らには、解説無くそのまま売った方がいい。
でもセーフティを見てる人にはちゃんと説明できた方が良い。
もっともアンポンタンな特殊伐採の奴らに売れるものは高価なもの売った方がイイしね。 でも、そのアンポンタンが死ぬのは構わないが、アンポンタンがうそぶいて素人に吹聴するのは許せない。そういう奴らが、俺はコレでコウやってる。って事が危険なコトだって理解してもらうためにも、販売者が一定の知識を持っていた方が良い。

お店ではキラキラピカピカで、動きが激しいYouTube映えするようなギアが相変わらず売れるらしい。まあそういう条件も状態も考えず、手っ取り早く「結果」が出せると感じそうな道具ばかり注目させるらしい。そしてマニュアルや注意書きも読まず、巧く使いこなせなかったら、この道具おかしい!ってお店にクレームをつけるらしい。
自分がどんだけアホかを露呈するような文句らしいが、そういう輩にも真摯に対応する必要があるから、そのためにワークショップを受けてくれる。
輩を一蹴するために知識で武装する必要がある。大変だね。

例えば機器の条件を知っていても、どうやって使うか?を聞いてくる輩も居るらしい。どうやったら良いかを自分で組立てるのが「仕事」だと思うが、臆面も無く正解を知りたがる。そんのな知らねぇよ!で良いんだけど、お店ではそうもいかない。現場の条件も状態も均一じゃないんだから、その都度〈現場の環境要因に適合させてコンビネーションを組む〉って発想が仕事になるのだと思うが、手っ取り早く「結果」を出すために「正解」を当てはめようとする。

自分で正解を探して導き出す訳でもなく、今ある一定の条件下の正解をそのまま自分の現場に使おうとする。自分の現場に合わせてタスクオブユージュアリーで、出来るだけセーフティに向う姿勢が、個性ある仕事だと思うが、誰かが巧くいった方法のみをマネして、その巧くいった方法が自分の現場に即ち当てはまる分けないのに。
現場の要因を照らし合わせて、できるだけ適合性の高いコンビネーションを組むことが価値ある「仕事」だろ!
そういう輩は、いつまでも儲からない辛く厳しい誰でも出来る方法でシンドく仕事をすれば良いけど、お店の人にイチャモンつけるのは如何なもんだろう?

地上で出来ることでも、樹上に行ったらそう巧くはいかない。登ることよりポジショニングやタイイングが難しいこと、力の方向が重力と違うということ、登るシステムだけでは何もできないこと、レクリエーションや方法だけ知ってても実際の作業は出来ないし、手っ取り速く仕事を進めようとすると直に限界がくること、そしてそういうタスクオブユージュアリーが、セーフティを削ってより危険な方に向かうこと、を身を持って体験できたことが良好な考えに向って貰えたと思う。

自分がプラクティスしていないから道具に走るバカが居ること。
パウチを投げる経験が乏しいからランチャーに走るバカが居ること。
そういうランチャーを見せびらかし、さも仕事ができる風に見せるバカ。
道具を自慢するバカが、知識が無いとアピールしているようなもの。
知ったかぶりで条件も状態も考えず、ただ切ればイイと思うバカ。

そういう輩にどうアピールしたら良いか判ってもらえたかな?
お店の人は大変だね。そういうバカを相手にしなきゃいけない。


実際に登って良好な作業姿勢や、結びの厳しさや、的確なアンカーの採り方を実践交えてプラクティスできたし、失敗から学んでもらえたと思うし、園路上空に、枯れ枝や架かり枝が在り、手入れの許可も得たので、実際に伐って落とせた。
今回は災い転じて福と成す感じで、会場が使えなくなったコトで新たな良好な会場を使わせてもらえたし、公園も参加者もウィンウィンで、こういうセーフティで適正な作業を目指すのなら、今後とも何時でも使って欲しいって逆にお願いされた。

