2012年1月7日土曜日

ダブルシトカループウィズアバイトバイループ

まあまあ方々から反響があったので、ビッグショットのエンドアンカーに使う
ダブルシトカループウィズアバイトバイループのロジックを説明します。
アンカーとプルージックを同時に作ることで、荷重が抜けにくく
引き戻されにくいノットになります。

が、逆に耐えず荷重が
抜けないコトが
条件になります。

あと、シノニムsynonym
かも知れないんで、
その辺判る方はご教授ください。


ブーリンはさすが king of Knot と呼ばれる結びですねぇ。
以前にアメリカでロープ変態どもが集まると、
ユーのフェイバリットノットは何だい?なんて問われることがあるらしい。
初めてその話しを聞いたときは、意味が分からなかった。
これで変態どもに会ったら、マイフェイバリットノットを紹介できるようになる。
ブーリンは単純な組み合わせなのでバリエーションも豊富に出来ます。
本当の王様は独裁じゃなく、民の思考に寛容なのでしょう。

以前、ブーリンなんて古くさいノットはアルパインでは使わない。
なんて言われたことがある。
まねで使うから事故が起きるんでないかい?って思う。
使い方のセオリーもロジックも理解しないで、TDSもしないで
リング荷重は解けやすいという盲目的情報を鵜呑みにして、
それを検証もせず、はなっから否定するのはどうかと思う。
結びやすく解けやすいことがノットの条件だし、
再現性がないことには仕事にはならない。
グランドのコトが判らないクライマーは、無茶苦茶な結びで固定するから
荷重が載った後の結びを解く苦労を理解できない。
だから自分の条件を棚に上げてブーリンを使わないなんて
もったいない話しだ。話が逸れた....

まず、ブーリンとエスキモーブーリンを比較します。
ベロがかかるところが違います。
エスキモーブーリンはシトカループなんて呼び方もあり、
僕の好きなイヌイット達が使っていたノットのようです。
アーボリストブロックを地上から設置する時にループが開くように
オンコイルにする場合にお馴染みだと思います。

ロジックの説明なので、メソッドは別です。
その後、末端をリング側にリトレースしてヨセミテタイオフ状態にします。
ある程度出来るコトが条件にしてるので、
この画像は飛ばして、敢えて判りにくくしてます。

リトレースした末端をバイトにして戻し、リング巻を三重にして回して、
リング側も三重になるよう戻します。

出てきた末端の長さを調節して、
ノットがプルに重ならないよう
ダブルフィッシャマンズ
ノットで結着し完成。
一番上の画像になります。


何mmのプルージックを何重にするか?とかマイロンやバイトの長さとかで、
必要なサイズは変わってくるし、ベストな長さは自分で決めてください。
重なりが多重になるし、常に荷重することが条件なので、
ドレッシングをいい加減にすると効かないしズレることになります。
ドレッシングは...美しく何処にもストレスを感じないようします。
ソレをやっちゃうと、いろいろと問題が出てきそうなのでやめます。

連打するときは問題ありませんが、収納し荷重が抜けると
ドレスが崩れやすいので、毎回TDSをチェックします。

At own your riskでお願いしますねぇ〜。

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