2010年3月26日金曜日

シロハラ?

今週は家の庭にシーズン始めてアトリが現れた。
シメのようにヒマワリを口の中でモゾモゾやっているが喰えているのかな?
あと、現場は押さえられなかったが、
狩られた後の羽の残骸と血の跡があり、猛禽がヒヨドリを狩ったみたい。
ハイタカかなぁ?

そして本題ですが、
結構微妙なんですが、最近いろいろ教えてもらえるので
質問のように載っけちゃいます。

シロハラ?
基線川沿いの溶け始めた河原目当てに、
沢山のツグミたちが集まっていた。
そんな中、ちょっと違う色合いのヤツがいた。
ツグミは模様がいろいろなので個体差が判りやすいが、
胸の模様もほとんどはっきりしないし
コイツは一緒にいるツグミたちとあきらかに色が違った。

はじめはアカハラと思ったが、あまりにも赤くないし
ときたま尾の先が白っぽく見えた。
シロハラだったら初認になるなぁ。
どうでしょう?

2010年3月24日水曜日

関東4日間いろいろ

先週ツリーイングの研修会で埼玉に行ってきた。
かなり細かく突っ込んだミーティングとなり、
不安だった箇所を明文化させ、安全性について検証し、
体系的に整理し、最終的にテキスト化する作業を行った。

完璧ではなくとも、現時点で最良のモノに近づいたと思う。
その結果かなりの手直しが必要となり、
またバタバタと絵を描く作業を続けなければならない。
しかしオリジナルとして一歩進んだ実感がある。乞うご期待!


あーだこーだいろいろやって
取り組む姿勢やスタンスの違いに
温度差を感じなからも充実した、
かなり濃い3日間。


最終日、気になっていた企画展を見に行った。
開館まで時間があり、不忍池と上野公園を歩き回り
しばし春を感じての散策。
普段あまり見ない鳥たちを見てきた。

キンクロハジロ
これは良く北海道でも見るが、
間近くで見たことは
あまりなかった。
良いのか悪いのか寄ってくる。
青い嘴が素敵。


ユリカモメ
たまに見かけることもあるが、
冬羽を至近距離で
見たことなかった。


ゴイサギ
本州だと何処にでもいるが、
家の近くではほとんど
見たことがない。
写ってないけど
脇にバンもいた。


オオバン
これは見たことなかった。
しかも寄ってくる。
なんだかなぁ。


コサギ
たまに見かけるが、
こんなに近くで
見たことはなかった。
腰のキレイな飾り羽根を
まじまじ観察できた。


行ったところがところだし、しかたないかぁっと思ったが
しかし、逃げないどころか寄ってくる。
奴らにしたら戦略的に都合のいい生き方ができてるし....
やっぱ複雑な気持ちになってしまった。
とはいえ普段近くで観察できない鳥たちの姿なので
発見する楽しさみたいなモノはないけれど
よかったんじゃないか。

一方木の花も普段お目にかかれない
ジンチョウゲ・ミモザ・ヒイラギなど
この人何やってるの?と怪しまれながら見てきた。
ウメ・コブシ・モクレン・ユキヤナギなど一足早く花を見られ、
そして、
早咲きのサクラも拝めた。


気分が良くなって西洋美術館へと突入。
「フランク・ブラングウィン」
詳しく知らなかったがコイツはスゲー!
絵画・デザイン・工芸・建築そして船乗りと多岐にわたった活躍
圧倒されて目の奥がビリビリきた。タマラン。

なかなかできない体験の関東4日間。

2010年3月17日水曜日

食痕

昨日までなかった気がするのだが、
家の玄関からすぐのところに、
先の台風で途中から折れたポプラがあり、
そこにでっかい穴が開けられていた。
他にもすぐそばに数カ所の大穴がある。
雪のかかり具合からすると、
昨日空けられたようだ。
アリちゃんを食べているようだ。
待ち伏せ観察したけど、
明日から地方なので...悔しい。

絵にしやすいマツ


暖かい日が数日続き、
防風林の中もグズグズで歩きにくい。
しかしそれでは終わらんゾとばかり
昨夜から激しい風と多少の雪が降った。

ヨーロッパトウヒの針葉の中に
風で細かい雪が吹き込み
枝の形や付き方が非常に判りやすく見える。
こういうのを写真に残しておき
木の絵を描くときの参考にする。

コゲラ


家の庭にはあまり現れないコゲラだが
今年はよく顔を出す。
時間帯も同じ頃だし、
一羽だし同じ個体なのかなぁ。
コゲラは結構好きな鳥で
現れるとジッと見入ってしまう。



ここへ越してきたばかりの早朝、並んだ4本の木にそれぞれ一羽ずつのコゲラが
同じ高さで同じ向きで留まり、まるでダンスするように同じタイミングで
クルクルとヤチダモを螺旋に登っていった。
どうでもいいことだが私にはかなりインパクトある思い出だ。

