2013年1月16日水曜日

ユル~イ木工


丸ノミと南京ガンナを手に入れ、
足踏みロクロと削り馬を作り
いよいよ本格的に遊べる
グリーンウッドワーク。


何処か眺めの良い原っぱとかで
シュッシュしたいから携行性を考え、
分解フォールディング仕様の道具。
材料も家に余ってた2X4とかでOK。


足踏みロクロと削り馬は、
いろいろ調べ、判らないところは、
先日の体験でクリアになり、
良く言えば汎用性が高く、
本当はアバウトに、プロトを作り
これから不具合を調整していく。
まあのんびりゆっくり。


分解式なので、その場に併せて
木の枝やスローラインを使って
糸のテンションを変えられる。
家の中でやる時は、
ロープを柱に結び、
片側をジャンプコードでOKだった。


いろいろ課題は見つかったものの、
最初にしてはベリーグッドな感じ。
指輪とスプーンと木槌。
これからいろいろ道具も作っていける。
遊ぶことばかり考えているなぁ。

木に登って枝を切ったりする時、故損木は手を入れた方が良いと思うけど、人間の都合だけで生きている木を切るのは実に忍びない。
切り口から涙を流しているようだ。
まあ勝手な個人的感想だけど、何だかなぁっと、ちょっと鬱々しているときに出会ったグリーンウッドワーク。
何でもカタカナにすればいいってもんじゃないが、ようは生木を加工する木工だ。
始めはアーボリスト系からイギリスのロビンウッドという人を知り、よく知ると日本でも木地という文化があり、山から山へ渡り歩き、炭を焼いたりお椀を彫ったり。(知らなかった)
木工クラフトや椅子作りなんかも興味があったけど、今まで「生木で木工すると割れる!」と誰かに言われたか、ただそう思い込んでいただけで、乾燥の速度の違いから割れを生じるということすら知らずにいた。ここにもあったバカの壁。

そして、機会を得その体験をして、その魅力に取り付かれた。
これなら大型の工業機械も高価な乾燥材も必要ない。高速で刃物を回転させずに、生木を回転させて、刃物をしっかり握る。自分の身の丈にあったユル~イ木工だ。しかも生木を削るコトは大根の皮を剥くようで、実に気持ちがいい。
生の木は刃物を当てるとその水分が瞬間に蒸発して水蒸気になり、煙がでる。シュッシュッシュッと削れていくカスまで気持ちがいい。


木を中心に、
登ったり、切ったり、加工したり
デザインという切り口で
いろいろ繋がった感じで
ワクワクしている。

4 件のコメント:

コウダ さんのコメント...

これは面白そうだな!

ジェネシスワン さんのコメント...

面白いですね。
木工は昔っから好きで、ウッドターナー買いたいなーと思っていた矢先にsatocさんの記事を読んで、「これだ!」と思いました。早速作ろうと画策しています。
自分の目指しているのはナイフ一本(といっても剣鉈ですが)での木工なんです。アメリカ先住民族やミクロネシアンみたいに。
今は、電動工具使いまくりですけど(笑

satoc さんのコメント...

生木が削れていく感覚が実に気持ちいいです。最初に構想はありますが、木のクセを見て場当たりで修正していくユルさが章に合ってます。
腕のストロークで削るナタとはちょっと違い、指先のちまちました細工といった感じですね。あまり刃物を動かさないので子供でも形作れる楽しさかな。

satoc さんのコメント...

コウダへ。
これはハマるよ〜。楽しいぜ!
明日そっちに行くのでよろしく。