2016年8月28日日曜日

秀岳荘がスゴい

最近の秀岳荘が凄いことになっている。
今までも充分スゴかったのだけど、アーボなアレやコレがひしめいている。
どう考えてもピンポイントでソレ用のものだから、ソレ系の人が買うのだろう。
話しを聞くと、木に登って伐採するには何を買ったら良いか?的な輩が多いらしく、
販売する側も知識が無いと....ということで、先日スタッフには講習を行ったんだけど、
まあ買う人がどれほどのことをどうやるかは計り知れない。ある意味怖い。
登って作業するための知識や技術に整合性が無く、
クライミングや林業やロープアクセスや造園がゴッタになって
それに疑問を感じていない、もしくは知ってても儲からないし面倒だからということで、
都合の良いパッチワークで命がけの作業をしてるから恐ろしい。
道具が数多く存在するのは、そこに存在する理由がある。ことを知った方が良い。
キラキラピカピカした道具だけのスーパーマンは滑稽そのものだ。

作業上でシステマチックに危険を回避する道具と
楽に登れるとか、便利な道具というものは根本的に違うと思う。
楽に便利というのは、苦しく不便を感じてこそだし、
重力・力・方向の3要素すら意識せず、無理矢理登ってるから苦しい、
自分の登り方がトンチンカンなのに、道具でカバーしようとしても無理ですよ。
エンジン付きのラプターとかにすれば良い。


ヒッチクライマーをはじめ
マルチアンカーやリグプーリー
ユニセンダーやジグザグ
フリクションマネジメント系
スローラインやウェイト
シルキーのアーボソーも各種
ファナーのウェアや
ブリッジハーネスも各種
ロープもタクヨンやオーシャンが
切り売りされている。
あっ、本もある。

これだけあればとりあえずデキる
と思えてしまう所がヤバい。

現場でちょっと困ったことになった時、直に手に入れることが出来るのは、
大変ありがたいし、実際手に取って確認できるのも本当に嬉しい。
でも、最低限の知識や自分のやり方に合ったモノを選んで欲しい。
ソレには勉強ですよ!勉強!

それにしてもキャプテンフックとか4個も売れたそうだけど、ちゃんと使えてるのかな?
どこぞの動画見て、マネしようとしても根本の理屈が破綻してたらアブネェな。

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