この後昨日まで往復400km走って、別のワークショップだったので、身体がキツい。
けど、セーフティ重視の良好なクライミングを伝えられたからイイか。

2021年6月28日月曜日

オレのヘルメット

先日樹上で作業中に急にヘルメットがユルくなり、ヘェッどうした?って感じになったんだけど、脱いでみると、後頭のカチカチが外れて何処かに飛んでしまった。
作業中だったのでそのまま誤摩化しながら使ってたけど、バンドが締められないので、頭がシックリこないだけでも作業が滞る。
グランドワーカーが異変に気付き、辺りを探してくれて、ギアは白くて見つかったんだけど、ソコに付けてたFOX40まで飛んで、これはブラックだったんでもう見つからない。


CTのX-Arborはとても頭にフィットして、
長時間作業でもストレスがない、
これが自分の頭に一番シックリくるんで、
選択肢はコレしかない、同じものを頼んだ。
色が多数取り揃えがあるんだけど、
やっぱりグリーンだな!
このCTは予めペルターのイアマフ
アタッチメントが着いていて
バイザーの穴も空いてる。

早速届いた旧製品と比べてみると、
軽くなってるのね。
少しデザインが変わって、
側頭部にこれ見よがしにロゴが入った。
要らネェな。


バンドアジャスターの形状が変わってる。
このカチカチのギアを飛ばしちゃう人が
多かったのかね?
カバーが付いて容易に外れないように
変更されている。

いつも紫外線に晒されてるし、
つまみにゴムっぽいコーティングがあるけど
コイツがベタベタになり、気持ち悪い。
この部分が赤いプラスティックになり、
カバーっていうか、左右に押さえられている。
これは正当進化だね。


このアジャスターの黒いカバーと白いギアが
飛んじゃったんだなぁ。
そうするとタガが外れて、頭がユルユル
グラグラになる。
旧製品もパチンと填めればまだ使えるが、
いつ外れるか判らないモノは
作業に支障をきたす。

この箇所に一緒に付けていたFOX40は
全然見当たらないんで、
しょうがないから、新しいのを買った。
作業では有効なコミュニケーションや
突然の指示変更などにFOX40は放せない。
吹いてる自分もイヤになる程の
甲高い音のホイッスル。
今度は蛍光グリーンなので、落としても
探せそう。


早速ステッカーチューンだぜ!
ヘルメットに貼るステッカーは
キズ隠しの場合が在り、
競技や運動会とかでは
御法度らしいから、
誰かと競いたい人は、
貼らない方が良いよ。
CTのX-Arborは、始めにある現場で借りて被らせてもらって、一日中被ってめっちゃシックリくることを発見して、今度コレを買おう!って言ったら、その方は普段別のを被っていたので、ヤルよ。って貰ったブラック。
でももうそのヘルメットは、金具の部分とか汗で錆びていて、しばらくしてこのフィット感が忘れられず、新しく同型を買った。
そのヘルメットも3年で壊れ、結局同じX-Arborが三世代目。
そしてHICOのキャップ型バイザー。これも四世代目だけど、これは川用のヘルメットに使うものだけど、それを裏返しして、内側に貼付けたらとっても塩梅がいい。

自分の頭にピッタリのヘルメットを見つけたら、もう離れられないね。ヘルメットが世代変わりしても、3Mのイヤマフとか、バイザーとか、FOX40とか、お気に入りのカスタマイズで自分用にする。一番使ってるものだから、そして頭部を保護してくれる大事なものだから「労・検」マークなど付いてない、セーフティなものを選択する。作業を恙無く滞りなく進めるには、カッコだけじゃなく、自分のサイズ感やフィット感や適合性を考えないと、ストレスが増えて仕事が遅くなるよ。
一流の人の真似したり、ブランドにばかりこだわってたら、良い仕事は出来ないよ。

アブクライマー19

先日発売になった、Arb Climber issue19で、ノッチのクイッキーの記事があった。


At the time of writing version 3 of the Quickie is not certified PPE in Europe but that will surely come.