カケス

特に気にしていたわけではないが、気にならざるを得ない
他の鳥の鳴き真似をするカケスは、最近いつも同じ所でぐぜっている。
お気に入りの場所というかリラックスして寛いでいるということか、
とにかく警戒せずにその場所で真似をしている。
コクワが絡み、弱り、風で倒れてしまったヨーロッパトウヒの
ワシャワシャの中に隠れて歌っている。
カケスといえどもオオタカとかの猛禽にヤラれることが多いので、
ここなら安心できるのだろう。
写真だと余計判らないが
こんな状態で
ほとんど動かずに声だけなので
なかなか気づけない。
複雑に絡んだツルの中なので
まるで鳥かごの中のよう。
それに小さな声で練習?
しているので、
遠くから聞こえるようだ。

2010年3月13日土曜日

キクイタダキ

めっきり春らしくなってきて、防風林の雪も大分下がってきた。
カラ類は春の鳴き方で尾をさかんに振っている。
アカゲラは牽制し合うようにドラミングしている。


キクイタダキが目の前にやってきた。

そして遠くの方でオオジシギが鳴いている?
早すぎる。
声を頼りに探してみると...
カケスだった。

声はかなり小さいが、ジェージェッジェッジェッジェーップ
うまいもんだ。
さすがにババババッとあのすさまじい羽音はないが、
どこか遠くでディスプレイしている雰囲気だ。
本当の鳴き声も声質や鳴き方は近い感じなので不思議はないが、
ひょっとしたらホンモノが近くに来ているのかもしれない。

2010年3月9日火曜日

ハリギリのウニ状短枝

先日来気をつけて探している。
いつも歩く辺りのハリギリはほとんどチェックしてみたが
あの個体だけの現象なのか、なかなか見つからない。

ふと思い立ち普段行かない方の防風林を歩いてみたら
けっこう見つかった。

光がいっぱい当たる元気の良い枝は高いところにあり
なかなか見にくいが、
あきらめたような低い枝にもあったのでよく見ることができた。
でも、頂芽はなくなりスカスカな感じ。


病気かも知れないのだが
こういうコブのような塊が
枝の途中にできているものもある。

アライグマ

この辺りではまだ姿は見たことがなかったし、
何となくそうかなぁっという足跡は見たことがあったが
これはあきらかにアライグマでしょう。
(またこんなことを言って間違ってたらどうしよう)
30cm程度の間隔、つき方も並びも特徴的だし
長い指の跡がはっきり見えている。
雪がしっかり降った朝なので、今まさに通った跡のよう。


アライグマをやってる人に
話しを聞くと
葛藤と憤りがつのる。
彼らも生きていくために
工夫しているワケだし
アライグマに罪はないが、
近所で見ると
ちょっとショックだなぁ。

2010年3月5日金曜日

オオマシコ_続

今日は気温は高いが久々にまとまった雪が降り、
あちこちにあるいろんな痕跡がすっかり雪化粧していた。
先日ベニマシコと間違えたオオマシコは今日も来ていた。
この分だとキハダの実を食い尽くすまでいそうだ。

今日で4日目、毎日同じ時間に同じ木にいる。
というか一日中ここでキハダを喰っているのではないだろうか?
あれだけあったキハダの実もかなり少なくなってきた。


3日、一心不乱にキハダを喰う

不意に人工的な音がしたり、上空をノスリが飛んだりすると、
さっと針葉樹の中に隠れる。
でも木の下で待っているとまたすぐに戻ってくる。


4日、近い!

2日=♂7♀1、3日=♂6♀3、4日=♂3♀5、5日=♂2♀5、
群れは出入りがあるので確かではないが、
日に日にオスが少なくなっているみたい。


4日、雪面で実を喰った跡とついた足跡

落とした実を啄むのはメスが多い。
オスは雪面に降りてこないようだ。


4日、空抜けだと色がはっきりしないが、針葉樹だと紅色がキレイ

警戒して逃げたときもメスは針葉樹の根元に隠れ
そのままチョコチョコと跳ねながら出てきて落ちた実を食う。
オスは針葉樹の枝の見やすい位置に留まり警戒していて
またそこからキハダの枝先に直行する。


5日、雪が積もった枝先でキハダを啄む

今までここで年に数回はオオマシコだと判断がつく鳥は見てきたが
それはそれでけっこう珍しいことらしい。
今年はいつもの冬鳥達があまり見られない年のようで
ホーボーからいいなぁっていう声をもらっている。

2010年3月2日火曜日

Petzl_2010

ペツルの2010年バージョン
新製品が続々出ている。
ワークソリューションは
PDFでぶら下がっているので
見てみると面白い。
今回は大幅に変わっていて
ワークの方でもかなり
本気出してきたなって感じ。
PETZL


