ここは日本だし、国民は皆日本の法令に従わなければならない。
こういうクソどうでも良い理屈を真に受けて、ブルシットジョブに勤しむんだろうな。
国民の義務は、教育・勤労・納税、だけど、ブルシットジョブのために、無垢な子供たちを騙して教育し、疑問を感じさせない状態で勤労し、納税させるって言う構造。
最近「クソどうでも良い仕事の理論」っていう、ブルシットジョブという本を読んだ。
これは社会の役に立つけど給料が安い、封建的な「労働の信仰」は、建設的じゃない職場の精神的暴力だ。労働者本人もその存在を正当化しようとすればするはど無意味になっていく。有償であるものの有害な雇用形態。
そんなヤリ甲斐がなく、無駄で意味が無い仕事が増えている。
企業も〈優秀〉な人材が必要だけど、それにも増して〈従順〉な人材を選ぶ。
社会も〈創造〉と言いつつも、上司のイエスマン的な〈従順〉な人材を求めてる。
学校は〈個性〉と言いながらも、実際は義務教育から〈従順〉な人材を造っている。
最近の中学生は制服を着崩してセンセに文句を言われるのが面倒臭いから、オーソドックスな正統派が増えてるらしい。SNSでも突飛でお洒落だと叩かれるようで、表向きはひっそり静かに品行方正に見えるように取り繕っている。
まさにブルシット校則に従って、ブルシットジョブに就くんだろう。
樹上作業は、
日本ではロープ高所作業に該当するらしい。
国民はスベからずホーレイに従うように。
電柱登りも、
ビルの窓ふきも、
カニの看板取付ける人も、
橋を建設する人もメンテナンスする人も、
風車に登る人も、
そして屋根の雪下ろしを受け追いで
作業するジジィも。
もちろんツリーワークも含まれる。
そのお達しは、、、
「胴ベルト」
引張試験の方法又はこれと同等の方法によって15.0kNの引張荷重を掛けた場合において、破断しないこと。
「ランヤードのロープ等」
引張試験の方法又はこれと同等の方法によって織ベルト又は繊維ロープについては22.0kN、ワイヤロープ又はチェーンについては15.0kNの引張荷重を掛けた場合において、破断しないこと。ただし、基準を満たすショックアブソーバと組み合わせて使用する織ベルト又は繊維ロープについては、引張荷重を15.0kNとすることができる。
「コネクタ」
引張試験の方法又はこれと同等の方法によって11.5kNの引張荷重を掛けた場合において、破断し、その機能を失う程度に変形し、又は外れ止め装置の機能を失わないこと。
耐力試験の方法又はこれと同等の方法による試験を行った場合において、破断し、その機能を失う程度に変形し、又は外れ止め装置の機能を失わないこと。
「ショックアブソーバー」
引張試験の方法又はこれと同等の方法によって15.0kNの引張荷重を掛けた場合において、破断等によりその機能を失わないこと。
コレに従い危険を認識してか?知らずか?ブルシットジョブに就く。
私はこれが危険回避に繋がらないと思う。逆に危ないと思う。コネクタは11.5kN以上の荷重がかかったら壊れるかもしれない。でも繋がってる胴ベルトやランヤードは壊れないかもしれない。織ベルトや繊維ロープは22.0kN、ショックアブソーバも15.0kNの力で壊れるかもしれないが、機能を損なわない、らしい。
それらの構成要素は殆どコネクタで繋がってるんじゃないか?ちゅうことは、機材の最も弱点はコネクタで、コネクタが壊れたら落ちるんじゃない。そこでキミ、ショックアブソーバだよ!ってことなんだろうけど、何kNの力が加わったらそれが働くか判らないし、逆に言うとそれ以上の力が加わらない限りショックアブソーバは働かない。ってことはそのレベルの力までは人間が受け止めろってことか?
これは私が実験した訳じゃないが、世界的にはMAFは6kNなんで、それ以上の力が加わった時には人に何らかの障害が発生するとされている。
日本人は基本が違うからヤワな欧米人とは違い15.0kNの力までは耐えられるらしい。でもコネクタは11.5kN以上で破断する可能性がある。
もう辻褄合わなくって、どうしたら良いんでしょう?
そんな基準を信じてしまう人、もしくはそんな基準におもねりながら資格を発給したり、日本の基準を満たしつつ特殊伐採ができてロープ高所作業の資格も取得できるって唱って儲けようとしている所、信じられないし信じたくない。
クレーンで人を吊り下げるのは絶対に禁止!でもゴンドラを吊ってその中で作業するのはOKって、どっちが危険なんでしょう?
人を守るっていうか事故で企業が訴えられない仕組みの保護具って言ってる意識のカケラもない。
それに疑問を持たないワーカーがブルシットジョブに就いている。
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