2020年5月28日木曜日

初夏の草原


夏鳥達が増えてきたので
今日は河原の草原に出向いた。
ノビタキやホオアカやアオジが元気よく
枝や草の高い所でさえずっている。

一方草むらでまだハッキリしない地味な
鳴き声が聞こえる。見えない。
オオヨシキリやエゾセンニュウやコヨシキリも
短いセンテンスでゲッとかジェとか
まだ長くさえずらず、アイドリング状態。
奴らは上手に鳴けるようになってから
高い目立つ所で、ドウだって勢い良く
鳴き始めるが、まだそういう状態にない。

オオジュリンも下の薮で練習していた。


ジッジッっと地味な鳴き声に誘われて
探していると、バフ色した脚の長いヤツが
尾を上下に盛んに動かして、
キョロキョロしている。

顔を見ると、眉班と顎線は白く眼先は黒い。
たぶんノゴマのメスだろう?
キョロキョロしながら尾を振っていると
出てきました オス!


コトには及ばなかったけど、
直ぐそばにやってきて
警戒している。
コイツの紅は、彩度が高くキラキラして
目を見張るアカが素敵。
何か邪魔するの悪いから退散。

去年同じ場所で、かわいい3羽の幼鳥を
見た所だから、今年も頑張ってね。

歩いているとのっそり
ニョロっと薮からシマヘビ

しばらく日光浴してたが
コッチに気づいて逃げる
でもまだ体温が上がってなくて
停まっちゃったので
じっくり観察させてもらった。

目の前にいきなり飛び出してきた
コサメビタキ。
コイツはあまり警戒しないので
じっくり観られた。
湧いてきた小虫をフライングゲット!
停まっている枝をサッと飛び立ち
ホバリングしながらクイックに捕まえ
また同じ所に戻って停まる。

コイツのアイリングは後に尾を引いてる
感じでカッコいいぜ!


いきなり薮からコヨシキリが飛び出して
ヨシの枯れ草の高い所に停まって
勢い良く長いセンテンスで鳴き出した。

さっきは朝早くって、
まだ身体が暖まってなかったからなのか?
アイドリング状態が整ったからか?
イイ感じに唱い出した。
草原のジャズシンガーとは良く言ったものだ

初夏の草原にはコイツがふさわしい。

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