2008年3月13日木曜日

鳴り雪

この時期は道路縁の水たまりに氷が張り、バリバリ割って歩くのが楽しい。子供の頃からやっているが、未だに飽きないのはどうしてだろう?音や蝕感や美しい模様、いろいろある。気をつけないと予想以上に薄い氷だったり、思わぬ深い水たまりだったり。まさに薄氷を渡るあやうい感触が飽きさせないのであろう。
ところで、日中の気温はかなり高くなり、朝夕はまだ氷点下と言うこの時期に、風を受け自然に圧雪された原野を歩くと、融けている部分と、絶妙な厚みで残ったクラスト化した表面の雪に隙間ができて、そこを踏みしめると「シャラシャラ」とか「シュワシュワ」とかいい音が鳴る。微妙にできる隙間のおかげで鳴り砂のように、でももっと大きい音で素敵な音が鳴る。この時期しか体験できない貴重な自然のノート(音)である。

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