執筆時点では、現在のバージョン3はヨーロッパで認定されたPPEではありませんが、それは確実に実現します。

らしい。
発売された直後のウェブでは、主軸定格= 30kNのPPEということで(多分EN12275Bなんかのコネクタの規格を通ったと勝手に思っていたが、ソコの確認を怠っていた。ウェブはアップデートしたら、保存しておかない限り証拠が残らないからなぁ)早速飛びついたが、一週間後には [ NOT PPE ] になっていた。

未だ賢明な使い所が見出せず、宝の持ち腐れになって、ギアバックの重りになっている。しかし、確実に実現する!ということで、まあこれからPPE要件と試験が行なわれるのだろうけど、期待大!

これがPPEとして認められれば、ああもしたい、こうもしたい、と色々妄想してるけど、紹介にあるように、キャノピーアンカーやリダイレクトに最適とか、チョーク構成で使用する場合、スライスピンが回転して摩擦が減少するみたいな、チョー!ムフフな使い方が考えられる。ストロークが少ない分、ビクティムをカラビナ1枚引き上げたいんだけど、なんてシーンには持ってこい。

ステンレス鋼だけど、サビないうちにPPEとしして認められればイイな。

2021年6月25日金曜日

ツリーワーカーズ研究開発機構

世の中にはオカシなアーボリストや特殊伐採屋が多すぎる。
賢明で理に適った作業を追求する人に、アドバイスするための本やワークショップを行なっているのが、一定の考えがまとまって、ツリーワーカーズ研究開発機構になった。


私が考えるツリーワークは、
Climbing 登る
Positioning 作業姿勢
Moving 樹間移動
Tying 結び
Setting 方法設置
Pruning 剪定
Rigging 吊り降ろし
Cutting 伐り方の仕様
Operation 吊りの仕様
Dismantling 下降操作と片付け

この10コに分かれると思う。その中のうち動きが派手なクライミングとリギングだけがとても注目され、というかこの技術だけ、部分的に見よう見まねで知れば何でも出来ると思っちゃう。
のは、どうだろう?
クライミングとリギングだけ見よう見まねで出来ればあとは必要無い!って思っちゃうのは勝手だし、それで出来れば問題ないけど、誰かがこの2つだけ覚えれば、これ見よがしにカッコつけて「俺様はスゴいんだぜぇ!」ってこれがプロだとか言って、後は「心頭滅却して気合と根性で何とでも成る」って吹聴しちゃうアホがいるから始末が悪い。
そしてそういう命知らずの気合と根性だけの〈技術〉を信じちゃう輩もおかしい。
それは知ってるだけで、身に付いた技術ではないからね。
危険なのは当たり前だから、それを気合と根性でカバーするっていう考えも疑わしいし、そんなに結果を急いでも、トンチンカンな手法では逆に遅いし疲れるだけ。

一方そんなことないだろってセーフティを根拠にした賢明で理に適った作業を志す人も少なからず居て、そのセーフティな作業は地味だし時間がかかるように感じるけど、結局はその後のタスクがスムーズに進むから速いし疲れない。
という経験や実績が積み重なったので、ソコに注目して紹介する機関としてこの研究開発機構を作った。上の10項目を積み上げる事で作業全体の疲労度も速さも変わってくる。

急がば回れ。Haste makes waste.

結局は全部繋がっているんだよ。
都合の良い部分だけ繫げても、ノットクラフトが遅かったら全部遅くなって疲れちゃうんだよ。ラインを投げるのがヘタなのは、投げる失敗の経験を活かしてないからだよ。
結局は全部繋がっているんだよ。
いい加減に結果を急ぐ奴らは近寄らないで欲しい。satocBooks眺めたって、素晴らしい方法は載ってないから、だいたい何書いてあるか判んないだろう。付け焼き刃で命を守れる方法なんて無いんだから。
付け焼き刃で技術を手に入れようとしたって、無理だよ。satoc book でもリギングやオペレーションだけ注文する人が多い。それでも構わないが、それだけで何を使用とするんだろう?言葉だって判らないんじゃないか?
「方向・力・重力」や「ロープについて」から注文する人が、3ヶ月おきくらいに改めてロープアクセスやリギングを注文してくれる人は、おそらく私の考えに近い人だと思う。
ベーシックが無いと、いろんなコトが繋がらないと思うよ。
本人は判ってるつもりでも、出来てるつもりでも、どうやったら楽にできるかを判ってない人が多い。一度見た技術を厳しい現場でいきなり使おうとしても、そんなの無理だよ。
結局全部繋がっているんだよ。

