2021年1月12日火曜日

自然は愉快やめられない

今年の冬はいつもと違う。って言っても毎年違う感じがあるから面白い。


ほぼ毎日林に入ってるけど
毎回新しい発見がある。
だから満足して帰ってくる。

数年に一度しか会えないクマタカ。
がたいのワリの顔が小さく
筋骨隆々の力強いイメージがあって
この威厳があるイカツイ顔。
帰って図鑑を読んでみると
歌舞伎俳優の隈取りみたいな模様が
名前の由来になっている説もある。

このデカい身体で羽を畳んで林間を
自由に飛び回って猟をするらしいが
一度ハンティングを観てみたい物だ。


この辺りで赤い鳥って言えば
ウソが定番でよく見かけるが
今年は観ない。
その代わりって言ってはなんだが
ベニヒワが多い。

シラカバの前年雄花の残りのカサカサ
なのか?そこの虫を喰ってるのか?
とにかくシラカバの高い枝先に集まり
パラパラと雨のようにカスを降らせる。
真上を見上げるように観てると
目に入る。イタイ。

晴れた青空に生える頭頂の赤が眩しい。


ベニヒワに混じってマヒワも居る感じ。
ベニヒワは真下から見ると
頭頂の赤や顔の周辺の模様も見えず、
ベージュっていうか白みが強いけど、
ほおの辺りが黄色っぽく見える
奴らが混じっている。
近くで観ると全然違うんだけど、
青空で明るくてコントラストが強いと
なかなか判断できない。

比較するとベニヒワはめんこく
マヒワは人相が悪く観える。
眼の位置か身体とのバランスか
擬人化は好きじゃないけど
とにかく目つきが鋭く観える。


今年は特に16mm回程度の確立で
モモンガに出会える。
今年に入ってから1回に複数箇所で
しかも同時に3頭とか観ている。

っていうかコイツらを狙って現れる
フクロウが目当てなんだけど、
エサの生態を知ると、給餌に来る鳥に
出会える確率も上がる。

時期や時間や好みの食性や集まる木が
判るととても見つけやすい。
繁殖期っていうか繁殖期前には
日中でも喰い走るので自然光で観られる。
見つけ方が判らないと
ただの枝に積もった雪に見える。


イメージとしてこういう画を想像するけど
穴に入っていれば、直ぐに隠れられるんで
警戒心が薄いからよく観るんだと思う。
ゲラ達の使った古い太い木の洞は
中が広くて使いやすいのか?
巣みたいに思われてるけど
家族じゃなくて遺伝子の違う別個体が
繁殖期に集まってパートナーを見つける
いわゆる合コン会場になってることが多い。
中で乱交パーティが行われるんじゃなくて
ここで伴侶を見つけてペアで離れて
別の穴に巣作りして巣になる。
まあネズミだから繁殖力も旺盛で、
判りやすい所に巣を作るし、
動きが判りやすいし、
フクロウも捕まえやすいんだと思う。
森を切り開き、舗装道路を作り、快適に走れるようにするから事故が増える。
と同じようにスノーシューの踏み跡を作り、道にして、目的地に到達するように動物を探しても、自然だからなかなか見つからないよ。みんな公務員なんじゃないか?そういう人に気づかれないように直ぐ横で撮った写真だけど、私は写真が目的じゃ無いんで、後から観たよって言っても信じてもらえないことが多いから、持ち運びも邪魔にならない軽量のカメラで証拠的に撮る状況写真だから。

自然はよく観てると面白いことが一杯あって、毎日新しい発見があって、やめられない。

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