2014年2月6日木曜日

白いエゾリス



もう二度と会えないだろうと
思っていたアルビノエゾリスに
再び出会ってしまった。
2009年4月に神社で見てから
もうすぐ5年になる。
過ぎ去る後ろ姿を一瞬見ると
ウサギにしか見えないけど、
サササッと木に登って行った。




慌てて針葉樹の中に姿を消しまい
コッチも何も気にせずワシワシ
歩いていたので警戒されたよう。
ああ、逃げてしまった残念。
でも、二度は無いと思っていた
出会いにちょっと感動していた。

まあそう思いながら、ゆっくりと
先を目指していると、
白樺に絡んだコクワのモサの中に
ジッとしているヤツを再び見た。




絡んだコクワには雪の固まりが
ゴロゴロと着いていて
明らかにその固まりに擬態していた。
割りと近づいても「僕は雪だよ」
とばかり、動く気配がない。

普段だと威嚇してくる距離まで
近づいても、一向に動こうとしない。
でもモサの中に居るから
よく見えないんだよなぁ。

写真がヘタクソで上手く撮れていないが、双眼鏡で覗くと赤い目をしている。





おそらく生きるためには
都合が悪いであろう白い姿も、雪の中だと逆に
都合が良いのかもしれない。
普段樹上を移動するエゾリスだけど
彼の足跡は焦る風でもなく等間隔に付いた
トラックで延々と雪上を移動しているようだ。
あまり威圧しても申し訳ないので
早々に退散した。
5年前と同じ個体なら
強かな生命力に感激するし、
そうじゃなく別な個体なら、
アルビノは案外居るのかもしれない。



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