相変わらず死亡事故数は減らない。そういう奴は早々に死んでもらって結構だと思うよ。
結果を急がず、基本をしっかり学んだ人が結局良い仕事をこなすようになって、いい加減な奴らが淘汰されていけば、業界も良くなるんじゃないか?
そんな考えでワークショップを行なっている。

10項目のタイトルにそれぞれ見合ったスキルが有って、そのスキルを全う出来ないと次ぎに進めない。1〜2日で全部判ったつもりになる人や、自分の都合だけでかい摘んでもその先のタスクに活かせない、全部繋がっているんだよ。結局は全部繋がっているんだよ。
覚えるべきは技術だけではなく〈知識〉に見合った技術だよ。
ソレを紹介するワークショップだよ。
そんな訳で大きく4つにクラス分けして、それぞれのクラスごとに必須なスキルがあり、[ 知らない ] [ 知ってる ] [ 聞いた ] [ 見た ] [ ヤッた ]という5項目の自己評価が有り、段階を踏んでいかないと結局チンプンカンプンのままで危険な方に向う。
結局は全部繋がっているんだよ。
それぞれのスキルごとに各自がパッケージして、虫食い状態でも参加できるから、自分が不得意な部分や曖昧な箇所を改めて見直せるようにした。
結局は全部繋がっているんだよ。
何人か集まらないと出来ないけど、基本はチームで動くんで、数人の独り親方同士で集まってワークショップの希望が出る。そしたら全国何処でも伺いますよ。

こういう集まりが有るから、希望が出るから、コッチも真摯にそれ用のタスクに見合ったテキストを作るよ。非売品だよ。
何か習いに行って、安全教育受講証明もらっても、プロに教わったスゴイ技術でも、自分のタスクに活かせなければ、映画観たのと同じ。観たには観たけど、自分のモノに成ってなかったら、それは出来てるって言わないよ。
一度講習に行っただけで、一瞬テストの成績が良くたって、一夜漬けで点数もらって合格しても、その場で何を学んでるかだよ。習得してるかだよ。なんかの講習を受講しただけでエラそうに一丁前なこと言ったって、日本で唯一認められた団体の証持ってたって、日々プラクティスを繰り返し、身体と頭に染み込ませないと、知識でも技術でも無いよ。知ってるだけの知識は技術に活かせない。だからOJTだよ。

2021年6月21日月曜日

ウェブページ リニューアル

ウェブページをリニューアルしました。


ツリーワーカーズ研究開発機構

Tree
Worker's
Development
Organization

TWDO SAFETY

http://twdo.jp
仕事上、HTML5を使う必要があり、困った。
そもそも見よう見まねでHTMLを作ってるから、何か何処かのスクールに行って教わったことでもなく、今みたいに多様なデザインや動きを求められることもなかったし、基本パソコンで600x800pxくらいの紙幅で、名刺くらいの情報を紙と同じように作ればよかったのだが、今はそうもいかない。

ノートパソコン以外にタテ位置のスマートフォンやタブレットをターゲットにする必要があり、ガジェットだってプロポーションだってもう星の数程あって収拾がつかない。
正直クライアントが「どのデバイスを使っているか?」をメインに捉えて、まずはそのジジイがちゃんと見える仕様でウェブページを作ればよかったけど、今はそうもいかない。だからHTML5である必要があって、しかしjqueryだってbootstrapだって何を司ってるかは判るけど、どうやって命令すれば良いかなんて判らない。

HTML5は、今まで複雑だった処理が簡単に出来て、HTMLをより構造的にスッキリ書ける!んだけど、そこまで真剣なSEじゃないし、って言うかクライアントも音や複雑な動きや動画まで要求してなかったから、グラフィックデザインの延長線上で良かった。
しかし昨今のウェブはそうもいかない。
ちゃんとウェブページを管理運営する!ならSEと契約して外注するけど、そこまで予算が無い客は、今までくらいのしょぼいページで良いんだけど、音を入れたいとか動かしたいとか、要求だけハードルを上げて(まあ今まで出来てたから、簡単だろうという意識で)「こういう風なぺージにしたい」って要望だけは一丁前なんだよなぁ。

