2014年2月25日火曜日

タランボの枯れ跡



今まであまり注意して観ていなかったけど、
タラノキの枯れ木の枝分かれした箇所が
何かもの凄くカッコいいことに気がついた。

タランボはパイオニア樹種で
下草刈りが入ったり林が明るくなると
ここぞとばかり一気に生長して
一面タランボ林になるが、
割りと枯れてしまうことも多い。
そして普通あまり枝分かれせず
真っ直ぐにボッコになるけど、
トップの芽がヤラレると
脇目が生長することも多い。




短いけど強烈なトゲに触るととても痛い。
ウェアが引っかかったり、
スノーシューで雪の下のヤツを踏むと
厄介なトラップになる。

でも枯れて樹皮が剥けると
ツルンとした肌が出てくる。

そして、枝分かれしたところをよく見ると
これからミゾというか、
あのカッチョイイ形が出てきそうな
雰囲気になっている。




タランボの葉痕を観ると
V字にプチプチと維管束痕が並んだ
面白い形で、何となく枯れ跡の雰囲気がある。

その維管束が枯れ残りあの形状になるのか?
枯れた跡、しばらくして痩せてくると
いよいよ、あの形が登場する。




中世の甲冑のアゴの部分のような、
キッスのジーンシモンズのブーツのような
何とも形容しがたい不思議な形だ。

こんな形が隠されてたなんて
どうして今まで気がつかなかったんだろう?


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