2008年9月24日水曜日

今日から秋

稲穂もだいぶん頭をもたげ、収穫の時を待っている。この辺りでは今日から秋になった。風が変わり、匂いも変わり、落ち葉が増えていきなり秋になった。木々達も冬芽の準備を始めている。

ノスリ

今年はこの辺りで繁殖したのか最近よく見かけるノスリ君。たぶん兄弟だと思うが二羽で見ることが多い。まだ幼鳥なのだろうが頭がすごく白く見える。

イタドリ

この辺りにはどこにでもあるポピュラーな草だが、ちょっと前まで雌雄異株な事を知らず、何気なく見ていたドンガイ。メスは冬になっても太く堅くカラカラになっても力強く立ち続ける。雌花が翼果になりパラパラ落ちている。

2008年9月22日月曜日

SRT講習会

週末にSRTの講習会を行った。4名と少ない受講者だったが和気藹々と楽しい雰囲気の中、しっかり知識と技術を伝えることができたと思う。2名はイベント等でよくお手伝いいただいている学生さんなので安心していたが、もう2方は受講されてからそれほど数もこなしていないし時間があいているし、DRT講習を別なところで受講された方なので多少不安があった。
やはりツリーイングは登っている数が一番重要な気がする。DRTでの経験が充分にあることが、注意や危険をより理解できる条件のようだ。以前自分がSRT受講の際、教官に「いっぱい登ってますね」といわれたことがある。その時はあまりピンとこなかったが、今ではそれが良く理解できる。
SRTは樹上での活動の幅を広げるためのテクニックにすぎない。いくら道具や机上の知識があっても、実践では経験値がモノをいう。策を労せず黙々と動く人が一番頭の中でイメージを作ることができる。多少コワイ思いを経験することで危険の度合いを認識し、対策も練られというものだ。

2008年9月19日金曜日

オオバボダイジュ

膨大な数のベッチンの玉のような実がバラバラと落ちていた。紅葉というよりは収穫期を迎えた穀物のよう。葉も黄色みがかっているが、胞の部分が乾燥しカサカサになっている。

近所の様子

<ズミもだいぶん赤くなってきた。フルーティーな香りにやられて、ひとつもいで食ってみた。もの凄く酸っぱ渋いけど、清々しい。

キハダはあまり変化が見られない。

ちょっと雰囲気を変えて、普段あまり行かない防風林に向かった。地元の農家の人しか通らないような道で、ハンゴンソウが覆い被さり道が見づらい。そこを抜けるとコクワの茂みがあった。結構成っている。まだ堅く渋いが今度ここに取りに来よう。

ツル?とそこでまたも解らない草を見つけた。なんだろう?実がなっていた。

ガガイモ

ガガイモ
名前と植生が判り、図鑑で確認し現場を再確認。うちにある野草図鑑にも植物図鑑にも載っていなかったが、図書館で借りてきた「山菜図鑑(亜璃西社」に載っていた。さすが北海道の図鑑だ。山菜だし、料理の仕方とか出ていて邪道っぽく手に入れてなかったが、コレは使える。そのうち手に入れなきゃ。

2008年9月17日水曜日

洞爺湖カヌーキャンプ

<送信者 treeing洞爺ツリーイング

秀岳荘のイベントでお呼ばれ講師でツリーイングをやってきた。今年で3回目なので見たことのある子もいて、アットホームな雰囲気の中楽しく時間を過ごした。イベントのメインはカヌーだが、その他にもアウトドアクッキングコンテスト、そば打ち体験、レスキュー教室、ボサノバやブルーグラスのコンサートなど本当に盛りだくさん。秀岳荘のお客さんが集まるイベントのためか、おかしなオッサンや言うことを聞かないガキが少ないが、ここにも居ました。ガッカリおじさん。「おれはロックをやってるから...」といってちっとも言うことを聞いてくれない。ロックに比べたらこんなものは簡単だ!っと勝手に降りてきてしまった。「ロッククライミングをやっている人は、自分のテクニックをひけらかし、その場のルールを無視するから、初心者の子供たちにとって悪い見本になりますね」といってやったが懲りない様子。そんなもん赤岩でもヨセミテでも好きなところに行って勝手に死んでくれ!でもそんな中、去年もツリーイングが一番楽しかった。またヒゲのおじさんと木登りがしたい!っと8歳の女の子がキラキラした目で現れたのが救いだった。

