鳥が観たいから連れてけ!と古い友達が突然やってきた。今まで興味なかったと思うのだが、天気もいいし近所をプラプラするならまあよしとして、連れ立ってもうすっかり冬の様相の防風林を歩くことになった。
原始林や鉄道林や河畔林がすぐそばにある良い所に住んでいるのに、わざわざこんな防風林に来なくても良いようなものだけど、とらえどころを知らなかったり、最初の一歩を踏み出しても思うように行かなかったようだ。倍率が高い方がよく見えるだろうとばかり手に入れたらしい、25倍もある接眼の小さな暗くてごっつい双眼鏡ではなかなか鳥は探せないと思う。そして脳が理解しやすい8倍の双眼鏡を貸すと、わぁ~見やすい!って当たり前なのだけど、それにしてもまず探せるものじゃないし、いろいろ教えてると、面倒クセーな!って、良く話を聞くとクマゲラが観たいということらしい。だいたいヒョイと現れて、そうおいそれと観れるものじゃない。まあ短絡的に自分にもできると思っている所がそうもいかないと、周りのセイにしやがる。そんなんなら動物園か博物館にでも行けば良いのに。
自分が見やすい位置に立ち、さあ来い!ここに止まりやがれ!とばかり観ようとしてもそんなに都合よく行く訳がない。人工的に楽しませ、疑似体験ができるどこぞのテーマパークとは訳が違う。第一相手が自然なのだから「自分の都合で巧くいくはずがない」ということも判ってない。
クライアントの目的が一番だろ。鳥の気持ちになってみろ。観察し、立ち位置を考え、欲をむき出さず邪魔しないスタンスを常に意識して、その上で自分が果たす役割を考えてみろ。っと、お互い人間の欲を形にする仕事をしてきたコトもあり、順応も早く次第に見えてきました。
じっくり3時間ほどふらついて、
メジロ・キクイタダキ・ノスリ
シジュウカラ・モズ・キバシリ
エナガ・ヒガラ・アトリ
ベニマシコ・シメ・ゴジュウカラ
ヒヨドリ・アカゲラ・ハシブトガラ
ヤマゲラ・コゲラ・オオタカ
この他にもハシボソカラス・カケス・
ヤマガラ・ツグミ・カワラヒワ・
ハクセキレイを見られた。
この時期にしては良く観られ
結構面白がってくれたが、
目的のクマゲラは姿を現さず、
残念な感じで家に戻ると、
家の前のポプラに飛んできた。
最初からここで見ていれば
みたいなことを言ったが、
まあそんなものでしょう。
ホストとなると、どうしても楽しませてあげたくなり、必要以上におせっかいや要らないアピールをしたりするが、ガイド役が楽しみながら、適当にプラプラする方が結果良いものになるのかもしれない。
1 件のコメント:
うん、ブラブラだ!
ひっくり返すと、ラブラブで、
「なんとかかんとか」は「brabrabra」だ!
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