2021年7月10日土曜日

安全教育受講証明って何だろうね?

自分では自分のセーフティは自分で構築するし、振られてヤバいと思ったり、良好な作業姿勢を目指して追加で一時的な確保やら何やら考えて良い方向や力の向きを考えるんだけど、同じ樹冠でも人が違えば方法だって様々。一様な安全なんて存在しない。

安全教育受講証明は、
安全を教育するんだろうけど、
そしてソレを受講したって言う
証明なんだろうけど、
そんなもの何のために必要なんだろうね。
私の経験上でも
レクリエーションのライセンス認定を、
仕事の根拠にする輩が居るのは事実だし、
そんなのたった1回出来ただけであって、
続けてセーフティに登れる訳無いから、
イヤになるんだけど。

何を教えるか判んねぇけど、
これからクライミングを始めたいけど
何から始めたら良いの?とか、
法規に基づいた特別教育とか、
自己流では心配なのできちんと習いたい。
って1日で何とか成るようなモンかぁ?
そういう商売はまず疑わしいって思っちゃうなぁ。簡単にセーフティにちゃんと出来るならそれでイイけど、おおかたそういう講習を運営することで、自分達の利益率が高い道具を売りつける為には有効なんだろうな。

みんな手っ取り速く習得したいのかもしれないけど、簡単に覚えられる知識は、簡単に忘れるからね。テストの前の一夜漬けでは、これから一生分のセーフティには成らないよ。中学校で習った理科をすっかり全部忘れてるか、最初から覚えてない奴らが登る技術と称してやり方だけ1回出来ても、自分の仕事には活かせないと思うよ。
〇〇大学に行ってたってことを、ジジィになっても自慢する奴と一緒で、ある一時安全講習を受けたって事が、全て今でも安全に行なう証拠になってるみたい。
そういう証拠だけで仕事を発注する判断になってるヤツらもどうかしてるけど。
そういう判断しか出来ない奴が多いからみんな資格とか証明とか欲しがるのかな?
でも相変わらず事故は減ってないね。
安衛則とか言ってなんちゃら特別教育を受けたことが、プロとして判断されるエビデンスになってる世の中はしょうがないとしても、自分の身は自分で守った方が良いよ。

参加者の都合良く状態を組んで、一度だけ体験させて出来た気にさせて、モノを買わせることが、きちんと習う事ではないと思うよ。
イイ気持ちになってモノは沢山売れるかもしれないけど、自分で工夫出来ないと自分のモノには成らないよ。たった一日でその気になっても、安全講習かも知れないけど、仕事がセーフティにできるようになるとは思わない。そしてそういう業者の人間が俺の本を買ってくれるんだけど、ちゃんとセーフティを伝えられてるのかな?そう思えないな。

相手が自然なんだから、二つとして同じものが無いんだから、自分の都合良く1回だけ出来ても何モノにも成らないよ。自然の摂理に従って、自然の力を巧く利用して、自分で再構築出来なければ仕事にならないと思うよ。

「方向・力・重力」を、改めて理解し実践する事が、一番の近道だと思うよ。

方向と力と重力を巧く扱って、自然の摂理に従って作業しないと、すぐに限界が来る。
脳ミソを筋肉にしたって、疲れて自滅するだけだよ。
成功を繰り返して失敗しないようにトレーニングしたって、何の学びも無い。
トレーニングじゃなくてプラクティスしないと、現場で軽い間違いやちょっとしたトラブルにさえ対応出来なくなる。
「アレ?おかしいな?いっつも出来てるのに」って、条件も状態も考えずにトレーニングで行なった成功しかイメージ出来なかったら、現場では使い物にならない。
トレーニングタワーシンドロームってやつだね。
いくら運動会で速く走れても、現場ではその通りに出来るはずが無い。運動会で1等賞を取って立派な看板背負っても、現場に役立たなければクソだ。
鍛えれば何でも出来るって妄信は、マインドコントロールだね。

明日の試合のことだけ考えて、高校野球に打ち込んで、、、相手チームも同じこと考えてるからね。練習の量をもっと増やして、、、とか方向がおかしい。ロングビジョンを見て何かを改善する施策プラクティスじゃないと、たまたまその試合に勝って17歳の栄光だけでその後の人生は過ごせないよ。勝つチームがあるってことは、負けるチームも居るからね。そしてそれは一部の人間相手に勝っただけで、相手が自然だとそうはいかない。
勝負に勝つってことは、絶えず相手が自分と同じ人間だから。自然じゃない。その如何わしい方法論を自然に当てはめようとしても無理だからね。だから人間同士の勝負に興味が無い。私は勝つってことに魅力が無い。

それより、自然をリスペクトしながら、地球の力を巧く使って、危険少なく楽に出来る方がオレは好きだ。
過去にいくら凄い事をやったって、それは過去の事で、今同じ事が出来る保障にはならないし、そんな栄光だけで日々学習してなかったら、安全教育受講証明持ってても何の役にも立たないね。そんな奴らとは絡みたくないね。

腕立て伏せを1,000回繰り返す事が出来る気力や体力を身につけるより、どうして出来ないんだろうって考える事や、どうしたら同じ効果が得られるだろうって、現場で考えるコトの方が役に立つと思うよ。
そういった意味では、左利きでチビで小デブで気力も体力も人並以下で良かったな。
身体的に体力的に恵まれてたら、そうは考えなかっただろうな。
これは負け惜しみだな。

一時の巧くいったやり方を証明されたって、何になるんだろう?

是非!
エラそうなお題目ばかり並べて、こういう証明とかを発行する的な講習を受ける人には、「あの〜、ワークレストレインとワークポジショニングの違いを、日本の法令に照らし合わせて説明戴きますか?」って質問して欲しい。
それで明確な説明があれば、その人の言うことを信用してもイイと思うけど、ウヤムヤにされてハグラかされたり、話をすり替えられたり、俺の言うことが信じられないのか!とか逆切れされたら、もうこの人の言うことは殆ど信用しない方が良いよ。
私はこういった講習で質問攻めにして、明確な応えを貰えなかったんで、その後手を上げても当ててくれなくなって無視され続けた。こんな奴の言うことなんか信用ならないね。

この人の儲けや、紙っぴら貰うより、私は自分のセーフティが大切だからね。

0 件のコメント: