いつもお世話になっているクラブの新年会で三笠に行った。艇庫の除雪、宴会、テレマークで盛り上がる中、今年も幾春別川に登りに行った。
クランクに川が曲がっている崖の上から水面を目指して刻んで懸垂下降しようと計画していたが、結果できなかった。
崖の縁までスノーシューで行き雪庇を踏み抜いて落ちないよう夏の間に確認しておいたポイントから目標のアンカーを狙うが、連日の降雪で枝の上に貯まった雪が予想以上に多く硬くパウチが通らない。数回やっていると手前の枯れ枝にみごとに挟まり残置。
しようがないから手前の枝からアプローチしてパウチ回収後、樹上からアンカーを狙うことにした。
枯れ枝の根元まで行って周囲の枝を使いランヤードやモンキーテイルでいろいろ工夫するが、挟まったパウチまで届かない。
枝上の積もった雪を払うというか
掘ると震動で頭上にも多量の雪が
落ちできて息ができなくなったり、
もう大丈夫と乗っかると
そこは枝じゃなく
雪を踏み抜いたりして
一筋縄ではいかない。
[枝に積もった多量の雪]
生きてる枝はまだしも、高さ3m太さ40cm程の垂直に立った枯れ枝は滑って登れずスパーが必要な感じ。結局枯れ枝自体にデイジーでアンカーを取りバックアップしながら登って捕る。
いいポジションなので
そこから投げるもアンカーの上の
締まった雪にスポッとはまるが
向こうに抜けてくれない。ふう。
[アンカーを通らないパウチの痕]
枯れ枝にリディレクトっと思ったが、垂直方向の荷重ならまだしもさすがにそれは危険を感じ、目標のアンカーまで届かずタイムアップ。諦めた。
崖の駈け上がりは正確ではないが
斜度50º高さ25mくらい。
自分で落とした枝上の雪が
雪崩状に斜面を転がっている。
川面まで行くために3本の木を
掛け替えなければならないのが
解った。
いつかリベンジするゾー!
[川が見える体感30mの斜面]
最近は敢えてトラブルを起こしそれを安全にリカバリーすることに快感を覚えてしまったので、そこが楽しかったりする。
悪い条件でのスローの練習や行けない
ポジションにどうアプローチするかが
テーマになっている。
フカフカの雪の中気持ちいいしね。
でも端から見てると、
この人何やってんの?って感じで
ジタバタしているようにしか
見えないだろうけど。
[崖の上から見るとそうでもないのだが]
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