2013年5月29日水曜日

野鳥の声

グレーの世界から、初々しい色彩があふれ眩しくなり、気持ちが高揚してくるが、それと同じくらいジッとしていられないのが「音」。それも鳥達の声には吸い寄せられる。
まだ鳥見を始めたばかりの頃「ボイスオブホッカイドウ」というカセットテープの野鳥の声シリーズを一日中聴いていた。最初は双眼鏡でもなかなか探せないし、とっかかりとして「声」を知ることが一番だった。
とりあえず環境と声を手がかりに探して、図鑑で確認する日々だった。自分なりのキキナシで記憶した声を野で聞いて、方向や高さを決めて探すと、意外な程発見できるようになった。
だから声を聴くとジッとしていられない。


アカハラ
この辺りでは今頃から
お馴染みの美声の持ち主。
朝夕にイイ声を聴かせてくれる。
最後の金属音のような音が不思議で
たまらない。


キビタキ
こいつも初夏に現れて
夏の間イイ声を聴かせてくれる。
澄んだ良く通る声を聴くと
じっとしていられない。


ノビタキとホオアカ
初夏から晩秋までお馴染みになる
この辺りでは一番長く見られる鳥。
両方とも和み系の美声の持ち主。
この声を聞くと
風と日光を感じさせる。


オオルリ
まだ近所をうろついている。
今年はどうした訳か
あちこちの街近くで見られている。
青くてイイ声でキャッチーな
カッコいい鳥。


ヤブサメ
そのなの通り藪の中を動くので
なかなか姿を拝めない。
シシシシッという声を聴くと
どうしても笹の動きを見て
追いかけたくなる。


ルリビタキ
これはメスだから鳴かないけど
この背中から尾にかけての
バフ色からブルーの微妙な
絵の具では再現できない
グラデーションが何とも美しい。


コサメビタキ
ちょこまか激しく動き
なかなかじっくり見られない。
美しいメロディは無いが
声を聞くと何故か探してしまう
好きな声。
バランス的に目の大きい感じが
愛らしい雰囲気を醸している。

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