2021年3月3日水曜日

ヒール


私は昔のプロレスが好きなんですが、
もう身体しかない状況で勝敗が明確だ。
でもその日の体調や
コンディションでも違いが出る。
ストイックに体調管理しても
全く同じベストな状態ではないし、
同じタイミングでもない。
これは人的要因もあるけど、
自然に近い対物としての要因が
ぶつかり合うから面白い。
時間や身体の筋肉は自然だからね。

ミルマスカラスは正統派で、
ルチャリブレで凄いカッコいい
正義の味方だけど、
正直あまり心を動かされない。
井岡も尚弥も好きだけど、八重樫の方が好きだな。
カレリンも好きだけど、ヒョードルがいいな。ヒョードルはヒールじゃないけど。
所もイイな。なんかマイノリティ感が良いな。

それより何より、予定調和でも、エンターテインメントでも、プロレスが良かった時代のプロレスラーが好きだ。

どちらかというと、ダーティでヒールで、何をするか判らない感じの、ブルーザブロディが好きだった。
入場曲が移民の歌ってのもイイ。

総合格闘技はある程度ルールがあるけど、基本は喧嘩だから面白い。全盛期の前田日明と桜庭和志がとっちが強いって妄想するのはワクワクするけど、タイガージェットシンとは比較できないな。栓抜き持ってたりパイプ椅子隠してる状況では比較にならない。まあそこがプロレスの面白い所だけどね。

正統派じゃなくたって、カッコいいし、
ヒールだってカッコいい。
単純にカッコいいのは、カッコいい。

アブドーラザブッチャーと言うプロレスラーが居て、飛行機の中で会ったことがあるんだけど、普段はもの静かで、レディファーストの凄く紳士的な旅客だった。
一方地方公務員のお登り研修団体は、横柄で大声出して騒ぐし、イヤな感じだった。

ブッチャーは、ショウビジネスの中では悪者だったけど普段は普通の人で、地方公務員みたくひつじの皮を被って群れる、本当のヒールではない。

正しいことなんか見た目では判らないし、見た目がちゃんとしてそうなヤツほど、やましく見えてしまう。

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