2019年6月19日水曜日

札幌大通公園でツリーイング!



かれこれ15年程前に
何時かはココでツリーイングが
出来ればイイなぁって思ってた
念願の場所で木登りが出来た!
札幌大通公園の大ケヤキ
これは下見の時の4月の写真。
奥に薄らテレビ塔が見える。


当日はあいにくの小雨まじり。
長年の夢の場所だったんで、
そんなの関係ねぇ。

大きく広がった枝振りで
見た目、思ったよりも高い。
チーフはベストポジションに
リーダーラインを架けて
SRSで登って行く。


クライマーがSRSで次々に登って、
あっと言う間に16本のセッティング。
高い所で16m程の眺めの良いセット。
今回は1つの枝にリングセイバーを使って
ディアルでロープを垂らす。
親子で登って、親子で楽しんでもらい
そして一番の目的は、お父さんお母さんに
スリップノットのサポートをしてもらう。
そうすればコミュニケーションも有効だし
高い位置に対して、あーだこーだ言わずに
不意の落下対策が出来る、
素晴らしいアイデア!


そして新たな試み、
最初の危険回避と木の話を
フリップ芸で説明する。
コレ、グッと距離を縮めて
みんな聞き入ってくれるんで
なかなか良い考えだった。
ケヤキの特徴やココの歴史や
登り方のポジションまで
一発で伝えられる。


札幌中心部のビル群の中
眺めの良い人通りの多い場所で
みんな次々に登っていく。
そして今回は、ホント贅沢に
1回2時間たっぷりの体験。
登っては降りて登るを繰り返し
それでも時間を持て余さない。
ソコはそれイントラの手腕だな


ディアルで2本ロープを垂らすことで、
おっかなびっくり登る子供たちも
親と一緒なんで、どことなく安心する。
最初のサポートを親にやってもらい
その間にスリップノットも理解できて、
子供たちは次々に違うロープにトライ。
一度覚えたらもう
スリップノットの心配はなく
ちゃんと出来ている。
自分の危険回避は自分でヤラなきゃ
ダメだよね〜


ハンモックに入ったり、
枝に座ったり、ダブルクロッチだったり、
今回はスタッフもいっぱい居たので
てっぺんに常時レスキュアーが居て
いろんなサポートを行う。
のんびりたっぷり2時間だけど、
時間を持て余すことなく、
終わってからも「もっとやりたい」って
言われた時には嬉しかったなぁ。


何やら楽しそうなコトやってるぞって感じで
通行人も興味津々。
さすがに場所柄、観光客や通り縋りが多く、
ちょっとのんびり公園に行こうっていう
方々は居なかったんで、
飛び入り参加の人は少なかったが、
ココでこんなことが出来るっていう
良い宣伝にはなったかな?
あと、天候も今イチだったし
北海道神宮例大祭だったんで
それほど引き合いはなかった。
でもソレが伸び伸びできた要因でもある。


ツリーイングは樹や森に触れてもらうために
森の入口まで手を引いてあげるだけ。
後は自分のアイデア次第で楽しみ方も
目的も千差万別。
今回も一緒に登った子供に
ケヤキの虫コブや鋸歯縁の話をしたら
目を輝かせ面白がる子が居た。

早さや高さや回数を競うのも悪くないが
数字に置き換えられるデータで、
他人と比較して自分の位置を確かめる
イメージ欠乏の単細胞には判んないだろな。
それぞれで良いんだよ。


イベント終わりに直ちに問題は無いが
気になっていた枯れ枝を降ろすことになり、
セットを流用して枝おろしをやった。
難しく考えないで、出来るだけシンプルに
重力・力・方向を巧みに利用しての
リギングセット。
重力を利用し下げながら、ツルが外れたら
カッターから離れて行く方向で、
動荷重にならず、危険が少なく、
チームがシステムを共有し万事巧く、
スゲェ。


色々初めての事も、
理想的な方法のトライも、
なあなあにならない緊張感も、
イイ感じで完結できました
今回は私は、至極満足!
でもこんな感じだと、
儲からないなぁ。
今後のヤリ方に期待しよう。

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