知り合いのSEに聞いたら、自分でヤレ!って言われるくらいのショボイことだけど、知らない人間にとっては、とても越えることが出来ない須弥山のようで、カスケードスタイルシートがマストで、ソレによって色々操作されるけど、実際にはチンプンカンプン。

元々はマイクロメディアのフラッシュが好きでオーサしてたが、マイクロメディアがアドビに買収され、アップルがアドビと仲が悪くなり、世の中の流れがすっかりアドビ弾きになって、HTMLの世界もフラッシュの脆弱性からHTML5に移行した。
フラッシュ好きだったんだけど。
そうも言ってられない昨今の事情から、一から組立てるのは無理だけど、ウェブにぶら下がってる、無料のサンプルやひな形を駆使して、勉強するしかなく、そのためにはまず、一度自分のページをそれなりに組立てて見本を作るのが一番だ。

というわけで、satoc books のページを作り替えてみた。

幾つかのデバイスでテストはしたけど、巧く稼働するかも、ガジェットによって不具合があるかも何も判らない。でも「私の」だから良いか。

そしてパソコンの画面をターゲットにしているので、スマートフォンでどう表示されるかは、デバイスによって異なる。でもそんなの考えなくて良い「私の」だから。

どんどんニッチに、どんどんバイウェイに向ったって構わない。

そして今まで無料のプロバイダだったけど、制限が多過ぎて都合が悪く、有料版にした。

ツリーワーカーズ研究開発機構
Tree Worker's Development Organization

TWDO SAFETY

独自ドメインだぜ!
このページの中にsatoc booksも入ってる。

ベーシックを知らないのはダメだね。でも、基本「私の」だから。ね。

2021年6月19日土曜日

スプリングエフェメラル

もう六月だけど、春になって野がスプリングエフェメラルって言うか、生命力が爆発する時期は、もうジッとしてられない。兎に角少しでも時間があれば野山に向う。
もちろん食べられる山菜が主目的だけど、それ以外にも段々淡く彩度が高まる緑を見ているだけで幸せな気持ちになる。


一部の地元の人しか入らない
カーティスクリーク。
アライグマ・シカ・タヌキの
足跡しかない。
そしてジジィどもが行かない
奥はまさに山菜天国。
熊の影は濃いけど、
沢筋は声出して行けば
それほど危険もない。


ヤチブキやザゼンソウが咲き乱れ、
清々する流れの音を聞きながら、
雪代のぬかるみを遡るだけで気持ちイイ。
この辺りは泥炭というか、堆積物が腐らず
元々石油が地味に噴出してらしけど、
利用出来るレベルではなかったようだけど、
沢水が堪る所はやたら油が浮いていて
実に汚く見える所が人間を寄せ付けない。
沢の水自体は清流とは言えないが、
何より人間が侵入しないので、
ゴミが落ちてない。
無理矢理拓いて、無茶な営みを続けて
どうしようもなくなってハジケた開拓後。
人間には殆ど見捨てられている場所なんで
誰も来ないからちょっと前の自然が
段々色濃く復元している。

自然の再生能力ってスゴいなぁ。


沢筋の斜面には、ネギが一杯!
急傾斜地で草やハイイヌガヤでさえ
根付かないような斜面は
ジジィどもが入れない一等地。

登れる所から登って、上にアンカーを着けて
スティープアングル懸垂下降。
ランヤードはドロドロになるけど、
シーズンに一度このためにストックした
専用のヤレたロープとデバイスで
もう取り放題。

基本的に1回喰う分しか採らないので
シーズンに10回程度行くけど、
あと100回分以上斜面は残るから、
取り尽くされる量ではない。
1回分以上取れるけど、ソコは手を付けず
残存すれば一生分楽しめる。


