2014年6月19日木曜日

アオジの巣立ち



今は小鳥達も子育ての真っ盛りということで
アオジが忙しなく動き回っている。
じっと一カ所で見てると
周期的に行ったり来たりしている。
近づいてもあまり遠くに逃げず
ギャッギャっと鳴いてウロチョロしてる。
ということは、、、

まだパヤパヤの若いヤツ発見。

今年も会えました。




本当にまだ巣立ったばかりのようで
ミズナラに留ったっきり動かない。
逆光で見ると、
頭のうぶ毛がまだ残ってる。


ノビタキ



草原ではノビタキが忙しく飛び回っている。
ノビタキの優しい声を聴くと
本当に心が和む。

風に揺れる細い草につかまり、
巧くバランスを取ってゆらゆら揺れている。



2014年6月12日木曜日

入林承諾顛末

自宅近くの防風林は春になると山菜採りの人たちで賑わう。アプローチしやすい環境なのでワラビやタランボを狙って多くの人が林をさまよっている。まあ個人的には微笑ましいのだけど、林縁には「倒木のため立入禁止」とか「関係者以外立入禁止」などの表示があり、まあ許可なく入林することはマカリナランということなんだけど、基本的には国民の財産だし、正式な道筋を通って条件をクリアすれば、国民なら誰でも利用できるだろうと、、でもこれが正式に入林許可を得ようとすると(採取はダメなんだけど)なかなか一筋縄にはいかない。
先日、ある事情で、正式な道筋を通るべく、重い腰を上げて、手続きに、立ち上がった。
大げさな言い回しだけど、ホントそういう大げさな感じだった。

結論から言うと、ありがたく、入林許可を戴きました。
でも、あまりに納得のいかないことが多く憤っているので、その顛末を。

近くにある森林管理署は、いつ行っても人が居なくて、どうなってるんだろう?ということで、遠回りだけどまず、知り合いのツテで道有林を管理する森林室に伺い、国有林を管理する林野庁の森林管理局の人を紹介してもらった。するとあろう事か、その事務所は現在使われておらず(看板を下ろしとけっ)別な場所に設けられていた。そこで一度電話を入れて…と思い、何度電話してもつながらない。20数回時間を変えて連絡してやっとコンタクトが取れて、簡潔に事情を説明したら「一度来て詳しい話を…ということになり、後日ちょっと遠いとこまで伺った。
そして詳しい説明を一通り行って「使用することについては問題ない」ということだったので、許可申請をしようとすると、ここでは手続きが出来ないと言うではないか!(それなら最初の電話の時に言ってくれれば良いのに…まったく)まあ、この森林官に文句を言ってもしょうがない。事情は説明しておきますのでということで、担当者を紹介してもらい、また別の場所に出向かなければならなくなった。これは都会の町中にあり、担当者も「森林ふれあい担当」ということでいさんで出かけた。
署にはWood Jobのポスターとか「森林への招待状」とか、ふれあい何チャラとか、森づくり..自然遊び..エコツーリズム..手を取り合って、、もう溢れんばかりの広報誌やポスターが備えてあり、これは好感触に話が進むかな?っと期待が膨らんだ。やっとここまで来たかとその担当者に会い、またイチから事情を説明しようとすると、、、
この担当者は話を遮って「基本的に許可は出せない」と、ニベもなく門前払いの感じ!
ケンもホロロに退散、、、する訳がなく「何が問題なのか?」「なぜ許可できないのか?」「どういう活動なら許可できるのか?」いろいろ聞いても、そういうコトには認められないと。ノラリクラリ回りくどい言い方でダメという結論しか言わない。それでもやっと聞き出せた理由がふるっていた。「安全を担保できない」だった。  だ・か・ら、 その安全を考えるための活動なのだと。いくら事情を説明しても明快な返答もないし、結論ありきなので「もう、うっとうしいなぁ、早く帰れよ!」という雰囲気をプンプンさせている。
何だこのオオヤケノシモベは!っと若干キレそうになった時、その上司らしき人がやってきて、一応事情を聞いてもらえた。
そしてまた改めてその主席森林官に、活動の主旨や安全性を主張して話を聞いてもらい、まあ問題はないということで、渋々ながら申請書を渡してくれた。
その後、その許可申請を提出しようとすると、、個人には認められないと、肩書きが無いとダメだと。突っ返された。どうも国有林に入林するためには「肩書き」が無いとダメなようだ。私は人を肩書きでしか見ないヤツが大嫌いなので、胸ぐらを掴んで…と行きたい所だがグッとこらえて、任意団体でも良いかと聞くと、定款を見せろと。もうびっくりです。
その後、正式に不備無く許可申請は提出できたものの、場所の限定や期日等の確認もなく、一応受理しましたと。許可されるかどうかは、森林管理署長の判断だということで、まあ、テイよく追っ払われた形だった。
日数も時間もかかり、移動距離だって相当なエネルギーを使って、結局は「森に近づくな!」ということで、とにかく、通常業務以外の(これも業務だと思うが)メンドクサイことには関わりたくなく、国民の何人も森には近づくな!という姿勢がアリアリで、普通の人がここまで情熱を持って許可申請することは本当に難しい。というか難しく面倒臭くすることで国有林に人を近づけないということなのか?「立入禁止」の看板を付けて回って、国民から財産を遠ざけ、自分たちの利益を供与できる小っさなサイクルの中で国民に知られること無く完結しようとしているのか?ふれあい担当が聞いて呆れる。ステークホルダーとして、こういう手続きの煩雑さを円滑に改善できないものなのだろうか。いろいろ考えてしまう。
* * * * *


