2021年1月30日土曜日

知らないでは済まされない習得すべきこと



Arboricultural Association
樹木文化協会みたいに訳されるけど、
樹木修練団体として、
樹木に関する様々なエキスパートが
集まって共に考え、
ディスカッションされ、
可能な限り善き道筋を提示する。

企業や個人の枠に縛られず、
自分の道筋を自分で作る為の一助となる
アイデアやロジックを提示して、
それを自分で選択する修練団体だね。

団体で発行するクラスのディプロマはあるけれど、
持ってれば良い訳の解らん資格じゃなく、この項目を終了したって証としてディプロマが発行されるだけだからね。免許や許可証みたいな物じゃない。

資格を貰うことが作業の根拠ではなく、そのロジックを理解していると、コースを終了したってだけの証だから、それで優良な作業が行える訳ではない。

そんな賞状くらいなら幾らでも作れるし、別に公的資格じゃないから。
寝てても貰える日本の「資格」とは本来の意味で違うから。

英語も判らんし、まずはArboricultural AssociationのStudentで登録して、これを機会に改めて学び直そうとしたが、学校の証明が必要で、スチューデントとしてこれから学び直すつもりだったけど、実際の学生でなければダメだった。学生じゃなくてもその履修根拠が無ければスチューデントに成れない。
英国内で登録されている幾つかの大学の同等レベルの学校に修学している根拠が提示できなければ学生にも成れない。
調べてみると、実際の作業以前に樹木生育の基礎っちゅうか、一般的なロジックを理解していることが前提で、それがベースにあってはじめて作業になるらしい。
登り方とか伐り方はほんの一部で、樹木の様々なことを大学で履修していないことにはスチューデントにも成れない。アーボリストに成れないってことだよ。

訳判らん資格をエサに学生を釣って、新規就労って名目で企業も補助金で潤い、毎年使い捨ての人材を集める学校と訳が違う。

以前に〇〇林業大学(仮、っていう所から、是非講師をお願いしたいと、そこで木に登る技術を特殊伐採を紹介して欲しいと連絡があった。
2日間の6コマで特殊伐採の資格を取らせたいと。ヒェ~!
私は毎週1回でも半年くらい70コマ程おさえることが出来るなら可能かもしれないって言ったんだけど、形だけで良いから木に登って伐採作業を行うテイが欲しいみたいで、どうやら名目として沢山の資格を取らせたいという目的みたいだ。
資格っていう賞状持った若者を、いきなり厳しい現場に出されて、無茶苦茶な根拠無い作業させられて、事故でも起して怪我でもさせたら、そんな事を誘発させる立場には成りたくない。資格を発給するだけのいい加減な人には成りたくないと言って、
私は現場の事故を減らしたいんで、事故を減らすためのエビデンスを持って現場に入ってもらいたいって伝えた。
いい加減な仕事の打破のために良い人材を育成するとか、間違った作業慣行を是正するためとか、これからの北海道の森に意義が感じられる行為なら喜んで受けたが、その実は地方自治体から莫大な予算が付いて、新しい綺麗なハコ作って、人を集めるだけのエサを撒く役割はやりたくないと、きっぱり断った。

さすが机の上だけで頭の中だけで言い訳を突き詰め、資格を取らせれば現場で役に立つと思ってしまうような地方公務員だから担当者は意味が判らないようだった。

ちなみに在学中に取得できる他の資格ってヤツは、チェンソー講習とか玉掛けとかフォークリフトとか荷役運搬機とか集材装置とか伐倒機とかクレーンとか、さすが現在の林業は機械化まっしぐらなんで重機のオペ資格がメインだ。
ドローンやICTとかなんちゃらシミュレータートかいっても、結局は現場で即戦力の資格じゃ無いから、現実との乖離がイヤになって、すぐ辞めるんだろうな。
そういう使い捨ての人材を毎年供給するんだろうな。
企業側も毎年供給される若い人材。
運営側も利益を出さなくても何の問題も無い。
公務員が考えそうな方式だな。
簡単に予想がつく。

初年度3次募集しても定員割れしてる。全国でこういうイカガワしい公務員が考えて定員割れしてる学校がある中、何を今さら新規開設するかね?
若者だってバカじゃないよ。

そんなアホ学校とは違うAAは、すべての人がどこにいても、最新の科学・意見・ベストプラクティスにアクセスできるように設計されている。
たえずアップデートしている。
スチューデント・ファウンダー・アソシエイト・テクニシャン・プロフェッショナル・コーポレイトって各ランクがあって、それぞれのメリットがあるが、基本アクセスできる情報に敷居は無い。…ただ英語がねぇ…いちいちグーグル先生の世話になってたら追っ付かないし、どうしたもんかね。
ただ地方自治体の資格教育とは訳が違う、現場に有益な情報が手に入るのは魅力的だな。

そうこうしているうちにTG1.2.4.5がプレオーダーのバンドルパックが手元に届いたけど、3はまだ発行されていない。

トップカットとかスパーとかリギングの前に、習得すべき知識が沢山ある。

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