2021年2月4日木曜日

講習やワークショップ

どこそこの、どんな講習を受けた。
って言うことをことさら強調する人が居る。

国内で唯一認められた(誰に?)団体で、特殊伐採の講習を受けた。
って言う人が居たけど、まず私と話が合わない。
整合性が取れない。

ってか、そこで講習を受講して何かの認証を受けた人は、そこの人としか話が通じ無いんじゃないか?そもそも話は通じなくてもイイのか?
他所のチームと一緒に仕事でき無いんじゃないのか?しなくていいのか?
囲い込んで、帝国を作りたいのか?
囲い込む事で、何か有益な事があって、誰かに利用されてるだけなのか?

そういう人のシステムを見て私が「ソレはなぜそうしてるの?」って聞くと、〇〇さんはこれでイイって言ってた。そうで、
別にソレが悪い訳ではないけど、自分ではそういうやり方をしないし、他の考えが有れば知りたいって言う単純な疑問で、何で?どういう状態でどういう目的でソレをやってるのか?聞きたかっただなんだけど、
コレで間違いない!って強調するだけ。
説明も解釈も無くコレでイイって思い込んでるのか、そういう教育をされている。
そして、この場合はこういう方がイイんじゃないの?ってやって見せても、判らないのか?妄信的なのか?完全否定される。
芯を喰ったからか顔赤くして否定する。
そして自分の考えを擁護する。守ろうとする。

まさにマインドコントロールされて、バカの壁を高く完璧に築いている。

ツリーワークは、今も過渡期なんで、いろんな情報を集めて、いろんな考えを知って、自分に合ったスタイルを作りたいだけなんで、面白い考え方が有れば聞きたいだけなんだけど、他の奴らは信じるなって教育されてるのかもしれないし、なんかコッチもそこの団体のやり方を否定して自分の優位性を強調しようとしてると思われてる感じ。

我々の方はそんな事無いのになぁ。みんな一緒に仲良くやりたいよ。
道具なんか指定/限定されなくても自分で探せるよ。
人が勧めた道具なんて要らないよ。
何でその道具が良いかも知らずに、手に入れたくないな。

悲しいね。

排外主義っていうか、レイシズムっていうか、もうファシズムに近いと思うな。
新しい(New)民族(Tribe)って、そういうコトか!
歴史が物語っているように民族を浄化するために迫害を受けてるのかもしれない。

ツリーワークの強みって、共通認識を持って、普段一緒に仕事していない人でも、直ぐにレギュレーションを揃えてチームを作れる。
いわゆる他民族みんなで整合性を高めようって言ってるのに、排外主義でレイシズムな唯一無二の民族形成を頑に守ろうとする理由はどこに有るんだろう?
やっぱり、オカネだよね。儲けを考えてるからなんだろな。
そうじゃない考えや方法も沢山あるから、もったいないなぁ残念だなぁって思う。

以前我々の作業を見学させてくれって来た人が居る。その人も興味が有るのかなぁって思ったら、なんか高飛車で感じが悪い。「ふ〜ん、そんなのなんだ」とか言って、だから「おや、知ってるんですか?」って聞いたら、その人が言うには「本物」の講習をこれから受けに行くそうで、ワシらのやってるモグリとは訳が違うんだって。ちゃんとした国内唯一の団体だからって。鼻息粗く宣言した人が居た。
講習受ける前から、排外主義だな。
ホームページの文言とかなのか?すっかり洗脳されたんだろうな。

それでも「講習終わったら、一緒にやる機会があれば良いですね」って言ったら、上から目線で一緒にやってあげてもイイかなって感じだった。
狭い世界なんで、何時か何処かで会えるはずなんだけど、その後、その人には、二度と会ってない。何せ本物に教わったんだから、しっかり本物になって、どっかで鼻息粗く活動してるんだろうな。

