
用水路にまたカモがいた。近づいてみると、ピッピ、ピッピっと笛を吹くような鳴き声、コガモだ。でもあのツヤのある緑色の頭は無く、これもエクプスのよう。ケツの青いところもほとんど判らない。
初日は作業が無く、子供たちと藪コギして脇の沢に入った。ひとまたぎ出来るようなヘナチョコの沢だけど、ところがどっこいここには魚がいっぱいいる。ドンガイの覆い被さった中わずかなスペースを見つけてサオを出すと...とたんにググッとアタリがある。嬉しいね。結局2年生のアメマスとオショロコマが釣れた。子供たちはうまくサオを出せず釣りにならないのでガサガサして、ハナカジカをゲット!
2日目はとにかく小屋の前に散乱するチェンソーで玉切りした薪を割る。薪といっても平均直径30cmオーバーの大物の広葉樹で、玉切りしたときはまだ粘って割れなかったので放置し、今日一斉に割る作業となった。地味な作業だが油圧系マッシーンで一本一本割ってゆく。しかしそれでも割れないヤツはマサカリの登場になり、力ずくでストーブに入るサイズに割ってゆく。どうにかこうにか全部割り切れたので良かった。
今年初見のセグロセキレイ。最近なかなか見なくなった。
尻別川の取水ダムにいたカワウ夫妻。
ツリバナがパカっと割れた紅の実を提げて、葉は少しずつだけど少しくすんだ濃い茶色というか部分的に色付き始めた。何か今年は夏がいつのまにかいなくなってしまって、まだ自分の中で未消化の暑さを期待しているところがあったのだが、否応なしに秋になってきた。
シンジュも紅葉し始めた。今年は大量の実がぶら下がり、鳥たちにとってはありがたいことだろう。この実を狙う小鳥たちがいて、それを狙う私がいる。ここは丘の下にぐるっと続く駆け上がりなので、一日中構えていたらどのくらいの鳥に会えるのだろう?時間を作ってじっくり観察したいなぁ。
今まで気がつかなかったが、もの凄く観察しやすい場所にサワシバを見つけた。大量に下がったホップのような果穂。冬までこのまま残って、ドライになって、色が抜けて、何ともいえない奥ゆかしい風体になるまでじっくり楽しめる。サワシバはまだ紅葉していない。
大学生相手のツリーイング体験を行うという話しが膨らんで、どうせなら楽しいところで...ということでこの前講習会とイベントを行った穂別にまた登りに行った。それにしてもいつ見ても圧巻なミズナラだ。枝はりが立派過ぎて難しいと思っていたツリーモックを、今回は張ることができた。天気も良かったし大学生達にとってもイントラものんびりゆっくり存分に楽しんで初秋の一日を楽しんだ。
最近朝に雨が多くなかなかパトロールに行けない。ので、夕方に放置畑の草原に行ってみた。あまり数多くはいないが、カワラヒワとホオアカとノビタキの幼鳥。ノビタキは幼鳥の頃から雌雄の違いがはっきりしているのか、どうやら雄雌の違いのよう。それとも生まれた時期の違いなのか?割とキレイにオレンジ色が目立つ方。目の周りが黒っぽく見え一瞬モズみたいだった。
こっちはノビタキの幼鳥、たぶんメス。いろいろ探してみたが、あまりパッと幼鳥の違いがあるってなことは見つからなかったので確かではないが、明らかに2タイプ違いがある。こっちはまだ白い星がちらちらしていて、ずんぐりむっくりの方。いかにも幼鳥という感じのウブい印象がかわいい。
萼なの?
まだ白い実?額が割れて明らかに実のようだが、花と同じような色。
これは赤くなっている。萼と同じような色。萼と実の胞は違うのか?よく判りません。
まずカラスアゲハ。これはもう翅がボロボロになってなんだか切ない。翅の表面に黄緑色のラインがあったようなので、たぶんミヤマカラスアゲハなのかなぁ。キハダの木の根元に弱々しく留まる。後で調べたらキハダが好きみたいなので納得。
アカシジミの仲間?よく判らない。チョウは食草や食樹というのでかなり同定しやすいようだが、やっぱりよく判らない。目の前の花にひらりと舞い降り、ドキッとした。コイツも翅の片側が切れていて、飛び方が弱々しい。
ヒョウモンチョウの仲間?だと思う。こいつは元気いっぱい花から花へ飛びまくっていて気持ちいい。野の色合いが濃い緑から少しずつ茶系に移っていく中、この鮮やかなオレンジ色は目を引く。
大学の非常勤講師で釧路に行ってきた。環境教育の一環でツリーイングを14名の学生に野外活動体験してもらう。一昨年同じような関係で別の地区の学生相手に行った講習会があり、その時は心底ガッカリする講習会だったので、少々不安な気持ちだったのだが、ふたを開けると非常に前向きでノリの良い学生達でとても良かった。