2014年2月25日火曜日

ソフトマティリアルリング



ロープのスプライシングをすると
どうしても端材というか
使えね~長さの余りが出来る。
根っからの貧乏性なので
コレ、捨てられないんだよな~。




そこでテネックスの余った端材を
チロチロ弄ってブランメルの練習を
繰り返していたら、
使えるんじゃねってモノになった。
ソフトマティリアルリングと言うか
シャックルのように使えるかも。




エイト環やプルージック等
ツルシで輪になったモノは
カラビナのような開閉できるモノで
まとめないと持って歩けない。
でもこれなら非常に塩梅がいいゼ。




ルーピーのようでそうでもなく
エンドスプライスのようで否。
入込んでバイトになった小さい輪に
もう片側のノットを通し
キュ~っと締めると、出来上がり。
開閉も自由。




引き込まれ過ぎ防止に
余ってたリングを噛まし、
ノット側にも余ってたコードで
持ち手のようなヌケ防止。
意外に使える。
そして強度的には考察が必要だが
上手くすればアンカーや
リングのつなぎにも使えそう。


タランボの枯れ跡



今まであまり注意して観ていなかったけど、
タラノキの枯れ木の枝分かれした箇所が
何かもの凄くカッコいいことに気がついた。

タランボはパイオニア樹種で
下草刈りが入ったり林が明るくなると
ここぞとばかり一気に生長して
一面タランボ林になるが、
割りと枯れてしまうことも多い。
そして普通あまり枝分かれせず
真っ直ぐにボッコになるけど、
トップの芽がヤラレると
脇目が生長することも多い。




短いけど強烈なトゲに触るととても痛い。
ウェアが引っかかったり、
スノーシューで雪の下のヤツを踏むと
厄介なトラップになる。

でも枯れて樹皮が剥けると
ツルンとした肌が出てくる。

そして、枝分かれしたところをよく見ると
これからミゾというか、
あのカッチョイイ形が出てきそうな
雰囲気になっている。




タランボの葉痕を観ると
V字にプチプチと維管束痕が並んだ
面白い形で、何となく枯れ跡の雰囲気がある。

その維管束が枯れ残りあの形状になるのか?
枯れた跡、しばらくして痩せてくると
いよいよ、あの形が登場する。




中世の甲冑のアゴの部分のような、
キッスのジーンシモンズのブーツのような
何とも形容しがたい不思議な形だ。

こんな形が隠されてたなんて
どうして今まで気がつかなかったんだろう?


シメの猟られ跡



冬の防風林散策の楽しみは落し物。
白い雪の上に鮮明に残る痕跡で
足跡やフンや喰い跡など
風や雪ですぐ消えてしまうところが
また一興。
マツの中に散乱する猛禽の食事跡
おそらくこれはシメだろうな。
いろいろ見つけて、ちょっと前に
起きた出来事を想像する。


2014年2月20日木曜日

ハイタカ



今年はハイタカにずいぶん遭遇する。
数羽の個体が居るようで、
コイツはよく見るヤツで
眉班が薄く、後頭部に白い羽根が
出ていて、胸のシマシマも薄い。

でも今日会ったヤツは
立派な眉班で、何か威厳を感じる。
多分メスなんだろう。




カラはタカの側でジッとしている。
オオタカやハイタカやツミなんかも
見た目に似たような猛禽類で、
でも猟りの方法が各々違うようだ。
対象になるカラ類も早い飛翔で
フライングキャッチされるのを
警戒してるのか、動かない。
ハイタカはフワッと飛び出すから
慌てて針葉樹の陰に隠れようとし
そこを狙って急旋回して突っ込む。
捕まえられなくても、また
同じ枝に戻ってくる。を繰り返す
だから下手に動かずコッチも
ジッと構えていれば観察できる。




まあ、コッチの存在だって充分に
気がついているだろうけど、
とにかくコッチも動かないで
黙って見ていれば、
あまり警戒しないようだ。
というか、スゴいそばでも
覗き込むように見据えてくる。
動作をゆっくりと
写真を撮ったり双眼鏡を覗くだけ。
それに、あの目を見てたら
わくわくドキドキ息も殺して
動けなくなる。
猛禽!カッコいいゼ!


2014年2月16日日曜日

雪まつり



道内各地の雪まつりも一通り終わり
色々考えることもあるんだけど、
まあ良かったんじゃないですか。
最初の動機は純粋でも、
企業や行政が中途半端に介入して
目的を失ってしまったのも多い。
もっとシンプルに楽しめれば
素敵なのになぁっと思ってる。

そんなこんなで、林で見つけた
自然の雪まつり。
これは、ぼくにはもうガッツ星人にしか見えない。




これは、何か判らないけど
叫んでるのか、嘆いてるのか、
何か主張を感じる雪の固まり。
ゴーストバスターズって感じでもある。

こういうのって、
天井の木目が何かに見えるとか
雲の形が何かに見えるとか
そういった類いのモノだけど
何となく感じて
振り返ったり、見上げたりして
見つける面白い造形。




これはアカエゾの林に積もった雪
もう両生類にしか見えない。
こんなのが沢山で襲ってくる
ように感じてしまう。
落ちてはキハダの実で
目を付けてみると、もうカエル。
アカエゾだけにエゾアカガエルかな。




これはちょっと違って人工的だけど、
この辺りは、空が青く見えていても
地上はブリザードのような猛吹雪のことも多く
一方向から地表を吹き付ける地吹雪が
木の幹にぶつかって三角に積もってできた
何と言うか面白い造形に、
枯れ枝とかで彫り込みを入れてみた
トーテムポールのような雪のオブジェ。

