2021年1月8日金曜日

俺のターミネーション問題

旧版セコイヤSRTのターミネーションに、デルタのキャプティブ付けているが、、、気が付くとこのはめ込みキャプティブが何処かに飛んで行ってしまってる。クッソーって買い直して付けても、外れてすぐ無くすんだよね。
トップクロールで登るとき、ハンドルアセンダーと併用するけど、一瞬荷重が抜ける時に横向いて、再び荷重すると変にテンションがかかり飛んじゃうんだよなぁ。
この「クロールを正しい位置に維持する為の反転防止機能」ってのが、正しく機能しないんで横向いてしまい、チェンジオーバー後に気が付くと何処かに飛んでしまう。
クイックリンクは横向いても大丈夫だけど、どうも横向くと気持ち悪い。
この「クロールを正しい位置に維持する為の反転防止機能」って意味あるのか?

もっともトップクロールと併用しようってのがいけないのかもしれないが、気持ち的にはここにアタッチメントポイントを2カ所以上作りたい。一度に荷重することはないけど、I'Dsにチェンジオーバーしたときに同じ場所で荷重して欲しいんで、複数箇所のポイントを作りたい。
ココをあれこれ考察しているが、なかなかベターなヤツが見つからない。

先日ノッチのクイッキーを取付けてみたけど、クロールの向きもロープの通りも良くって強度の充分で、気持ちよくスッキリして、コレじゃなきゃダメだくらいに思ってたんだけど、使い勝手もモノ凄くあんばい良かったんだけど、、PPEじゃなかった。
実践で数回利用したけど事故らなくって良かった。
確かにクイッキも横を向きそうになってて、あまり好ましくないなって思ってた。それに2カ所あるツメの本体側が、どうも少し本体に食い込むみたいで、気持ち悪い。

俺が買った時はメーカーのウェブ表示でもPPEって載ってたし、大丈夫と思っていたが、あるとき確認したら[NOT PPE]って赤で大きく表示されていた。
多分何か起きたんだろうけど、変えるなよ!って思っても仕方がない。
まあこういう機器で気をつけなきゃならない点で、ヨーロッパ製かアメリカ製かってコトもあるんだけど、ヨーロッパ製はCE取らなきゃ販売できないし、だからENを取って根拠が明白になるんだけど、アメリカ製は、ANSIの厳しい基準って感じだけど実はソウでもない。販売はテキトーなようで、こんなイイの出来たゼ!って売っちゃうようで、ちゃんとマニュアル読まないと自分に適合してるかどうか判らない。
ヨーロッパではCE取得していないと販売できない!って一方的に信じ込んでいたけど、CE取得していなくても販売できるのね。クイッキーはヨーロッパの販売店で買ったんですっかり信じていた自分がいけなかった。
慌てて外して、またこのターミネ-ション問題に取組まなくてはいけない。

ペツルのリングオープンなら良いだろって思ってるが、しかしコイツはどの方向でも荷重して良いけど、コイツをハーネスのフロントDに着けて、レスキュー時にスナッチして 相対方向に同時に引かれたら(懸架されてる状態で、鉛直線上に荷重が載ると)ハーネスのステッチがヤバいらしい。
リングオープンは幾つもどの方向に引かれても、リングオープン的には問題ないけど、肝心の付根のハーネスがダメっていう。

レスキュー時にスナッチしてビクティムを確保する時は、リングじゃなくてI'Dsのカラビナに確保すれば良い。
そういう条件と状態を知ってて、ここにリングオープンはOK。

そこで塩漬けになってたクーラントのオリクオープニングリングが急浮上してきた。


EN354:2010 45kN
ってランヤードの墜落防止規格だけど
PPEとしてロープの垂直活動を目的として
るんで問題ないだろう。
フランス製だからENも信じられる。
アメリカもんじゃないし、CE取ってるし
コロコロ変わるPPEの規格より、
問題無いんじゃないか?
拡大解釈だろうか?

最もハーネスのここのポイントに
他社製品を使ったら保証も何も無いけど。

機材の整合性を無視しちゃダメだよ。
お勧めできないからね。
オリクオープニングリングは、本当は別な目的で以前に手に入れたんだけど、なんと通してみるとしっくりハマる。
ぶら下がってクロールの向きをチェックしても問題ない。ロープの流れも良い。偏心カムが少し外を向くことで返って調子がいい。
違って開くリングってネーミングも良いし、ロックナットを2カ所で4Nmでトルク締めするキーロックも好ましい。
しばらくこのコンビで行って見よう!
でも機材の整合性を無視しちゃダメだよ。お勧めできないからね。

ターミネーション、悩ましいね。

メーカ-名の「クーラント」って、英語で「カレント」
意味的には電流って感じだけど「現行」って意味もある。
オリクはスェーデン語で「異なった」ってことで、
Courantの Olik Opening Ringって
「現行の異なって開くリング」って面白い。
そうして私のターミネーションは現行では異なったリングになった。



こういうのが欲しいって
考えてると、
必ず何処かの誰かが
作ってるね。
必要があるから供給もあって
必要って思うことが
プロダクトに活きる。
スゲェ!ってただ飛びついて
使っちゃうヤツも居るけどね
これで暫く様子を見よう。

そうこうしているうちにまた新たに ODIN RingってのがCourantから出てきた。A KING'S TOOLだって。特別設計されたキーロックとか、スレッドロック付きのスプリングボールシステムだって。コッチの方が目的合ってるかも?
もうヤんなっちゃう。
俺のターミネーション問題はしばらく解決しない。

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