スポーツハーネスとランヤードで
軽くてレスポンス良く両手を使えるから
収穫袋とナイフを持ちながらでも
良好な体勢を維持できる。

丁度食べごろのアズキナをチマチマ採って、
ネギは根を残してカット出来る。

山菜採りは沢山見つけると楽しくなって
自分が消費できる量以上を採って、
漬けたり、近所に配ったりするけど、
漬けた山菜はあまり美味しいと思わないし
採るのが楽しいから貰った山菜はあまり
興味がない。

旨いものは旨い時期に少しだけ戴くのが
自然を繫げて行く事になるんだろう。
私のポリシーとして山菜採りは、自分が1回で消費できる以上は絶対に採らない。
旬を味わいたいから一瞬で充分だし、前に知り合いに場所を教えてしまって、根こそぎ場を荒らされてしまったことが有る。どうしてそういうコトするんだろうね。偏見だけど公務員や開発局やプリウス乗りや特殊伐採の人間には場所を絶対に教えない。

アズキナとホウチャクソウは一瞬見た目になかなか厄介だと思われている。
ホウチャクソウは若干の毒性があり、多量に喰うと下痢や嘔吐の可能性がある。
一見して違いが判断出来ないって言う人が多いけど、そんな事はない。
確かに生長すると違いを判断するのは難しいけど、私は山菜なら何でも良い訳ではなく、美味しい時期に数回、美味しく戴くのが大事だと思う。条件と状態で旨いのか?そうじゃ無いのかを考えるから間違えない。

スプリングエフェメラルは、1日違いでも様相が変わる。
ヘタしたら、朝夕でも違う。

アズキナは本当に旨いけど、旨い時期の一瞬を喰うと、草餅喰ってるような香りだけど、生長するとあの独特の強い小豆の香りが無くなりそんなに美味しくない。
葉が開ききらない5cmくらいの出始めを摘む感じ。生えてる土地も軟らかい土が多いし、引っ張ると直に根までヌケちゃうから、抜けたらそこは暫く生えてこないから、根を残すように茎でやさしくカットする必要がある。繊細で手間がかかる美味しい奴だ。

良く知らず、アズキナってだけで生長した大きいやつを、辺り一面採っちゃった所が有り、翌年はそこに生えなくなった。自分が環境を破壊してしまった。知らないってことは恐ろしい。
土を掘っくり返さないでやさしく茎で切るように収穫して皆伐しないと、翌年は更に太くなって、毎年ソコに在る。場を荒らさずにすむ。学習した。

そして大きくなったアズキナは立派で喰いごたえが在るかもしれないが、旨くない。
そして間違えやすい。沢山収穫する人間は、気を付けた方が良い。
出始めの一瞬は本当に甘く、生長したものは別物になる。
茎が太くなった出始めのアズキナは、生長したソレとは全く別物だ。
美味しい時期に戴いた事が無い人には、アズキナの旨さを勘違いしていると思う。
そういう美味しい時期と環境を荒らさない条件と状態を見極めて収穫する。

アズキナとホウチャクソウは、出始める時期が微妙に違う。
カーティスクリークではホウチャクソウが出始める時期は、もうアズキナは旨くない。
旨い時期に採るので、だから間違える事は絶対にない。

山菜は何でも天ぷらにする人間が多いけど、天ぷらにしたら何でも天ぷらの味しかしないだろ!そういう輩が多量に採るから無くなるんだよ!
アズキナは湯通し程度でさっと湯がき、御浸しで喰うと本当に旨いんだから。
アズキナってだけで全てが旨いと思わない方が良いよ。

ステレオタイプっぽいアイコンで、一流の道具を使ったって、条件と状態を見極めて自分に適合させる知識が無かったら、いくら凄いモノでも、凄い結果は生み出せない。

アズキナが美味い訳じゃなく、美味い時期に採ったアズキナが美味い!

