この位置のこの高さでアンカーが欲しいって時に、リングセイバーの幹の二重巻きがとっても好き!そしてこの時は、3ストランドのツリーマスターで作ったヤツがとても良い。
かなり使い込んでグレージングしてるし、
リングもカチカチ当たるけど、
コイツはスチールリングだから許してやる。
3ストランドのベースにテネックステックの
プルージックは食い込みも良く、
更にずれ難い。
ソレを二重で巻いてしかも巻き殺したら
もう信頼を置ける耐荷重アンカーになる。
真下に荷重しても、まあズレ無いね。
対象の樹種に寄るけど、
スズカケとかツルツルの樹皮以外なら
殆ど何でも使える。
でも小ちゃいリングのプルージックはもう変え時だな。
機器の適合性と中間検査を続けていれば古くなっても信頼出来る相棒だ。
まあ幹の途中だから、下からセット出来ないけど、上に行ってからちょっとここで、身体が持ってかれるのを防ぐため一時的にアンカーを作りたいけど股じゃないとか、リディレクトかけたいなとか、どうしよう?って時にスッゲェ頼りになるリングセイバー。
普通の耐荷重アンカーに使うのはもちろん、長さ調節できるリングセイバーは、ランヤードにもなるし、予めのリディレクトやブランチウォークのためのセカンダリアンカーにも出来るし、汎用性の高い機器なんで、登る前に腰に下げる事が多い。
何かに使えるとか、喰い足りない部分を補うとか、私の場合そういうモノは汎用性の高さが最も重要。
普通にロープ通す場合もあるけど、例えばスリングでの一時的アンカーって、バスケットにする/チョークする色々あるけど、ソレは時と場合に寄ってくると思う。
もちろん安定したポジションで一瞬の確保ならチョークで充分だけど、風があるから枝が思ったより揺れるとか、身体の向う方向が逆鞘になるから弱まるとか、ここでガツンと落ちたらどの位のエネルギーになるんだろうとか、色々考えちゃう。
だから多くはバスケットにするんだけど、逆に径が合わないとか、樹皮が滑りやすいんで
滑るかもしれないとか、落とす対象の反動で緩んで位置が変わるかもしれないとか、カラビナがスリーポイントロードになって気持ち悪いとか、そういう時には二重巻きにして小ちゃいリギングプレートで固める事が多い。
そうするとカラビナ3枚とリギングプレートが必要になるから、ちょっと無駄が多い。
マッチスリングが有れば、迷わずソレを持って行くけど1個しかないし、何とかなるでしょ!って適当にスリングを長さ違いで持って登るくらいなら、この3ストランドのプルージックのリングセイバーはとっても役に立つ。
決め易いし、コンポーネント仕様だから落とすリスクも減少する、片側自分に確保しながら回せる、意外に軽いコンパクトになる。
使い方だって、こうやって二重巻きにもなるし、リング同士にカラビナかけて使えるし、DF8で結びつくって1本チョークじゃなく延長出来るし、色々大好きな汎用性の高さ。
もちろん下でオンサイトのプランニングする時、バッチリ決まるシステムが同意されれば必要無いかもしれないが、多くは登った後の修正で、あぁアレ持ってくれば良かったとなることが多いので、そういう時は必ずコレよ。
そんなに好きなタイプじゃないけど、スタイルも素敵じゃなけど、めっちゃ気が効いて、必要な時にサッと反応してくれる善き彼女みたいな感じだな。
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