2014年3月24日月曜日

エゾモモンガ



この時期は雪が溶けるにつれ
積み重なった落とし物が現れる。
猟の跡、食痕などは同じ辺りが多く
猛禽がダイニングにしている場所。
営巣の跡などは生き物がいた証拠。
雪があって入りやすい時期に
色々と目星をつけておくと
後々出会える機会が増える。




久々に会えました。エゾモモンガ。

最近、防風林の真ん中でバズーカのごとき
長玉を構え、椅子やテントまで持ち込んで、
ガヤガヤと蠢いている輩が来ている。
長時間居座るもんだから、そこを避けて、
違う方を向いて歩くようにしていた。

先日そんな連中が来ていなかったので
いつもの方向に歩いていると
彼らが狙っている穴の近くに居ました。



そんなとこに居ると思っていないから
ワシワシ歩いていて、ハッと気がつくと
特に警戒する様子もなく、
目の高さで5mほどの距離のハリギリの節に
チョコンと座ってこっちを見ている。

枝に座って、目をつぶり、
ウトウトしている姿はキャワイイなぁ。



陽が高い日中に、穴から出てきて
小便をする瞬間を狙っているらしい。
あわよくば、交尾をする所を撮りたい
って言っていたが、
それなら、一カ所でド~ンと構えずに
いろんな所で習性を見つけた方が
機会もあると思う。

早々に退散して、また別のポイントへ移動。



この防風林は長い帯になって
森から川へと続いている。
エサを探して動き回る生き物たちは、
ギュッと凝縮されるようだ。
季節で大きく移動する鳥や、
殆ど定着しているほ乳類も居る。
もしここが大きく分断されたり、
移動しにくい状況が生まれたら、
いつも移動しているヤツらは
来た方に引き返してしまうだろうに。


雑誌やネットの一般的な情報ではなく
この場所の、この季節の、ここの生き物の特徴を見つければ、
そんなに大変なことじゃないのに。

芸能人が来るお店を調べて出待ちするグルーピーの如く、
交尾を狙って写真を撮るなんざ下衆なパパラッチのようけどなぁ。


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