そして後日、明確な場所の確認も無いまま、
郵送で入林承諾証が届いた。
基本的に許可するが責任は持たないゾ的な
モノスゴク沢山の条件書きが付いていた。
当たり前だ!こちとら肩書き無しの
Enter at own Riskで動いているんだ。

ワラビを採ってるそこのおばさんだって、

オウンリスクですよ。

2014年6月6日金曜日

オヒョウニレ



先日機会があり、オヒョウニレに登ってきた。
自分では最も好きな樹種で、
観ても登っても本当に楽しい良い木だった。

オヒョウニレは細くてもしっかりしていて
普段は採らないような
結構細いアンカーでも全然平気。
何か安定感があるんだよなぁ。

下の沢筋にはミズキの花が咲き、
ロケーションもばっちり!




北海道ではというか、先住民には
馴染みの深い木で、樹皮を使って
色々な生活道具を作っていた。
エゾシカもこの樹皮が好物なので
ヤラレルことも多いし、
木材としても秀逸な材料だったらしいからか
近所ではお目にかかりにくい。

オヒョウニレの最大の特徴は
何と言っても、このギザギザの葉先。
表面はざらざらとサンドペーパーのようで
何から何まで大好き。
こういう木が身近にあると良いのだけど。




丁度、時期的に良く
もりもりタネが出来ていた。
ハルニレと同じような、
平べったい羽根の中心にタネがある翼果で
でもハルニレよりはかなりデカい。
いっぱい子を増やして欲しいものだ。

オヒョウラブって感じ。


富良野T-3



富良野でT-3講座を行ってきた。
この日は道内で一番暑かったらしく
でも、風が吹くと樹上は気持ち良く
天候もすこぶる上々で、清々しく
十勝岳連峰を望むロケーションが
アイデアを豊かにしてくれる。




このハルニレは本当に素敵で、
高く良いアンカーが採れれば枝先まで
そんなに苦労なくアプローチできる。
枝張りも適度に複雑なので、
課題を全うするためいろんなことが出来る。
T-3は下でやいのやいの言っても
伝わらないことが多いし、
普段はソウやらないことでも
樹上で一緒につぶさに見せられるので
納得してもらいやすいし
トレーニングにはもってこいの樹だなぁ。
すばらしい!


ミズキとアズキナシの開花



ミズキが咲き出した。
みんな上を向いて咲くので、
なかなか気がつきにくいし
観るもの一苦労なことが多いが
白いふわふわな感じの花が好き。
散房花序の花は華やかでいいなあ。




ミズキが咲き出すとアズキナシも
イイ感じになってくる。
同じ環境と時期で開花するので
以前は違いが良く判らなかった。
よく観るとこんなに違う花なのに
どうして判断できなかったか、
そっちの方が判らない。


シオヤトンボ



シオヤトンボ。以前はこの類いの
白っぽいのは全部シオカラトンボだ
と勝手に思い込んでいて
たまたま同時に2つ見つけて
初めて違いを意識した。
よく観るとかなり違うのにね。

トンボのメガネは水色メガネ~!


エゾハルゼミ



エゾハルゼミが鳴き出した。
実はあまりセミが好きではない。
苦手というほどではないが
質感というかヌラヌラした感じと
お腹の空洞が気持ち悪い。
幼虫は凄げぇカッコいいのにね。
エゾハルゼミが鳴き出すと
初夏の兆しというか、気持ちイイ
季節になったコトを感じる。


2014年6月5日木曜日

エゾノコリンゴ



エゾノコリンゴが咲き出した。
つぼみは濃いピンク
咲き始めの花弁は縁がピンク。
次第に色が薄くなり
終わり頃には殆ど白っぽくなり
それにつれ葉の緑も濃くなる。
色の移ろいを観るのも忙しい。


イヌエンジュ



イヌエンジュのつぼみも開きはじめた。
この肉感的なムッチリした感じが
とても好きで、
初夏が近づくといつも期待して観ている。





ニセアカシヤはハリエンジュと呼ばれ
まあ、似た感じの花がつくし
葉の数が多いタイプで近い感じもするが、
イヌエンジュほどカッコ良くない。

やっぱりイヌエンジュの醸し出す
瑞々しく息吹って感じの
何かがんばっている感じが素敵。