2019年9月17日火曜日

マッドロックのセーフガード


リードクライミングの
ビレイ器として定評があった
「ライフガード」のバネ無し版
スプリングレスだから
滑らずクッと効く。

Lifeguardは赤、
Safeguardは黒の方。
コレ間違うとマズい。
そして、
このサイズ感ヤバい。

ビレイ器のライフガードは、
バネでカムが開いた状態を
維持するんで、
万一の墜落で滑り出して
エネルギー吸収するんだけど、
セーフガードは
スプリングレスなんで、
常にオンになって
ロープを制動する。


いわゆる、グ◯グリとグ◯ヨン
の関係と一緒ですね。
ロープの流れがスムーズで、
ワークポジショニング
としては気持ちがイイ。
(大昔シャーって出る
ポジショナーはコワイって
グ◯ヨン使ってたけど、
あのうっとうしい
ホールド感が無い!)


ロープレンジが8.9〜11mmなんで、これは使い所が限定される...って頭の固い事を考えていたんだけど.....
通常ワーキポジショニングとしては、クライミングラインと同等のローストレッチロープっていう固定観念があった。でもライフセーフティロープとしての性能規格に準拠していれば別に1/2"じゃなくたって良いじゃん。オーシャン10mmとかANZI Z133だしね。パラダイムシフトだね。最近では高分子量のポリエステルやアラミド系の強靭な細いロープも増えてきたし、こういうデバイスがあれば、ちゃんとシフトチェンジして、軽くて細くてコンパクトで、しかも強度があって携行しやすいロープを長めに持った方が色々使えるんでないかい?

でも製品マニュアルには、何も書いてないんだな。マニュアルにEN15151-1登山用手動制動装置の表記はあるものの、これはライフガード用のマニュアルの流用だからか?ウェブページにはEN15151-1の認証は無い。そもそもバネ無しなんでガツンと効くからセーフガードはこの認証を受けられないと思う。

一部の商品を扱ってるページにも「ロッククライミング用ビレイディバイス」ってセーフガードを売ってたりする。ビレイデバイスとしては赤いライフガードの方がイイからね。そして確かに11mmまでOKだけど、エールのブレイズ(11mmっても7/16"は11mm以上だし)なんかセットしてたら、使い難いだろうな。おそらく使って感触をみてないから、カタログデータだけで写真撮って載せてるのだろう。ちゃんとしてるページにはアーボリスト・リガー・ロープアクセスなどの特殊用途に最適だけど、リードクライミングには適してないよ。そのためには赤いライフガードよ!って説明している所もある。

判りづらいけど、赤のライフガードは登山用で8.9〜11mmで、黒のセーフガードは登山用で8.9〜11mm、でも救助やリギング用には8.1〜11mmって表記がある。本体には8.9〜11mmって表示してるけど、ビレイじゃなく吊る場合は8.1〜11mmという事だ。こういう事ちゃんと表記して欲しいものですね。
しかし「1人用で救助やリギングで使える」って書いてあっても、EN341やEN358やEN795の認証が無いから、for rescue and rigging work.ってどこまでどのように使って良いものなのか?かなり限定されるシーンだと思うが、、、でもこれ根拠は無いけどワークポジショニングとしてなら良い感じがする。(あくまで自己責任よ)


つうわけで私は、
アラミド/ポリエステルロープ
10mmを10mと、
キャプティブカラビナ
との組み合わせで、
ワークポジショニング
ランヤードと併用して、
食い足りない距離の移動に、
ちょい登りちょい移動
ちょい下降用として、
採用!超コンパクトだしね。

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