送信者 treeing
カヌーキャンプというだけあって、カヌーのイベントは本当に盛りだくさん。今年ストリームに目覚めた息子が、早朝中島ツアーに参加したいと行っていたので、自艇持参の知りあいに頼んでいたが、朝になってやっぱり道具は貸すから行ってくれと言うことになり、私も行ってきました。道具はあるが装備はただの半ズボンのオッサンなので、少々ビビリながら借り物のポリ艇で往復6km漕いできました。早朝5時朝日と共に出発なので風もなく穏やかなバックウォーターは久しぶりに気持ちよかった。

アマドコロ

送信者 nature
アマドコロ?ホウチャクソウ?
たぶんアマドコロ。こいつらの違いを明確にできないでいる。違いを見つけるポイントが今一判らない。以前にユキザサだと思い食ったら、苦いのなんの!毒であった。以後気をつけてユキザサは判るようになったが、アマドコロとホウチャクソウは季節や場所や環境によって判りにくい。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウが見事に咲き始めた。秋が近づいてきた。もう朝夕は寒いくらい。これから一気に冬へ向かうのだろうか?まだやり残したことがいっぱいある。

2008年9月10日水曜日

ヤブサメ

送信者 nature
なんと、今仕事場の窓から野鳥が飛び込んできた。スズメより少し小さいムシクイ系だ。そして慌てて逃げようとするが、出口がわからない。そぉっと捕まえて放そうと思うが、パニックになって飛び回りなかなか捕まえられない。そうこうしているうちに、明るい窓に激突、バードストライク。息はあるようだが目をパチパチさせ、脳しんとうを起こしたようだ。心配だったが、外の日陰にそおっと置いてあげた。しばらくして動き出し、元気に飛んでいった。よかった!カラスとかに追われたか、札幌の街中でこんなこともあるんですね。携帯のカメラだから良く撮れなかったが、じっくり観察できた。

エゾムシクイではなく、ヤブサメだと知りあいが教えてくれた。翼帯がなく眉斑と過眼線からエズムシクイだと思ったが、尾が短く眉斑が後頭部まで伸びているからヤブサメだそうだ。この仲間はなかなか出てきてくれないのではっきり観察できないし、違いが微妙でよく判らない。鳥に詳しい人から特徴を聞いて少しずつ同定できるようになりたい。訂正9/17

2008年9月9日火曜日

プライベートツリーデイ

ツリーイング仲間11名でニセコの山小屋に行った。ツリーイングを肴に宴会がメインだったりして...
やっぱり自分で楽しむのが一番サっと改めて魅力を再認識した。懸案だったトップにいてゲストを降ろす方法(子どもと2人で登っていて万一のことを考え、トップでビレイを取る)も実践し一応使える技術であることも確認できた。翌日は山小屋のドーマーからチロチアンを組んで空中散歩。安全を考慮し斜度を取らなかったから、谷渡り状態だったが楽しめたし、みんな目的がはっきりしていてすぐさまシステムが組めるスキルに感心した。のんびりゆったり自分のためにツリーイングを楽む1泊2日のイイ時間を過ごした。

送信者 nature
蛾の交尾
ニセコに向かう途中立ち寄ったトイレでガの交尾を見つけた。なんていうガだろう。でもなんか感動的。

送信者 nature
カブトムシ
山小屋のそばで木に登っているとき、カブトムシを発見。子どもの頃は居なかったとか、移入種だとか外来種だとか、話しは盛りあがったが、子どもは喜び捕まえていた。メスやスズメバチと一緒に隣のハンノキの樹液を吸っていた。

2008年9月4日木曜日

ツル性の...

