2020年12月4日金曜日

コンパチビリティ

PPEは、それぞれのコンパチビリティ(整合性)が、如何に相応しく、疲れないで、効率を上げる結果を生むか?という作業の根幹に関わってきます。しかもセーフティです。

PPEか?否か?が効率に関わってきます。
有名な販売店で売ってる物でも
PPEも非PPEもあります。
勿論リギングは非PPEでも構わない。
しかし非PPEでクライミングをしたり、
ワークポジショニングを非PPEにしたり
では、ツリーワーカーには成れないよな。
PFPSって、常識が欠落してる。
自分で意識し、己のレギュレーションを
根拠ある勉強をしないと身に付かないな。
誰かが言ったことやウェブを丸呑みしては
手に入らないな。
コストだけ考えた道具選びはシンジラレナイ。

ウェブはもの凄い良い情報も手に入る。
かく言う私もAAの情報なんかは
全部ウェブだからね。
フォールプロテクションもフォールプリベンションもフォールアレストもレストレインも判ってないんだろうな。判らなくたってヤンチャな作業が出来れば良いってか。
'A Personal Fall Protection System (PFPS) which normally includes a body holding device connected to a reliable anchor to support the user in tension or suspension in such a way that a fall is prevented or restricted.'
「フォールプロテクションで、ユーザの張力または吊り下げをサポートするために信頼性の高いアンカーに接続された身体保持装置を含む個人用落下防止システム(PFPS)」
Within the UK arboricultural industry these techniques have developed outside the training syllabuses and legislative framework and have grown into a new suite of techniques for working in the tree rather than just to access it.
英国のアーボリカルチャー産業内では、これらの技術はトレーニングシラバスと立法の枠組みの外で発展し、単にアクセスするだけでなく、ツリーで作業するための新しい一連のテクニックに成長しました。

イギリスではもう一連のテクニックとして確立されている。
ツリーワーカーとしてPPEは当たり前だけど(当たり前じゃない特殊伐採は存在しますが) 救助前提の作業ということを考え続け、より善き方向を実践して、実際の作業にも取り入れ、マイナス面がないか?効率的にはどうか?一定の成果が見いだせた。
今私が主に活動しているチームは、始めからフルボディハーネスを取り入れ、登高器/下降器のデバイスを使うSRTを実践しています。
これまでDdRTを主体とした、従来の組み立てで行っていた作業と、っていうかそれ以上の効率が望め、しかもセーフティになってます。

始めからフルボディハーネスを取り入れていたら、シットハーネスにこだわる理由が判らないみたい。色物のデバイスを根拠無しに取っ替え引っ替え使っても、ちっとも速く効率良くならない人が多い中、最初っからチェストクロールで登り、リグで降りてきます。
もちろん樹上ではMRTも使いますし、ワークポジショニングも色々なデバイスを試して自分の好みの物を使ってます。その方が有用であればMRTのまま降りてきたりもします。しかし一番大変な登りではクロール以外考えられないみたい。
もちろん整合性のあるコンポーネント以外では効果が見られない。
今まで使ってたデバイスより有効な物があれば、プラクティスして採用非採用を決める。自分なりに考え自分で答えを導き出す。そのくらいのことは約2年で出来るようになってます。もちろん完璧ではないですが、一歩づつ確実に進んでいます。進む環境を上司が作っています。そうじゃないと淘汰されるってことを理解しています。長く続けるためには重要なファクターだと信じています。
同時期にYouTube見て色々試してちっとも速く楽にならない人を横目で見て、確実に実力が付いています。そういうチームを見ていると私は嬉しい。

結論
レスキュー前提で、
1.アクセスライン
2.バックアップライン
フルボディハーネスで、 SRTを使い登高器で登り、下降器で降りる。
3.樹上では快適なデバイスを選び、MRTを使って従来のような作業を行う。
が最も早く効率的で適切と考えます。
*緊急時には直ちにレスキューシステムに変更する。

It is important to use properly compatible components within climbing and harness systems to facilitate safe work at height.
高所での安全な作業を容易にするために、クライミングおよびハーネスシステム内で適切に互換性のあるコンポーネントを使用することが重要です。
Good component compatibility reduces the risk of misconfiguration and complete or partial system failure.
コンポーネントの互換性があれば誤りやシステム全体または部分的な障害のリスクが軽減されます。

コレが如何に重要で、効率的で、疲れない、そして万一のレスキューにも対応する。
PPEか?そうじゃないか?なんて、一番見やすいトコに書いてあるよ。
そこを見ない人たちは、それこそ生きる資格がない。
非PPEで命を張ってください。

だいたいその少し安い道具選びって、自分の命を安くみてるだけだと思う。
自分の命ならいざ知らず、人に勧めるのだけ早めてくれ!

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