2021年1月31日日曜日

サードジェネレーション

先日の自動閉鎖と自動ロックのカラビナの話だけど、最も言いたかった事は本当はソコじゃなくて「サードジェネレーション」と呼んでることです。

実はその「世代」のカラビナでも、ダブルロックと呼ぶモノもある。
それは当然で、自動ロックの機構は二重なので「ダブル」で良い。nijiUじゃないよ。 サードジェネレーションのカラビナも、アメリカ系というかANSI系では、ダブルロックと呼んでいる。

しかしいわゆる第二世代のシングルオートロックのカラビナのことをダブルと呼ぶ場合もあり、これが実に紛らわしい。

自動閉鎖と自動ロックがゴッチャに成っている。

1.自動閉鎖 2.ゲートを回して開けるそして離すと自動ロックする 3.回転して自動閉鎖したゲートを何らかの動きで更に自動ロックする。からサードジェネレーションでも、自動ロックの機構はダブルロックで良い。

だからこの2つ以上のアクションを伴う自動ロック機構のカラビナを、第三世代サードジェネレーションと呼ぶようにしている。

もうセカンドジェネレーションの有効性はない、と思うけど、それでもセカンドジェネレーションを頑に販売してる所も有るね。私の知らない所で需要が有るんだろうな。
ソコのメーカーでは、セカンドとサードのゲートの色を変えても、間違い易いね。

アメリカでもヨーロッパでも良いけど、ここは日本で、しかも製品名だったりするんで、呼び方まで統一できない。
何より問題なのは、それを分解して考えず単純に、俺は「ダブル」って呼んでいる!で片付けるってのは横暴だし、ガラパゴス化を促進するだけのような気がする。
または仲間内で統一しても、他所の仲間に通じにくいなら、サードジェネレーションの方が良くない?と思ってる。これなら名前が面倒臭いけど、間違えるミスが減ってセーフティに近づけるんじゃないか。
漢字に直して「自動閉鎖の二重自動施錠の接続器具」って呼ぶよりはサードジェネレーションのカラビナの方が言いやすい。

日本文字は象形文字だし、その漢字自体に色んな意味が在ったりするから、ややこしい。 表音文字を無理矢理既存の漢字に当てはめて、日本語化するのは危ない。
ワークレストレインも、フォールアレストも、フォールプロテクションも、フォールプリベンションも、みんな墜落保護器とか落下防止とか色んな解釈が出来る漢字に当てはめるのは、危険極まりない。

胴綱だけ落ちた時、器具は壊れなくても、身体は壊れるよ。
そういう重大な事が曖昧になってるのは許せないね。自分は怪我したくないもんね。

長いカタカナだけど、これは分けて考えてね。


簡単に単純に呼べないから、
舌を噛みそうになっても、敢えて
サードジェネレーションと呼ぶ。

自動ロックの機構はさまざまだし、
ゲートを上げるとか下げるとかボタンとか、
色んな機構とその呼び方があるから、
逆に面倒臭いから、
敢えてサードジェネレーションと
呼ぶようにしている。

スカイロテックのコイツなんか、
第1段階のロック機構のゲートの動きが、
左右どっちにでも回せるんだゼ!
素敵!

でも名前が、DOUBLE TRI
って、どっちよ!
みんな独自性を主張して製品を作るのは面白いしありがたいと思うけど、それこそ文化だし発展が有る。けどそれを総称する言い方は、サードジェネレーションで良いだろ。
カタカナが苦手とか、面倒臭いって言っても、漢字の方が面倒くさいよ。漢字によって曖昧な解釈が出来る方が、セーフティじゃないよ。
面倒臭くてもそこは大事な所だから考えるんだよ。覚えるんだよ。
「第三世代」でも良いけどね。

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