2010年5月24日月曜日

アースデイEZOでツリーイング

日曜日は円山動物園で行う「アースデイEZO」でのツリーイング体験会。
オランウータンの横で木に登ろうという面白い企画。
天候にも恵まれ、ニンゲンにとってはあずましい一日を過ごせた。

円山のオランウータンはもうすぐ赤ちゃんが生まれる時期で
何か微妙に気を使わなきゃと思っていたが、
そんなことお構いなしという喧噪で、気の毒になってしまった。
もうちょっと静かに彼らのことを考える気持ちを伝えたかったが。



木登りしている様子を          数多くの子供たちが
うかがっているよう。          体験してくれた。

動物園のほぼ中央の一等地で胸高直径1mほどのハルニレ。
花はほぼ終わり、まだ青いがもう実になっているところもある。
初々しい明るいトーンの新緑が眩しい。
それほど高くはないが、枝振りも良く、元気の良い木。
今回はレスキューライン含め12本掛けた。



今回うまくいった企画。
看板に葉のない木が描いて、葉の形に切り抜いた紙を使って
みんなの気持ちを書いて張り、元気な木にしてみよう!
というメッセージボードを作り子供たちが書いて張ってくれた。
すばらしい、元気の良い、宝物のような木の画になった。



今回は自分以外に4人のクライマーに手伝ってもらい、
忙しかったけど、充実した楽しい時を過ごせたと思う。
みんなありがとう!!

木登りって子供が良くやるものだけど、
ツリーイングは本当はオトナにやってもらいたい。
凝り固まった頭を解き放って欲しい。

ガッカリなのは「おとーさん、これやりたい!」って
同じアースデイの取組をしている人の子供が来て木登りしたがっているのに
「だめ、ここは子供相手なのにお金がかかるんだよ」って言って
無理矢理子供を連れ去ったのを見てしまった。

正直言って子供にとって魅力のない、説明臭い、
しかもオトナたちの自己満足に近いエコとか低環境負荷とか言っても
それじゃ子供には伝わらないだろう!
というコトをやっている団体だったので、やっぱりなっという印象。

第一子供相手だから無料とか安価という理由がわからない。
「木に登る」ということと、「木に登って感じられる感覚」を
脳みそでごっちゃにしちゃっている。残念!
高い!と思うオトナはしょうがないとしても、
自身の狭っ苦しい脳みその中に子供を引きずり込むな!と言いたい。

アースデイの打ち合わせやその時配られるレジュメにも疑問がある。
再三にわたり何度も同じコピーが配られたり、
誘導経路に人が立っているなら、そのプリントアウトしたものを
各団体に何度も配る必要が何処にある。

面白くなく伝わらないボランティアって誰のためのものなの?
考えることばっかりで、感じることのできないコトを
子供に伝えるなんて不可能だと思うのだが....

子供はオトナが喜ぶコタエをいくつか持っていて
上手にソレを使う。オトナはソレを鵜呑みにして
あー私はなんてスバラシイことをしてるんだっと満足する。

アースデイ。いろいろ考えさせられました。

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