2021年8月22日日曜日

高山蝶と秋の逮捕

高山蝶と秋の逮捕って、疑問が生じて確認する文献に度々登場する。
チェックしたい資料は全部英語なので、必然的にGoogle翻訳頼みになると、


An alpine butterfly is on the safety line and fall arrest with the cow's tail.
安全線に高山蝶を配し牛の尻尾で秋の逮捕します。

もうホントに意味が判らない。

高山蝶や秋の逮捕で意図が通じる人は、
翻訳あるあるを経験している人だと思う。
ある程度やってると、ただ読み替えればいい。
高山蝶=アルパインバタフライで、
秋の逮捕=フォールアレストだ。
いわゆるセーフティラインにカウズテールで
取り付けるバックアップだけど、
その翻訳の読み替えを知っていなければ
何のこっちゃ!
写真はセーフティライン上のバックアップデバイス一般的にASAPだけど、キャッチでもいい。そして何にもなかったら、セーフティラインにノットパスよろしくアルパインバタフライを組んで、そこにカウズテールを接続する。もちろんアサップソーバーもキャッチなんかの道具がなくたって、落下係数を考えて整合性のある長さのダイナミックロープのカウズテールがあれば、それがバックアップだ。道具に依存するメソッド以前に、考え方のロジック方が超重要で、わかっていれば汎用性の高い、リスクに備えた引き出しになる。

Google翻訳だけでは信頼できないんで、論文や説明や専門性の高いワードに合わせて、WeblioやDeepLやExciteなどその筋で強い無料翻訳ソフトを複合的に使い分け、なるべく意図に近いと思われる「日本語」にしていく。

あと、文節を細かく刻んで、刻み方を変えて、読んだ文章を納得できる範囲で日本語化するんだけど、それでも充分じゃないので、原文の文字面を何度も口に出して読んで、何となくこの文章の人は、どういうヒトだろうと想像しながら、感じるようにしている。

だいたい英語を日本語化しても、日本語にした時点で、本来のニュアンスは失われるし、コイツがラテン系なのかゲルマン系なのかでも変わってくる。おそらく母国語で考え意見が出てくるだろうけど、特に論文は「英語」でなければ認められ難いから、英語圏じゃ無い人は母国語を一旦英語化して発表してると思う。その英語を日本語化してるんだから本筋と大きく逸れることだってある。

いくら高い翻訳ソフトでも、ネイティブの翻訳家に依頼したとしても、翻訳では彼らの意図が即ち彼の考えではない。

洋楽が好きなんだけど、レコード会社が変わると、付いてくる訳詞が全然違うパターンがある。ソリャそうだ。ミミコピだから、それの詩を原文で文字越しして訳してるんだから、訳者によって違うニュアンスになるのは当然。それが詩だと思う。
詩じゃなくても、マニュアルやガイドだって書く人やメーカーによって統一はない。だからEN365で一部は統一しようゼって決めてるんだと思う。
しかしそれを判断するのは個人の問題だけど、間違いが起こらないよう意図が伝わらない事はマカリナランから、日本では甲が乙がって面倒臭い文章になる。根本的に文字で意図が伝わらないことなど無いと思ってる象形文字の人種と、文字ではニュアンスを伝えられないと思ってる、コミュニケーションの人種は、文字は表音だから、文字を重視しない。

SNSやYouTubeだって、一瞬の「音」的なニュアンスのコミュニケーションだから、表音の人種と、文字になってる正しい事実みたいな象形の人では、捉え方が違う。SNSやYouTubeは、そういう人も居るのね、ハハハ。って感じる表音人と、これが唯一の正しい事実だって感じる象形人がいる。その根拠としてこの人は偉いとか有名な看板を掲げてるってことで判断しちゃうんじゃないの?

また「Aさんはコウ言ってる」ってことは事実だけど、Bさんは違う視点で考えてる。CさんもDさんも視点が違うから、この4人の考えを標準化するのは、もう無理!
都合の良い部分を適当にかい摘むか、インディビディアルに1人の考えを師事して、今までの言ってたことをすっかり捨てて否定して、親方を乗り換えるしかない。

だから誰それさんはコウ言ってる!ってことを、さも自分の考えのようにアピールするのは結局自分の考えじゃなく、責任を誰かに擦り付けて、逃げてるんじゃない?
自分の不都合な事実を隠してるんじゃない?どこかでベクトルがネジ曲がってるんじゃない?誰かの都合を、自分に都合良く利用して、責任を回避してるんじゃない?

ABCD+自分で、足して5で割るみたいな、自分がそれをどう判断するか?どう考えるか?を標準化して、自分の意見とするのが良いかなって思っている。だから絶対に「Aさんはコウ言ってる!これが正論!他はカスだ!」みたいなことは言いたくない。
面倒臭いけど、AさんBさんCさんDさんはそれぞれ違って、私はこのタスクの場合はBさんが言ってることが「好き」だ。って言うようにしている。

義務教育時代の同級生が、天才的なカンニングセンスで、座った周囲の全員から情報を得て、それを総合的に判断し、クラスて最高点を取る一般的に秀才だった。
学校の成績など、生徒の評価ではなく、数字に置き換えた判断でしょ。って言っていた。先生は生徒を数字にしか見ていないから、数字で置き換えられる事実なんてクソだ!俺はカンニングの腕を磨く!って言っていた。カッコいい!
身に付かなくても、世の中は点数で判断し、数字が取れるなら、その方が自然だと思う。 義務教育はカンニングを防止する対処だけど、そんなこと幾らでも搔い潜る施策があり、それを巧く利用して社会の秀才になれるなら、そっちの方が生きやすい。

総合的に私の考えにする必要があって、そのケツは私が持つ!みたいな意思表示の方が重要だと思う。過去にどれだけ凄い事実があっても、立派な勲章や看板があっても、彼らの意図が即ち一部の翻訳ではない。
私はコウ思う、コレが好き、っていう覚悟を主張し、真摯に捉て伝える事を重要視している。

だからアイツの言ってることは信用ならない!と思われてもイイ。
逆に信用なら無いと思う事実が誰かの意図ではなく自分のモノであればイイ。

ただそこで「誰々さんはコウ言ってる!」ってことをひけらかすのはおかしいと思うよ。タスクオブユージュアリーなんだから、出来れば危険でも良いと考える人と、とにかく速い方が良いと言う人と、まずはセーフティでしょって考える人は、現時点では統一も標準化も出来ないと思う。
信用ならない人が言ってることなんか聞く必要も無い。ただ都合の良い部分だけツギハギで利用するのは止めた方が良い。
YouTubeや日本で唯一とか成功の秘訣、みたいなことを言ってる奴は信用ならないと私は思い、面倒臭いけどまずはセーフティでしょ、セーフティを基本に捉えてタスクを組立てた方が、仕事は間違いないし、その基本さえ出来れば、結局仕事が速くなると思うよ。

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