2021年6月16日水曜日

TG:1 & TG:2

今年の五月は、何百年ぶりに雨が多かった北海道。晴耕雨読。懸案だったテクニカルガイド:1をツメてとことん編集レイアウトできた。もう六月だけど。
でもTG:1をまとめていると、これ単独ではどうも中途半端じゃないか?って気持ちがどんどん膨らんで、レスキュー部分は独自に追加検証して私の考えをまとめて先行したが、実際の作業を意識したテクニカルガイドになると、まあそんなこと考えなくても良いかもしれないが、A.A.自体がイギリスの方針だし、HSEの指針は全てEN基準に従っている。

コレがなんで問題になるかって言うと、TG:1を利用しようとしたら、マストでHSEに従わなきゃならないということ。

ご承知のように、日本の作業者は、日本の法規が一番で、日本の仕事をしようとすると、日本のアンポンタンな法規に従うのが大前提な人が実に多い。
例えば外資の企業は、そんな危ない法規に従わない方がイイと思って、国際規格を採用している。日本の現場であっても、日本の法規に従わないという選択肢を選んでいる。しかも日本の行政もソレを拙い法規に従わないってことを容認している。
でも「日本人なら日本の法規に従え!」っていう姿勢は崩さないから、日本国民にはとても強権でも、外人の言うことにはヘラヘラして尻尾を振る。

そこでだ、日本の法規に従おうとする人間が、EN基準の機器を使えば危険が増す可能性がある。だから整合性のある機器を的確に使うことが前提なTG:1だけでは、喰い足りない部分が多く、辻褄が合わなくなってしまう。

フルハーネスと勘違いして一流メーカーのフルボディハーネスを選ぶ人間が居る。
フルハーネスとフルボディハーネスが違うものと知らずに、上に言われたから買う。
国家基準に従うつもりでも、ソレは違うかもしれないからね。
フルハーネス型墜落制止用器具を安全なモノと捉える人間には根本的に対応しない。
ソレを安全な国家規格だと思っている人間には読んで欲しくない。

だから並行してTG:2 [ Use of Tools in the Tree ] も同時に作っていかないとイカンという結論で、同時進行で進めていた。

TG:1が発表になってから半年も経過してしまった。
相変わらず、TG:3の[リギングと解体]は出る気配がない。ピクリとも反応しない。難しそうだもんね。去年の暮れにクリスマスプレゼントになる!みたいなことを言ってた割りに全く動きがない。先付けTG:1レスキューも先行した事だし、もう待っていられない。
この半年で私の知ってる限り作業中5人が死亡している。
それもショボイいい加減な仕事の仕方で死ぬ。
もうこういう人に何を言っても伝わらないと思うが、自分の身を自分で守りたい人には早く伝えたい。


私のテクニカルガイド:1
樹上登高とエアリアルレスキュー、と
私のテクニカルガイド:2
樹上で使用する機器、も
同時に出すことにした。

TG:2はそれほど内容豊富ではないけど、
後半に資料として、
相応しい機器の使用(EN前提)を知らない
人間向けに、違いが有るよってことを
大まかに紹介するものとした。

なんか日本の法規に従って、
特殊伐採を紹介してる奴らいるけど、
どうやってるんだ?
法規に対応しようと俺も頑張ったけど、
オレ馬鹿だから良く判んないけど、
無理じゃね?

もうこれは、私の考えだから、イチ作業者の戯言っていうか、命根性汚くて・気合無し・意気地なし・力なし、な私でも取組めるツリーワークを紹介してるだけだから、危ないコトしたくないから、メソッドに惑わせれず、理に適ったロジックを粛々と学んでから、納得してから、仕事をしたい人だって沢山居るから。
恐がりな方が生き残れるから。
臆病な方が無理しないから。
疲れない方が続けられるから。

そういう人に伝えたい。

よく、凄技を見て、俺も頑張るって言う人間が居るけど、俺は違うから。
その凄技の人と土台が違うから真似できないと思ってるよ。
凄技を見たって自分には活かせないよ。
チビの小デブのジジイだよ。それでも役立つ伝えることはできるよ。
チームで動けば己の力なんて小ちゃいもんだよ。

