2021年2月23日火曜日

アスリートの休息

まったく厳しい状況で、エクストリームな極限で、岩を登るアスリートが居る。
凄い!大したモンだ!誰も行けなかったルートを開発した!既存のタイムを削った!

凄いことだと思う。

自分の限界まで100%力を振り絞って、
ソコから更にあわよくば120%の力を
引き出すという挑戦を出来る人は
本当に尊敬しちゃう。素敵。

でも俺には出来ない。
怠け者でズボラで直ぐ諦める。
出来なくても良いって思っちゃてる。

そういう諦めが先に立つ人には、
その挑戦の意味が理解できない。

自分の気持ちに充実感を与えるのかなぁ?
アドレナリンが気持ち良くなるのかな?
エンドルフィンで訳無くなってるのかな?

俺は休む時4系統とか取っちゃうもんね。
いずれにしても自分が出来ないことを成し遂げたいと思う人の気持ちが判らないから、考えても仕方ないことだけど、これだけは言える。

エクストリームな挑戦をする人だって、毎日は出来ないでしょ。
そんな厳しい状況を常に可能にすることは無理でしょ。
?無理じゃないのかな?

数々の極限で、名を挙げても、さらに挑戦し続ける人も居るけど、多くは行方不明になったり、事故を起こしたり、死んだりしている気がする。
死んで伝説化する人も居る。
ある人がそう言う伝説に成りたいって言ってるのを聞いたとき、心底ゾッとした。
命を張って際どいことを成し遂げるのは、勲章かのか?

そんな勲章要らネェな。

欲しいとも思わないけど、その辺りがそういう人との違いなのかもしれない。
判かんネェな。

ハレとケ、ってのが有るけど、何時でもハレで居たくないし、ケを充実させてないとハレが活きないと思う。いつもハレならハレに麻痺して、感覚がオカシク成るんじゃないか?その辺は、デザイナーなのかもしれないが、客体的にモノを見ることが出来なくなると、一般にアピールするポイントがブレてボヤケてしまう。
絶えず客体的にモノを観る感覚を失いたくない。じゃないとオマンマの食い上げだ。

アスリートが際どい挑戦をするために、日々の鍛錬っていうか、しこたま練習するとか、失敗を繰り返して成功の近道を探すような行為が好きなのかもしれない。
そういう練習するアスリートを観てるのが好きなのかもしれない。
だから簡単に頑張れとか言いたくない。スポーツ観戦があまり好きじゃないのは簡単に無責任に頑張れって言いたくない。
お前に言われなくてもきっと死ぬ程頑張ってるよ。頑張ってるから人目につく結果があるんだろうと思ってしまう。
でもその声援が力になったりするらしいが。

そういう姿を見て、いっちょ俺も真似てみようという感覚が判らない。

以前にアスリート出身の伐採屋が居て、その人は恐ろしく早く、凄くとんでもない姿勢で樹上に到達する。まさにその人しか出来ないオンリーワンの技術だと思う。
四肢を伸ばして、ヒールトゥロックとかで、文字通り(ランヤも何も無く)駆け上がる。 そして樹上でやっとワークポジショニングを使う。手をフリフリしている。
出来ればワークポジショニングランヤードも使いたくないらしい。
使わないで伐りたいらしい。
片方で枝を捕まえて、両足で突っ張って、トップハンドルチェンソーを、ギリギリ手を伸ばして先っちょでチョンと伐りたいらしい。
その極限を日常で味わいたいらしい。
いつも120%の力を出したいらしい。

神経も肉体もバリバリに緊張させて、突っ張って手足を延ばし、まるでボルダーのように登る。ソレはそれで凄いし眺めて気持ちがイイ。
俺はソウしようとも出来るとも思わないけど、それを観ている人で、マネしようとして頑張る人も居るんだよな。信じられない。

出来る人はやってもイイけど、そういう人を見て自分も出来るって思わない方が良いよ。凄く特殊な人だからね。
やっぱり木の上では、両手はフリーになって、手ノコが引けるストロークを確保して、安定化させて冷静になって視野を広げてから、伐る動きをしたいね。
唯一の成功に(成功だと思ってることに)命をかけて、男を上げたくないね。
絶えず失敗することを意識したいね。ケを充実させたいね。
仕事はいつも40%くらいの力でやりたいね。

もしもの場合に備えて50%以上の力を残してタスクをこなしたいね。
50%以上の力を残してタスクをこなせるように、システムを構築したいね。

アスリートが極限に頑張ってることより、休む時の気が抜けた姿勢がイイね。
普段から出来るコトを、連続させて確実にやりたいね。

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