私のワークショップは本物を養成する講習じゃない。
私が伝えてるのは自分のリスク評価だから、
あとは自分次第で、本物に成るしかない。
教わって本物に成れる訳じゃないよ〜って思ってる。
自分が怪我しない為の、自分のマネジメントだから。

また高所樹上作業者の中には、レクリエーションの木登りの講習を受けたってコトを根拠に、特殊伐採をやってる人も居る。
まあ出来るかもしれないが、他はどうか判らないけど、
私が知ってるツリーイングは、ソレを根拠に仕事はできない。やっちゃダメって言ってる。だってセーフティな木にしか登らないんだもん。
ツリーイングは危険な木には登らないんだもん。

一方仕事は、危険な木に登る必要がある。そうじゃないと仕事にならない。
その根本が違うから、リスクマネジメントの方法も全く違う。
ツリーワークは、視覚的樹木診断で事前にリスクを取り除いた状態で、周囲の環境や他のコンポーネントの整合性を確かめ、適切な方法選択で作業する。危険の量をコントロール状態で行う必要がある。
レクリエーションは、そういうリスクがない状態の木を見極めて、危険が無い状態の木にしか登らないんだから。
確かにツリーイングもインストラクターレベルになると、イベント開催の為に枯損木の撤去とか、ある程度の作業をする場合もあるが、基本はスローラインによるフィールド整備だけだから。
ツリーイングインストラクターは逆に、手を入れなければならないフィールド整備が有れば、自分のネットワークでツリーワーカーに依頼するよ。

考えたら判りそうなものだけど、そんなの関係〜ねぇっつって登れれば何でも出来るって作業をする人は、リスクを承知してないから危ないに決まってる。

特殊伐採作業をする会社で「まず最初はツリーイングを習った方が良い」なんて言ってるバカ野郎が居るけど、そういう会社は多分まともな仕事は出来ないだろね。
根本を理解していない。
レクリエーションとツリーワークは全然別なのに、ミソもクソも一緒にしてる。ミソもクソも一緒の仕事しか出来ないんだろうね。

私が行ってるワークショップは、最終的に自分で何かができることがテーマだから、まず最初の一歩は登る為のリスク評価が主な課題、殆どソフトウェアの勉強です。登る為の知識が先行して、その為の技術を紹介する。
ソレだけで作業なんかできないから。
座学は殆ど聞かず、道具の話になったら待ってましたって食いついてくる人多いけど、その後変わって行けるか?いけないか?で大きく道が分かれると思う。


登れるようになり、
落下に対する保護のセオリーを知って、
ソレがつつがなく行えるようになってから、
次の段階で重力と力と方向を理解して、
樹上で動く為のポジショニングとか、
タイイングとかセッティングとかだから。

その先に、
吊り方だったり、
伐り方だったり、
動かし方だったり、
幾つもセーフティを学ぶ必要がある。

その他にも視覚的樹木診断とか
ピーク力の判断とか山程あるのに、、
どうしてみんな登れたら伐れるって
思うのかなぁ?それで事故るくせに
自分の経験上幾つものカテゴリに分けられる。分類することが目的ではないが、そのひとつひとつ全部違うポイントがあるので分けて考えた方が良いと思う。それをただ登れる道具を買っただけで全部全うできると思ってるのかな?

私はレクリエーションで木登りに関わり始めた。最初は絶対に安全な木に登る!ってことがテーマなので、ロープ上に停まっているノットを使うトラディショナルだったけども、ただ木に登ることが目的ではなく、そこの空間に行きたいからしょうがないから木に登りたい!っていう希望を叶えるためにどうしたら良いんだろう?って考え始め、その団体に聞いても「安全な木しか登っちゃダメです」って、根本が違うので話にならない。そしてルーツを探ると樹上作業に行き着き、凄いことができるんだなぁって関心していたが、まさに、私がやりたかったことは危ない木にどうやって危険回避して登るか?なんだ。

