2021年2月20日土曜日

CT125ハンターカブ

なぜ僕はバイクに乗るのか?
北海道の寒くて乗れない時期だから、バイクに乗るってことを考えてる。実際は乗れる生んだけど、乗りてぇ〜!

もう時間が経っちゃったけど、
20年間連れ添ったカワサキスーパーシェルパを手放した。


僕は速く走るとかは求めていない。
鳥見や山菜採りで、舗装以外の所を効果的に
走るためにオフロードに乗っていた。
昨年林道を走っていて、不意に鳥が飛び出し
直ぐに停まったんだけど、そのときの山道の
轍が深くって、停まったはイイが
足を着く所がミゾで立ちゴケした。
その時に「ああこりゃイカンな」って思い、
年齢に伴って身長が縮んでるし、
体力も衰えてるし、
支えられなかった自分が悔しくなった。

バイクの問題ではなく
自身の不甲斐無さにヤになっちゃった。

凄く気に入っていたシェルパ。

まだまだ現役でバリバリ走ってくれるし、レスポンスも良いし、サイズ的にも丁度良いし、いい加減にオフロードを走れて、自分の使い方にはベストだと思っていたが、
自分の方がヤレてきた。
もうフルサイズの250は、難しいのかな?バリバリよりトコトコかなって思って、
でもやっぱりバイクに乗りたいという気持ちだけはいっぱいで、
クロスカブかなぁ?モンキー125かなぁ?スーパーカブC125かなぁ?
いずれにしても、やっぱりカブだな!って思ってしまった。

2人乗りできるし、自賠責も税金も安いし、ファミリーバイク特約なんかも使えるし、
大切に昔のバイクをいじって直して、っていうのもアリなんだけど、
90SSもCS90も息子の所に行っちゃったし、旧車は大好きだけど、動かなくなったらヨシヨシ全バラして直してやろう!っていう気概も、もうちょっと面倒臭い。
トラブルは大好物だけと、トラブルが無いヤツも良いじゃないか!ってね。
自分の気持ちが変わってきた。
そんなときCT125が発売になるという情報で、モーターショウとかにも出てきて、まあ昔からハンターカブは素敵って思ってたし、今の自分には丁度良いかもって思い始めたら、もう停まらなくって、
20年ぶりにバイク更新!
発売前に注文しちゃった。

CT125ハンターカブ

新しいジムニーを買った時に、これは20年前の自分ならつまんないクルマだなって思うだろうな。やっぱりJA11がサイコーだと改めて思えた。
でも同時に、そりゃジムニーとして納得いかない部分も多いけど、今の自分にはこのストレスのないJB64が合ってるなっと、昔みたくアグレッシブにガリガリ走りたいとかよりも、新しい技術や快適性を享受したいって方が勝った。
それと同じ感じで、先進技術のハンターカブも実に快適だった。

気持ちとしては、この姿勢になれてないからもうちょっとポジションが前傾になりたいとか、これで風を受けると辛いなって思ったけど、そんなスピードを出す気にはならない。まだ慣らしだけど、4速で十分!

クラッチも慣れてないから良く判んねえやって思ってたけど、良く判んネェやで乗れる。 第一動き出す時クラッチ握んなくてもイイっていう感覚が異様だったけど、ニュートラルからガツンと入れてもエンストしない、動き出さない。
そしてアクセルを回すとギアが入って走り出す。すげぇ。
4速まで入れてそのまま停まってもエンストしない。アクセルを戻すとギアが離れるって感じ。そしてそのまま踏み込んだらニュートラルに入る。
今までは停まる前にクラッチ握って、シフトダウンしてニュートラに入れる感じだったけど、そのまま停まって良いのよ。停まってからゆっくり緑ランプ点ければ良い。
そして変な所で停まっても、そのまま発進できる。本当はそんなのダメだけど、2速でも3速でも4速でも発進する。しかもちゃんとトルクがある。
スクーターの感覚だけど、ちゃんとトルクがあるし、ギアチェンも必要。
これはオートマかって突っ込みたくなるけど、エンジンブレーキもキツめだし、トルクがあるからマトモなんだな。

郵便局のおっさんやソバヤの出前がラクに走れるのも頷ける。
クラッチ握んなくていいから、郵便屋のように、左手に郵便物持って、左側からヨコに腰掛けて、横乗りでそのままアクセル開ければ走る。隣の家までブオ〜って動くのよ。
ちなみにマネしてみたら、片手でちゃんと走るのよ。横乗りできちゃう。ダメだけどね。
モペットやスクータでもないし、F1なんかのセミオートクラッチでもない。ミッション側に回転力が加わった時にクラッチが接続する構造なんて、押し掛けもできる!

90ssはボトムニュートラルで操作が厄介だったし、CS90はリターンでちょいと違った。
誰かにカブは凄いよ!って言われても、自動遠心クラッチが凄いのは知ってたけど、何が凄いのか分らなかった。でも実際乗ってみると、、、この感じね!やっぱ凄いわ。

自転車が入って行ける所はどこへでも行ける!
あまり気を使わなくっても、簡単に停まれる。
私はバイクの事を、走る乗り物っていうより、
どこで停まれる乗り物と位置づけている。
快適すぎる。

でもLEDだし、デジタルメーターだし、
ニーグリップしづらいとか、
車幅があるんで実は地味に足付き悪いとか、
長時間だと腰にきそうとか、
トレイル角がママチャリだし、、
不満を言ったらキリがないけど、
まあ、その分眺めが良いのよ!
景色が見えるのよ!ラクなのよ!
ゆっくり走りたくなるのよ!
ポコポコ走るのは最高よ! そして自動遠心クラッチすげぇ。
やっぱり世界のホンダだな。
この技術がもう60年以上前から
有ったなんて、今さらながら感動!
本田宗一郎すげぇ!

そしてハンターカブに乗って気がついた事は、始めてバイクに乗った時のヨロコビ。
中学のとき、先輩のバンバンに初めて乗った時の感動。
動き出す感じが、あの時のワクワク感が、それが蘇った。

自分ではやっぱり大排気量のモーターサイクルより、小さい方が好きだわ。
バイクに余裕や安定を求めてないし、基本が自転車なんで、始めて自転車に乗れた時の、いきなり世界が広がった感じが忘れられない。
バイクでは、始めてバンバンに乗った時は、これでどこまでも行ける感じ。

歳を取ったらいつかはハーレーみたいな人多いけど、ジジィになってあのクソ重い単車を転がす気にもならないし、ふんずり返って股開いて乗るのも、ハンドルにぶら下がってるみたいなデカいバイクって、これ見よがしでダサイ。
大きいバイクは余裕があるし、安定してるよ。って言われても、自身が余裕なく安定していないのを、機械にサポートしてもらうってのも、何か違う感じだし。
3,000rpmdで走るより、9,000rpmで機械の性能を出来るだけ引き出して走る方が好き。もうそんなにアグレッシブに走らないけどね。

歳を取ったら、
足るを知る。
生き方も道具もダウンサイジングよ。
春が待ち遠しいな。

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