2010年11月8日月曜日

内地遠征

長野で行われたアーボリカルチャー研修に行ってきた。
と言っても、お手伝いというか、見学というか、
何とも微妙なポジションだったが、
得るもの至極、充実の2週間だった。

フェリーからモッタ海岸を望む

クライミングのコースでは、昨年のリベンジというつもりでいたが....
みごと玉砕!
イメージできるものの、恐怖が先に立ち、
なかなか思った通りの物理的な動きに繋がらない。
悔しさ半面、コレでイイとも思った。
基本的に登れて動けることが前提だが、
そのためのプランを練って動きを組み立てた行動を
ちゃんと他の誰かに伝えることが出来れば
必ずしも全て俺が出来なくても良いんじゃないだろうか?
都合のいい方法かもしれないが、
それよりも引き出しをいっぱい持つことが重要な場合もあると思う。

野サルが地べたの
どんぐりを拾って
移動している。


その脇で
木に登っている人間が居る。
北海道では見られない
なかなかシュールな光景。


2週続けての研修の合間に、特殊伐採の現場に連れて行っていただいた。
千代田区のお濠のある豪邸。
そのまま落とすと余計面倒なことになる場所で
いろいろなリフトの方法を検証的に実践。
一応スタッフということで、ほとんど役に立っていなかった気がするが、
瞬間的に段取りを構築し、現場で理屈抜きに決定的な違いを見せつけられ、
解ってはいたもののロジックの大切さを再認識してもらう。
凄すぎます。



普段見られない特殊な現場で
普段見られない特殊な方法で
いろんな意味で
大収穫な現場だった。


再び長野に戻ってリギングのコース。
アーボな世界に対する気負いと中途半端なヤル気が失せて、
非常に落ち着いて研修を観ることが出来た。
そうするといろんなコトやモノが見えてくる。

それぞれ即席のチームで課題を与えられ、
リフティングカットとスピードラインを実践。
いろんな考えがあり、いろんな方法がある。
参考にもなり、???ということもあり、
面白いなぁ!

目の前の世界に傾倒しすぎることで周りを見失うコトもある。
懐が深い方、野心家で貪欲なファイトマン、
いいとこ取りの底が浅いヤツ、
一元的に教えるガッコのセンセイ的にやっても上手く行かない。
向いている方向が明確なだけに対処方法も接し方も変えていけばいい。
まだまだ経験も知識も貧弱だが、
それにしても、礼儀を知らない輩はうんざりだねぇ。

2週間もの
長い間お世話になった、
四徳森林体験館。
本当に楽しかった。


プリン山も紅葉が進んできた。
本当にお世話になりました。


帰り道、フェリーの関係もあり、
ラムサールの佐潟に寄って
観察センターの駐車場で車中泊。
生憎の雨だったが
角田山を背景に久しぶりに
水鳥たちを観て帰路についた。


出発したときは北海道は秋が始まったばかりと思っていたが、
帰ってきたら、もう冬になっていた。

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