小学生レベルの物理の勉強をヘコたれながら続けて、重い身体の動かし方とか、行きたいとこまで行くには力学で、対象がどういう動きになりたがってるか?とか、ソコをつき詰めていくと、、いつの間にか作業が舞い込むようになり、灯台の凍結防止とか、樹冠の種子集めとか、ラジコン飛行機の回収とか、ドローン外しとか、そのうち屋根に引っ掛かった枝とか、邪魔な枝撤去とか、になってきて、そのうち、吊って降ろすことが必要になって当初は「できません」って断っていた。

でもそれも勉強と道具の扱いと無駄に疲れない方法が何となく判ってくると、できるようになってくる。
そういう勉強の過程は、モノ凄く面倒臭いんで、自分なりにバカでも習得できた方法を紹介するために、講習やワークショップをやっている。
出来ない人のためや、初心者向けにやっている。

多くの場合その道のプロが来るんだけど、歴戦の志士っていうか、この方は〇〇の仕事をやったとか、素晴らしい技術が在るとか、だったらオレに聞きにくるなよ!って思うぞ。
そしてそういう奴らはプライドが高く、失敗してカッコ悪い所を見せたくないから、私が言ってることも聞かずに無理矢理頑張っちゃう。
そうじゃないんだよ。
学ぶってのは、失敗を繰り返してこそ身に付くんだよ!
カッコ悪い所を見せてこそ、ダメでできない所をどうするか?を習得できる。
失敗することで、その失敗をどう改善するか?が習得できる。

前にそれなりの地位にあり、素晴らしい業績があるヤツがいて、まぁ偉そうなことを言ってるんだけど、チャンチャラ可笑しく、全く基本を判ってない。一緒にプラクティスしていた全くの初心者が、基本を真摯に受け止めて、その方よりスイスイできる。自分でやっているコトを自分で説明できなければ、後身は育たないだろって思うけど、プライドが邪魔して前時代的な力技だけを無理矢理やる方だったんだよな。「ソレならここから先には進めませんね」ってコテンパンにやっつけて、プライドをずたずたにしてやったんだけど、学ぼうって言う姿勢はそれじゃダメだよ。

そういう方は名声もあるから、プライドを傷つけられたからアイツの講習はダメだ!とか言ってるんだろうな、きっと。だからオレは避けられたり嫌がられてるんだろうな。でもソレは結構なことで、そういう奴らは近づいてこない方が良いし、即戦力を求めるヤツにも伝わらなくってOKなのさ。
初心者が基本から理解を深めるためのワークショップだからね。
成功を習って、ソレを踏襲すれば良いっていうヤリ方じゃないからね。
そんなの現場に活かせないじゃん!

講習やワークショップは、正解をとことん間違えずに繰り返すトレーニングじゃないんだよ。それは帰ってから自分でやってくれよ。その時じゃないよ。
講習やワークショップは、間違えて失敗して、ソコから学ぶんだよ。プラクティスだよ。
そこでカッコつけてもなぁんにもならネェよ。

伝えるって難しいな。だから楽しいんだけど、
ワークショップは、やり方を教えるって偉そうな事じゃなく、
みんな自分で感じとって自分だけのモノにしくださいっていうのは、
やっぱり難しいな。
私は私の周りでケガする人を少なくして、
仕事として今後に残って行きそうな考えを伝えている。

兎に角、登ってやっつけで作業出来るようには伝えてない。
簡単に儲かるような仕事が出来るようになんて、ならないよ。

だから登れれば伐れると思ってる人は、講習など受けずに勝手に登って伐ってください。
当人達はそんな意識無いんだろうけど、勢いよくダイナミックで危なっかしくて疲れる特殊伐採を死ぬまでず〜っと続けてください。
1年後・3年後・10年後も、変わらずず〜っと疲れる作業をやってください。
人間は歳を取るからね。歳とったら能率も力もモチベーションも衰えるからね。
危なっかしくて疲れて時間のかかる特殊伐採を、命削ってやってください。

YouTube見て、勝手に都合良く解釈して、高い道具買って、、、
そんなヤツの事は知らねぇよ。

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