送信者 nature
いつもの鉄道林にあるエゾニワトコに見慣れない葉が絡んでいた。実も成っている。いつも来ているのに今まで気がつかなかった。よく晩秋の葉がみんな落ちた頃に、ドライになった実を発見することはあったが、葉がついている時期には確認したことがなかった。まだまだ知らないことがいっぱい。名前も判らないがツル性の植物。花はいつだったんだろう?また今後の課題ができてしまった。

赤い実の

ズミ
少しずつ赤くなってきた。結構いっぱい結実しているから、真っ赤になったらきれいだろう。鳥たちにとっては冬の間重要な食料になるだろう。観察ポイントとしてもありがたい。

送信者 tree
エゾノコリンゴ
コリンゴもいっぱい実を付けて赤くなってきた。サクランボくらいの大きさで、見るからに酸っぱそう。花がピンクっぽかったので違うかも知れないが、今のところエゾノコリンゴにしておこう。

送信者 tree
セイヨウリンゴ
こちらはいわゆる果実をいただくリンゴ。近所の庭になっている。私は果物の中で一番好きなのがリンゴで、その中でも最近あまり売っていない「アサヒ」が大好物。実家近くのりんご園から箱で買う。

ニュウナイスズメ

ニュウナイスズメ
最近北海道のニュウナイスズメは、国道沿いの路肩表示標識に巣作りする個体が多く、数を増やしているようだ。民家の軒下よりはるかにリスクが少ないだろう。しかしそれに気がつき始めたカラスは待ち伏せてたりする。したたかに命を繋いでいる。

ケアシノスリ

送信者 nature
小柄でまだ幼鳥なのか羽が揃いきっていなかったが、多分ケアシちゃん。畑の畝から不意に飛び出してきた。飛び立つとき立派でフサフサの足が見えた。頭もずいぶん白っぽく見えて、遠くの畑に降りたあと双眼鏡で覗くとまるで白頭ワシのようだった。

2008年9月2日火曜日

センダーストラップ

SRTテクニックで使用するアセンダーは荷重と抜重を繰り返すため、それぞれを繋ぐ部分でビナが回転するなどトラブルが起きやすい。登高器と下降器でハーネスのアンカーがごちゃごちゃになる、などデメリットとなる箇所が多く感じられる。それを解消すべく1本のロープでパーセルループを組み判りやすく、メカニカルリスクを軽減させるコンビネーションを作ってみた。7mmのパワーコードは11kN。常時荷重がかかる部分は2本なので22kN。ノットの部分は三重にできるのでロープ強度も充分。しかも安い!
以前のバージョンは左右のアセンダーの上下関係が固定となるし、ノットが2カ所になったが、今回の改良版は長さの調節や左右の入れ替えが自由で、ノットが1個になる。汎用性もあり、リスクも軽減できる。倍力でノットを固めて使い勝手を検証中。オウンリスクだが興味のある人はどうぞ。

アザミ

目が痛くなるほどのピンク。キレイと言うよりは毒々しく感じるが、何とも魅力的な形が好きだ。きれいな花だと近づいて、トゲにつかまり「欺かれた」からアザミという名がついたということだが、見たまんまトゲの塊なのに、普通気がつかないかなぁ。

2008年9月1日月曜日

キノコの季節

北海道でキノコ採りといえば「ラクヨウ」と「ボリボリ」がツートップといえる。先週雨が続きラクヨウの良い時期と環境になり近所のキノコ採りスポットへ向かった。細い林道で深い笹があり入っていきたくない感じのため、早起きのジジババに狙われず結構残っている。
ものの10分程度でちょうど食べ頃、キラキラツルル〜ンの素敵なキノコちゃんを1食分ゲット!
気合いを入れて探し回るつもりが肩すかしで、近所の散策になった。
コクワはまだ堅く酸っぱいのであきらめた。
ハナイグチ

クサギ
この場所では今が咲き頃のクサギがいっぱい。葉っぱや幹を傷つけるとクサイが、臭い木という割りには美しい花を付ける。匂いだって爽やかな感じ。

マダラガ?
ウシ模様のきれいな蛾を発見。昆虫はなんだか判らないが、羽を開くと強烈なオレンジ色が飛び出す。

クリ
春先にハンノキの観察に通っていた河原で気になっていた低いクリをチェック。しっかり実がついていた。

本当はもう一日待った方が立派なヤツをゲットできそうだったが、コレはコレで虫食いも少なくイイ感じ。まるでナメコのような見た目。