2014年11月11日火曜日

PINTOプーリー


大好きなプーリー。
ヌメッとしたエッジが丸みを帯びた
素敵なフォルムが魅了する。
このプーリーの大きな特徴でもある
プーリー下のコネクションですが
スリングやコード・カラビナ等
いろんなものがアタッチできるスグレモノ。
倍力を組んだりするのにとても有効。



そこで先日ここにリボルバーを入れて
自己のミニマムレスキューシステムに
しようと思い試験してみました。

しか~し、PINTO Rig PL120には
スクリューリボルバーが入らな~い!
というか回らな~い!
リボルバーのプーリー部分が
下を向かないことには意味な~い
もちろんオートロックも入らな~い!



DMMはいろんなものがユニバーサル的な姿勢でプロダクトされているからもちろん入ると思っていた。
先日KEMの方に会う機会があり、その時聞いてみましたが、「あれ?入らないんだっけ?」って担当者も不思議がっていました。
その後にも何人かにこの話をしましたが、皆「あれ?」ってなってました。
そしてAHSで担当の方に言ってみてたら「Nice Idea!」っていわれて、嬉しくなって思わずワイヤーゲートのリボルバーを買ってしまいました。

ふっふっふっ、これでランヤードになったりサブシステムになったり、緊急時にはミニマムのレスキューシステムにもなるアレを構成できると、ほくそ笑んでいたんですが、、、

しか~し、
帰ってきていろいろやってるうちにアルことに気がついてしまった。
ど~して今までやってみなかったんだろう?無知な思い込みがそうさせていたのだろうけど、また、バカの壁だった。


PINTO Rig PL120には入らない
スクリューのリボルバーも
PINTO Pulley PL110には入る!!

双方とも共通のMBS/50kNで、
大きさ,重さ,ロープ径が違うのだが
小さい方にのみ入るワケで、、、



でも、怪我の功名と言うか
アンなことも、コンなことも
更に高倍力にできたり
ワイヤーゲートのリボルバーなら
ヒッチクライマープーリーにも
使えることも判り、
これは工夫次第でカナリ
メリットがあるシステムになる。
ということを認識した。
もちろん、デメリットもあるから
安易にマネしないようにネ。





メーカーは優れたモノのメリットを大きく打ち出す。もちろん条件やデメリットも正確に伝える責任があり、ちゃんと書いてアルにはあるのだが、なかなかそれが前面に打ち出されることが無い、というかメーカーとしてメリットが無いことをわざわざ大きく表示したりはしない。
一方それを使用する人(私も含めて)は自分にとってのメリットを大きく賞賛したりする。でもそこには使用環境や条件が存在し、現実的にソレを正確に伝える技はなかなか無いので、蔑ろになったりする。自分では取扱説明書はしっかりとジックリと読んで納得済みだから問題ない。
プロダクトに敬意を持たず経緯を無視して、意匠をパクって真似をするのは論外だが(そいうい人も沢山居るね)いろいろ鵜呑みされても、それは基本的にOwn Riskだから、根拠が自分の中に存在するのであれば、それ自体は問題ないと思っている。
例えばお店で一般的じゃないモノが急に売れる現象がある。私は臆病者で懐疑的なので、すぐ飛びつくような行動力も財力も持ち合わせていないけど、メリットもデメリットも含めて、根拠はみんな自分で考えているのかなぁと、疑問に思ったりする。




余談ですが、ピントプーリーって
Pulley I Need To Own.
の略だったそうな。




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