2011年2月14日月曜日

エゾモモンガ

この時期、日中気温が上がり夜に冷え込んで濃霧になり、翌朝は綺麗な氷の華を咲かせることが多いが、今年はず〜っと寒い日が続いたり、数日暖かい日が続いたり、寒暖を繰り返すことが少ないので、あまり樹氷を見る機会が少なかったが、土曜日は見事に林が真っ白になった。

ハリギリに残った花の跡に
びっしりと樹氷が付き
そのまま雪の結晶にようにも
花火のようにも見え
華やかでとても美しかった。



翌日は林がやけにザワついていて、カラやゲラが飛び回っている。
よく観るとポプラの枝先に白いぼんぼりの様なモノが...
エゾモモンガだった。
もうとっくに陽が上がったのに、モゾモゾ木の芽を喰っている。

あまり警戒していないのか、スノーシューでワシワシ歩いて
真下まで行ってもお構いなしにガツガツ喰っている。
ちょっと警戒して飛ぶところを見たかったのだが...
持っていた電話で子供たちに話すとすっ飛んで見に来た。
まあ、モモンガを日中にこんなにゆっくり見られることはあまり無いからね。

細い枝に伸び上がり
枝の上に立つように枝先を狙う。
すげぇリムウォークだぜ!
細枝をポキッと折って
ガツガツ喰っている。
喰い終わると...落とす。
ポプラの根元の雪の上に
折れた枝が刺さっている。



今まさに上の枝で喰い終わり
落とした枝をキャッチして、
よく観ると先の芽と葉痕の上の
脇芽の部分だけ喰っている。
ポプラも喰うんだねぇ。



この防風林はこの辺りだけ高い針葉樹に囲まれている。
今回初めて気がついたのだけど、不自然に小枝が多量に折れてたり、
トドマツやトウヒも同じように先だけ5cmほど落ちていることが多かった。
エゾリスは実をトウキビのように喰って落とすが、
この先っちょだけバラ撒いていたのはエゾモモンガだったのか。


え〜っと、巣はどうかな?っと
様子を見に行くと、
穴からゴソッと毛玉が出てきた。
もう一匹は巣の掃除中だった。
面白いからしばらく見てると、
こんな至近距離でも
顔を出したり引っ込めたり。
そうしているうちに、
さっきのリムウォーカーが戻ってきて
ニュルっと滑り込んでいった。

いや〜!しかし、かわいいねぇ。


4 件のコメント:

さとらー さんのコメント...

へえ〜!!驚きです。警戒心すごくありそうですけどね。めんこいですね〜。

satoc さんのコメント...

警戒心強そうなんですけどね。以前木に登ってたときは向こうから寄ってきましたし、意外に平気なのかも。1時間以上見てましたよ〜。飛ぶところを見たかったけどコッチが寒くて諦めました。
見つけるコツをいくつか知ると、割と簡単に探せます。

山口宇玄 さんのコメント...

はじめまして、宇玄です。
むっちゃかわいいっすね。ももんが。
色が白っぽい灰色なのは冬毛だからなのかな。

satoc さんのコメント...

こんにちは。山口宇玄様。
モモンガの愛らしさといったら、それは感動モンです。寄生虫のことを考えなかったら素手でいじくり回したいです。それからヤツらは夏になると若干茶色が入りますが、基本的に灰白色系ですね。
ところでレベルが違いすぎてROMばかりですが、ロープアクセス技術の広場をいつも拝見させてもらっています。いろいろ鵜呑みにするばかりではなく、試験でデータを比較検証する大切さを思い知らされており、自分の安全の根拠が揺らぎます。