■ハーネスもツリーワーク用の第三弾、ベンチタイプの可動性が高いものが出た。相当高そうだ。SEQUOIA SWING
■グリヨンもマイナーチェンジ。プロテクトシースが取り外し可能になり、
これは良いと思う。樹で使っているとランヤードは案外すぐにボロボロになる。ロープ自体も変わったようだ。GRILLON
■プーリー系がほとんどモデルチェンジとなり、
軽量・コンパクト・ベアリング仕様もあり、大変興味深い。PULLEYS

それから最も変わったことは、
■ I'dをコンパクト・軽量化し、パニック防止も簡素化したような
[ RIG ] というニュープロダクトが出ている。RIG
あのバカでかいI'dは使う気になれなかったが、これは良いと思う。
アセンダーとの組み合わせで、登り降りがタイオフ無しにできる。
気になるのはそれに伴いSTOPがカタログから消えている。アレレ。
下降器のメインと捉えて推奨してきたSTOPが!
当分は大丈夫だろうが今後なくなるかも?

スポーツの方では子供用のヘルメット。これは良いかもしんない。PICCHU
イベントの時など、頭の小さい子供はどうしても
ヘルメットが曲がったり外れそうになったり、
被っているという体にはなっているが、
はたして機能をちゃんと果たしているか、は、甚だギモンだった。
安全性はもちろん、フィットするだろうしカッコイイ。
でも品名が何処かで聞いたような名前だな。

新製品が出たからといって、すぐに飛びつきたいのは山々だが
何せ先立つものもないし、新しいからといって良いとは限らない。
でも安全性が高まったり、高機能化してよりムダや疲労がなくなるのなら
ぜひ使ってみないなぁ。誰か使って感想を聞かせてください。

ベニマシコ<訂正:オオマシコ

3月になり、小鳥たちも春の鳴き方が多くなり、
アカゲラもあちこちでドラミングを始めている。
雪も締まってきてスノーシューじゃなくても行ける。
表面が氷った雪面はガシガシうるさいし滑る。
そんな中、ベニマシコの群れに遭遇。

ベニマシコはこの辺りでは年中いるが、
単独のオスを木のてっぺんで見ることが多く、
近づくとすぐに逃げられる。

でも今日は8羽ほどの群れが
近づいてもそれほど警戒する様子もなく
一心にキハダの実を啄んでいた。
一度にこんなに多くを見たのは始めてかもしれない。


夏羽に比べると幾分淡い感じがするが、
青空に映える紅色がまぶしい。

色が更に淡い枯葉色に近いメスもいた。
メスをよく見たことはなかったのでよく見ていると
お尻の上は真っ赤だった。かわいい。


乾燥した実を啄んでいると
たまにポロッと落とす。
律儀に雪面に降り喰っていた。
なんかいいねぇ。


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追記 訂正 PM8:00
ベニマシコだと思いこんでいたけど、
オオマシコでした。
ちゃんと見ているつもりですが、なかなか。
いろいろ教えてくれる、ありがたい先生がいて
助かります。ありがとうございます。

灯台実証実験

今年の実証実験が終了し、システムの回収に行った。
しかし連絡の不行きで、せっかく行ったものの回収に立ち会えなかった。

見てどうこうということではないし、
資器材のヤレ具合を調査検証するわけでもないので、
単に興味本位の部分と安全強度が保たれていることの確認したかった。
ただロープの中に海水が浸透・乾燥を繰り返し塩分が結晶化し
破断するまで行かなくとも、
どのくらい内部の結晶がヤーンに影響を与えるのかを見てみたかった。


テンションメーターは置き針の
最大値が4kNを指していたが、
中に海水が浸み込み、
機能しているとは思えなかった。
どうしてもこのメーターを
つけたいとのことだったが
測定範囲が5kNまでのメーターを
メインにセットすると

そこがウイークポイントとなり、崩壊を招く恐れがある。
10to1としても危険だし、本来の目的から外れるので
全体のバックアップの箇所に取り付けたので???だ。

それにしてもアルミのカラビナはイイ感じに腐食している。
去年はスクリューロックを使って開けるときに苦労したので
今年は同じ耐荷重のコングのワイヤーロックにした。
そのおかげで開閉は楽だがそれでもかなり渋くなっていた。
メインバックアップのDMMのオーバルOはアルミの腐食もない。
表面加工のせいか、メーカーの違い・材質の差で
見た目にもはっきり違いがあった。

実際にバラしは見られなかったが、
その後の連絡でスタティックロープと
プルージックは若干緩んでいたそうだ。
大きな力がかかったからこそ
緩みぎみだったのではないかと思う。
テンションメーターが1.4kNを
指していたようで、
メインが4系統で分散しているため、
全体ではなく何処かが効いていて
緩んでいる箇所もあったのだろう。
もしセッティングが緩く
機能していなかったのであれば、
全体がかなり下がっていただろう。
プルージックのノットの形状はどうか、
スタティックに凹みというか
キツまった部分はなかったか、
いろいろ見てみたかったが、
布体に被われていたので確認できなかった。
残念!!