そんなこんなで、もう少しで発売できるよ。

2021年6月12日土曜日

「優秀な人」と「有能な人」

暫く時間が空いてしまったけど、想いが鬱積していない訳じゃない。
ちょっと思う事があり、今年から一日も欠かさず書いてきたけど、期待してたこととちょっと違ってきた。
ブログの事で直接話を聞く事が多いけど、なんか急に空いてしまったことで、コビッド-19になったとか、落ちて死んだんじゃねぇとか、憶測されるのもイヤだし、質問をくれるのは意識が高い系の人が多く、それよりヤンチャで意識が低いか無い輩にアピールしたくてこのブログを続けているんだけど、そういう人には響かないかな?
相変わらずヤンチャな人はヤンチャなままで、都合の良い部分だけ取り入れて、ヤバいことにはいつまでも目をつむる。 ので、またいつものペースにするわ。

いつも通り淡々と作業も
ワークショップもヤッてる。
ただコビッドの影響で仕事が
キャンセルになったり、
ワークショップの会場が
借りられなくなったり、
少なからず影響はあるね。

そして今は初夏と呼べる季節になり、春の野に出るコトが一巡した。
4月の後半から、ナニワズ→フクジュソウ→エノキ→エンゴサク→ヤチブキ→アイヌネギ→アズキナ→タランボ→タケノコ→ワラビって、それぞれ忙しく、しかも標高が変わると色々楽しめちゃうんで、時間がいくら有っても足りない。
積極的に作業を少なくして山に入る事を優先するんで、手が回らなくなる。

立場として自分が行動するより、しっかり学ぶ姿勢が在る若い人たちが、実作業をこなす方が適切で、いつまでもジジィが前面に出ていては迷惑だ。相変わらず、双眼鏡とホイッスルでグランドでやってるけど、こんなイイ時期に野に出る事以上に優先される事など無い。


自分が有能な人だとは思わないが、
私は優秀な人から学べることが少なくなったので、
初心者が適切に作業に向える知識と技術を
伝える事の方が、自分の役割として
有能な人に助言する事は出来ると思うし、 適切なんじゃないか?と思うようになってきた。

ツリーワーカーズ研究開発機構は、
一流のアーボリストに伝えるコトなど無い。
訳の解らない先輩や一流のプロが教える
特殊な技術や凄いテクニックに騙されて
努力次第で心頭滅却すれば出来る!
という幻想を打ち砕きたい。
これから始めようとする初心者に、危ないモンは危ないんだよ!危険なコトを無理してやる事無いよ!セーフティな知識を身につければ、直ぐに大径木を処理事は出来なくても、ゆくゆくは出来るように成るよ。っていう、当たり前な事伝えるためにワークショップをやっている。

「優秀な人」って、過去に凄い事をやった人を周りが持ち上げて言う事でしょ。
自分で優秀な人とか思ったら、もうオシマイだね。過去の人だね。

「有能な人」って、これから凄い事をやる可能性がある人だと思う。
優秀な人でもソコに滞留する事無く、学習し進む事が出来る人が、有能なんだと思う。

相手が自然なんだから、数回凄くてもその人が絶えずアップデートしていなければ、今後凄くないかも知れない。いくら凄くてもいつも理に適ったコトが出来ると思えないから、有能な人は絶えずアップデートしている。
繰り返しトレーニングして、スイスチーズの穴は小さくなったとしても、決定的に穴は塞がらないよね。人間は経年劣化するから、逆に穴は広がってるかもしれない。
優秀な人でジジィになって腹筋バキバキに割れてる奴って、これからも続けるのかね? 腹筋バキバキな若者に自分の持ってる知識を伝える方が有能な人だよ。
いつまでも前線で俺様のままで、自分が一番頑張って仕事を続けてても、カッコ悪いし、いつか破綻するね。

ツリーワーカーズ研究開発機構は、優秀な人を更に優秀する訳じゃなく、
初心者が有能な人に成る手助けをする。でもいきなりは有能には成れないなら、セーフティを伝える事を優先した方が、ゆくゆく有効だよ。

凄いモサだって、最初からモサで無かったと思う。
私がそうだったように、天才でない限りおそらくモサから学ぶより、初心者が誰でも理解できる最初の一歩から始めるべきだよ。手っ取り速く覚えられるメソッドだけでは直に破綻するよ。破綻している事実を間近で見てるよ。
理屈も知らずにスパークライミング覚えたって、役に立たないよ。
初心者に体験と称しスパークライミング教えるようなギア屋に騙されない方が良いよ。