ハイダのトーテムやアボリジニの砂絵
なんて崇高なモノではないけど、
何かやってみたくなり手を入れてみる。
そして朽ち果てる美しさというか、
始まりはみんなこんな感じじゃないのかな。



自然の情景は、これ以上何も要らず
有無をいわせず、圧倒的に、美しい。







2014年2月12日水曜日

エゾフクロウ



先日キンキンに冷えた朝
樹霜がとても綺麗で、
寒さも忘れて防風林を彷徨った。
キバシリを見つけて
勇んで追いかけていたら、
登って行く先にフクロウがいた。
エナガとキバシリとフクロウの
贅沢なスリーショット。




フクロウとの出会いはいつも唐突で
まあ、日中だし、気配を消すのが上手いので
気がつかず、あまりに近づき過ぎで
不意に飛び去る姿を見ることが多いのだけど
このときはキバシリのおかげで
コッチも静かにゆっくりと遠巻きに
観察していたので、
警戒域に入る前に見つけられた。
それにしても、周りに他の小鳥たちが
(カラ類やキツツキ類、キバシリやエナガ)
ワサワサ飛び回っていて、
その真ん中でゆっくりと佇んでいた。




猟をする気が全く無いし、
ゆっくりと首を回す程度でお構いなしだ。
それを知って知らずか、
普通に小鳥が飛び回っている。
森の仙人、好々爺って感じだった。
タルヲシル。
こういう風に生きたいね。

ズームを戻すとこの位の15mほどの所だった。
しばらくして何故か、急にグルッと後を見て、
慌ただしく動き出し、体勢を入れ替え
フワッと飛去った。カッコいいゼ!


2014年2月6日木曜日

Bore Cut

仕事で3Dソフトをちょこちょこと弄っていた。
大昔にストラタビジョンという高価で非力なのを使っていたが、
今はBlenderというソニーがPS用で作った無料の高機能なモノがある。
もの凄くクセがあってなかなか一筋縄にはいかないが、タダならイイ。
ローポリなら結構快適なので思わずいろいろイジリまくっている。
本業はアレだけど、こういうことをやり始めると止まんね~な。
面白いコトがいろいろできそうだ。




そしてラフを描く時に、左手でエンピツを握るから、
左手を描くのがヘタクソで、何か無いかな~っと探してみたら、
DAS studioというフィギュアを3Dでグリグリできる、
面白いソフトが今なら無料であった。
これも指1本ごとに操作できて、視点や画角も変えられるので、
ラフを描く時のデッサン用デジタル石膏モデルとして使ってみた。

数年前には考えられなかったようなコトが手軽にお試しできる。

白いエゾリス



もう二度と会えないだろうと
思っていたアルビノエゾリスに
再び出会ってしまった。
2009年4月に神社で見てから
もうすぐ5年になる。
過ぎ去る後ろ姿を一瞬見ると
ウサギにしか見えないけど、
サササッと木に登って行った。




慌てて針葉樹の中に姿を消しまい
コッチも何も気にせずワシワシ
歩いていたので警戒されたよう。
ああ、逃げてしまった残念。
でも、二度は無いと思っていた
出会いにちょっと感動していた。

まあそう思いながら、ゆっくりと
先を目指していると、
白樺に絡んだコクワのモサの中に
ジッとしているヤツを再び見た。




絡んだコクワには雪の固まりが
ゴロゴロと着いていて
明らかにその固まりに擬態していた。
割りと近づいても「僕は雪だよ」
とばかり、動く気配がない。

普段だと威嚇してくる距離まで
近づいても、一向に動こうとしない。
でもモサの中に居るから
よく見えないんだよなぁ。

写真がヘタクソで上手く撮れていないが、双眼鏡で覗くと赤い目をしている。





おそらく生きるためには
都合が悪いであろう白い姿も、雪の中だと逆に
都合が良いのかもしれない。
普段樹上を移動するエゾリスだけど
彼の足跡は焦る風でもなく等間隔に付いた
トラックで延々と雪上を移動しているようだ。
あまり威圧しても申し訳ないので
早々に退散した。
5年前と同じ個体なら
強かな生命力に感激するし、
そうじゃなく別な個体なら、
アルビノは案外居るのかもしれない。



2014年2月4日火曜日

スノーシュー



冬に間ボクを楽しませてくれる
大切な相棒---スノーシュー。
このアトラス7シリーズは
4~5年履いている。
単純で壊れにくいのが自慢だけど
ついに劣化でプラ部品が壊れた。
以前履いてたのはすぐ壊れたから
ずいぶん長持ちした方だ。
でもコイツが無いと散歩に行けない
なんとかしなければ、、、





とりあえず、家にあるモノで
応急処置をしました。
切れた所の穴を重ねて
ワッシャで押さえてカシメ。
まあ、なかなかのモンだ。
紫外線劣化だろうから、もうあまり
長くは使えないけど、
暫くはこれで行けそうだ。
Cycles to Failure
怖いなぁ。


2014年2月1日土曜日

雪に埋まったモモンガ穴



この時期特有の石狩湾から吹く
もの凄い暴風雪で
防風林の中も吹きだまりができる。
木々の風下には一夜にして
1m以上の雪が溜まる所もできる。
このキハダにはモモンガの穴があり
一晩で雪で埋まってしまった。
でも、どうやら穴から這い出して
何処かに避難したようだ。
これじゃオコジョとかに狙われる。